「指折り数える」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文
「指折り数える」という言い回しは、期待や待ち遠しさを強調する場面でよく使われる慣用句です。具体的には、何か特定の日や出来事が近づくのを楽しみにしながら、その日数を実際に自分の指を使って数えるという行動から由来しています。この動作は、待つことに対する強い感情、つまり「心待ちにしている」「もうすぐだと実感している」といった気持ちを表現するために自然に使われるものです。また、日数が少なくなってくることで、より現実味が増し、気持ちの高ぶりが強調される意味合いも含まれています。
この表現を英語に置き換えると、直訳としては “counting on one’s fingers” となりますが、感情を込めて自然に伝えるなら、”counting the days” や “eagerly waiting”、あるいは “looking forward to something” といった表現がより適切です。とくに “counting the days until…” は、特定のイベントを待ちわびているニュアンスを強く含むため、英語圏でも感情を伴った伝え方として使われています。
検索結果や実際の使用例をもとに補足すると、「指折り数える」は、恋人との再会、旅行の出発、子どもの誕生日や入学式など、日常生活における様々な「楽しみにしている日」に対してよく使われます。また、ポジティブな意味で用いられることがほとんどで、ネガティブな内容や不安な気持ちにはあまり使われません。指を折って数えるという行為そのものが、誰にでも理解しやすく、行動と気持ちが一致していることから、多くの人が共感しやすい表現でもあります。感情の共有や共鳴を呼びやすい表現として、手紙や会話、ビジネス上のやりとりでも使われることがあります。
「指折り数える」の一般的な使い方と英語で言うと
・来週の旅行が楽しみすぎて、毎日カレンダーを見ながら指折り数えています。あと何日と考えるだけで胸が高鳴ります。
(I’m so excited about next week’s trip that I count the days on the calendar every day. Just thinking about how many days are left makes my heart race.)
・彼に会える日を指折り数えて待っていたので、ようやく会えた瞬間は涙が出るほど嬉しかったです。
(I had been counting the days until I could see him again, so when the day finally came, I was so happy that I almost cried.)
・子どもたちは夏休みを指折り数えて待っています。あと数日でプールにも行けるし、キャンプもあるので楽しみで仕方ないようです。
(The kids have been counting the days until summer vacation. They can’t wait to go to the pool and enjoy camping in just a few more days.)
・試験が終わったら久々に実家に帰れるので、今はその日を指折り数えて耐えています。
(I can go back to my parents’ house after the exam, so I’m enduring now while eagerly counting down the days.)
・このプロジェクトが終わったら長期休暇が取れる予定なので、まさに指折り数えてその日を待っているところです。
(Once this project is finished, I’m planning to take a long vacation, so I’m literally counting the days until then.)
似ている表現
・心待ちにする
・待ち遠しい
・楽しみにする
・胸が高鳴る
・日々数えるように待つ
「指折り数える」のビジネスで使用する場面の例文と英語
ビジネスの場では、「指折り数える」はややカジュアルな印象を与えることもありますが、関係性が近く信頼が築かれている相手との間では、親しみや誠意を込めて使用できます。特に、イベントや納品日、商談日など、何かを楽しみにしている気持ちをやわらかく伝える際には有効です。また、プロジェクトの節目やチームの達成を待ち望む際にも活用されます。
・新商品の発売日を、弊社一同、指折り数えて心待ちにしております。
(Our entire team is eagerly counting the days until the launch of the new product.)
・御社との初めての取引日を、指折り数えて楽しみにしております。
(We are sincerely counting down the days until our first business transaction with your company.)
・来週の合同説明会を、学生たちも指折り数えて待っているようです。
(The students seem to be eagerly counting the days until next week’s joint briefing session.)
・来月の視察日を指折り数えております。当日はどうぞよろしくお願いいたします。
(We are looking forward to your inspection next month and are counting the days until then.)
・発表会当日を指折り数えて準備を進めております。お越しいただけるのを心からお待ちしております。
(We are preparing diligently and counting the days until the presentation day. We sincerely look forward to your attendance.)
「指折り数える」は目上の方にそのまま使ってよい?
