BtoC|ビジネスでの意味・日本語で言い回しての使い方と例文・メールでの注意点
ビジネスで使われる「BtoC(ビートゥーシー)」とは、「Business to Consumer」の略で、企業が個人の消費者に対して商品やサービスを提供するビジネスの形態を意味します。たとえば、スーパーでの買い物や、通販サイトでの購入、飲食店でのサービスなど、私たちの身の回りにある消費活動の多くが、このBtoCにあたります。
BtoCの大きな特徴は、「お客様が一般の個人」であることです。つまり、生活者一人ひとりの好みやニーズに合わせた商品・サービスを提供しなければなりません。個人消費者は、価格や使いやすさ、デザイン、口コミ、信頼感など、さまざまな視点から商品を選びます。企業側としては、こうした視点を的確に読み取り、いかに魅力的な提案ができるかが問われます。
また、BtoCのマーケティングでは感情に訴える要素が非常に重要になります。テレビCMやSNS広告などでは、「共感」や「安心感」「楽しさ」といった感覚に働きかける工夫が多く見られます。商品の機能や価格だけではなく、「使うことで得られる体験」が購買の決め手になることが多いためです。
取引の単価はBtoBに比べると小さい場合が多いですが、その分「数」が勝負になります。一人でも多くのお客様に選ばれ、繰り返し利用してもらえるよう、購入後のサポートや満足度向上の取り組みも重要です。
現代のBtoCでは、ネットショップやスマホアプリなど、オンラインの接点も増えてきました。リアルとデジタルをうまく組み合わせて、個人のお客様と丁寧な関係を築いていくことが、これからますます大切になっていくでしょう。
まとめ
- BtoCとは、企業が個人の消費者に向けて商品・サービスを提供するビジネス
- スーパー・ネット通販・飲食店など、私たちの生活に密着した分野
- お客様の好み・感情・体験価値が重視される傾向にある
- 単価は小さいが、購入数やリピートが重要なポイント
- デジタルマーケティングとの連動が必須になっている
BtoCを英語で言うと?
→ Business to Consumer
BtoCの言い換え・言い回しは?
- 個人向け取引
- 一般消費者との取引
- 生活者向けサービス
- 個人のお客様向け販売
- 一般のお客様向けビジネス
BtoCが使われる場面
- 小売店の新商品発表時に使われる説明文
- ECサイト運営の戦略会議での業態区分
- マーケティング施策のターゲット設定時
- 接客や顧客満足度向上を検討する場面
- 新サービスの提供対象が個人消費者であるとき
BtoCを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合
- 本サービスは、個人のお客様を対象に設計しております。
(This service is designed for individual customers.) - 一般消費者の方々向けのご案内となります。
(This notice is intended for general consumers.) - 生活者向けの商品としてご提供させていただいております。
(We provide this as a product for everyday consumers.) - 個人のお客様に対するサポート体制も整えております。
(We also have a support system in place for individual customers.) - 一般の皆さまにお楽しみいただける内容となっております。
(This is designed for the enjoyment of the general public.)
・社内メールに合わせた言い換え
- 今回のキャンペーンは、一般消費者を対象としております。
(This campaign targets general consumers.) - 個人向けのプロモーション施策をご検討ください。
(Please consider promotional measures for individual users.) - 顧客満足度向上のため、生活者視点の改善案を募集します。
(We are seeking improvement ideas from a consumer perspective to boost satisfaction.) - 一般のお客様にとってわかりやすい説明が必要です。
(Clear explanations for general customers are necessary.) - 今期は、個人向けサービスの強化が重点項目となります。
(This term, strengthening services for individuals is a key focus.)
BtoCを使用した本文
新商品を個人向けに紹介する文面
いつも弊社製品をご利用いただきありがとうございます。
このたび、個人のお客様にもより手軽にご利用いただける新商品を発売いたしました。日々の暮らしに少しでも役立てていただけますよう、心を込めて開発いたしました。ぜひお試しくださいませ。
(We are pleased to introduce our new product designed for individual customers, created with care to support daily life. We hope you will give it a try.)
一般消費者向けのキャンペーンの案内
平素よりご愛顧いただきありがとうございます。
現在、一般の皆さまを対象としたお得なキャンペーンを実施しております。期間限定で特典もございますので、この機会にぜひご利用ください。
(We are currently running a special campaign for general consumers, with limited-time benefits. We hope you’ll take advantage of this opportunity.)
お客様満足度向上の取り組み説明
弊社では、個人のお客様にもご満足いただけるよう、サービス改善に努めております。日々のお声を大切にしながら、よりよい商品づくりを進めてまいります。
(We are committed to improving our services to ensure individual customers are satisfied. We greatly value your feedback.)
