Teamsアプリの起動が遅い・動作が重い!イライラする原因と解決策を徹底解説!
Microsoft Teamsアプリを起動しようとしたら、ロゴが表示されたままなかなか立ち上がらなかったり、起動後もメッセージの送信が遅れたり、画面の切り替えがカクカクしたりと、動作の重さに悩まされた経験はありませんか? 大切な会議や急ぎの連絡がある時に、Teamsがモタモタしていると、仕事の効率がガクッと落ちてしまいますよね。まるで、全力疾走したいのに、足に重りがついてしまっているような状態です。
この「Teamsアプリの起動が遅い・動作が重い」という問題は、多くのユーザーが遭遇しやすいトラブルの筆頭とも言えます。しかし、ご安心ください!その原因はいくつか考えられますが、多くは適切な対処法で解決できます。
Teamsアプリの起動や動作が遅いのはなぜ?
Teamsアプリの起動や動作が遅い原因は、あなたのパソコンの性能、Teamsアプリの設定、インターネット接続の品質、あるいは他のアプリケーションとの競合など、多岐にわたります。まるで、車がスムーズに走らない理由が、エンジンの馬力不足、タイヤの空気圧、ガソリンの質、あるいは道路の渋滞など、様々であるようなものです。ここでは、よくある原因をいくつかご紹介しますので、あなたの状況に当てはまるものがないか、じっくりと確認してみてください。
パソコンの「性能」が不足しているため(最も直接的な原因!)
Teamsアプリは、リアルタイムでのコミュニケーションやファイル共有、ビデオ会議など、多くの機能を統合しているため、PCのCPU(処理装置)やメモリ(記憶装置)にそれなりの負荷をかけます。
- CPU/メモリ不足: お使いのPCのCPUが非力だったり、メモリが不足していたりすると、Teamsアプリが正常に動作するためのリソースを確保できず、起動が遅くなったり、動作が重くなったりします。特に、同時にたくさんのアプリケーションを起動している場合に顕著です。
- ストレージの種類: HDD(ハードディスクドライブ)よりもSSD(ソリッドステートドライブ)の方がファイルの読み書き速度が格段に速いです。もしTeamsアプリがHDDにインストールされている場合、起動や動作が遅くなる傾向があります。
- 古いPC: 年式の古いPCは、最新のTeamsアプリの処理能力に対応しきれない場合があります。
Teamsアプリの「キャッシュ」が大きすぎる、または破損しているため
Teamsアプリは、動作を速くするために、チャット履歴、ユーザー情報、ファイルの一部、設定など、大量のデータを一時ファイル(キャッシュ)としてPCのディスクに保存しています。Teamsを長く使っていると、このキャッシュが非常に大きくなり、GB単位の容量を占めることがあります。このキャッシュが肥大化したり、破損したりすると、アプリの起動が遅くなったり、動作が重くなったりする主な原因となります。
バックグラウンドで「他のアプリ」が動いているため
Teamsアプリ以外にも、PCの起動時に自動的に立ち上がるアプリや、バックグラウンドで常に動作しているアプリ(例: ウェブブラウザの多くのタブ、ウイルス対策ソフトのスキャン、動画編集ソフト、オンラインゲーム、ファイルダウンロード中のアプリなど)が多いと、PCのメモリやCPU、インターネット帯域が消費され、Teamsアプリに割り当てられるリソースが不足し、動作が重くなることがあります。
インターネット接続が「不安定」または「遅い」ため
Teamsはクラウドベースのサービスであり、起動時や動作中に常にインターネット経由でMicrosoftのサーバーと通信します。
- 回線速度の不足: ご自宅やオフィスのインターネット回線自体の契約速度が遅い場合、データの読み込みに時間がかかり、アプリの起動や動作が遅くなります。
- Wi-Fiの不安定さ: Wi-Fiは電波干渉を受けやすく、有線LANに比べて不安定になりがちです。ルーターからの距離、壁、他の電子機器の電波などによって品質が低下することがあります。
- 回線の混雑: 他のユーザー(家族や同僚)による大容量のデータ通信(動画ストリーミング、オンラインゲームなど)で回線が混雑していると、Teamsに割り当てられる帯域が不足し、動作が遅くなります。
Teamsアプリの「バージョンが古い」ため
Teamsアプリは常に進化しており、パフォーマンス改善やバグ修正が含まれたアップデートが定期的にリリースされています。古いバージョンのTeamsを使っていると、既知の最適化が適用されておらず、動作が遅くなることがあります。
グラフィックドライバーが「古い」または「問題がある」ため(特に映像関連)
