オーソライズとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点

オーソライズとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点

「オーソライズ(authorize)」とは、ビジネスの場において「正式な許可を与える」「承認する」といった意味で使われる言葉です。この語は、英語の“authorize”が語源で、「誰かに何かを行う権限を正式に与える」といった意味を持ちます。

たとえば、企業内での稟議や承認フロー、顧客との契約における決裁など、「誰が」「どこまでの範囲で」「何に対して」決定権を持つのかを明確にする際に使われるのがこの「オーソライズ」です。つまり、組織の中での意思決定の正当性を示すために非常に重要な言葉となります。

また、ビジネス文脈においては、情報システムやクレジットカード決済の文脈でも使われることがあります。たとえば、クレジットカードの決済時に「オーソリ(オーソライズ)」が通るというのは、カード会社が支払いを一時的に承認したことを意味しています。これは実際に引き落としを行う前の仮承認という意味合いが強く、企業の経理や業務担当者が日常的に関わる仕組みのひとつです。

組織におけるオーソライズの概念は、責任の所在を明確にし、不正や混乱を防ぐ上でも重要です。たとえば、ある予算の使用に関して「部長がオーソライズしている」という場合、それはその部長が予算の使用について正式に許可を与えたということになり、部外者がその判断を覆すことはできません。

また、営業担当が顧客に対して値引きを提示する際にも、上長のオーソライズが必要となる場合があります。これは、適切な価格管理と収益確保の観点からも不可欠です。

このように「オーソライズ」は、業務の透明性と責任分担の明確化、そしてリスクマネジメントにも大きく関わる言葉であり、ビジネスにおける信頼性や効率性を高める鍵でもあります。

まとめ

  • 正式な許可や承認を意味する
  • 組織内の意思決定における権限の明確化に重要
  • 決裁フローや契約、金銭のやり取りにも使われる
  • オーソリ=一時的な承認の意味もある(カード決済など)
  • 業務上の責任や権限の所在を示す

「オーソライズ」を英語で言うと? → authorize(動詞)/authorization(名詞)


オーソライズの言い換え・言い回しは?

  • 承認を得る
  • 許可をもらう
  • 権限を与える
  • 決裁を受ける
  • 了承を取る

オーソライズが使われる場面

  • 上司に出張申請を出して承認を得るとき
  • クレジットカード決済を行うときに一時的な与信を確認する際
  • 部署の予算使用に上長の許可が必要なとき
  • システムへのアクセス権限を付与する場合
  • 顧客への値引き対応に上司の判断を仰ぐとき

オーソライズを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合

  • 本件につきましては、あらかじめご承認いただきたく存じます。
    (We would appreciate your prior approval on this matter.)
  • ご確認の上、ご許可を賜りますようお願い申し上げます。
    (Kindly review and grant your permission.)
  • 本件については、貴社ご担当者様のご判断を仰ぎたく存じます。
    (We would like to seek the decision of your company’s representative regarding this matter.)
  • ご承諾いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
    (We kindly ask for your agreement on this matter.)
  • 上記内容につきましては、貴殿のご了承を得た上で進行いたしたく存じます。
    (We intend to proceed after obtaining your kind approval.)

オーソライズ・社内メールで言い換えて使用する例文

  • 本件は課長の了承を得ておりますので、進めさせていただきます。
    (This matter has been approved by the section manager, so we will proceed.)
  • 対応については、上長の確認を取ったうえで実施いたします。
    (We will implement this after receiving confirmation from the supervisor.)
  • 見積の修正につきましては、部門責任者より許可を得ております。
    (We have received permission from the department head for the estimate correction.)
  • この件は、事前にチームリーダーより承認を受けております。
    (This matter was approved in advance by the team leader.)
  • 必要な決裁を受けた上で対応いたしますので、ご安心ください。
    (We will handle this matter after receiving the necessary authorization.)

オーソライズを使用した本文

  • 今回の案件については、プロジェクト責任者より事前に承認をいただいておりますので、予定通り進行する方向で調整を進めております。何か懸念点などございましたらお知らせください。
    (This project has already been approved by the project leader, so we are proceeding with the coordination as scheduled. Please let us know if you have any concerns.)
  • ご提示いただいた契約条件については、経理部長より了承を得ておりますので、本日中に正式にご連絡いたします。お手数をおかけいたしますが、今しばらくお待ちください。
    (The contract terms you proposed have been approved by the head of the accounting department, so we will contact you formally within the day. We appreciate your patience.)
  • サーバーのアクセス権に関しては、システム管理者の判断のもと、承認済みでございます。必要な情報はすべて共有済みですので、ご確認をお願いいたします。
    (The server access has been authorized by the system administrator. All necessary information has been shared, so please check accordingly.)
  • 顧客への価格変更の件は、上司より正式に決裁を受けております。ご安心の上、対応を進めていただけますようお願い申し上げます。
    (The price adjustment for the client has been officially authorized by my supervisor. Please proceed with confidence.)
  • セキュリティ関連の設定変更については、事前にマネージャーの許可を得た上で対応いたしました。何かご不明点などございましたらご連絡ください。
    (The security settings were changed with prior permission from the manager. Please feel free to contact me if you have any questions.)

