「偉い」の一般的な意味と英語で言うと
「偉い」という形容詞は、日本語において非常に広く使われる言葉です。この言葉の基本的な意味は、「地位や役職が高い」「尊敬に値する行動や態度を持っている」「努力を惜しまない立派な人である」といったものがあり、大人や子どもに対しても肯定的に使われます。たとえば、子どもが宿題を頑張って終わらせたときに「偉いね」と褒める場面は多くの家庭でよく見られます。また、誰かが困っている人を助けたときにも「本当に偉いと思うよ」と言って賞賛することもあります。つまり「偉い」とは、行動や態度が称賛に値すると評価する際に使われる言葉です。英語で言うと「great」「admirable」「honorable」「commendable」「noble」などの言葉が使われますが、文脈によってふさわしい単語が変わるため、必ずしも一語で正確に訳しきれるわけではありません。特に、子どもを褒める意味で使う「偉いね」は英語では「Good job」や「Well done」に近い意味になりますし、人格的な高さを評価する場合は「a respectable person」や「a person of integrity」などが適しています。「偉い」は単なる褒め言葉にとどまらず、相手の努力や姿勢、行動を認めて称えるという、非常に温かく人間味のある言葉だと言えるでしょう。英語に翻訳する際には、相手との関係性や内容に応じて、慎重に単語を選ぶ必要があります。
「偉い」の一般的な使い方と英語で言うと
- 毎日遅くまで残業して頑張っているあなたの姿を見ると、本当に偉いと思いますし、その努力を私も見習いたいと思います。
(I truly think you are admirable for working late every day, and I want to follow your example.) - まだ幼いのにきちんと挨拶ができるなんて、本当に偉いですね。ご両親の教育が行き届いている証拠ですね。
(It’s truly admirable that you’re able to greet others properly at such a young age. It clearly shows how well you’ve been raised.) - 自分の非を素直に認めて謝れるあなたは偉いと思います。なかなかできることではありません。
(I think you’re great for being able to admit your fault honestly and apologize. It’s something not many people can do.) - 毎朝早起きして散歩を続けているのは本当に偉いことです。健康を大切にする気持ちが伝わってきます。
(It’s truly admirable that you go for a walk every morning. I can feel how much you care about your health.) - 人が嫌がる雑務を率先して引き受けてくれるなんて、あなたは本当に偉いと思います。
(I think you’re truly admirable for voluntarily taking on tasks others try to avoid.)
似ている言い回しと失礼がない言い回し
- 立派な人です:人間性や行動が模範的であることを表します。
- 尊敬します:敬意を持って相手を評価する丁寧な言い方です。
- 感心します:行動や姿勢に対して驚きや称賛を込めて使います。
- お見事です:結果や手腕を称える際に使う品のある表現です。
- ご立派です:目上の方に対して使える最上級の敬意を含む言葉です。
性格や人格として言われた場合は?
「偉い」と性格や人格を評する際に使うときは、その人が一貫して誠実で責任感が強く、周囲に良い影響を与えるような人物であることを意味します。単に一時的な行動を評価するだけでなく、日頃からそのような態度が根付いていると認識されているときに使われます。「偉い人だ」と言われる場合、それは単に地位が高いという意味だけではなく、その地位にふさわしい人格や品格を備えていることを含みます。つまり、謙虚で礼儀正しく、困難な状況でも冷静に対処できる人、または自分よりも他者を優先して行動できるような高潔な人格を持つ人に対して使われるのです。
「偉い」をビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスの現場において「偉い」は、役職が高い、業績が優れている、判断が的確で尊敬されているなど、総合的な評価として使われます。ただし、直接「偉いですね」と言うのは稚拙な印象を与えるため、言い換えが好ましいです。以下にビジネスの場での使い方を示します。
- 御社の社長は非常に実行力があり、判断も的確で、やはり偉い方だと感じました。
(I felt your company’s president is a person of remarkable decisiveness and execution.) - いつも部下の意見を尊重し、率先して行動するその姿勢には、偉い方だと尊敬しております。
(I truly respect your initiative and the way you always value your subordinates’ opinions.) - 数々の困難を乗り越えて事業を成功に導かれたご実績は、本当に偉大です。
(Your achievement in overcoming numerous difficulties and leading the business to success is truly commendable.) - 部下として働かせていただいておりますが、課長の判断力や責任感にはいつも偉さを感じています。
(As someone working under you, I always admire your decisiveness and strong sense of responsibility.) - お客様の信頼を第一に考えるその姿勢は、偉いというより尊敬に値するものです。
(Your attitude of prioritizing client trust is not just admirable, but deeply respectable.)
