Slackから正しくログアウトする方法を徹底解説
Slackは、仕事でのコミュニケーションに欠かせないツールとして広く使われています。しかし、多くの人がログインしたまま使い続けているため、「ログアウト」という操作について深く考える機会は少ないかもしれません。
でも、ちょっと考えてみてください。
- 会社から貸与されたパソコンを返却するとき
- 同僚や家族と共有しているパソコンを使うとき
- 情報セキュリティの観点から、アカウントへのアクセスを一時的に遮断したいとき
このような場面では、Slackから正しくログアウトすることが、非常に大切になります。ログアウトを忘れると、会社の機密情報や個人のプライベートなやり取りが、意図せず他人の目に触れてしまうリスクがあるからです。
Slackからのログアウトについて、基本的な操作方法から、知っておくべき注意点、さらには管理者向けの高度なログアウト管理方法まで、多角的に詳しく解説していきます。この記事を読み終える頃には、あなたは「Slackのログアウト」のエキスパートになっていることでしょう。
1. 基本をマスターする:利用環境ごとのログアウト手順
Slackは、デスクトップアプリ、ブラウザ、スマートフォンアプリなど、様々な環境で利用できます。それぞれの環境でログアウトする方法は少しずつ異なるため、あなたの使い方に合った手順を確実に覚えておきましょう。
デスクトップアプリ(Windows・Mac)からのログアウト方法
デスクトップアプリは、一度ログインすると、PCをシャットダウンしてもログイン状態が維持されるのが一般的です。だからこそ、ログアウトが必要な場面では、この手順を確実に行うことが重要です。
- Slackアプリの画面を開く
- 画面の左上にある、あなたのワークスペース名をクリックします。
- メニューが表示されたら、マウスカーソルを「サインアウト」に合わせます。
- 次に表示されるサブメニューで、「[ワークスペース名] からサインアウト」を選択します。
- これで、選択したワークスペースからログアウトが完了します。
【ここで注意!】もしあなたが複数のワークスペースにログインしている場合、この操作は一つのワークスペースからしかログアウトできません。すべてのワークスペースからログアウトしたい場合は、この操作をワークスペースの数だけ繰り返す必要があります。これは、ワークスペースごとにアカウントの認証が独立しているためです。
ブラウザ版(Chrome・Edge・Safariなど)からのログアウト方法
ブラウザでSlackを使っている方も多いと思います。ブラウザを閉じるだけではログアウトになりませんので、以下の手順で正しくサインアウトしてください。
- ブラウザでSlackの画面を開く
- デスクトップアプリと同じように、画面左上のワークスペース名をクリックします。
- 表示されるメニューから「[ワークスペース名] からサインアウト」を選択します。
- これでログアウトが完了します。
【ポイント!】
ブラウザの「履歴の消去」や「キャッシュのクリア」だけでは、Slackのログイン状態が維持されてしまうことがあります。特に公共のPCや共有PCを利用する際は、必ずこの手順で正式にログアウトするように徹底しましょう。
モバイルアプリ(iOS・Android)からのログアウト方法
スマートフォンやタブレットのアプリは、外出先でも便利ですが、紛失や盗難のリスクもゼロではありません。万が一に備え、モバイル版のログアウト方法も知っておきましょう。
- Slackアプリを開く
- 画面右下の「あなた」タブをタップします。
- 画面が切り替わったら、「その他」をタップし、「設定」に進みます。
- 設定画面を一番下までスクロールすると、「すべてのワークスペースからサインアウト」という項目が見つかります。これをタップします。
- 確認のメッセージが表示されたら、「サインアウト」をタップして完了です。
【デスクトップ版との違い】
モバイルアプリの場合、通常はすべてのワークスペースから一括でログアウトされます。特定のワークスペースだけをログアウトする機能は用意されていません。もし特定のワークスペースだけログアウトしたい場合は、PCから操作するか、モバイルアプリ内でそのワークスペースを「非表示」にするといった対応を検討してください。
なぜログアウトは重要なのか?知っておくべき注意点とリスク
ログアウトを怠ることで、どのような問題が起こりうるのでしょうか。ただ単に「面倒な作業」と捉えるのではなく、その背後にあるリスクを正しく理解することが、日々のセキュリティ意識を高めることにつながります。
リスク1:情報漏洩の可能性
最も深刻なリスクは、情報漏洩です。