直接的な原因ではないこともありますが、PCのグラフィックドライバーが古い、破損している、または正しくインストールされていない場合、Teamsの画面描画やビデオ会議のパフォーマンスに影響が出ることがあり、結果的にアプリが重く感じられることがあります。
組織のネットワーク設定やポリシーによる「制限」があるため(IT管理者向け)
企業や組織のネットワーク環境では、セキュリティや帯域管理のために、Teamsの通信がファイアウォールやプロキシサーバーによってブロックされたり、優先度が下げられたりしている場合があります。これにより、Teamsのサーバーとの通信が遅延し、アプリの動作が重くなることがあります。
まず試したい!簡単な解決方法
Teamsアプリの起動や動作が遅い時に、まず試してほしい基本的な解決方法をご紹介します。焦らず、一つずつ確認してみてください。多くの場合、これらの簡単な手順で問題が解消される可能性があります。
パソコンをもう一度「再起動」してみよう
最も手軽でありながら、非常に効果的な解決策の一つがPCの再起動です。PCを再起動することで、一時的なシステムの不具合、メモリの過剰な消費、バックグラウンドで動いている不要なプロセス、ネットワーク接続の不安定さなどがすべてリフレッシュされます。Teamsアプリや関連するサービスもすべて一度終了し、クリーンな状態で再起動されるため、問題が解消される可能性が非常に高いです。まるでPCに「ちょっと休憩して頭を整理してね」と言ってあげるようなものです。
Teamsアプリを「完全に終了」させてから開いてみよう
Teamsアプリがフリーズしているだけの場合や、バックグラウンドで何らかの問題を抱えている場合、通常の「閉じる」ボタンでは完全に終了しないことがあります。このような場合は、タスクマネージャー(Windows)またはアクティビティモニタ(macOS)を使ってアプリを強制終了し、クリーンな状態で再起動してみましょう。これは、アプリが暴走している状態を強制的に停止させ、最初からやり直させるようなものです。
タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了手順(Windowsの場合)
- キーボードの
CtrlキーとShiftキーとEscキーを同時に押して、「タスクマネージャー」を起動します。このショートカットは、ほとんどのWindowsシステムで常に機能します。 - 開いたウィンドウで、「プロセス」タブをクリックします。もし「簡易表示」になっている場合は、左下の「詳細」をクリックして「詳細表示」に切り替えてください。
- アプリケーションの一覧の中から、「Microsoft Teams」または「Teams」という名前のプロセスを探します。Teamsに関連するプロセスが複数表示されている場合があります(例: Teams (32ビット), Teams Machine-Wide Installer, Teams Updaterなど)。
- これらのTeamsに関連するプロセスを一つずつクリックして選択し、ウィンドウの右下にある「タスクの終了」ボタンをクリックします。タスクマネージャーのリストからすべてのTeams関連プロセスが消えるまで、この操作を繰り返してください。これにより、Teamsアプリは完全にメモリから解放されます。
- タスクマネージャーを閉じます。
- その後、デスクトップやスタートメニューにあるTeamsアプリのアイコンをクリックして、再度Teamsを起動してみてください。
インターネット接続の「安定性」と「速度」を確認しよう
Teamsはクラウドベースのサービスであり、起動時や動作中に常にインターネット経由でMicrosoftのサーバーと通信します。そのため、インターネット接続の品質が非常に重要です。
- Wi-Fiルーターの再起動: ご自宅やオフィスのWi-Fiルーターの電源ケーブルをコンセントから抜き、約10秒間待ってから再び差し込んでみましょう。ルーターの再起動には数分かかる場合があります。この操作により、ルーター内部の一時的なエラーがリセットされ、Wi-Fi接続が安定することがあります。
- 有線LANケーブルの確認: もし有線LANでパソコンをインターネットに接続しているなら、LANケーブルがパソコンのLANポートと、ルーター(または壁のLANポート)にしっかりと奥まで差し込まれているか確認し、一度抜き差ししてみるのも有効ですし、推奨されます。有線LANはWi-Fiよりも安定した通信が可能です。
