「らうたしい」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?深読みされない失礼がない使い方例文
「らうたしい」とは、見ていて心が和み、愛しく感じるような様子を表す形容詞です。特に幼い子どもや小動物など、無垢で純真な存在に対して使われることが多く、守ってあげたいという気持ちや、慈しみの心が自然と湧き上がるような情景にふさわしい言葉です。現代では日常的にはあまり使われませんが、文学作品や詩、感情を丁寧に表す場面で見られることがあります。「らうたしさ」は、素朴で素直な可愛らしさを含んでおり、表面的な可愛さではなく、心の奥から湧き上がる愛おしさを伴います。英語では「adorable」「endearing」「sweet」「lovable」などが近い言い方になりますが、「らうたしい」が持つ日本語独特の感情の深さを完全に表すのは難しいため、状況に応じて最もふさわしい単語を選ぶ必要があります。古語由来の言葉であるため、古風な趣や品の良さも感じられます。
「らうたしい」の一般的な使い方と英語で言うと
- 彼女が小さな猫を胸に抱いている姿は、まさにらうたしいという言葉がぴったりで、見ているだけで心が温かくなりました。
(Seeing her holding the small kitten gently in her arms was truly endearing, and it warmed my heart just to watch.) - 祖母が編んでくれた手袋を見て、昔のらうたしい思い出が一気に蘇ってきました。
(Looking at the gloves my grandmother had knitted brought back a flood of sweet and tender memories.) - 幼い娘が拙い言葉でお手紙を書いてくれた時、そのらうたしい気持ちに思わず涙がこぼれました。
(When my young daughter wrote me a letter in her clumsy little words, I was so moved by her sweet affection that I couldn’t help but shed tears.) - 迷子の子犬が震えながら近づいてきた時、そのらうたしい姿に胸が締め付けられるようでした。
(When the lost puppy approached me trembling, its vulnerable look was so endearing it tugged at my heart.) - 弟が一生懸命に兄を真似している姿は、見ていて微笑ましく、らうたしい光景そのものでした。
(Watching my little brother trying so hard to mimic his older sibling was such a lovely and sweet sight.)
似ている言い回しと失礼がない言い回し
- 可愛らしい:日常的にも広く使える親しみのある言葉
- 愛らしい:品があり、大人にも使える丁寧な言い方
- いとおしい:内面的な愛情を強調する柔らかい言い方
- 微笑ましい:見ていて心が和む、穏やかな表現
- 心惹かれる:感情的な距離感を大切にした丁寧な表現
性格や人格として言われた場合は?(どういう意味?)
「らうたしい」という言葉が性格や人格に対して使われる場合、それは単に外見の可愛らしさではなく、その人の内面の純粋さや素直さ、無邪気さに対して使われます。例えば、人を疑わずに信じる心や、誰に対しても優しく接する様子、礼儀を忘れず謙虚であることなどが挙げられます。性格としての「らうたしさ」は、他者に安心感を与え、思わず守ってあげたくなるような温かさを持ちます。相手の行動や言動が素直でけなげな印象を与えるときに、「あの子は本当にらうたしい子だね」といった形で使われるのが自然です。つまり、見た目だけではなく、その人が持つ本質的な魅力や、心の美しさが伝わる場面で使われます。
「らうたしい」をビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスの場では「らうたしい」という言葉はほとんど使われませんが、感情的なつながりや親しみを込めて、相手の努力や心配りに感謝を伝えたい場合に、文章として用いることは可能です。ただし、非常に感情的な表現であるため、あくまで親しい関係や軽い雑談、社内メールなどにとどめ、正式な文章や取引先へのメールでは使わないようにするのが基本です。
- 若手社員が誠実に業務に取り組む姿が、非常にらうたしく感じられ、見守る立場としても励まされます。
(I feel truly touched by the earnest efforts of the younger employees, and their attitude encourages me as a supervisor.) - 御社の担当者様の丁寧な対応には、らうたしさすら感じ、大変ありがたく存じます。
(The courteous response from your representative was so thoughtful that I even felt a sense of endearment.) - 後輩が初めてのプレゼンで一生懸命話す姿に、らうたしさを感じて胸が熱くなりました。
(Watching my junior give their first presentation so earnestly made me feel a warm affection.) - お取引先の新人の方が、毎回メモを取りながら学ぶ姿がらうたしく、非常に好感を持ちました。
(I was very impressed by the new member from your company, taking notes diligently—it was a very endearing sight.) - 部下の報告書から、らうたしいほどの誠実さが伝わってきて、信頼を深めました。
(I could sense sincere honesty from my subordinate’s report—it was almost touching.)