- 共有PCでの利用: 家族や同僚と共有しているPCで、ログアウトを忘れると、あなたのSlackアカウントが誰でも操作できる状態になります。プロジェクトの進捗状況、顧客とのやり取り、社内連絡など、見られたくない情報が簡単にアクセスされてしまう可能性があります。
- 公共のPCでの利用: 出張先やホテルなどで公共のPCを使ってSlackにログインし、そのままログアウトを忘れてしまうと、そのPCを次に使う人があなたのSlackアカウントを乗っ取ることができてしまいます。これは、会社の機密情報だけでなく、個人情報の流出にもつながりかねません。
リスク2:アカウント乗っ取りの危険性
ログイン状態のままのPCやスマートフォンが、第三者の手に渡ってしまった場合、あなたのSlackアカウントが悪用される可能性があります。
- なりすましによる被害: あなたになりすまして、社内のメンバーに偽の情報を送ったり、不正なリンクをクリックさせたりするなどの、悪質な行為が行われるかもしれません。
- 不正アクセス: あなたのアカウントを経由して、会社の他のシステムやデータに不正にアクセスされるきっかけになることも考えられます。
リスク3:端末の紛失・盗難
スマートフォンを紛失したり盗まれたりした場合、ログアウトしていなければ、不正に利用されるリスクは計り知れません。社内の重要な情報が外部に持ち出されるだけでなく、最悪の場合、会社全体のセキュリティにも影響を及ぼす可能性があります。
こうしたリスクを避けるためにも、「使い終わったらログアウトする」という習慣を身につけることが、何よりも大切です。特に、機密情報を扱う職場では、この習慣は必須と言えるでしょう。
応用編:管理者向け、社員のログアウトを管理する高度な方法
組織でSlackを導入している場合、社員一人ひとりのセキュリティ意識に頼るだけでは不十分なケースも出てきます。特に、退職者が発生した場合や、情報管理のルールを徹底したい場合など、管理者側でログアウトを管理する機能が必要になります。
A. リモートでのセッション強制終了
Slackの有料プラン(ビジネスプラス以上)には、管理者向けの高度なセキュリティ機能が備わっています。その一つが「リモートでのセッション強制終了」です。
- 退職者が出た場合: 退職者が所有していたPCやスマートフォンから、Slackアカウントをすぐに利用できなくしたい場合、この機能を使えば、管理画面から該当するアカウントのセッションを強制的に終了させることができます。これにより、退職後もアカウントがログイン状態のまま放置されるリスクを完全に防ぐことができます。
- 不審なアクセスを検知した場合: 万が一、不審な端末からのログインを検知した場合も、該当セッションを強制終了させることで、アカウントへの不正アクセスを迅速に遮断できます。
この機能は、数百名以上の社員を抱える企業や、セキュリティのルールが厳格な企業では、非常に重要な役割を果たします。
B. シングルサインオン(SSO)によるログアウト管理
シングルサインオン(SSO)は、社員が会社のメインアカウントで認証するだけで、Slackを含む複数のサービスにログインできる仕組みです。このSSOは、ログアウトの管理においても非常に強力な機能となります。
- 一元管理のメリット: SSOを導入している場合、社員が退職した際に、会社のID管理システム側でアカウントを無効化するだけで、Slackを含むすべての連携サービスから自動的にログアウトさせることができます。手作業で個々のサービスからログアウトさせる手間と、それに伴うミスをなくすことができます。
- 自動でのアクセス遮断: これにより、退職者のアカウントがログイン状態のまま放置されるという、セキュリティ上のリスクを根本から解決できます。
SSOは、社員の利便性を向上させるだけでなく、組織全体のセキュリティを劇的に高めるための、必須の機能と言えるでしょう。
まとめ:ログアウトは「面倒」ではなく「必要な習慣」
この記事では、Slackのログアウトについて、多岐にわたる側面から解説しました。
- ログアウトの基本: 利用環境(デスクトップ、ブラウザ、モバイル)ごとに、正しいログアウト手順を身につけましょう。
- ログアウトの重要性: ログアウトを怠ることで、情報漏洩やアカウント乗っ取りといった深刻なリスクがあることを認識しましょう。
- 管理者向けの機能: 有料プランの「セッション強制終了」や「SSO」を活用することで、組織全体のセキュリティを強化できます。
ログアウトは、日々の仕事の中で、つい忘れがちになる小さなことかもしれません。しかし、その小さな行動が、自分自身の情報、そして会社の重要な資産を守ることにつながります。
今日からぜひ、Slackを使い終わる際には、「ログアウトする」という習慣を意識して実践してみてください。

