ウェビナーとセミナー|それぞれの意味は?違いは?ビジネスやメールでの使い分けは?

ウェビナーとセミナーの違い?使い分けは?

ウェビナーの意味と特徴

ウェビナーとは、「ウェブ(Web)」と「セミナー(Seminar)」を組み合わせた造語で、日本語では「オンラインセミナー」や「インターネットセミナー」と呼ばれることが多いです。インターネット上でライブ配信や録画配信を行い、参加者はパソコンやスマートフォンなどの端末を通じて、どこからでも講演や研修、プレゼンテーションに参加できるのが最大の特徴です。

ウェビナーはZoomやTeams、Webex、YouTube Liveなどのオンライン会議・動画配信ツールを利用して開催されます。主催者はリアルタイムで資料を共有したり、質疑応答を行ったり、チャット機能を使った参加者とのやり取りも可能です。録画したウェビナーを後日オンデマンドで公開することで、参加できなかった方も後から視聴できる利点があります。

また、地理的な制限がなく、全国・全世界から多くの人が気軽に参加できる点や、会場の設営や交通費、移動時間といった物理的なコスト・手間がかからない点が大きなメリットです。特に新型コロナウイルスの流行以降、企業研修、商品説明会、カンファレンス、顧客向けイベント、採用説明会、学術講演などで急速に普及しました。

セミナーの意味と特徴

セミナーは、あるテーマについて専門家や講師が講演や説明を行い、参加者が知識やスキルを学ぶ場を指します。日本語では「講習会」「研修会」「勉強会」などと呼ばれることも多く、もともとは大学の少人数授業を指す言葉でしたが、現在はビジネスや教育の現場でも広く使われています。

セミナーの最大の特徴は、従来は会議室やホール、セミナールーム、研修施設など「物理的な会場」に参加者が集まり、対面形式で行われる点にあります。講師や参加者がその場で直接コミュニケーションを取ったり、実際に体験やワークショップ、グループディスカッションなども交えながら学びを深められることが魅力です。

会場に集まることで参加者同士の交流やネットワーキング、現場での臨場感や集中力の高さ、リアルタイムな質疑応答や反応を肌で感じ取れるといった「対面ならではのメリット」があります。企業研修、新商品説明会、学会発表、資格取得講座、オープンキャンパスなど、多様な場面で実施されています。

ビジネス用語としてのウェビナー・セミナーの使い分け

ビジネス現場で両者を使い分けるポイントは、「開催場所」と「参加スタイル」にあります。

ウェビナーは「オンラインでの開催」が前提で、地理的制約を受けずに大人数や遠方の方にも情報提供できる効率性・拡張性が強みです。特に、広く情報を発信したい場合や、コストを抑えて多くの方に参加してほしい場合に有効です。資料配布や録画配信、データ集計などデジタルならではの運営サポートも充実しています。

一方、セミナーは「会場での対面開催」が基本となり、直接顔を合わせて学ぶことで参加者同士の交流や信頼関係構築、細かなフォローや実習など「人と人のリアルなつながり」を重視した場面に向いています。集中力や場の一体感、交流の深さを求める場合は、対面セミナーがより効果的です。

まとめ

  • ウェビナーは「インターネット上で開催するセミナー」=オンライン型
  • セミナーは「会場で参加者が集まって行う学びの場」=対面型
  • ウェビナーは場所や人数の制約が少なく、コストや運営負担も小さい
  • セミナーは臨場感や交流、直接コミュニケーションが強み
  • 目的や参加者の状況に応じて使い分けると効果的

ウェビナーとセミナーの一般的な使い方は?

  • 新商品の説明会をウェビナー形式で開催します
  • 遠方の方も参加できるよう、ウェビナーの案内を送付しました
  • ウェビナー参加後、アンケートのご協力をお願いしています
  • 専門家によるウェビナーで最新の業界動向を学びました
  • オンラインでのウェビナーは録画視聴も可能です
  • 新入社員向けのセミナーを会場で実施しました
  • セミナー参加者同士で意見交換の時間を設けました
  • 対面セミナーではグループワークも取り入れました
  • 専門講師によるセミナーでスキルアップを図りました
  • セミナー終了後、懇親会を開催して交流を深めました

ウェビナーが使われる場面

ウェビナーは、企業の新商品発表や業界向け説明会、顧客向けのサポート講座、採用活動の説明会、大学や専門学校のオープンキャンパス、学術研究の発表会、各種研修や勉強会など、物理的な距離や人数制限を気にせず幅広い層に情報を届けたいときに利用されます。

セミナーが使われる場面

セミナーは、対面での企業研修、ビジネスマナー講座、現場体験を伴う技術研修、ネットワーキングイベント、資格取得のための講座、大学のゼミ、勉強会、業界団体の定例会など、人と人との直接交流が重視される学びの場でよく行われます。