「指折り数える」という言い回しは、柔らかく親しみのある響きがありますが、目上の方や取引先に対して使用する際は、その親しみが「砕けた印象」や「幼い印象」と受け取られる可能性もあります。もちろん、丁寧な言い回しで補えば問題ない場合もありますが、状況によっては、より落ち着いた表現に置き換えることが望ましいです。ビジネスでは、敬意や丁寧さを損なわない言葉選びが重要となるため、表現の調整を意識する必要があります。例えば、「楽しみにしております」や「お待ち申し上げております」といった、より丁寧で格式のある言い回しに言い換えることで、より安心感を与えることができます。
・「指折り数えております」はややカジュアルに響く場合があります
・関係が深い場合や、相手が同年代であれば問題ないこともあります
・初対面や正式な書面では避けたほうが無難です
・敬語との併用や柔らかい前置きで印象を和らげる方法もあります
・目上に対しては「楽しみにしております」や「ご訪問を心よりお待ちしております」に変えると安心です
「指折り数える」の失礼がない言い換え
・来週のご訪問を心より楽しみにお待ち申し上げております。
・納品日を目前に控え、万全の体制でお迎えできるよう準備を進めております。
・今後のご面談を何よりの機会と捉え、日々業務に励んでおります。
・ご来社の折を一同で待ち望んでおり、準備に余念がございません。
・お打ち合わせの日程を迎えることを、誠にありがたく思っております。
適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?
書き出し
・日増しに暖かくなり、春の訪れを指折り数えて感じる今日この頃でございます。
・日頃より格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。日々、再会の日を指折り数えております。
・新年度が始まり、皆さまのご健勝を指折り数えてお祈りしている毎日です。
・季節の変わり目に入り、あの特別な日が近づいていることを指折り数えて感じております。
・いつもお世話になっております。次回のご訪問を心よりお待ちしつつ、指折り数えて準備を整えております。
締めの挨拶
・お目にかかれる日を心より指折り数えてお待ち申し上げております。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
・次の機会を指折り数えて待ちわびております。末永くご指導のほどお願い申し上げます。
・お会いできる日を心から楽しみにしております。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。
・お時間をいただける日を指折り数えております。ご多忙の折、どうぞご自愛くださいませ。
・心からお待ち申し上げております。今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
「指折り数える」を使う際に注意すべき場面は?
「指折り数える」は非常に親しみやすく、感情を素直に表す言い回しとして便利ですが、あらゆる場面で適しているわけではありません。特にビジネス文書や改まった席では、カジュアルすぎる印象を与えてしまい、相手に不快感を与える可能性があります。また、「指を使って数える」という具体的な動作が幼い印象を与えることもあるため、相手の年齢層や立場に十分に配慮した使い方が求められます。特に次のような場面では注意が必要です。
・初対面の方とのやり取り
・謝罪やお詫びを述べる場面
・訃報や深刻な内容に関わる話題
・大きなトラブル直後のやりとり
・社外秘などの緊張感が求められるやりとり
細心の注意払った言い方
・次回のご訪問日を迎えることを、社員一同、誠心誠意準備を整え、心からお待ち申し上げております。
・お会いできる貴重な機会を何よりも大切に考え、日々の業務に取り組んでおります。何卒よろしくお願い申し上げます。
・来るべき会議日を迎えるにあたり、慎重に計画を進めております。皆様のお力添えに深く感謝申し上げます。
・大切な日を目前に控え、すべての準備に万全を期しております。どうか引き続きご高配を賜りますようお願い申し上げます。
・弊社にとって大きな節目となる日を迎えるにあたり、心からの感謝と共に、お目にかかれることを願っております。
「指折り数える」のまとめ・注意点
「指折り数える」という言い回しは、待ち遠しい気持ちや楽しみにしている感情をストレートに伝えられる非常に便利な言い方です。多くの場合、ポジティブな感情が込められており、日常的な会話でもよく使用されます。一方で、ビジネスや目上の方とのやり取りでは、砕けすぎた印象を避ける必要があり、文脈や相手の立場に十分な配慮が求められます。とくに、言葉の選び方ひとつで印象は大きく変わるため、「指折り数える」を使いたい気持ちがあっても、より丁寧な表現に置き換えることで、誠実な態度を示すことが可能です。使い方を誤れば無礼ととられる可能性もあるため、日常での使い方とビジネスでの使い方をしっかりと区別することが大切です。感情の表現には豊かさが必要ですが、相手に誤解を与えないよう、言い回しには一層の注意を払いましょう。指折り数える気持ちは心の中に込めつつ、相手には敬意を持って丁寧に伝える、そうした配慮が円滑なコミュニケーションの鍵となります。