お問い合わせ対応へのお礼
このたびはお問い合わせいただき、誠にありがとうございました。
個人のお客様からのご意見を真摯に受け止め、今後の改善に活かしてまいります。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
(Thank you for your inquiry. We take your input seriously and will use it to improve our services going forward.)
社内報告にて個人向け市場への注力を伝える文面
今後は、個人のお客様との接点を増やすことが事業成長の鍵となります。商品設計から広報まで、生活者目線の意識を共有してまいりましょう。
(Increasing direct engagement with individual customers will be key to future growth. Let’s work together with a consumer-first mindset.)
BtoCをメールで使用すると不適切な場面は?
BtoCという言葉は業界内やマーケティング関係者にはなじみ深いですが、一般の方や取引先の方にとっては、意味がすぐに伝わりにくいことがあります。とくに、メールの文中で略語だけを使ってしまうと、「何のことだろう?」と疑問に思われてしまい、かえって伝えたい内容の妨げになることがあります。
また、BtoCという略語は少し無機質な印象を与えることがあり、「自分たち一人ひとりをきちんと見てくれていないのでは」と感じさせてしまう可能性もあります。個人のお客様に向けてサービスを届けるときは、「お客様」「一般の方」「個人向け」など、より身近で温かみのある言葉を使うことが大切です。
メールでは、相手にわかりやすく、誤解なく伝えることが最も重要です。略語は便利ですが、使う場面を選ぶことが丁寧な対応につながります。
BtoC 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方
- 個人のお客様にも安心してご利用いただけるサービスです。
(This service is safe and reliable for individual customers.) - 一般の皆さまにとって使いやすい設計となっております。
(This is designed to be user-friendly for general consumers.) - 生活者の視点に立った開発を行っております。
(We develop our products from a consumer’s perspective.) - ご家族皆さまでお楽しみいただける内容となっています。
(This content is enjoyable for the whole family.) - 日々の暮らしに役立つアイテムとしてご活用いただけます。
(This can be a helpful addition to your daily life.)
メール例文集
目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文
商品のご提案を丁寧に伝える
いつも大変お世話になっております。
このたび、個人のお客様を対象とした新しい商品シリーズを展開する運びとなりました。ご家族向けにもご利用いただけるよう設計されており、御社におかれましても販促の一環としてご活用いただけるのではと考えております。詳細についてご説明の機会をいただけましたら幸いです。
新サービスについて共有する文面
平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
弊社では現在、個人向けサービスの充実に注力しており、新たなサポート体制の構築も進めております。ご紹介可能な内容をまとめましたので、ぜひご確認いただき、今後のご相談にもお役立ていただけますと幸いです。
顧客・お客様へ言い換え適したメール例文
ご利用への感謝と今後のご案内
いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
皆さまにより快適にご利用いただけるよう、機能改善とデザインの見直しを進めております。今後も、個人のお客様に寄り添ったサービスの提供に努めてまいりますので、変わらぬご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
ご意見への対応を丁寧に伝える
このたびは貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。
お寄せいただいた内容は真摯に受け止め、個人のお客様のお声として今後のサービス向上に役立ててまいります。ご不明点やお気づきの点がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせくださいませ。
社内メールで使う際に言い換え適したメール例文
開発部門への報告
お疲れさまです。
先月実施したアンケート結果では、個人向けサービスに対する満足度が高く、改善提案も多く寄せられました。今後のアップデートに反映できるよう、優先度の高いものから検討をお願いします。
営業チームへの共有
皆さま
今月から始まるキャンペーンは、個人のお客様向けに特化した内容となっております。プロモーションの際には、丁寧で分かりやすい説明を心がけていただきますようお願いいたします。
BtoC 相手に送る際の注意点・まとめ
BtoCという言葉は、マーケティングやビジネスの中ではよく使われていますが、相手によっては意味が伝わりづらく、また少し業界用語のように聞こえてしまうこともあります。とくに、初めて連絡を取るお客様や、消費者の方に向けて使うと、「自分は業界の外の人間なんだな」と距離を感じさせてしまう可能性もあります。
また、略語は時に無機質で冷たい印象を与えることもあるため、メールや文章の中で使う際には、「誰が相手なのか」「どんな関係性なのか」をよく考えたうえで、より丁寧で分かりやすい言い回しに置き換えることが大切です。
言葉には温度があります。BtoCという用語に頼りすぎず、相手の気持ちに寄り添った表現を心がけることで、より伝わる、より信頼されるメールになります。伝える力は、言葉選びから始まります。

