APIとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点
ビジネス用語としてのAPI(エーピーアイ)とは、「Application Programming Interface(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」の略で、異なるソフトウェアやシステム同士が情報をやりとりしたり、機能を共有したりするための仕組みを意味します。簡単にいえば、他のサービスやシステムの機能を自社のアプリやシステムに組み込むための「窓口」や「橋渡し」のような役割を持つものです。
ビジネスの現場では、APIは非常に重要なキーワードです。例えば、ある企業が保有する顧客管理システム(CRM)を他のマーケティングツールと連携させたい場合、APIを利用することで両者をスムーズに接続することができます。これにより、顧客情報の一元管理や、業務の効率化が実現されます。APIは、企業間の連携や、社内のさまざまなシステムの統合にも活用されており、開発コストの削減やスピードの向上にも貢献します。
また、APIを公開することで外部の企業や開発者が自社のサービスを利用できるようになり、新たな価値やサービスの創出にもつながります。たとえば、GoogleやFacebookなどのIT企業は、自社のAPIを公開することで、世界中の開発者がそれを利用して多種多様なサービスを開発しています。これは「APIエコノミー」とも呼ばれ、APIが単なる技術ではなく、ビジネスモデルの核として機能していることを意味します。
現代のビジネスにおいてAPIは、業務の自動化や業務効率の向上、そして競争力のあるサービス提供を可能にする重要な仕組みであり、業界を問わずあらゆる分野で活用されています。営業、マーケティング、カスタマーサポート、データ分析など、APIを活用することで飛躍的に業務の質を高めることが可能です。
まとめ
- APIとは、異なるソフトウェア同士をつなぐ「窓口」のような仕組み
- システム連携やデータ共有により業務効率が向上
- 外部開発者にAPIを公開することで、新たなサービス創出が可能
- 「APIエコノミー」という考え方でビジネスそのものを拡張できる
- 多くの業務分野で活用されており、競争力向上に直結
APIを英語で言うと?
「Application Programming Interface」と言います。
APIの言い換え・言い回しは?
- アプリケーション連携の仕組み
- ソフトウェア同士の接続方法
- サービス連携のための仕掛け
- データや機能を共有する仕組み
- 他システムとの橋渡しの手段
APIが使われる場面
- 顧客管理システムとメール配信ツールの連携
- 会計ソフトと銀行データの自動連携
- ECサイトでの在庫情報更新の自動化
- スマートフォンアプリとクラウドのデータ同期
- 他社サービスへのログイン機能の導入(SNS連携)
APIを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合
- 他システムとの接続機能のご利用を予定しております。
(We are planning to utilize the system connection feature.) - 貴社サービスとの連携を実現するための機能をご提案させていただきます。
(We would like to propose a function that enables integration with your service.) - システム間連携の仕組みを用いたご提案をさせていただきます。
(We will provide a proposal utilizing an inter-system coordination mechanism.) - 御社の管理システムとの連携に対応可能な機能がございます。
(We have a function that can integrate with your management system.) - 双方のシステムを連携させる構成についてご案内いたします。
(We will guide you through a configuration that enables integration between both systems.)
API・社内メールで言い換えて使用する例文
- 社内システムとの接続機能を利用して、業務の自動化を進めます。
(We will use the internal system connection feature to automate tasks.) - 開発中のツールに接続機能を追加しました。
(We have added a connection feature to the tool under development.) - 他部署の管理システムとの機能連携を検討中です。
(We are considering function integration with the management system of another department.) - 業務効率を高めるための連携手段を調査中です。
(We are currently researching coordination methods to improve work efficiency.) - 社内ツールの間でデータのやり取りができるよう機能追加を行いました。
(We have added features to enable data exchange between internal tools.)
APIを使用した本文
- 弊社の管理システムは他サービスとの接続機能を備えており、外部ツールとの連携も簡単に行えます。この仕組みを活用することで、手作業による情報入力を減らし、ミスの削減と業務の効率化が期待できます。
(Our management system includes a connection feature with external services, making tool integration easy. This mechanism reduces manual data entry, minimizes errors, and improves work efficiency.) - サービスの利便性を高めるため、外部の決済機能との接続を導入しております。これによりユーザーはよりスムーズに取引が可能となり、継続利用にもつながっています。
(To improve service usability, we have introduced external payment system connectivity. This allows users to complete transactions more smoothly, encouraging continued use.) - 開発中の社内ツールは、既存の勤怠管理システムと接続できるように設計されています。これにより、出退勤データの自動反映が可能となり、管理部門の作業負担が軽減されます。
(The internal tool under development is designed to connect with the existing attendance management system. This enables automatic reflection of attendance data and reduces the workload of the management department.) - 顧客管理システムとの情報連携を進めることで、営業チームの活動履歴がリアルタイムに反映され、部門間の連携が一層スムーズになりました。
(By advancing information linkage with the customer management system, sales activity records are reflected in real-time, leading to smoother cooperation between departments.) - パートナー企業のツールとの接続が完了し、商品データの一括管理が可能になりました。業務の無駄が省け、処理速度も大幅に向上しています。
(Connection with a partner company’s tool has been completed, enabling unified management of product data. This has eliminated inefficiencies and significantly improved processing speed.)
