Teamsでポーリングを送信または応答できない原因・改善方法を分かりやすく説明

Teamsで「ポーリング」が使えない?その原因と解決策を徹底解説!

Microsoft Teamsの会議中やチャットで、アンケートや投票(ポーリング)を作成して皆の意見を集めようとしたら、「ポーリングを送信できませんでした」「応答できませんでした」といったエラーが出て、使えない…そんな経験はありませんか? 参加者の意見を素早く集めたり、多数決で意思決定をしたりと、ポーリングは会議やチャットを効率的に進める上で非常に便利な機能です。それなのに、いざ使おうとした時に使えないとなると、進行が滞ってしまってイライラしますよね。まるで、皆に挙手してもらおうとしたら、なぜか誰も腕が上がらないような状態です。

この「Teamsでポーリングを送信または応答できない」という問題は、Teamsユーザーが遭遇しやすいトラブルの一つですが、いくつかの原因が考えられます。そして、その多くは適切な対処法で解決できます。

ポーリングが使えないのはなぜ?

Teamsでポーリングを送信または応答できない原因は、ポーリング機能の制限、Teamsアプリやネットワークの問題、あるいは組織のIT設定まで、多岐にわたります。まるで、投票箱を設置しようとしたら、投票箱が見つからなかったり、投票用紙がなかったり、あるいは投票所の入口が閉鎖されていたりするようなものです。ここでは、よくある原因をいくつかご紹介しますので、あなたの状況に当てはまるものがないか確認してみてください。

ポーリング機能がオフになっているかも?

Teamsのポーリング機能は、Microsoft Formsという別のサービスと連携しています。組織のIT管理者によって、Microsoft Formsアプリの使用がTeams内で制限されている場合や、会議のポリシーでポーリング機能自体がオフになっている場合があります。

TeamsアプリまたはFormsサービスに一時的な不具合があるかも?

Teamsアプリ自体や、連携しているMicrosoft Formsのサービスに一時的な不具合が発生していると、ポーリングの作成や送信、応答が正常に行えないことがあります。これは、アプリの再起動やPCの再起動で解決することが多いです。

インターネット接続が不安定かも?

ポーリングの送受信には、安定したインターネット接続が必要です。TeamsアプリからFormsサービスへの通信が途中で途切れてしまうと、ポーリングが機能しなくなります。

ポーリングの質問内容や選択肢に問題があるかも?

ごく稀にですが、ポーリングの質問内容や選択肢に特殊文字が多用されていたり、文字数制限を超えていたりする場合に、エラーが発生することがあります。

Teamsアプリのキャッシュが古いままかも?

Teamsアプリは、動作を速くするために一時的なデータ(キャッシュ)を保存しています。このキャッシュが破損したり古くなったりすると、ポーリング機能に悪影響を与えることがあります。

組織のセキュリティ設定やITポリシーで制限されているかも?

企業や組織によっては、セキュリティやコンプライアンス上の理由から、Teamsでの外部アプリ(Microsoft Formsを含む)の利用を制限していたり、特定の種類の通信をブロックしていたりする場合があります。


まず試したい!簡単な解決方法

Teamsでポーリングを送信または応答できない時に、まず試してほしい基本的な解決方法をご紹介します。焦らず、一つずつ確認してみてください。多くの場合、これらの簡単な手順で問題が解消されます。

パソコンをもう一度立ち上げ直してみよう

一番手軽で、意外と効果があるのがPCの再起動です。PCを再起動することで、一時的なシステムの不具合やネットワーク接続のリフレッシュ、Teamsアプリのメモリ解放が行われ、ポーリング機能が正常に動作するようになることがあります。まるでPCに「ちょっとリフレッシュして頭を整理してね」と言ってあげるようなものです。

Teamsアプリを完全に閉じてから開いてみよう

Teamsアプリがフリーズしているだけの場合や、一時的な不具合が発生している場合、一度完全に終了させてから再度起動することで問題が解決することがあります。単にウィンドウを閉じるだけでなく、タスクマネージャー(Windowsの場合: Ctrl + Shift + Esc、Macの場合: Command + Option + Esc)からTeamsのプロセスを終了させると確実です。

タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了例

Windowsの場合、キーボードの Ctrl キーと Shift キーと Esc キーを同時に押してタスクマネージャーを起動します。「プロセス」タブの中で「Microsoft Teams」または「Teams」という名前を探します。見つけたら、それを選択して画面右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。これでTeamsが完全に閉じられます。その後、再度Teamsを起動してポーリングを試してみてください。

