Excelファイルを「OneDriveに保存しない」方法:あなたの保存先を思い通りに!
Excelファイルを作ったんだけど、気づいたら勝手にOneDriveに保存されちゃった…」「会社のパソコンの決められた場所にだけ保存したいのに、OneDriveが候補に出てきて困るな」
こんな風に感じたことはありませんか? Microsoft Officeアプリは、OneDrive(ワンドライブ)やSharePoint(シェアポイント)といったクラウドサービスと非常に便利に連携するようになっています。そのため、ファイルを保存しようとすると、真っ先にOneDriveが候補に出てきたり、意図せずOneDriveに保存されてしまったりすることがありますよね。 Excel(エクセル)ファイルを、あなたのパソコンの特定の場所や、会社のファイルサーバーなど、あなたが望む場所にだけ保存し、OneDriveに保存しないようにするための方法がいくつかあります。
なぜExcelがOneDriveに保存されがちなのか?その理由
Excelを含むMicrosoft Officeアプリは、あなたのMicrosoftアカウント(会社のMicrosoft 365アカウントなど)でサインインしていると、自動的にOneDriveやSharePointといったクラウドストレージとの連携が有効になります。これは、どこからでもファイルにアクセスしたり、共同編集を可能にしたりするため、非常に便利な機能として提供されています。
しかし、この便利さの裏側で、以下のような状況が起こることがあります。
- 既定の保存場所がクラウドになっている: Officeアプリの初期設定や、過去の操作によって、ファイルを保存する際の「既定の場所」がOneDriveになっていることがあります。
- 「自動保存」機能の影響: OneDriveやSharePointに保存されたファイルに対しては、「自動保存」機能が既定でオンになります。これは編集中の内容を自動的にクラウドに保存してくれる機能ですが、ローカルに保存したい場合はこの挙動が煩わしく感じるかもしれません。
- 「名前を付けて保存」の候補に常に表示される: ファイルを初めて保存する際や、「名前を付けて保存」を選ぶ際に、OneDriveが常に保存候補の一番上や目立つ場所に表示されるため、うっかり選んでしまうことがあります。
ExcelファイルをOneDriveに保存しないための方法
ExcelファイルをOneDriveに保存しないようにするための方法はいくつかあります。あなたの状況に合わせて、やりやすい方法を選んでみてください。
方法1:Excelのオプション設定を変更する(最もおすすめ)
この方法が、ExcelファイルをOneDriveに保存しないようにするための、最も基本的な設定変更です。この設定を変更すると、ファイルを保存する際の既定の場所が、あなたのパソコン(コンピューター)になります。
- Excelアプリを開きます。あなたのパソコンにインストールされているExcelアプリを起動してください。
- 「ファイル」メニューから「オプション」を選びます。Excelの画面左上にある「ファイル」タブをクリックします。次に、表示されるメニューの一番下あたりにある「オプション」を選んでください。
- 「保存」の項目を開きます。「Excelのオプション」という新しい画面が開きます。この画面の左側に並んでいる項目の中から「保存」をクリックします。
- 「既定でコンピューターに保存する」にチェックを入れます。「保存」の画面の右側を見てください。「ブックの保存」という欄があります。そこに、「既定でコンピューターに保存する」というチェックボックスがあるはずです。これにチェックを入れてください。
さらに、そのすぐ下にある「既定のローカルファイルの保存場所」という欄に、あなたが普段Excelファイルを保存したいパソコン内のフォルダの場所(例: C:\Users\あなたのユーザー名\Documents や D:\業務ファイル など)を入力または指定することもできます。
- 「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。すべての設定が終わったら、画面右下の「OK」ボタンをクリックして、設定を保存し、画面を閉じます。
これで、Excelで新しくファイルを作成したり、初めてファイルを保存したりする際に、既定の保存先がOneDriveではなく、あなたのパソコンになります。 この設定は、WordやPowerPointなど、他のOfficeアプリにも共通して適用されることがありますので、Excelだけでなく他のアプリでもOneDriveへの保存がされにくくなります。
方法2:ファイル保存時に「PC」や「参照」を意識的に選ぶ
上記の設定を行っても、ファイルを保存する際の画面でOneDriveが候補として表示され続けることがあります。その場合は、保存の操作時に意識的に保存先を選ぶようにしましょう。
- ファイルを保存する際に、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選びます。Excelで作業しているファイルを保存する際に、このメニューを選んでください。
- 保存先として「このPC」または「参照」を選択します。保存先の候補が表示されますが、OneDriveやSharePointの名前ではなく、必ず「このPC」や「参照」といった項目を選んでください。
- パソコン内の希望するフォルダを選んで保存します。「このPC」や「参照」を選ぶと、あなたのパソコン内のフォルダ構造が表示されますので、そこであなたがファイルを保存したいフォルダを選び、ファイル名を入力して「保存」ボタンをクリックします。
方法3:OneDriveの同期を一時的に停止または解除する(OneDriveそのものの利用を減らす場合)
この方法は、OneDriveそのもののファイル同期機能を一時的に停止したり、完全に解除したりするものです。Excelだけでなく、他のファイルもOneDriveに保存されなくなります。
- タスクバーにあるOneDriveのアイコンを探します。Windowsの画面右下、時計の近くにあるタスクバーに、青い雲の形をしたOneDriveのアイコンがあるはずです。もし見当たらない場合は、上向きの矢印(隠れているアイコンを表示)をクリックすると出てくるかもしれません。
- OneDriveアイコンを右クリックし、「設定」を開きます。OneDriveアイコンを右クリックし、表示されるメニューから「ヘルプと設定」を選び、さらに「設定」をクリックします。
- 「同期の一時停止」または「このPCからリンクを解除」を選びます。「Microsoft OneDrive設定」の画面が開きます。
- 一時的に停止する: 「同期を一時停止」というオプションがあれば、数時間から24時間、OneDriveとの同期を一時的に停止できます。これにより、その期間はOneDriveへの自動的な保存や同期が行われなくなります。
- 完全に連携を解除する: 「アカウント」タブを開き、「このPCからリンクを解除する」という項目を探してクリックします。これにより、このパソコンとあなたのOneDriveアカウントの連携が完全に解除されます。OneDrive上のファイルはクラウドに残りますが、このPCからは自動的に同期されなくなります。
この方法で知っておいてほしいこと
- この方法を行うと、Excelファイルだけでなく、すべてのファイルがOneDriveに自動的に保存されたり同期されたりしなくなります。
- 完全に連携を解除した場合、OneDriveの共同編集機能や、どこからでもアクセスできる便利さが使えなくなる点に注意してください。
あなたの意図する保存先をしっかり指定しよう!
ExcelファイルをOneDriveに保存しないようにする方法は、Excelの設定を変更したり、保存時に意識的に場所を選んだり、あるいはOneDriveの同期機能を停止したりするなど、いくつかのアプローチがあります。
- 基本的には、Excelのオプションで「既定でコンピューターに保存する」にチェックを入れる方法が最も簡単でおすすめです。
- それでもOneDriveが候補に出てくる場合は、ファイルを保存する際に「このPC」や「参照」を意識的に選んでください。
- OneDriveそのものを利用したくない場合は、同期を停止または解除することも可能です。
これらの方法を使いこなすことで、Excelファイルをあなたが本当に保存したい場所に、思い通りに保存できるようになるでしょう。

