SharePoint|リスト同期の0x80070005 エラーの原因・改善方法を分かりやすく説明

SharePointリスト同期で「0x80070005エラー」が出た!「アクセス拒否」の原因と解決策を徹底解説!

 

「SharePoint(シェアポイント)のリストをOutlook(アウトルック)やAccess(アクセス)と同期しようとしたら、『0x80070005』っていうエラーコードが出ちゃって、同期できないんだ…」「リストのデータが更新されないと仕事が進まないのに、なんで同期ができないんだろう?『アクセスが拒否されました』って意味らしいけど、どうすれば直るの?」

こんな風に感じたことはありませんか? SharePointのリストは、表形式で情報を管理するのにとても便利ですが、それをOutlookの予定表やタスク、またはAccessのデータベースと同期させて使うことで、さらに活用範囲が広がります。しかし、この同期作業を行おうとした際に、「0x80070005」というエラーコードとともに、同期ができないという問題に直面することがあります。これは、業務の効率を低下させるだけでなく、情報共有の遅延にもつながるため、原因を特定して対処することが非常に重要です。

SharePointリスト同期時の「0x80070005エラー」は、その意味を理解し、適切な対処法を知っていれば、多くの場合、比較的簡単に解決できます。このエラーコードは、Windowsで一般的に「アクセスが拒否されました」という意味を示すものです。つまり、何らかの理由で、同期のための「許可」が得られていない状態なのです。


「0x80070005エラー」ってどんな意味?「アクセス拒否」のサイン

SharePointリスト同期時に発生する「0x80070005エラー」は、Windowsオペレーティングシステムで一般的に使われるエラーコードで、「Access Denied(アクセス・ディナイド)」を意味します。日本語では「アクセスが拒否されました」となります。

 

なぜ「アクセス拒否」されるのか?

このエラーは、あなたのパソコンやOutlook/Accessアプリが、SharePointリストのデータにアクセスしたり、そのデータを一時的にローカルに保存したりする際に、何らかの理由で許可を得られなかったことを示しています。これは、ファイルやフォルダーへのアクセスが制限されている場合によく見られます。

SharePointリストの同期は、SharePointとOutlook/Accessアプリの間でデータがやり取りされる複雑なプロセスです。このプロセスのどこかで、必要な「許可」が得られないと、0x80070005エラーが発生します。


SharePointリストの「同期」ってどんなこと?

SharePointリストの同期とは、SharePointに保存されている表形式の情報を、Outlookの予定表やタスクリスト、またはMicrosoft Accessのデータベースなど、あなたのパソコンにあるOfficeアプリに「接続」して、データをやり取りする仕組みのことです。これにより、SharePointのデータをOutlookやAccessで直接確認したり、編集したりできるようになります。

 

主な同期のパターン

  • SharePointカレンダーをOutlookの予定表に同期:SharePointのサイトに作成されたカレンダーの予定を、あなたのOutlook予定表に表示させ、まとめてスケジュール管理を行います。
  • SharePointタスクリストをOutlookのタスクに同期:SharePointで管理しているタスクを、Outlookのタスク管理機能と連携させ、Outlookからタスクの進捗を更新できるようになります。
  • SharePointリストをMicrosoft Accessに接続:SharePointリストをMicrosoft Accessの外部データソースとして接続し、Accessのデータベースアプリケーションからリストのデータを操作します。

「0x80070005エラー」が起きる主な原因

SharePointリスト同期時に「0x80070005エラー」が発生する場合、様々な理由が考えられます。エラーメッセージが具体的な場所を示さないため、一つずつ確認していくことが大切です。

 

1. SharePoint側の「あなたのアクセス権限」が足りない(最も多い原因)

これが0x80070005エラーの最も一般的で、かつ中心的な原因です。SharePointリストからデータを読み込んだり、変更を同期したりするには、あなたにそのリストに対する十分なアクセス権限が必要です。