// WindowsタスクマネージャーでのTeams終了手順
1. キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して「タスクマネージャー」を開く。
2. 「プロセス」タブをクリック。
3. アプリケーションの一覧から「Microsoft Teams」を探す。
4. 「Microsoft Teams」を選択し、「タスクの終了」ボタンをクリック。
5. タスクマネージャーを閉じ、再度Teamsを起動する。

 

インターネットの接続を確認してみよう

ポーリング機能はFormsサービスと連携するため、安定したインターネット接続が不可欠です。Wi-Fiルーターの電源を入れ直したり、有線LANケーブルを抜き差ししてみたりと、接続が安定しているか確認しましょう。ウェブブラウザでFormsのウェブサイト(forms.office.com)が開けるか試してみるのも良いでしょう。

Teamsアプリのキャッシュを消してみよう(効果的!)

「ポーリングが使えない」問題の解決に、Teamsアプリのキャッシュクリアが非常に効果的です。Teamsアプリは、動作を速くするために一時ファイル(キャッシュ)を保存しています。このキャッシュが破損したり古くなったりすると、ポーリング機能に悪影響を与えることがあります。

Teamsキャッシュのクリア方法例

Windowsの場合

  1. Teamsアプリを完全に終了させます(タスクマネージャーからも終了していることを確認)。
  2. ファイルエクスプローラーを開き、アドレスバーに %appdata%\Microsoft\Teams と入力してEnterキーを押します。
  3. 開いたフォルダ内の「Cache」フォルダと「GPUCache」フォルダ、さらに「IndexedDB」フォルダの内容(IndexedDBフォルダ自体ではなくその中のファイル)を削除します。重要なファイルは含まれていませんのでご安心ください。
  4. パソコンを再起動し、Teamsを再度起動してポーリングを試してみてください。

Macの場合

  1. Teamsアプリを完全に終了させます。
  2. Finderを開き、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
  3. ボックスに ~/Library/Application Support/Microsoft/Teams と入力して「移動」をクリックします。
  4. 開いたフォルダ内の「Application Cache」「Cache」「Code Cache」「GPUCache」「IndexedDB」などの全てのフォルダを削除します。
  5. パソコンを再起動し、Teamsを再度起動してポーリングを試してみてください。

もっと深く!原因を探る改善策(IT管理者向け)

ここからの内容は、組織全体のMicrosoft 365環境におけるTeamsやFormsの設定に関わるため、Microsoft Teams管理センターやMicrosoft 365管理センターを管理しているIT管理者の方による確認と調整が必要になります。

Teams管理センターで会議ポリシーを確認しよう

会議中にポーリング(Forms)を使用する機能は、Teams会議ポリシーで制御できます。

会議ポリシーの確認と変更方法例(IT管理者向け)

  1. Microsoft Teams管理センターadmin.teams.microsoft.com)にサインインします。
  2. 左側のメニューで「会議」>「会議ポリシー」に移動します。
  3. 適用されている会議ポリシー(通常は「全体(組織全体の既定値)」またはカスタムポリシー)を選択し、「編集」をクリックします。
  4. 「コンテンツ共有」セクション、または「アプリ」関連のセクションを探し、「Formsの統合を有効にする」または「ポーリングを許可する」といった設定項目が「オン」になっていることを確認します。もし「オフ」になっていたら「オン」に変更します。
  5. 変更を保存します。ポリシーの適用には時間がかかる場合があります。

Teams管理センターでFormsアプリの許可設定を確認しよう

組織のIT管理者が、Teams内で利用できるアプリを制限している場合があります。Microsoft Formsアプリが「許可」されていないと、ポーリング機能も利用できません。

Formsアプリの許可設定確認方法例(IT管理者向け)

  1. Microsoft Teams管理センターadmin.teams.microsoft.com)にサインインします。
  2. 左側のメニューで「Teamsアプリ」>「アプリの管理」に移動します。
  3. 検索バーで「Forms」と検索し、Microsoft Formsアプリの状態が「許可」になっていることを確認します。もし「ブロック」になっていたら「許可」に変更します。
  4. また、「アクセス許可ポリシー」でFormsアプリがブロックされていないかも確認します。

Microsoft 365のサービス正常性を確認しよう

ごく稀にですが、Microsoft側のTeamsやFormsサービスに一時的な障害が発生していることがあります。この場合、あなただけでなく、同じ組織の他のユーザーも同様の問題に直面している可能性が高いです。

確認方法(IT管理者向け): Microsoft 365 管理センターadmin.microsoft.com)にサインインし、左側のメニューで「正常性」>「サービス正常性」に移動します。Microsoft TeamsとMicrosoft Formsのサービスに、現在進行中の障害やインシデントがないか確認します。もし障害が発生していれば、Microsoft側での復旧を待つ必要があります。