失礼がない使い方や言い換え・目上・取引先に送る場合

  • いつもお世話になっております。新製品の詳細につきまして、ウェビナー形式でご案内いたします。ご都合の良い際にぜひご参加いただけますと幸いです。
  • 平素よりご高配を賜り、心より感謝申し上げます。オンラインウェビナーの開催に際し、詳細のご案内を差し上げます。
  • 日頃のご厚情に心より御礼申し上げます。ウェビナー参加ご希望の方には、事前に資料をご送付いたしますのでご安心ください。
  • ご多用のところ恐れ入りますが、近日開催予定のウェビナーについてご確認いただけますと幸いです。
  • いつも温かいご指導をいただき、誠にありがとうございます。ウェビナー終了後もご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください。
  • いつもお力添えをいただきありがとうございます。来週開催の新入社員セミナーについて、詳細をご案内いたします。
  • 平素より格別のご支援を賜り、感謝申し上げます。対面セミナーへのご参加をお待ちしております。
  • 日頃よりお世話になっております。セミナー終了後にはご意見・ご感想を頂戴できますと幸いです。
  • ご多忙の折恐縮ですが、セミナー資料の事前送付をご希望の場合はお知らせください。
  • 新規事業説明セミナーのご案内を送付いたしますので、ご検討いただければ幸いです。

ウェビナーとセミナーの間違えた使い方は?

解説:両者は開催形式や場の特性が異なります。混同しないよう、案内や案内状には正確な呼称を用いましょう。

  • オンラインで集まるイベントを「セミナー」とだけ案内しました(ウェビナーと明記した方が分かりやすいです)
  • 会場開催なのに「ウェビナー」と呼びました(物理会場ならセミナーの表現が適切です)
  • ウェビナー案内に「来場をお待ちしています」と記載しました(オンラインなので来場という表現は避けるべきです)
  • セミナーを録画配信と案内しました(録画配信はウェビナーやオンデマンド配信という説明が良いです)
  • ウェビナーで「現地でのグループワークがあります」と案内しました(ウェビナーでのグループワークはオンライン形式であることを明確に)

英語だと違いはある?

ウェビナーの英語での意味と使い方

英語の「Webinar」は、「Web」と「Seminar」を組み合わせた言葉で、日本語と同様、インターネット上で開催するセミナーや講座を指します。オンラインイベントやウェブ配信によるワークショップ、製品説明会、カンファレンスなどで広く使われています。世界的にも「Webinar」はIT用語・ビジネス用語として定着しています。

セミナーの英語での意味と使い方

英語の「Seminar」は、主に大学やビジネスで使われる講義・講習・討議型授業・研修会などの意味です。対面での少人数授業や専門的な研修、グループディスカッション型の教育など、リアルな会場での学びの場として広く認識されています。オンライン形式の場合は「Online Seminar」や「Webinar」と明記するのが一般的です。

目上にも使える丁寧な言い回し方は?

ウェビナーの丁寧な言い方と説明

ウェビナーは「インターネットを利用して実施する講演会・説明会」と伝えると分かりやすいです。例えば、「オンライン上でのご参加となりますので、遠方の方にもご負担なくご参加いただけます」と説明すれば、目上の方にも丁寧な印象を与えられます。

セミナーの丁寧な言い方と説明

セミナーについては、「会場にて直接ご参加いただく形式の講習会・研修会」と案内し、「講師との対面による質疑応答や交流の場を設けております」と説明を加えることで、分かりやすく丁寧に案内できます。

メール例文集

  • いつも大変お世話になっております。ウェビナー開催のご案内を差し上げます。インターネット環境があればどこからでもご参加いただけますので、ぜひご検討ください。
  • 平素より格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます。オンラインウェビナーに関しまして、参加方法などご不明な点がございましたら、何なりとご相談ください。
  • 日頃よりご支援いただきありがとうございます。ウェビナーでは最新情報を分かりやすくお伝えする予定です。事前資料もご用意しておりますので、安心してご参加ください。
  • ご多忙の折恐縮ですが、近日中にウェビナー開催を予定しております。ご都合が合いましたらぜひご参加いただけますと幸いです。
  • オンラインイベントにご参加いただき、誠にありがとうございます。今後もウェビナーを継続してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
  • いつもご愛顧賜り誠にありがとうございます。会場でのセミナー開催が決定いたしましたので、ご案内申し上げます。
  • 平素よりお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。セミナー終了後のご意見やご感想もお待ちしております。
  • 日頃よりご厚情を賜り、誠にありがとうございます。対面セミナーでは、実習やグループディスカッションも予定しております。
  • ご多用の中ご出席賜り、心より御礼申し上げます。セミナー内容についてご質問がございましたら、お気軽にご連絡ください。
  • 今後もセミナーを定期的に開催してまいりますので、ぜひご参加いただけますと幸いです。

ウェビナーとセミナーを相手に送る際・伝え方の注意点・まとめ

ウェビナーとセミナーはどちらも「学びの場」や「情報発信の場」としてビジネスや教育、社会のさまざまな分野で活用されていますが、開催形式やメリット、参加スタイルが大きく異なります。

ウェビナーはオンライン開催のため、場所や人数に縛られず多くの方に情報を届けられる反面、直接的な交流や臨場感は対面セミナーに比べてやや薄くなります。逆に、対面型のセミナーはその場の空気感や参加者同士の交流・ネットワーキングの深さ、集中して学べる環境づくりに強みがあります。

案内文やメール、企画書などでは、それぞれの言葉を正確に使い分け、参加形式やメリットを丁寧に伝えることが相手への配慮や信頼につながります。目上の方や取引先には、専門用語の補足や日本語の説明を加えると親切です。状況や目的、参加者のニーズに応じて、ウェビナー・セミナーそれぞれの強みを生かした企画を提案できると、より満足度の高い学びや交流の場が実現できます。