  • あなたが、同期しようとしているSharePointリストに対して、「閲覧(閲覧だけできる)」権限しか持っていない。リストにデータを追加したり、変更を同期したりするには、通常、「編集」権限(または「投稿」以上の権限)が必要です。
  • リストが置かれているSharePointサイト自体へのアクセス権限が不足している。
  • リストに「固有のアクセス許可」(親からの権限の引き継ぎを停止した特別な設定)が適用されており、その権限が不足している。

 

対処法:

  1. あなたのアクセス権限を確認する:ウェブブラウザでSharePointサイトにアクセスし、同期したいリストを開きます。画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックし、「リストの設定」を選びます。設定画面で「このリストのアクセス許可」というリンクをクリックしてください。この画面で、あなたのユーザー名がどのグループに属し、どんな権限を持っているかを確認します。
  2. 「編集」権限の付与を依頼する:もしあなたが「閲覧」権限しか持っていない場合は、そのリストの管理者、またはSharePointサイトの所有者(サイトの「フルコントロール」権限を持つ人)に連絡し、あなたにそのリストに対する「編集」権限(または「共同作成者」以上の権限)を付与してもらうよう依頼してください。権限が付与されたら、パソコンを再起動し、再度同期を試します。

 

2. パソコン側の「Officeアプリ」や「プロファイル」に問題がある

OutlookやAccessといったOfficeアプリ自体、またはそれらのアプリのユーザープロファイルに問題があると、同期が妨げられることがあります。

  • Outlook/Accessアプリのプロファイルが破損している:OutlookやAccessのユーザープロファイルが破損していると、外部データとの接続が不安定になったり、エラーになったりします。
  • Outlook/Accessアプリのバージョンが古い:利用しているOutlookやAccessアプリケーションが古いバージョンだと、SharePoint Onlineとの同期機能が正しく動作しない場合があります。
  • Officeアプリケーションが破損している:Officeアプリケーション自体のインストールが破損している。
  • Officeのキャッシュやデータファイルの問題:Officeが一時的に保存するキャッシュファイルが破損している、または大きすぎる。

対処法

  1. Outlook/Accessアプリを最新バージョンに更新する:使用しているOutlookやAccessアプリを開き、「ファイル」タブから「Officeアカウント」→「更新オプション」→「今すぐ更新」をクリックし、アプリを最新の状態に更新してください。更新後、アプリを再起動します。
  2. Officeアプリケーションを修復する:OutlookやAccessアプリが頻繁にエラーを起こす場合、Officeアプリケーションの修復を試みます。Windowsの「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」から、インストールされているMicrosoft OfficeまたはMicrosoft 365の項目を選択し、「変更」→「修復」を実行してください。オンライン修復をおすすめします。
  3. 新しいOutlook/Accessプロファイルを作成する:既存のプロファイルが破損している可能性もあります。コントロールパネルの「Mail (Microsoft Outlook)」または「Officeのデータベースツール」から、新しいOutlook/Accessプロファイルを作成し、その新しいプロファイルで同期を試してみてください。

 

3. パソコンの「ローカル環境」や「セキュリティソフト」に問題がある

パソコン自体の設定や、セキュリティソフトが同期プロセスを妨げている場合があります。

  • 一時ファイルのアクセス権限不足:Windowsの一時フォルダや、Officeのキャッシュフォルダなど、同期に必要なローカルのフォルダに対するアクセス権限が不足している。
  • アンチウイルスソフトやファイアウォールの干渉:パソコンにインストールされているウイルス対策ソフトやファイアウォールが、SharePointとの同期プロセスや、Officeアプリのインターネット通信をブロックしている。
  • インターネット接続の不安定さ:インターネット接続が不安定だったり、切断されたりすると、同期プロセスが中断されてエラーになることがあります。

