SharePoint|OneDrive のアイテムを削除できないの原因・改善方法を分かりやすく説明

SharePoint関連のOneDriveファイルが「削除できない!」原因と解決策:ファイル整理の悩みを解消しよう!

 

「OneDrive(ワンドライブ)に保存しているはずのファイルが、なぜか削除できないんだけど、どういうこと?」「特にSharePoint(シェアポイント)と同期しているファイルや、Teams(チームズ)で共有したファイルが消せなくて困るな…どうすれば直るの?」

こんな風に感じたことはありませんか? OneDriveは、あなた個人の大切なファイルを管理し、どこからでもアクセスできる便利なクラウドストレージです。しかし、そのOneDriveに保存されているはずのファイル(特にSharePointのドキュメントライブラリと同期しているファイルや、Teamsチャネルのファイル)を削除しようとした際に、「削除できませんでした」「アクセスが拒否されました」といったエラーが表示され、困惑してしまうかもしれません。ファイルが削除できないと、ストレージ容量を圧迫したり、不要なファイルが残って整理が進まなかったりするため、原因を特定して対処することが非常に重要です。

SharePoint関連のOneDriveファイルが削除できない原因はいくつか考えられますが、その多くは特定でき、適切な対処法を知っていれば、比較的簡単に解決できます。これは、あなたのアクセス権限、ファイルの利用状況、OneDrive同期クライアントの状態、あるいはMicrosoft 365(マイクロソフト・サンロクゴ)全体のポリシーによるものかもしれません。


OneDriveのファイルとSharePointの関係を理解する

OneDriveとSharePointは、どちらもMicrosoft 365のファイル管理サービスですが、密接に連携しています。この関係性を理解すると、なぜOneDriveのファイル削除の問題がSharePointと関連するのかが分かります。

 

OneDrive for Businessは「個人用のSharePointサイト」

あなたが会社で使っている「OneDrive for Business(ビジネス向けワンドライブ)」は、実はSharePointの技術を基盤としています。あなたのOneDriveは、実質的に「あなた個人専用のSharePointサイト」のようなものだと考えてください。ここに保存されたファイルは、SharePointと同じようにクラウド上に管理されます。

 

SharePointやTeamsのファイルもOneDriveで「同期」される

さらに、SharePointのドキュメントライブラリにある共有ファイルや、Teamsのチャネルで共有されたファイル(これも裏側はSharePointです)は、OneDrive同期クライアントというソフトを通じて、あなたのパソコンのOneDriveフォルダ内に「同期」させることができます。これにより、エクスプローラーからSharePointやTeamsのファイルにアクセスできるようになります。つまり、OneDriveのフォルダに見えるファイルが、実はSharePointから来ている、という状況がよくあるのです。

 

削除の問題は「本当の保存場所」から考える

OneDriveのファイルを削除できない場合、そのファイルが「OneDrive個人用ファイル」なのか、それとも「SharePointから同期されたファイル」なのかによって、原因の探し方や対処法が変わってきます。ファイルは、その「本当の保存場所」から管理されるため、削除操作もその本拠地で行うのが最も確実です。


 

OneDriveのファイルが「削除できない」主な原因

OneDriveにあるファイルを削除できない場合、様々な理由が考えられます。エラーメッセージが表示されることもあれば、何も表示されずにただ削除が完了しないこともあります。

 

1. ファイルが「使用中」または「ロック」されている(最も一般的な原因)

削除しようとしているファイルが、あなたのパソコンや他のユーザーによって開かれているために、削除操作ができない状態です。

原因

  1. ファイルが他のアプリケーションで開かれている:削除したいExcelファイルがExcelアプリで開かれたままになっている、WordファイルがWordアプリで開かれているなど、そのファイルが何らかのアプリケーションによって使用されている。
  2. ファイルがロックされている(共同編集者やバックグラウンドプロセス):あなたがファイルを閉じているように見えても、他のユーザーが同じファイルをOneDriveまたはSharePointからデスクトップアプリで開いていたり、パソコンのバックグラウンドで動くプロセスがそのファイルにアクセスしていたりする。
  3. SharePointで「チェックアウト」されている:もしそのファイルがSharePointのドキュメントライブラリから同期されているもので、SharePoint上で誰かに「チェックアウト」されている場合、そのファイルはロックされており、削除できません。チェックアウトされているファイルには、ファイル名の横に小さな赤い矢印のアイコンが表示されます。

エラーメッセージの例

  • ファイルは現在使用中です。
  • The file is open in another program.
  • この操作はファイルにロックがかかっているため実行できません。

 

2. あなたの「アクセス権限」が足りない

ファイルやフォルダーを削除するための権限が不足している場合です。

原因

  • 削除しようとしているファイルやフォルダーに対して、あなたが「削除」権限(通常、「編集」または「共同作成者」以上の権限に含まれる)を持っていない。
  • 特に、SharePointやTeamsから同期されたファイルの場合、そのSharePointサイトやフォルダーでのアクセス権限が「閲覧」のみになっている。
  • ファイルが保存されているSharePointサイト自体が、非常に厳格な権限設定になっている。

