ブッキングとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点

ブッキングとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点

ビジネスの現場において「ブッキング」という言葉は、さまざまな意味合いで使われますが、主に「予約の確定」「予定の取り決め」「スケジュールの調整」「重複して予定を入れること」といった意味で用いられます。語源は英語の “booking” で、「本に記録すること」「帳簿に書き込むこと」が由来です。

最も基本的な意味としては、会議室や交通手段、宿泊施設などを事前に押さえる「予約」を指します。例えば、出張時のホテルや飛行機の手配に関して、「出張のためのホテルをブッキングしました」といった使い方がされます。また、社内での面談や商談、イベントへの登壇依頼などでも「日程をブッキングする」という言い方がされ、予定を確定させる行為を意味します。

一方で、注意が必要なのが「ダブルブッキング」という使い方です。これは同じ日時に複数の予定を入れてしまい、結果的に一方に迷惑がかかってしまうような状況を指します。このようなミスは、ビジネスにおいて信用を損なう原因になりかねないため、スケジュール管理は非常に重要です。

さらに、芸能界やイベント業界などでは、タレントやアーティストの出演予定を「ブッキングする」と言い、出演交渉や確約を取る意味で使われます。このように、関係者の合意に基づいて予定を確定させるという意味が強く、単なる予約以上に交渉や調整のニュアンスが含まれることもあります。

まとめると、「ブッキング」は以下のような意味で使われます。

  • 会議室や宿泊、交通機関などの事前予約
  • 商談や会議、面談の日程調整や確定
  • 芸能人や講師などの出演・登壇の依頼と確定
  • ダブルブッキングなど、予定が重なる事態
  • 関係者間での合意による予定の確定

「ブッキング」を英語で言うと?
→ “booking”(予約・予定確定)
→ “scheduling”(予定を組む)
→ “double booking”(重複予約)


ブッキングの言い換え・言い回しは?

  • 予定を確定する
  • 日程を押さえる
  • 予約を入れる
  • スケジュールを調整する
  • 日取りを決める

ブッキングが使われる場面

  • 会議室の利用時間を先に確保する場合
  • 出張のためのホテルや交通機関を予約する場合
  • 社外との商談日時を調整して決定する場合
  • セミナーや講演に登壇を依頼する場合
  • 社内での面談や上司との打ち合わせ日程を調整する場合

ブッキングを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合

  • お打ち合わせの日程について、先に調整させていただければと存じます。
    (I would appreciate it if we could adjust the meeting schedule in advance.)
  • ご希望のお日にちを優先的に押さえさせていただきたく存じます。
    (We would like to prioritize your preferred date and secure it accordingly.)
  • 今回の会場につきまして、事前に手配させていただきました。
    (The venue has been arranged in advance for this occasion.)
  • ご来社日程につきまして、仮で日取りを設定させていただいております。
    (A tentative date has been set for your visit.)
  • ご多忙中恐縮ですが、日程の調整をお願いできますと幸いです。
    (We would be grateful if you could help us coordinate the schedule despite your busy agenda.)

ブッキング・社内メールで言い換えて使用する例文

  • 明日の会議室を先に確保しておきましたのでご安心ください。
    (I’ve secured the meeting room for tomorrow in advance, so please rest assured.)
  • 社外のアポイントが決まりましたので、カレンダーに予定を入れておきました。
    (The external appointment has been confirmed and added to the calendar.)
  • ○○様の講演について、スケジュールを調整しました。
    (I’ve adjusted the schedule for Mr./Ms. ○○’s lecture.)
  • ダブルブッキングを避けるため、スケジュールを再確認いたしました。
    (To avoid double booking, I’ve double-checked the schedule.)
  • 次回の面談予定をカレンダーに反映済みです。
    (The next meeting schedule has been reflected in the calendar.)

ブッキングを使用した本文

  • 明日の商談につきまして、先方のご希望に合わせて日程を確定させていただきました。すでに会議室の手配も完了しておりますので、ご安心ください。当日は時間通りに開始できるよう準備を進めております。
    (Regarding tomorrow’s business meeting, we have confirmed the schedule based on the client’s request. The meeting room has already been secured, so please rest assured. We are preparing to start on time.)
  • 出張に伴う宿泊施設と移動手段について、すべての予約が完了しております。現地でのスムーズな行動が可能になるよう、詳細な旅程もまとめております。必要に応じてご共有いたします。
    (All reservations for accommodation and transportation related to the business trip have been completed. We’ve also compiled a detailed itinerary to ensure smooth movement on-site and will share it as needed.)
  • 来週予定しているオンライン会議について、日程を確定させました。関係者の皆様にはすでに招待メールを送付済みですので、ご確認をお願いいたします。
    (The schedule for next week’s online meeting has been finalized. Invitations have already been sent to all relevant participants. Please check your inbox.)
  • 講演依頼に関して、○○先生とご相談のうえ、正式にご登壇いただける運びとなりました。当日は講演開始の30分前に現地入りの予定です。
    (Regarding the lecture request, we have confirmed with Dr. ○○ that they will officially attend. They are scheduled to arrive at the venue 30 minutes before the start time.)
  • 今回のイベントに関する各種手配が完了しました。スケジュール調整も問題なく進み、関係者全員の出席確認も取れております。
    (All arrangements for the event have been completed. The schedule coordination has gone smoothly, and attendance confirmations from all stakeholders have been received.)

