「居ても立っても居られない」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文
「居ても立っても居られない」という言い回しは、日本語における非常に感情の高まりを表す言葉の一つで、何かしらの理由で心が落ち着かず、じっとしていられない状態を意味します。例えば、心配や期待、不安、喜びなど、強い感情によって身体の落ち着きが失われる様子を描写しています。この言葉の根本には、「居ることも立つこともできないほどに落ち着かない」という意味があり、自分の感情が抑えられずに、今すぐにでも何か行動を起こしたい、もしくは起こさずにはいられないという内面の葛藤が感じ取れる表現です。
英語での近しい言い回しには、“I can’t sit still.” “I’m on edge.” “I’m beside myself.” “I can’t contain myself.”などがあり、状況に応じて言い換えることができますが、完全に一致する定型句は少なく、感情のニュアンスにあわせて表現する必要があります。
例えば、大切な人の試験結果を待っているとき、待ちきれないという気持ちが募り、落ち着かずそわそわしてしまうような場面でこの言葉はぴったりです。さらに、良い知らせが来ると分かっていても、気が急いてしまって平常心を保てないようなときも、「居ても立っても居られない」という状態になるのです。特に、心の動きが激しく、今すぐ何かしたい、誰かに会いたい、どこかへ行きたい、というような強い感情の高まりを描写する際に非常に効果的です。
「居ても立っても居られない」の一般的な使い方
- 昨日の夜は、息子の受験結果が気になって、居ても立っても居られない気持ちで何度もメールを確認してしまいました。 I couldn’t sit still last night, checking my email over and over because I was so anxious about my son’s exam results.
- 好きなアーティストのライブチケットが当たったと知って、嬉しくて居ても立っても居られない状態で会社でもずっとそわそわしていました。 When I found out I won tickets to my favorite artist’s concert, I was so excited I couldn’t contain myself and felt restless at work all day.
- 明日の面接のことを考えると不安で、居ても立っても居られず、夜遅くまで対策を続けてしまいました。 Thinking about tomorrow’s interview made me so nervous that I couldn’t sit still and kept preparing until late at night.
- 地震のニュースを見て実家のことが心配になり、居ても立っても居られずすぐに電話をかけました。 After watching the earthquake news, I got so worried about my parents’ home that I couldn’t stay calm and immediately called them.
- 告白しようと決めた日は、朝からずっと居ても立っても居られず、落ち着いて仕事が手につきませんでした。 On the day I decided to confess my feelings, I was so restless from the morning that I couldn’t focus on work at all.
似ている表現
- そわそわする
- 気が気でない
- 落ち着かない
- 胸が高鳴る
- 心ここにあらず
「居ても立っても居られない」のビジネスで使用する場面の例文と英語
ビジネスでは、「居ても立っても居られない」という表現は、プロジェクトの進展、クライアントの反応、商談の結果などを待つときの高揚感や不安な気持ちをやわらかく表現する場面で使うことができます。ただし、あまりに感情的なニュアンスを含むため、状況に応じて語調を和らげたり、他の言い回しを加えることで、落ち着いた印象を保つことが求められます。
- 明日のプレゼンテーションが気になって、居ても立っても居られない思いで最終確認を繰り返しております。 I’ve been so preoccupied with tomorrow’s presentation that I can’t help but keep going over the materials again and again.
- お客様の反応が気になって、居ても立っても居られず、ついメールを何度も確認してしまいました。 I’ve been checking my email repeatedly, unable to sit still due to my concern about the client’s feedback.
- 新プロジェクトの審査結果が気になり、居ても立っても居られない状態で本日を迎えております。 I’ve been feeling quite restless today, awaiting the results of the new project review.
- チームの頑張りが実を結ぶかどうかが気になって、居ても立っても居られず、朝から落ち着きません。 I’ve been anxious since this morning, unable to keep calm thinking about whether the team’s efforts will pay off.
- 発表直前で緊張感が高まり、居ても立っても居られないほどです。 The tension before the announcement is so intense that I’m almost too restless to sit still.
「居ても立っても居られない」は目上の方にそのまま使ってよい?