- 他のウェブサイトへのアクセス: ウェブブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edgeなど)を開き、Google検索やYahoo! Japanなどの有名なウェブサイトにアクセスできるか試してみましょう。もしこれらのサイトにもスムーズにアクセスできないなら、Teamsの問題ではなく、ご自身のインターネット回線やプロバイダーに問題がある可能性が高いです。
- Microsoft 365ポータルへのアクセス:
portal.office.comにアクセスし、あなたのMicrosoft 365アカウントでログインできるか試してみましょう。もしログインできるなら、Microsoftのクラウドサービス自体は正常に動作している可能性が高く、問題はTeamsアプリやあなたのPC環境に絞り込まれます。
バックグラウンドで動いている「不要なアプリ」を閉じよう
PCの起動時に自動的に立ち上がるアプリや、バックグラウンドで常に動作しているアプリが多いと、PCのメモリやCPUを消費し、Teamsアプリに割り当てられるリソースが不足して動作が重くなることがあります。
- タスクマネージャーで確認: 前述の「タスクマネージャー」を開き、「プロセス」タブで、CPUやメモリを多く消費しているアプリがないか確認します。
- 不要なアプリの終了: Teamsアプリ以外で、現在使っていないアプリはすべて閉じましょう。特に、ウェブブラウザの多くのタブ、動画再生ソフト、オンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロード/アップロードを行っているソフトなどは、PCのパフォーマンスに大きな影響を与えます。
もっと深く!原因を特定し解決するための改善策
前述の簡単な手順で問題が解決しない場合、もう少し深くTeamsの動作の遅さの原因を掘り下げていく必要があります。これらの方法は、より具体的な原因にアプローチし、根本的な解決を目指します。まるで、車のエンジンランプが点灯した時に、専門の診断ツールを使って原因を特定するようなものです。
Teamsアプリの「キャッシュ」を完全にクリアしてみよう(非常に効果的!)
Teamsアプリの起動が遅い・動作が重い問題の解決において、Teamsアプリのキャッシュクリアは非常に効果的な手段として知られています。Teamsアプリは、動作を高速化するために、過去のチャット履歴、ダウンロードしたファイルの一部、ユーザー情報、認証情報など、様々なデータを一時ファイル(キャッシュ)としてパソコンのディスクに保存しています。このキャッシュが肥大化したり、破損したりすると、アプリの起動が遅くなったり、動作が不安定になったり、接続エラーを引き起こしたりする原因となることが非常に多いです。このキャッシュを完全に削除することで、Teamsは起動時に新しいクリーンなキャッシュを再構築し、問題が解決する可能性が高まります。
Teamsキャッシュのクリア方法(Windowsの場合)
- Teamsアプリを完全に終了させます(前述の「タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了」の手順で、すべてのTeams関連プロセスを終了させてください。これが非常に重要です)。
- Windowsの「ファイルエクスプローラー」を開きます。
- ファイルエクスプローラーのアドレスバー(通常は上部にあるパスが表示される部分)に
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力し、Enterキーを押します。これにより、Teamsのアプリケーションデータが保存されているフォルダに直接アクセスできます。 - 開かれたフォルダの中に、Teamsが生成した様々なファイルやフォルダ(
Cache,GPUCache,IndexedDB,Service Worker,blob_storageなど)が見つかります。 - これらのフォルダとファイルすべてを選択し、削除します。Teamsのキャッシュにはご自身のチャット履歴やファイルの実体は含まれていないため、この操作で大切なデータが失われることはありませんのでご安心ください。
- 全ての削除が完了したら、パソコンを再起動します。
- 再起動後、Teamsアプリを再度起動し、初めてのサインインのようにあなたのMicrosoft 365アカウントでサインインを試みてください。
Teamsキャッシュのクリア方法(macOSの場合)
- Teamsアプリを完全に終了させます(前述の「アクティビティモニタを使ったTeamsの強制終了」の手順で、Teamsプロセスを終了させてください)。
- Finderを開きます。
