「せわしい」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?深読みされない失礼がない使い方例文
「せわしい」は、動きが慌ただしく、落ち着きがない様子を表す形容詞です。人や場の雰囲気に対しても用いられ、忙しさに追われて気持ちの余裕がない状態を示す時によく使われます。この言葉には、単に忙しいだけでなく、慌てていたり、焦っていたりするニュアンスも含まれています。心身ともに落ち着かない、余裕がないといった意味合いが強く出るのが特徴です。
英語に直訳すると「restless」や「hectic」「busy」が該当しますが、文脈によっては「anxious(落ち着かない)」「flustered(うろたえている)」という言葉も近い意味を持ちます。たとえば「せわしい一日」は「a hectic day」や「a busy day」となりますし、「彼はいつもせわしい」は「He is always restless」と表現されます。
この言葉を検索すると、多くの場面で人の性格や日常生活の様子、あるいは社会の様子にまで使われていることがわかります。「せわしい人」という言い方では、いつも忙しそうで、せかせか動いている人を意味しますが、落ち着きがなく人との会話も急ぎがちな印象を与えることもあります。また、「せわしい街」という表現では、車や人が多く、騒がしい場所という意味にもなります。さらに、「せわしなく動く」などの使い方では、その場を絶えず動き回っている様子を伝えることができます。つまり「せわしい」は、時間的にも心理的にも余裕がなく、常に何かに追われているような状態を表すのに適した言葉なのです。
「せわしい」の一般的な使い方と英語で言うと
- 年末になると仕事も家事もせわしくなり、一息つく時間さえありませんでした。
(At the end of the year, work and household chores became so hectic that I didn’t even have time to catch my breath.) - 駅前の通りはいつもせわしく、人も車も絶えず行き交っています。
(The street in front of the station is always busy, with people and cars constantly coming and going.) - 彼は朝から晩までせわしく動いていて、なかなか会話をする機会がありません。
(He is constantly on the move from morning till night, and there are few chances to talk with him.) - せわしい日々が続いていて、最近はゆっくり休めていません。
(My days have been so hectic lately that I haven’t been able to rest properly.) - 子どもたちの世話に追われ、朝から晩までせわしい毎日です。
(Taking care of the children keeps me busy all day, from morning till night.)
似ている言い方と失礼がない言い回し
- 忙しい(時間に余裕がないという意味)
- 慌ただしい(動きが早く、余裕がない様子)
- 落ち着かない(気持ちに余裕がなく、焦っている印象)
- 気ぜわしい(心の中がせかせかしている)
- ばたばたしている(動きが多く、混乱している様子)
性格や人格として言われた場合は?
「せわしい人」と言われた場合、それは落ち着きがなく、常に何かに追われているような印象のある人を意味します。せっかちな性格や、余裕のない行動をする人に対して使われます。必ずしも悪い意味だけではありませんが、時に否定的なニュアンスも含まれ、「あの人はせわしない」と言えば、周囲にプレッシャーを与えてしまうような行動をする印象を与えることもあります。人付き合いの中では、丁寧さや思いやりが欠けて見える場合もあるため、注意が必要です。
「せわしい」をビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスの場では、「せわしい」は業務や日程が詰まっていて、余裕のない状態を表す時に使われます。ただし、やや口語的で感情的な印象を与えるため、書き言葉としては注意が必要です。上司や取引先との会話では、柔らかく丁寧な言い換えを用いるのが望ましいです。
- 今週は会議や外出予定が立て込んでおり、非常にせわしい日程となっております。
(This week is packed with meetings and outside appointments, making for a very hectic schedule.) - 部署全体が新しいプロジェクト対応でせわしい雰囲気に包まれています。
(The entire department is engulfed in a hectic atmosphere due to the new project.) - 期末対応で社内がせわしく、通常よりも時間が取りにくい状況です。
(Due to the end-of-quarter tasks, the office is more hectic than usual and it’s hard to find time.) - おかげさまで業務がせわしく、社員一同忙しくしております。
(Thanks to your support, we are currently very busy with our work, and all our staff are engaged.) - せわしい時期とは存じますが、何卒ご確認のほどお願い申し上げます。
(We understand this is a busy time, but we kindly ask for your review.)
「せわしい」は目上の方にそのまま使ってよい?
「せわしい」という言葉は、ややくだけた印象があるため、目上の方や取引先に対してそのまま使用するのは適切ではない場合があります。特に書面やビジネスメールでは、丁寧さや礼儀正しさが重視されるため、「せわしい」の代わりに、より穏やかで敬意のある言い方に言い換えることが望まれます。相手に不快感を与えず、こちらの状況を丁寧に伝えるためにも、言葉選びには細心の注意が必要です。
- 「せわしい」を「多忙」「繁忙」「業務が集中している」などに言い換える
- 自分の状況ではなく、相手を気遣う言い方を優先する
- 口語での使用を避け、文語に近い丁寧な言い回しを選ぶ
- 直接的に「せわしい」と言わず、間接的に伝える工夫をする
- 社内や同僚との間でも、言葉のトーンを選ぶ意識を持つ
「せわしい」の失礼がない言い換え
- 大変恐縮ですが、現在は業務が立て込んでおり、対応にお時間を頂戴しております。
- ご多忙の折、誠に恐縮ではございますが、ご確認のほどお願い申し上げます。
- 何かと業務が重なっており、ご返信までお時間をいただく可能性がございます。
- 現在業務が集中しており、ご案内が遅れる可能性がございますこと、何卒ご容赦くださいませ。
- 繁忙期に差し掛かっており、通常よりもお時間をいただく状況でございます。
注意する状況・場面は?
「せわしい」という言葉は、自分の状態や職場の様子などを説明する際によく使われますが、相手によっては失礼に感じられる可能性があるため注意が必要です。特に、感情的に聞こえたり、余裕がない印象を与えてしまうことで、信頼性や丁寧さに欠けると受け取られることがあります。また、メールなど文章での使用では、より丁寧な表現に置き換えることが重要です。焦っている印象を与えたくない場面では避けるべき言葉のひとつです。
- 社外とのメールや文書で使う場合、口語的に聞こえ失礼になる可能性がある
- 上司や年上の方に対して使用すると、慌ただしさが強調され、計画性がないと誤解される
- 「せわしいので後にしてください」と言うと、冷たい印象を与える可能性がある
- クレーム対応中に「せわしくて…」と説明すると、責任逃れに聞こえる危険がある
- 取引先との打ち合わせで使用すると、準備不足と受け取られることもある
「せわしい」のまとめ・注意点
「せわしい」は、忙しくて落ち着きがない様子や、心の余裕がない状態を表す便利な言葉ですが、使用には十分な注意が必要です。特に社会人としては、相手に不快な印象を与えないように言い換えを考えたり、状況に応じた使い方をすることが大切です。また、感情が先走ったような言い方にならないように気をつけ、ビジネスの場ではより丁寧で落ち着いた言葉を選ぶよう心がけましょう。言葉一つで相手への印象が大きく変わるため、自分の立場や相手の立場を踏まえて使うことが重要です。「せわしい」という言葉の便利さに頼りすぎるのではなく、状況に合わせて適切に使い分ける意識を持つことが、信頼される対話の基本になります。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