「居ても立っても居られない」という言い回しは、感情が高ぶりすぎて平常心が保てない状態を率直に表現しており、親しい間柄や対等な立場では使いやすいです。しかし、目上の方や取引先に対して使用する場合には、注意が必要です。この言葉自体には無礼な要素は含まれていないものの、あまりに感情的な響きがあるため、落ち着いた大人としての印象を求められるビジネスの場では、控えたほうが無難です。特に文章で伝える場合は、敬意や冷静さを保ちつつ、自分の高揚感や緊張感をやや間接的に伝える工夫が求められます。
- 取引先の反応に対し「居ても立っても居られないほど楽しみにしております」と言うと、感情が過剰に伝わり不安定に映る可能性があります。
- 感情が前面に出すぎることで、冷静な判断ができていない印象を与えることがあります。
- 状況説明が不足すると、なぜ落ち着かないのかが不明確で不自然になります。
- 自己中心的な印象を与えることもあり、丁寧に背景を添える必要があります。
- 対等な関係性では許容されても、上下関係が明確な場面では控えるべきです。
「居ても立っても居られない」の失礼がない言い換え
- お知らせを楽しみにお待ちしており、つい気が急いてしまっております。
- 本件に関しましては、心待ちにしておりますゆえ、落ち着かぬ思いでおります。
- ご連絡をいただけることを一日千秋の思いでお待ち申し上げております。
- 結果を拝見することを願ってやまず、心穏やかでいられない日々を過ごしております。
- 何かお力になれればと常に気にかけており、心中落ち着かぬ思いでおります。
適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?
書き出し
- 昨晩から考えが巡っており、落ち着かぬ気持ちのまま本日を迎えております。
- 本日のご連絡をいただけることを心待ちにしつつ、気が急いて手につかぬままにご連絡差し上げております。
- 状況が気になり、どうしても平静を保てず、朝から何度も確認をしてしまっております。
- 何かお役に立てないかと思案し続け、落ち着かぬ心持ちで文面を綴っております。
- ご対応をお待ちしておりますが、落ち着かぬ心中、失礼ながらもご連絡差し上げました。
締めの挨拶
- 気が急いておりますが、何卒ご都合のよいタイミングにてご返信いただけますと幸甚に存じます。
- 落ち着かぬ気持ちでおりますが、まずは取り急ぎご連絡させていただきましたことをお許しくださいませ。
- 本件につきまして、重ねてお待ち申し上げておりますが、どうぞご無理のないようご対応くださいますようお願い申し上げます。
- つい焦る気持ちを抑えきれずのご連絡となりましたが、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
- ご多用の折恐れ入りますが、ご確認いただけますと心より安堵いたします。何卒よろしくお願い申し上げます。
注意する状況・場面は?
「居ても立っても居られない」という言い回しは、非常に感情的で生々しい印象を与えることがあります。そのため、使用する相手や状況によっては不適切とされることもあります。特に、目上の方や公式な文面、業務における連絡など、冷静さと信頼性が求められる場面では避けるべきです。また、ネガティブな感情、例えば過剰な不安や焦りを伝える際に用いると、逆に相手に不安や重圧を与える恐れもあります。伝え方ひとつで相手の印象が大きく変わるため、言い換えや背景説明の工夫が求められます。
- 感情が先走るように聞こえる場合には使用を避ける。
- ビジネスの初対面では控えたほうが無難。
- 丁寧な文面では間接的な表現で代用することが望ましい。
- 相手の都合を無視して急かすように聞こえると逆効果。
- 誤解を避けるためには理由と感情を分けて伝える工夫が必要。
細心の注意払った言い方
- 本件に関しましては、日頃より関心を持って見守っておりましたゆえ、早く状況を知りたいという気持ちが募っております。
- 誠に恐縮ではございますが、進捗に関しまして少しでも情報をいただけますと、大変ありがたく存じます。
- ご多忙の折、誠に恐れ入りますが、本件についてお知らせいただけますと、心より安心いたします。
- 常に本件を念頭に置いており、進展の有無をお伺いできる日を楽しみにしております。
- 気が急いておりますのは否めませんが、何卒ご都合に応じてご返信いただければと存じます。
「居ても立っても居られない」のまとめ・注意点
「居ても立っても居られない」という言葉は、心が落ち着かず何かを待ちわびている、または感情が高ぶって行動を抑えられない状況を的確に伝える言い回しです。非常に人間らしい感情の表現であり、相手との距離を縮める柔らかさを持つ反面、使用には注意が必要です。特にビジネスの場では、感情を適切にコントロールしている印象を与えることが大切であり、直接的に用いると未熟に映る危険性もあります。そのため、目上の方や取引先など、関係性に配慮しつつ、落ち着いた語調で同じ気持ちを伝える言い回しへの置き換えが望まれます。また、相手の気持ちを考えずに焦りの感情を一方的に伝えると、誤解や不快感を与える可能性があるため、常に相手への敬意と配慮をもって言葉を選ぶことが大切です。どんなに感情が高ぶっても、相手の立場に寄り添った表現を心がけることが、信頼を損なわない言葉の選び方と言えるでしょう。