- Finderのメニューバーにある「移動」をクリックし、ドロップダウンメニューから「フォルダへ移動」を選択します。
- 表示されるボックスに
~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsと入力し、「移動」をクリックします。 - 開かれたフォルダの中に、Teamsが生成した様々なフォルダ(
Application Cache,Cache,Code Cache,GPUCache,IndexedDBなど)が見つかります。 - これらのすべてのフォルダを削除します。
- 全ての削除が完了したら、パソコンを再起動します。
- 再起動後、Teamsアプリを再度起動し、接続できるか確認してみてください。
Teamsアプリの「更新」を確認して最新版にしてみよう
Teamsアプリは常に進化しており、パフォーマンス改善やバグ修正が含まれたアップデートが定期的にリリースされています。古いバージョンのTeamsを使っていると、既知の最適化が適用されておらず、動作が遅くなることがあります。アプリを最新の状態に保つことで、パフォーマンスが改善される可能性があります。
Teamsの更新を確認する方法
- Teamsアプリの画面右上にあるあなたのプロフィールアイコンをクリックします。
- 「設定とその他(…)」から「更新を確認」を選択します。
- Teamsが自動的に更新プログラムをチェックし、利用可能な場合はダウンロードしてインストールします。更新が完了したら、Teamsを再起動するよう促される場合があります。
パソコンの「ディスク空き容量」を確認し、不要なファイルを削除しよう
PCのストレージ(HDDやSSD)の空き容量が不足していると、ファイルの読み書きや一時ファイルの作成がスムーズに行えず、PC全体の動作が遅くなり、結果的にTeamsの動作にも影響が出ることがあります。
パソコンの空き容量確認とクリーンアップ手順(Windowsの場合)
- Windowsのスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
- 「システム」をクリックし、左側メニューで「ストレージ」を選択します。ここで、Cドライブなどの各ドライブの使用状況と空き容量が表示されます。
- 空き容量が極端に少ない場合は、「一時ファイル」をクリックして、削除できる不要なファイルを削除しましょう。また、不要なアプリケーションや大容量のファイル(動画、写真など)を削除したり、クラウドストレージ(OneDriveなど)に移動したりして、空き容量を増やしましょう。
- Windowsに標準搭載されている「ディスククリーンアップ」ツールも活用できます。Windowsの検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力して起動し、システムファイルなども含めてクリーンアップを試みましょう。
グラフィックドライバーを「更新」してみよう
直接的な原因ではないこともありますが、PCのグラフィックドライバーが古い、破損している、または正しくインストールされていない場合、Teamsの画面描画やビデオ会議のパフォーマンスに影響が出ることがあり、結果的にアプリが重く感じられることがあります。
ドライバーの更新方法(Windowsの場合)
- Windowsのスタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
- 「ディスプレイアダプター」のカテゴリを展開します。
- お使いのグラフィックカード(例: Intel(R) Iris(R) Xe Graphics, NVIDIA GeForce RTX 3050など)を右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
- まず「ドライバーを自動的に検索」を試します。見つからない場合は、グラフィックカードの製造元ウェブサイト(NVIDIA, AMD, Intelなど)に直接アクセスし、お使いのモデルの最新ドライバーをダウンロードして手動でインストールすることを検討してください。
- ドライバー更新後、PCを再起動し、Teamsの動作が改善されるか確認してください。
Teamsアプリをもう一度「アンインストール」し、「再インストール」してみよう
キャッシュクリア、更新、PCのストレージ整理、ドライバー更新を試しても解決しない場合、Teamsアプリのプログラムファイル自体が破損している可能性もゼロではありません。この場合は、再インストールが最も確実で根本的な解決策です。
Teamsアプリの再インストール手順