APIをメールで使用すると不適切な場面は?
APIという言葉は専門的な内容を含んでおり、相手が技術的な知識を持っていない場合には誤解や混乱を招く可能性があります。特に営業や契約に関わる初回の連絡や、非技術職の方への説明文の中で使うと、相手が内容を理解できず、本題が伝わりにくくなることがあります。
また、企業間のやりとりで「APIを使います」だけでは説明が足りず、何をどう連携するのか、どんなメリットがあるのかが伝わりません。そのため、説明を補足せずにAPIという単語を用いるのは、やや一方的で不親切な印象を与えるおそれがあります。
ビジネスメールでは、相手が誰であっても「わかりやすく、丁寧に説明する」ことが大切です。その意味で、専門用語の使用には注意が必要です。
API 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方
- 業務を効率化するため、システム同士が情報をやり取りできる仕組みを導入しております。
(We have introduced a mechanism that allows systems to exchange information to improve efficiency.) - 各ツールをつなぐことで、操作の簡素化と作業時間の短縮を実現しております。
(We are connecting various tools to simplify operations and shorten work time.) - 他サービスと機能を共有できる構成を検討しております。
(We are considering a structure that allows functionality sharing with other services.) - 手間を減らすため、情報を自動で反映させる仕組みを準備中です。
(To reduce manual tasks, we are preparing a system for automatic data reflection.) - 双方のサービスの強みを活かした連携方法を模索しております。
(We are exploring integration methods that utilize the strengths of both services.)
メール例文集
目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文
他社システムとつなげる方法をご説明するメール
いつも大変お世話になっております。
今回のご提案につきまして、弊社では現在、御社がご利用中の管理システムと接続可能な機能を有しており、データを自動的に共有することで業務負担の軽減を図ることができます。具体的には、担当者様の手作業による情報入力を最小限に抑え、リアルタイムでの情報反映を実現いたします。
つきましては、詳しい内容について資料を添付しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。ご不明な点がございましたら、何なりとお申し付けください。
連携機能に関するご相談と確認のお願い
いつもお力添えをいただき、誠にありがとうございます。
このたび、弊社で進めております業務改善の一環として、御社のサービスと連携可能な機能を活用し、さらなる効率化を目指しております。その中で、御社側のシステム仕様についていくつか確認させていただきたい事項がございます。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご都合の良い日時をいただき、簡単な打ち合わせの機会を設けていただけますでしょうか。ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
顧客・お客様へ言い換え適したメール例文
機能の追加に関するご案内
このたびは弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
より快適にお使いいただけるよう、新たに他サービスと情報を共有できる機能を追加いたしました。これにより、お客様が普段ご利用のツールと弊社システムがつながり、操作や管理がよりスムーズに行えるようになります。
詳しい設定方法やご利用上の注意点は、添付の資料にまとめております。ご不明な点などございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
ご利用中のサービスとの接続に関するご確認
平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
現在、お客様のご利用環境に合わせて、他社サービスと弊社サービスをつなぐ機能のご利用を検討させていただいております。円滑な導入のために、いくつか設定上の確認事項がございます。
恐れ入りますが、担当窓口までご一報いただけますと幸いです。お客様のご希望に合わせて丁寧に対応させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
社内メールで使う際に言い換え適したメール例文
社内ツール連携の完了報告
お疲れ様です。
先日より対応しておりました、勤怠管理ツールと日報システムとの連携が無事に完了しました。今後は、出退勤のデータが自動で反映されるため、手動入力の手間が省け、業務の効率が向上する見込みです。
引き続き動作確認を行ってまいりますが、何か不具合やご意見がありましたらお知らせください。
連携作業に関するスケジュール共有
お疲れさまです。
営業支援システムと既存の顧客データベースの接続作業について、来週中にテスト環境での動作確認を行う予定です。問題がなければ、翌週から本番環境への導入を進めてまいります。
関連部門の皆様にはご協力をお願いすることになるかと思いますので、事前にスケジュールをご確認いただけますと幸いです。
API 相手に送る際の注意点・まとめ
ビジネスの場でAPIという言葉を使う際には、相手の知識レベルや理解度に合わせて説明を丁寧に行うことがとても重要です。APIは技術的な意味合いが強く、特にITに明るくない相手に対しては、むしろ混乱を与えてしまう可能性もあります。
たとえば、「APIを活用しています」といった表現だけでは、実際にどのような仕組みが動いているのか、どんな利点があるのかが分かりにくいため、相手にとっては理解しづらく、かえって不親切な印象を持たれてしまうこともあるのです。
こういったことを防ぐためには、「他のシステムとつなぐ機能を使って、業務を自動化します」「御社の管理システムと情報を共有できます」など、できるだけやさしく具体的に伝えるようにしましょう。技術的な用語を避けて、イメージしやすい言い回しに置き換える工夫が大切です。
また、文面だけでなく、メールに資料を添える、口頭での説明の機会を設けるなど、相手の理解をサポートする姿勢も非常に重要です。言葉の選び方一つで、ビジネスの信頼関係にも大きな影響を与えることがありますので、細心の注意を払って使いましょう。