対処法

  1. パソコンを再起動する:一時的なシステムの問題を解消するため、パソコンを完全に再起動し、もう一度同期を試してみてください。
  2. 一時的にセキュリティソフトを無効にする:ウイルス対策ソフトやファイアウォールが原因だと疑われる場合、一時的にそれらを無効にしてから同期を試してみてください。もしこれで解決すれば、セキュリティソフトの設定を見直し、SharePointやOfficeアプリの通信を許可するルールを追加する必要があります。インストール後、必ずセキュリティソフトを有効に戻しましょう。
  3. インターネット接続を確認する:インターネット接続が安定しているか確認してください。不安定な場合は、Wi-Fiルーターの再起動や、有線LAN接続への切り替えを試してください。
  4. Officeファイルのキャッシュをクリアする:タスクバーの通知領域にある「Microsoft Office Upload Center」アイコン(オレンジ色の矢印)を右クリックし、「キャッシュされたファイルの削除」を選択してください。これはOfficeの同期関連の一時ファイルをクリアします。

 

4. ブラウザやレガシーな設定の問題

一部のSharePointリストの同期機能は、Internet Explorer(インターネット・エクスプローラー)の技術に依存している場合があります。

  • SharePointリストをOutlookやAccessに接続する機能が、Microsoft Edge(マイクロソフト・エッジ)の「Internet Explorerモード」や、レガシーなIEのセキュリティ設定に依存しているが、それが適切でない。
  • ブラウザのキャッシュが古い情報を持っている。

対処法

  1. Microsoft Edgeの「Internet Explorerモード」で試す:EdgeブラウザでSharePointサイトを開き、アドレスバーの右側にあるIEのアイコンをクリックし、「Internet Explorerモードで再度読み込みする」を選択します。IEモードでリストを開いてから、同期を試してみてください。
  2. ブラウザのキャッシュをクリアする:使用しているWebブラウザのキャッシュとCookieをすべてクリアし、ブラウザを再起動してから再度同期を試します。

同期がスムーズに進むための「大切なポイント」

0x80070005エラーは、多くの場合、権限や環境設定に関する問題に起因します。解決し、今後同様の問題を防ぐために、以下のベストプラクティスを実践しましょう。

1. SharePointの権限を常に確認する

リストのデータをOutlookやAccessに同期するには、「閲覧」権限だけでは不十分です。データをローカルにコピーしたり、変更をSharePointに書き戻したりする「編集」権限(または「投稿」以上)が、必ず必要です。新しいリストと同期する際は、まず自分の権限を確認する習慣をつけましょう。

 

2. OfficeアプリとWindowsを最新に保つ

使用しているOutlook、Access、そしてWindowsオペレーティングシステムは、常に最新バージョンに更新しておきましょう。最新バージョンでは、セキュリティが強化されるだけでなく、SharePointとの連携機能や、同期の安定性が向上する可能性があります。

 

3. エラーメッセージの詳細を把握する

エラーコード「0x80070005」だけでなく、同期時に表示される具体的なエラーメッセージの全文を把握することが、問題解決の第一歩です。メッセージには、原因に関するさらに詳細なヒントが含まれていることがあります。

 

4. 会社のIT管理者やSharePoint担当者に相談する

上記で解説した様々な対処法を試しても解決しない場合や、会社のネットワーク、セキュリティソフト、Active Directory(アジュール・エーディー)のポリシーなどが原因であると思われる場合は、会社のIT部門やSharePointの担当者に相談してください。彼らは、より深いレベルでの診断や設定変更を行うことができます。


SharePointリスト同期時の「0x80070005エラー」は、「アクセス拒否」が原因であり、主にあなたの権限、Officeアプリの状態、またはローカルPCのセキュリティ設定に問題があります。上記で解説した原因と対処法を一つずつ確認し、ベストプラアクティスを実践することで、あなたはこれらの問題を解決し、SharePointリストとOutlook/Accessの同期をスムーズに行えるようになるでしょう。