- Teamsアプリをアンインストールします。
- Windowsの場合: Windowsのスタートボタンを右クリックし、「アプリと機能」または「インストールされているアプリ」を選択します。インストールされているアプリケーションの一覧の中から「Microsoft Teams」を探してクリックし、「アンインストール」ボタンをクリックします。
- macOSの場合: Finderを開き、「アプリケーション」フォルダに移動します。「Microsoft Teams」アイコンをゴミ箱にドラッグして削除します。
- パソコンを再起動します。 これは非常に重要なステップです。アンインストールだけでは残ってしまう可能性のある一時ファイルや設定の一部が、再起動によって完全にクリアされます。
- Teamsの公式サイトから最新版をダウンロードします。 ウェブブラウザで
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/download-appにアクセスし、あなたのOS(WindowsまたはMac)に合ったTeamsのデスクトップアプリのインストーラーをダウンロードします。 - ダウンロードしたインストーラーファイルを実行し、画面の指示に従ってTeamsアプリを再インストールします。
- インストールが完了したら、Teamsアプリを起動し、あなたのMicrosoft 365アカウントでサインインを試してみてください。
会社のITポリシーやネットワーク環境に原因があるかも?
ここまでの手順で解決しない場合、問題はあなたのパソコンやTeamsアプリ単体ではなく、お勤めの会社のネットワーク環境や、Microsoft 365の管理設定に原因がある可能性が高まります。この領域は、通常、IT管理者のみがアクセス・変更できるため、IT管理者への相談が不可欠となります。まるで、自宅の水道の蛇口が壊れたのではなく、マンション全体の給水システムに問題がある、というような状況です。
会社のネットワーク帯域の状況を確認しよう(IT管理者向け)
会社のインターネット回線全体が混雑している場合、Teamsのリアルタイム通信(チャット、ビデオ会議)やファイル共有に必要な帯域が不足し、アプリの動作が遅くなることがあります。
IT管理者への具体的な相談ポイント: 「Teamsアプリの起動が遅い、動作が重いのですが、会社のインターネット回線の帯域が不足している可能性はありますか?ネットワークの利用状況をご確認いただけますでしょうか。」と具体的に状況を伝えましょう。IT管理者はネットワークのトラフィック監視ツールを使用して、インターネット回線の利用状況や帯域の混雑状況を確認できます。必要に応じて、回線の増強やQoS(Quality of Service)設定の見直しを検討します。
ファイアウォールやプロキシサーバーの設定を確認しよう(IT管理者向け)
会社のファイアウォールやプロキシサーバーが、Teamsの通信(特にMicrosoftのサーバーへのアクセス)をブロックしたり、転送速度を制限したりしている可能性があります。これにより、Teamsのサーバーとの通信が遅延し、アプリの動作が重くなることがあります。
IT管理者への具体的な相談ポイント: 「Teamsアプリが重いのですが、会社のネットワークのファイアウォールやプロキシ設定がTeamsの通信を妨げている可能性はありますか?Teamsに必要なポートやドメインが許可されているか、ご確認いただけますでしょうか。」と問い合わせましょう。Teamsが通信に必要なポートやドメイン(*.microsoft.com, *.office.com, login.microsoftonline.comなど)については、Microsoftの公式ドキュメントで詳細に公開されています。
Microsoft 365のサービス自体に障害が発生しているかも?(IT管理者向け)
ごく稀に、Microsoft側のTeamsサービス自体に大規模な障害が発生していることがあります。この場合、アプリの起動や動作が遅くなることがあります。
IT管理者への具体的な確認方法: IT管理者は「Microsoft 365 管理センター」(admin.microsoft.com)にサインインし、左側のメニューで「正常性」>「サービス正常性」に移動することで、現在Microsoft Teamsや関連サービスに障害が発生していないか、公式な情報を確認できます。もし大規模な障害が確認された場合は、Microsoftによる復旧を待つしかありません。
組織のセキュリティソフトやエンドポイント保護(EDR)が影響しているかも?