「偉い」は目上の方にそのまま使ってよい?
「偉い」という言葉は、目上の方に対して直接使用すると失礼にあたる可能性があるため注意が必要です。「偉い」という言葉には子どもを褒めるような印象や、上から目線に聞こえるニュアンスがあるため、大人のビジネス相手や目上の人物に対して直接「偉いですね」と述べると、敬意が欠けていると感じさせてしまう場合があります。とくに丁寧なやりとりが求められる商談や挨拶の場面では、別の言い回しを選ぶのが望ましいです。「尊敬しております」「感銘を受けました」「さすがでございます」など、より敬意が明確に伝わる表現を使うことで、相手に対して適切な敬意を払うことができます。
- 「偉いですね」は上から目線に聞こえる場合がある
- ビジネスでは別の敬意ある言い回しに置き換える方が無難
- 相手との信頼関係が浅い段階では特に注意が必要
- 役職名などで敬意を表す言葉を補うことが適切
- 「偉い」は褒め言葉であるが、子ども向けの印象が強い
「偉い」の失礼がない言い換え
- いつも誠実なお仕事ぶりに深く感銘を受けております。私も見習わせていただきたい所存です。
- 責任感の強さと決断力に日々尊敬の念を抱いております。今後ともご指導のほどお願いいたします。
- 業務に対するその真摯な姿勢には、ただただ敬服いたしております。
- 困難な状況でも冷静に対応されるご判断力に、深く感謝申し上げます。
- 貴重なお時間を割いてのご対応、誠にありがとうございます。さすがでございます。
注意する状況・場面は?
「偉い」という言葉は、褒め言葉でありながらも、使い方を誤ると相手に不快感を与えてしまう場合があるため注意が必要です。たとえば、目上の方に対して「偉いですね」と言ってしまうと、たとえ褒める意図があっても、どこか上から評価しているように受け取られてしまうことがあります。これは、言葉の持つ含意に「評価する側とされる側」の構造があるためです。さらに、同僚や上司との距離感がまだ近くない段階で「偉いですね」と言ってしまうと、馴れ馴れしさや軽薄な印象を与えてしまう恐れもあります。また、子どもへの褒め言葉としての使用が一般的であることから、大人に向けて使用した場合に違和感を持たれる可能性もあります。そのため、相手との関係性や場面を十分に考慮した上で、敬意を伝える言い換えを用いることが重要です。
- 目上の人物や取引先には使用を避ける
- 大人に対して子どもに向けた言葉を使うと誤解を招く
- 冗談のつもりが失礼にあたることがある
- 口語的な軽い印象を与えるため、丁寧な場には不向き
- 状況によっては見下しているように受け取られることがある
「偉い」のまとめ・注意点
「偉い」という言葉は、褒める意図で使う優しい言葉である一方、相手や状況を誤ると敬意が伝わらず、むしろ不快感を与えてしまう可能性もある、扱いの難しい言葉です。特にビジネスや目上の方とのやりとりにおいては、その使用を慎重に判断することが求められます。相手の立場を尊重しつつ、適切な敬語や丁寧な言い回しを用いることで、相手に対して最大限の敬意を表すことができるのです。「偉い」という言葉には、努力を惜しまない姿勢や人格的な素晴らしさを認める意味が込められています。だからこそ、子どもを褒める際や、親しい間柄での励ましには非常に効果的です。しかし、同じ気持ちを伝えるにも、大人同士やビジネス上の関係では、言葉選びが極めて重要です。相手の受け取り方を考え、立場や関係性に配慮した言葉を選ぶことが、人間関係を良好に保つための基本になります。敬意や賞賛の気持ちを正しく伝えるためには、「偉い」という便利な言葉に頼るのではなく、内容に応じて語彙を丁寧に選びましょう。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