エラーメッセージの例

  • アクセスが拒否されました。 (0x80070005)
  • You do not have permission to delete this item. (英語の場合)

 

3. OneDrive同期クライアントの問題

パソコンのエクスプローラーから削除しようとしている場合に、OneDrive同期クライアントに問題があることがあります。

原因

  • OneDriveアプリが正常に動作していない:OneDrive同期クライアントアプリが停止している、フリーズしている、またはサインインが切れているため、クラウドとの同期がうまくいかず、ローカルでの削除がクラウドに反映できない。
  • 同期エラーが発生している:特定のファイルやフォルダーで同期エラーが発生しており、その状態が解除されないため、削除操作が完了しない。
  • 同期の競合:同じファイルが別の場所で同時に変更されており、同期の競合が発生している。

エラーメッセージの例

  • このファイルを同期できません。
  • 同期エラーが発生しました。

 

4. ファイル名やパスに問題がある

ファイルの名前や、それが保存されている場所のパスの長さに問題がある場合です。

原因

  • ファイル名やフォルダー名に「使えない文字」が含まれている:OneDriveやSharePointでは、ファイル名やフォルダー名に、特定の記号(例: # % * < > / \ : ? | ” など)を使うことができません。これらの文字が含まれていると、削除や同期に問題が生じることがあります。
  • ファイル名やフォルダーのパスが「長すぎる」:ファイルやフォルダーを含むパス全体の長さ(URLの長さ)が400文字という制限を超えていると、操作ができないことがあります。

 

エラーメッセージの例

  • ファイル名が無効です。
  • パスが長すぎます。

 

5. リテンションポリシーや訴訟ホールドによる制限

会社のコンプライアンス(法令遵守)や情報保護のポリシーによって、ファイルが削除できないように設定されている場合があります。

原因

  • ファイルが「保持ポリシー(リテンションポリシー)」の対象になっている:会社のMicrosoft 365管理者が設定したポリシーによって、特定の種類のファイル(例: 契約書、財務記録)が、一定期間削除できないように保護されている。
  • ファイルが「訴訟ホールド」の対象になっている:法的な調査などの目的で、特定のファイルが削除されないように「ホールド」(保護)されている。

エラーメッセージの例

  • このアイテムは、組織の保持ポリシーによって保持されています。
  • This item is a record and cannot be deleted.

 

6. SharePointの容量不足

ごく稀ですが、ファイルが保存されているSharePointサイトやOneDriveの容量が上限に達している場合、削除操作に問題が生じることがあります(削除自体はできるはずですが、システムが不安定になる可能性)。

原因

OneDriveまたはSharePointサイトのストレージ容量が上限に達している。


OneDriveのファイルが「削除できない」時の具体的な対処法

原因を特定し、以下の対処法を順番に試していくことが推奨されます。

対策1:ファイルが「使用中」でないか徹底的に確認する(まず試すべきこと)

これが「削除できない」エラーの最も一般的で、かつ中心的な解決策です。

  1. ファイルを閉じ、関連アプリも完全に終了する:削除したいExcelやWordなどのファイルが、あなたのパソコンのアプリケーションで開かれていないことを確認します。もし開かれていたら、ファイルを閉じ、可能であればExcelやWordなどのOfficeアプリ自体も完全に終了してください。
  2. パソコンを再起動する:パソコンのバックグラウンドプロセスがファイルをロックしている可能性もあります。パソコンを完全に再起動し、起動後すぐに削除を試みてください。
  3. 他のユーザーにファイルの状況を確認する:もしそのファイルがSharePointやTeamsで共有されている場合、他のチームメンバーがそのファイルを開いていないか確認してもらいましょう。ファイルが閉じられれば、削除可能になるはずです。

 

対策2:OneDrive同期クライアントの状況を確認・修正する

OneDrive同期クライアントに問題がある場合に試すべきことです。

  1. OneDriveアプリが正常に動作しているか確認する:あなたのパソコンの画面右下、時計の近くにあるタスクバーに、青い雲の形をしたOneDriveのアイコンがあるか確認してください。もしアイコンにエラー(赤い「×」マークなど)が表示されていれば、それをクリックしてエラーの詳細を確認し、解決を試みます。
  2. OneDriveアプリを再起動する:OneDriveアイコンを右クリックし、「ヘルプと設定」から「OneDriveを終了」を選択します。OneDriveが完全に終了したら、スタートメニューからOneDriveアプリを再度起動し直します。
  3. OneDrive同期を一時停止/再開する:OneDriveアイコンを右クリックし、「同期を一時停止」を選択します。数分待ってから再度「同期を再開」を選択し、削除を試みてください。
  4. OneDriveアプリをリセットする:OneDriveアプリが不安定な場合、リセットすることで問題が解決することがあります。Windowsのファイル名を指定して実行(Windowsキー + R)で「%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset」と入力し、「OK」をクリックするとリセットできます。
  5. OneDriveアプリを最新バージョンに更新する:OneDriveアプリが古いバージョンの場合、最新のSharePointとの互換性に問題があるかもしれません。OneDriveのアイコンを右クリックし、「ヘルプと設定」から「OneDriveについて」を選んで、最新のバージョンかどうか確認します。もし古い場合は、マイクロソフトの公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてください。