会社のPCに導入されている高度なセキュリティソフト(EDRなど)が、Teamsアプリの挙動を監視・分析する際に、パフォーマンスのオーバーヘッドを引き起こし、Teamsの動作を重くしている可能性があります。
IT管理者への具体的な相談ポイント: 「Teamsが重いのですが、社内で導入されているセキュリティソフトやEDRがTeamsのパフォーマンスに影響を与えている可能性はありますか?何か設定の調整は必要でしょうか?」と問い合わせてみましょう。
VPN接続が影響しているかも?
テレワークなどでVPN(仮想プライベートネットワーク)を利用している場合、VPN接続がTeamsの通信速度にボトルネックとなることがあります。VPN経由ではネットワーク遅延が増加し、アプリの動作が重くなることにつながる可能性があります。
IT管理者への具体的な相談ポイント: 「VPN接続時にTeamsアプリが重いのですが、VPNの速度や設定を見直すことは可能でしょうか?または、一時的にVPNを切断して試すことは可能でしょうか?」と相談してみましょう。
緊急時や問題の切り分けに!Teamsのウェブ版を試してみよう
デスクトップアプリでTeamsの動作が遅い場合でも、慌てる必要はありません。Teamsにはウェブブラウザからアクセスできる「ウェブ版」があります。ウェブ版はブラウザベースであり、デスクトップアプリのローカルなキャッシュやPCの特定のローカル設定の問題に影響されにくい場合があります。緊急でTeamsを使いたい場合や、問題の原因を切り分けたい場合に非常に有効な手段です。
ウェブブラウザからTeamsを使ってみよう
お使いのウェブブラウザ(Google Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefoxなど)を開き、TeamsのURLに直接アクセスし、あなたのMicrosoft 365アカウントでサインインを試してみましょう。
Teamsウェブ版へのアクセス方法
- お好みのウェブブラウザを開きます。どのブラウザでも構いませんが、最新バージョンに更新されているMicrosoft EdgeやGoogle Chromeが推奨されます。
- ブラウザのアドレスバーに
teams.microsoft.comと入力し、Enterキーを押します。 - 表示されるサインイン画面で、あなたのMicrosoft 365アカウント(組織のメールアドレスとパスワード)を入力してサインインを試みてください。
ウェブ版で問題なく動作すれば、原因はデスクトップアプリ側かPC環境
もしウェブ版のTeamsで問題なく動作するのであれば、問題の原因はデスクトップアプリ自体にあるか、あなたのパソコンのローカル環境にあります。この場合、前述の「Teamsアプリのキャッシュクリア」「PCのストレージ整理」「Teamsアプリの再インストール」といったデスクトップアプリやPC環境に関する解決策が有効である可能性が高いです。
Teamsアプリの動作を快適にし、スムーズな業務を!
Teamsアプリの起動が遅い・動作が重いという問題は、日々の業務に大きな支障をきたし、ストレスの原因ともなりかねません。しかし、今回ご紹介した「PCの再起動」「Teamsアプリの強制終了」「インターネット接続の確認」「不要なアプリを閉じる」「Teamsキャッシュのクリア」「PCのストレージ整理」といったあなた自身で試せる基本的な対処法から、より専門的な「Teamsアプリの更新/再インストール」「グラフィックドライバーの更新」「ネットワーク帯域/ファイアウォール/プロキシ設定の確認」「IT管理者への相談」といった様々な原因と改善方法があることをご理解いただけたかと思います。
多くの場合、PCの性能不足、Teamsアプリのキャッシュ肥大化、あるいはインターネット接続の不安定さが原因であるため、まずは簡単な手順から試してみてください。特にTeamsアプリのキャッシュクリアは、多くのケースで大きな効果を発揮します。それでも解決しない場合は、迷わず社内のIT管理者やヘルプデスクに状況を伝え、組織のネットワーク環境やPCの管理設定を確認してもらうのが最も確実な解決策となります。その際、あなたが試したことや、表示されたエラーメッセージ(もしあれば)を具体的に伝えることで、IT管理者はより迅速に原因を特定し、解決に導くことができるでしょう。

