「うとましい」一般的な意味と英語で言うと
「うとましい」という言葉は、誰かや何かに対して強い嫌悪感や不快感を持っているときに使われる形容詞です。この言葉は、目の前の人物や出来事を避けたい、関わりたくないと感じるような状況で用いられます。日常生活の中で、相手の言動がどうしても我慢できず、顔を見るだけで嫌になるような心理状態を表すのにふさわしい言葉です。
英語にすると、「detestable」「repugnant」「abhorrent」「disgusting」などが近い表現ですが、状況によっては「unpleasant」や「off-putting」なども使われます。「うとましい」は単なる「嫌い」とは違い、距離を置きたい・避けたいという強い感情がこもっており、その点で単なる不快感以上のニュアンスを持っています。特に人間関係や態度に対して用いられることが多く、冷たさや敵意までも含むことがあります。ネット上でも「うとましい 行動」「うとましい 態度」「うとましい 人」などで多く検索されており、単なる悪口とは異なる繊細な人間感情が関わる場面でよく使われる傾向にあります。このような背景から、「うとましい」は無視できない感情の高ぶりを伴う言葉であり、使い方にも注意が必要となります。
「うとましい」の一般的な使い方と英語で言うと
- 彼の態度が毎回うとましく感じてしまい、できるだけ話しかけないようにしている。
(He always behaves in such a repugnant way that I try to avoid speaking to him whenever possible.) - 会議中にあの部長が話し出すと、どうしても話の内容がうとましく感じて集中できない。
(Whenever that department head speaks during meetings, his words are so unpleasant that I can’t concentrate.) - 彼女の自分勝手なふるまいが日に日にうとましくなり、つい顔を背けてしまった。
(Her selfish behavior has become increasingly detestable, and I found myself turning away from her.) - いつも陰口ばかり言う同僚がうとましくて、一緒にいる時間がとても長く感じる。
(My coworker who constantly gossips feels so off-putting that time with them seems to drag on endlessly.) - そのニュースの内容があまりにもうとましく、読むのも嫌になってしまった。
(The content of that news article was so abhorrent that I couldn’t even bear to read it.)
似ている言い回しと失礼がない言い回し
- 関わりたくない気持ちになります
- 少し距離を置きたいと感じました
- やや対応しづらいと感じます
- どうにも馴染めない雰囲気を受けました
- 好感を持ちにくい態度でした
性格や人格として言われた場合は?
「うとましい」が人の性格や人格について言及される場合、それは単なる嫌われ者というよりも、周囲との関係性に問題があり、冷たさや排他的な印象を持たれるような人物を指すことが多いです。具体的には、他人の意見を聞こうとしない、独善的である、無愛想で距離を置くような態度をとるなど、周囲との調和を乱すタイプの人を「うとましい人」と表現することがあります。そのため、言われた側にとっては強い否定的な意味を持ち、人格攻撃に近い印象を受けることもあるため、使用には十分な注意が必要です。
「うとましい」をビジネスで使用する場面の例文と英語
ビジネスの場では、「うとましい」という言葉は非常に強い感情を伴うため、直接的に使うことは推奨されませんが、気まずい関係や協力しづらい相手に対して感情を抑えて伝える場面で、内心の感情を記述する文脈で用いられることがあります。
- 一部の関係者の態度がうとましく感じられ、業務遂行に支障をきたしております。
(The attitude of some stakeholders has felt repugnant and is hindering the progress of operations.) - 当初のやり取りがうとましい印象で進まず、調整に時間を要しました。
(The initial interactions were unpleasant, causing delays in coordination.) - 特定の担当者とのやり取りがうとましく、信頼関係の構築が困難でした。
(The communication with a specific representative was so off-putting that building trust was difficult.) - うとましい対応が続いたため、別の部署への切り替えを検討しております。
(Due to the continued unpleasant responses, we are considering switching to another department.) - うとましい印象を与えてしまったのであれば、誠に申し訳ございません。
(If we gave off a repugnant impression, we sincerely apologize.)
「うとましい」は目上の方にそのまま使ってよい?
「うとましい」という言葉は感情が直接的に表現されており、非常に強い印象を与えます。そのため、目上の方や取引先にそのまま使うのは避けた方がよいとされています。相手に対する不満や拒絶の意思が明確に伝わってしまうため、円滑な関係を保つ上で逆効果になりかねません。また、たとえ事実として相手の行動に不快感を持っていたとしても、そのままの言葉で伝えることは、相手を傷つけ、関係悪化の原因となる恐れがあります。そのため、感情を和らげた表現や遠回しな言い方を用いるのがビジネスマナーです。
- 感情的な語彙は避け、論理的な説明に徹する
- 相手の立場や状況に配慮した言葉選びを心がける
- 「印象」や「対応」に言い換えてやわらかくする
- 原因と対処方法をセットで伝えると誠意が伝わる
- 主観を抑えた文体を意識する
「うとましい」の失礼がない言い換え
- ご対応の仕方にやや懸念を覚えましたため、改めて確認させていただきます
- 若干距離を感じる場面がございましたので、情報共有を密にしてまいります
- 少々すれ違いを感じるやり取りがあり、調整の必要があると考えております
- こちらの意図が伝わりづらい印象があり、別途ご説明をさせていただきます
- やや誤解を招くようなご発言がありましたので、確認の意味でご連絡差し上げました
注意する状況・場面は?
「うとましい」は非常に感情的な言葉であり、相手に対する強い否定の気持ちを直接的に伝えるため、使用には細心の注意が必要です。特に対人関係において、相手に対して悪意があると受け取られかねず、人間関係の悪化や誤解を招く恐れがあります。たとえ相手の態度が不快であったとしても、それをそのまま口に出すことは大きなトラブルに発展する可能性があるため、ビジネスや公的な場では避けた方が無難です。感情を表に出す言葉は、場の空気や文脈を慎重に判断して使わなければなりません。
- 会議中や報告書など、公的な文書や場面で使用するのは避ける
- 相手との信頼関係が浅い場合は使わない
- 職場の人間関係で感情的な言い回しは関係悪化のもと
- クレーム対応中など、相手が敏感になっているときは避ける
- 社内メールでも主観的・攻撃的な印象を与えるので慎重にする
「うとましい」のまとめ・注意点
「うとましい」という言葉は、相手や物事に対する強い嫌悪感を表す感情的な形容詞です。単に「嫌い」や「苦手」といった軽いものではなく、「関わりたくない」「見るのも嫌だ」といった距離を置きたいほどの拒否感が含まれています。こうした背景から、非常に強い語調であるため、使い方には細心の注意が必要です。特に職場や目上の方、取引先との会話の中で不用意に使ってしまうと、相手の心情を害し、人間関係の悪化につながる可能性があります。そのため、どうしても不快感を伝える必要がある場合は、やわらかく言い換えたり、主観を控えた表現にするなどの工夫が求められます。日常会話では相手との関係性や文脈をよく考えた上で慎重に用いるべき言葉であり、ビジネスの世界では原則として避けるべき表現といえます。言葉の力は強く、意図しない誤解やトラブルの原因となることもあるため、適切な場面と表現方法を選びながら、円滑な人間関係を築く一助として、言葉選びを丁寧に行うことが大切です。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