 

対策3:別の方法で削除を試す(アクセス権や場所の問題を切り分ける)

削除操作ができない場合、アクセス権の問題を切り分けるために、異なる方法や場所から削除を試みます。

  1. OneDriveのWeb版から削除を試す:パソコンのエクスプローラーではなく、ウェブブラウザでOneDrive(onedrive.live.com または https://www.google.com/search?q=yourcompany-my.sharepoint.com)にアクセスし、該当のファイルをWebブラウザ上から削除できるか試してみてください。これで成功する場合、パソコンのOneDrive同期クライアントやローカル環境に問題がある可能性が高いです。
  2. SharePointのWeb版から削除を試す(SharePoint同期ファイルの場合):もし削除したいファイルがSharePointのドキュメントライブラリからOneDriveに同期されたファイルであれば、そのSharePointサイトのWeb画面に直接アクセスし、そこからファイルを削除できるか試してみてください。SharePointで削除できれば、OneDriveの同期を通じてパソコンからも消えます。これが成功する場合、OneDriveアプリ側の問題である可能性が高いです。
  3. パソコンの「セーフモード」で起動して削除を試す:Windowsをセーフモードで起動すると、必要最低限のプログラムしか起動しないため、バックグラウンドのアプリやサービスがファイルをロックしている可能性を排除できます。セーフモードで起動してから、削除を試してみてください。

 

対策4:ファイル名やパスの問題を修正する

ファイルの名前やパスに問題がある場合に試すべきです。

  1. ファイル名やフォルダー名に含まれる「使えない文字」を修正する:ファイル名やフォルダー名に、SharePointやOneDriveで扱えない特定の記号(例: # % & * < > / \ : ? | ” など)が含まれていないか確認します。含まれている場合は、それらの文字を削除または別の文字に置き換えてから、再度削除を試みてください。
  2. ファイル名やフォルダーのパスを短くする:パス全体の長さが400文字という制限を超えている場合、ファイル名やフォルダー名を短くするか、フォルダーの階層を浅くすることを検討してください。

 

対策5:権限やポリシーに関する問題(管理者向け)

上記を試しても解決しない場合や、エラーメッセージが明確に権限やポリシーを指し示している場合は、会社のMicrosoft 365管理者やIT部門の協力が不可欠です。

  1. あなたのアクセス権限を確認してもらう:あなたのMicrosoft 365管理者に連絡し、削除したいファイルやフォルダー、あるいはそれを置いているSharePointサイトの場所に対して、あなたが「削除」操作を実行するための十分な権限を持っているかを確認してもらいましょう。
  2. 保持ポリシーや訴訟ホールドの状況を確認してもらう:管理者に、削除したいファイルがMicrosoft 365の「保持ポリシー」や「訴訟ホールド」の対象になっていないかを確認してもらいます。もし設定されていれば、そのポリシーが解除されるか、保持期間が終了するまで削除はできません。

 

OneDriveのファイルを削除する際の「大切なポイント」

OneDriveのファイル削除は、あなた個人のデータ管理だけでなく、SharePointやTeamsと連携している場合はチームのデータにも影響を与えます。以下の点を意識しましょう。

 

1. 削除前に「本当に削除して良いか」を最終確認する

特にSharePointやTeamsから同期されたファイルの場合、そのファイルを削除すると、チームのメンバーもそのファイルにアクセスできなくなります。削除する前に、本当にそのファイルが不要であるか、関係者全員が削除に同意しているかを必ず確認しましょう。必要な場合は、別の場所にバックアップを取っておくことをお勧めします。

 

2. 削除されたファイルは「ごみ箱」に入ることを覚えておく

OneDriveやSharePointでファイルを削除しても、すぐに完全に消えるわけではありません。まず、OneDriveの「ごみ箱」に移動します。SharePointから同期されたファイルの場合も、SharePointサイトの「ごみ箱」に移動します。これらのごみ箱に、通常30日または93日間(管理者の設定による)保管されます。この期間内であれば、ファイルを元の場所へ「復元」することができます。万が一、間違って削除してしまっても、焦らずごみ箱を確認してください。

 

3. 「同期」と「OneDriveへのショートカット追加」の違いを理解する

  • 「同期」: SharePointのファイルをパソコンにコピーし、ローカルとクラウドを連動させます。ローカルで削除すれば、クラウドからも削除されます。
  • 「OneDriveへのショートカットを追加」: SharePointファイルへの「リンク」をOneDriveに作成するだけです。このショートカットを削除しても、SharePointの元のファイルは削除されません。

OneDriveのファイルが削除できない問題は、ファイルの使用状況、権限、同期クライアントの問題、または組織のポリシーによるものです。上記で解説した原因と対処法を一つずつ確認し、ベストプラクティスを実践することで、あなたはこれらの問題を解決し、OneDriveのファイルをスムーズに管理できるようになるでしょう。

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