「らうたしい」は目上の方にそのまま使ってよい?
「らうたしい」という言葉は、丁寧でやさしい印象を持ちますが、非常に感情的で個人的な表現でもあるため、目上の方や取引先に対して直接使用するのは避けた方が無難です。この言葉には可愛らしさや幼さを感じさせるニュアンスが含まれており、相手によっては軽んじられたように受け取られる可能性があります。特に年齢が上の方や立場が上の方に対して、安易に使うと失礼に映る恐れがあるため、注意が必要です。言い換えとしては、「誠実なお姿に心打たれました」や「ご丁寧な対応に感激いたしました」など、相手の立場を尊重する形の言葉を選ぶことが望ましいです。
- 相手に幼い印象を与える可能性があるため、目上の方には使用を避ける
- 親しみが強すぎるため、ビジネス上は距離感が不適切になる
- 感情を込めすぎる表現は公的な文面では不向き
- 「らうたしい」という言葉は文学的な響きを持つため、日常業務にはそぐわない
- 誤解を招く可能性があるため、置き換え可能な丁寧な語句を用いる
「らうたしい」の失礼がない言い換え
- ご丁寧なご対応に、心より感謝申し上げます。
- ご配慮の行き届いた対応に、大変感激いたしました。
- いつも真摯にお取り組みいただき、誠にありがとうございます。
- お心遣いを感じ、心より御礼申し上げます。
- 誠実なご対応に、深く安心いたしました。
注意する状況・場面は?
「らうたしい」は感情を表す柔らかい言葉ですが、使用する相手や状況によっては誤解を招いたり、意図しない印象を与える恐れがあります。特にビジネスや公的なやりとりでは、過度な感情表現や親しみを込めた表現は相手に軽く見られたり、適切な距離感を欠くと判断されることもあります。また、年齢差がある関係では、年長者に対してこの言葉を使うと、無意識のうちに上から見ている印象を与え、相手の気分を害することもあります。親しい間柄での軽い会話や、家族や子ども、小動物に対して使うのが適切です。
- ビジネスメールや社外への正式な文書では使用しない
- 目上の方や年長者に対しては使わない
- 相手の努力や真剣さを軽く扱っていると受け取られかねない
- 感情的すぎる印象を与える可能性がある
- 言葉の選び方一つで関係性に影響を及ぼす場合がある
「らうたしい」のまとめ・注意点
「らうたしい」は、心が和み、愛情や親しみを抱かせるような存在に対して使う、とても優しく美しい言葉です。特に無邪気さや純粋さが感じられるような人や動物、行動に対して使われることが多く、聞き手に対しても穏やかで柔らかな印象を与えます。しかし、その反面、感情的で個人的な言葉でもあるため、使用する相手や場面には注意が必要です。親しい相手や家族、心を許した間柄でのやりとりには適していますが、ビジネスの場面や公式な関係性においては、適切な距離感を保つためにも使わない方がよいでしょう。目上の方や取引先への敬意を大切にした言葉選びが求められます。丁寧で優しい言葉ではありますが、その場にふさわしいかどうかを常に考えながら使うことが大切です。相手への敬意と場の空気を尊重し、感謝や思いやりをより的確に伝えるための言い換えを工夫することが求められます。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