オーソライズをメールで使用すると不適切な場面は?

「オーソライズ」という言葉はカタカナ語であり、相手によっては意味が伝わりにくかったり、曖昧に感じられる可能性があります。特に、初めて関わる取引先や年配の方、または英語に馴染みのない方が相手の場合、「オーソライズ」の使用は避けた方が無難です。

また、カタカナ語は便利ではあるものの、権限や承認といった内容をきちんと伝えるべき場では、日本語で明確に言い換えることが求められます。例えば、社外の正式な文書や契約書において「オーソライズ済み」などと書いてしまうと、「誰がどの範囲で許可したのか」が伝わらず、トラブルの元になることもあります。

したがって、オーソライズをメールに使う場合は、その相手の理解度や関係性をよく見極めた上で、「承認」「許可」「決裁」など日本語に置き換えることが重要です。


オーソライズ 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方

  • 本件につきましては、上司の了承を得ておりますので、どうぞご安心ください。
    (This matter has been approved by my supervisor, so please rest assured.)
  • お手数をおかけいたしますが、正式な承認を得た上で対応を進めさせていただきます。
    (We will proceed after receiving formal approval. Thank you for your understanding.)
  • ご確認の上、必要なご判断を賜りますようお願い申し上げます。
    (We kindly ask for your review and decision.)
  • 予めご許可をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。
    (We would like to obtain your prior permission.)
  • 関係部署の責任者の承認を得ておりますので、こちらの内容で進行させていただきます。
    (The content has been approved by the relevant department head, so we will proceed accordingly.)

オーソライズ メール例文集

目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文

ご依頼事項についての正式な承認をお願いするご連絡

いつも大変お世話になっております。先日お打ち合わせさせていただきました業務委託内容につきまして、弊社内での確認を完了し、最終的なご判断を賜りたくご連絡差し上げました。つきましては、資料を添付しておりますので、ご確認いただいた上で、ご了承いただけますと幸いでございます。何卒よろしくお願い申し上げます。

決裁手続きの確認依頼のご連絡

お世話になっております。ご提案させていただいておりました企画案につきまして、社内の担当部署にて確認を進めておりますが、正式な手続きの完了には、御社ご担当者様からのご判断が必要となります。お忙しいところ恐縮ではございますが、何卒ご確認のほどお願い申し上げます。


顧客・お客様へ言い換え適したメール例文

ご利用内容についての確認と許可のお願い

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。このたびご利用いただいておりますサービスについて、一部ご利用条件の変更が発生いたします。お手数ではございますが、内容をご確認の上、ご理解とご了承をいただけますようお願い申し上げます。ご不明な点がございましたら、何なりとお申し付けください。

商品発送に関する事前承諾のお願い

この度は弊社製品をご注文いただき、誠にありがとうございます。ご注文いただいた商品につきまして、現在在庫状況により、一部の発送が通常より遅れる見込みでございます。事前にご了承いただいた上で、順次発送を進めさせていただきますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


社内メールで使う際に言い換え適したメール例文

稟議確認後の進行依頼

お疲れ様です。件名の件について、部長より了承を得ましたので、業務を次のステップへ進めていただけますと助かります。何か不明点がありましたら、ご連絡ください。

上長確認後の業務開始報告

お疲れさまです。先ほどご相談させていただいた件につきまして、課長の確認を取りましたので、本日より作業を開始いたします。引き続きよろしくお願いいたします。


オーソライズ 相手に送る際の注意点・まとめ

「オーソライズ」は、便利なカタカナ語ではありますが、相手にとっては意味が分かりづらかったり、ビジネス文書としては曖昧に受け取られてしまうこともあります。特に日本語の文脈で使う際には、誰が承認したのか、どこまでの権限があるのかを明確にする必要があります。

また、社内外問わず、やり取りが文書化されるメールなどでは、日本語の「承認」「許可」「決裁」「了承」など、より明確で分かりやすい言い換えが求められます。相手への敬意を欠かさず、かつ誤解を生まないためにも、「オーソライズ」を安易に使うのではなく、その背景や意味をきちんと伝えることが大切です。