ブッキングをメールで使用すると不適切な場面は?

「ブッキング」という言葉は日常的に使われていますが、相手によっては軽い印象を与える場合があるため、特に目上の方や取引先に対してのメールでは使用を避けたほうが無難です。特に外資系ではない企業や、保守的な業界ではカタカナ語自体が好まれないこともあり、違和感を与える可能性があります。また、「ブッキングしました」だけでは、詳細な説明が不足しており、丁寧さや正確さに欠けると受け取られることがあります。

たとえば、重要な商談や契約締結にかかわる日程調整の場で「先方をブッキングしました」などと記載すると、「軽く扱われている」と感じられてしまうこともあります。そのため、「予約を完了しました」や「日程を確定いたしました」など、より具体的かつ丁寧な言い回しが望ましいです。


ブッキング 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方

  • ご予定の確認をさせていただき、日程を先に調整させていただきました。詳細は別途ご案内させていただきます。
    (We have confirmed your availability and tentatively adjusted the schedule. Further details will be provided separately.)
  • 日程の候補日をいただいたうえで、最も都合の良い日時を仮で確保しております。
    (Based on the proposed dates, we have tentatively secured the most convenient time.)
  • 会議室の利用予約を事前に済ませましたので、ご安心いただければと思います。
    (The meeting room reservation has been completed in advance, so please rest assured.)
  • 関係各所との調整が完了し、正式に予定が確定しましたことをご報告申し上げます。
    (All necessary coordination has been completed, and the schedule is now officially confirmed.)
  • 出張の手配が整いましたので、当日はスムーズにご案内できるかと存じます。
    (Travel arrangements have been finalized, and we believe everything will proceed smoothly on the day.)

ブッキング メール例文集

目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文

日程を事前に押さえたことを丁寧に伝える

お世話になっております。先日ご相談させていただきました来週のご訪問につきまして、先方のご都合を確認のうえ、〇月〇日午後にお時間を頂戴できる運びとなりました。つきましては、会議室も事前に確保しておりますので、当日はスムーズにご案内できるかと存じます。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

出張や宿泊の準備を丁寧に報告する

お世話になっております。〇〇出張に関しまして、宿泊施設および交通機関の手配がすべて完了いたしました。ご予定に沿って行動できるよう、旅程表も作成しております。ご確認のうえ、ご不明点がございましたらお知らせください。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。


顧客・お客様へ言い換え適したメール例文

ご希望に沿った予約をお知らせする文面

このたびはご依頼いただき、誠にありがとうございます。ご希望のお日にちを優先し、会場の予約を済ませております。万が一ご都合が変わる場合は、お早めにご連絡いただけますと幸いです。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

予定確定後のご案内を丁寧に行う文面

いつもお世話になっております。次回のお打ち合わせについて、〇月〇日午後〇時にて予定を確定させていただきました。当日は弊社応接室にてお迎えいたします。万一お時間等に変更がある際は、ご遠慮なくお知らせください。


社内メールで使う際に言い換え適したメール例文

会議室の予約を報告する文面

〇月〇日の全体会議について、〇階会議室を予約済みです。資料や機材についても手配済みですので、当日は定刻通り開始できる予定です。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

スケジュール確定の連絡をする文面

次回の部門ミーティングについて、参加メンバー全員の都合を確認し、〇月〇日午後にてスケジュールを確定いたしました。ご予定の調整をお願いいたします。


ブッキング 相手に送る際の注意点・まとめ

「ブッキング」という言葉は便利ではありますが、受け手によっては軽く感じられる可能性があります。特に日本のビジネスシーンでは、曖昧な言い方やカタカナ語に対して慎重な対応が求められることがあります。そのため、相手が誰か、どんな業界か、関係性の深さなどに応じて、より丁寧で具体的な言い方に置き換える工夫が必要です。

また、「ブッキング」という言葉だけで、何を予約・調整したのかが明確でない場合があります。そのため、何を、いつ、どのように確定したのかを文章で丁寧に補足することで、安心感と信頼感を持たせることができます。