ネットワーク環境(ファイアウォール/プロキシ)を確認しよう(IT管理者向け)

TeamsがFormsサービスと通信する際に、会社のファイアウォールやプロキシサーバーが通信をブロックしている可能性があります。

確認方法(IT管理者向け): 社内のIT管理者やヘルプデスクに、「Teamsでポーリングが使えないのですが、ネットワークのファイアウォールやプロキシ設定がFormsサービスへの通信を妨げている可能性はありますか?」と問い合わせるのが最も確実です。TeamsやFormsに必要な通信ポートやドメインについては、Microsoftの公式ドキュメントで公開されています。


別のポーリング方法や回避策を試してみよう

Teamsのポーリング機能がどうしても使えない場合でも、会議中に意見を集める方法は他にもあります。

会議中に「投票」アプリを使ってみよう

Teamsの会議では、Formsアプリ以外にも、簡易的な投票機能を持つ「投票(Polls)」アプリが利用できる場合があります。こちらはFormsとは異なる経路で動作するため、試してみる価値があります。会議中に「アプリ」アイコン(または「…」から「アプリ」)から「投票(Polls)」を探してみてください。

手動で意見を募る

アナログな方法ですが、会議中に口頭で意見を募ったり、チャットで「1. 賛成、2. 反対、3. その他」のように番号を振って、参加者にチャットに数字を入力してもらう形でも、簡易的な投票を行うことはできます。

Microsoft Formsを直接使ってリンクを共有しよう

Teams会議でFormsアプリが統合されていない場合でも、ウェブブラウザで直接Microsoft Forms(forms.office.com)にアクセスしてアンケートを作成し、そのアンケートの共有リンクをTeams会議チャットに貼り付けて、参加者に回答してもらうことができます。

Microsoft Formsでアンケートを作成してリンクを共有する方法例

  1. ウェブブラウザで forms.office.com にアクセスし、Microsoft 365アカウントでサインインします。
  2. 新しいフォーム」または「新しいクイズ」を作成し、質問と選択肢を入力します。
  3. 作成が完了したら、右上の「共有」ボタンをクリックします。
  4. 「リンク」のアイコンをクリックして、表示されたURLをコピーします。
  5. Teams会議チャットにコピーしたリンクを貼り付け、参加者に回答を促します。

もし改善しない場合の最終手段

ここまでの方法を全て試してもTeamsでポーリングを送信または応答できない問題が続く場合、より専門的な調査が必要になるかもしれません。一人で抱え込まず、適切なサポートを求めましょう。

IT管理者に相談してみよう

あなたが企業や組織でTeamsを利用している場合、やはり社内のIT管理者やヘルプデスクに相談するのが最も確実です。この問題は、会議ポリシー、アプリの許可設定、ネットワークインフラストラクチャなど、IT管理者が関与する領域に原因があることが多いため、詳細な情報を提供し、調査を依頼しましょう。

エラーメッセージが出たらメモしよう

ポーリングの使用中に表示されるエラーメッセージは、問題解決の重要な手がかりになるため、スクリーンショットを撮るか、正確にメモを取っておきましょう。IT管理者やMicrosoftのサポートに問い合わせる際に非常に役立ちます。

Microsoftのサポート情報を確認しよう

Microsoftの公式サポートサイトには、TeamsやFormsのトラブルシューティングに関する詳細な情報が多数掲載されています。エラーコードや状況に応じて、関連するサポート記事を探してみるのも良いでしょう。ただし、専門的な内容も含まれるため、IT管理者への相談と並行して確認することをおすすめします。


ポーリング問題を解決し、インタラクティブな会議を実現!

Teamsでポーリングを送信または応答できないという問題は、会議やチャットにおける意見収集や意思決定を妨げ、効率を低下させかねません。しかし、今回ご紹介した「PC/アプリの再起動」「キャッシュのクリア」「インターネット接続の確認」といった簡単な対処法から、IT管理者による「会議ポリシーの確認」「Formsアプリの許可設定」「ネットワーク環境の確認」といったより専門的な原因と改善方法があることをご理解いただけたかと思います。

多くの場合、Teamsアプリの一時的な不具合や、会議ポリシーによる制限、あるいはFormsアプリの許可設定が原因であるため、まずは簡単な手順から試してみてください。それでも解決しない場合は、迷わずIT管理者に相談し、組織のTeams設定やネットワーク環境を確認してもらうのが最も確実な解決策となります。