「あさましい」一般的な意味と英語で言うと
「あさましい」という形容詞は、目の前で起きていることや人の行動に対して強い軽蔑や驚きを覚える時に使われる言葉です。主に、人としてあるまじき行動や、見苦しい様子、欲深く卑しい心根を持っている人物に対して用いられます。人が他人を押しのけてまで自己利益を追求したり、恥を恥とも思わない態度をとった時に「あさましい」と評されることが多く、まさに人格や心のあり方に関わる否定的な評価が込められています。この言葉には、単なる非難ではなく、「人として情けない」「恥ずべき行動だ」という強い道徳的な感覚が伴っており、日常生活でも見かけるような小さな欲望から政治・ビジネスの世界に至るまで、幅広く批判的な意味で使われています。英語では「despicable」「contemptible」「shameful」「base」などが近い訳語として使われますが、日本語の「あさましい」には感情的な嫌悪や恥の意識が深く含まれている点が特徴です。検索すると「人間関係 あさましい」「金銭欲 あさましい」などの組み合わせが多く見られ、人間の醜さやエゴイズムを批判する文脈で多用されていることがわかります。実生活でも、他人の善意を悪用したり、自分だけ得をしようとする態度、あるいは失敗をすべて他人のせいにするような行動が「あさましい」とされます。こうした使い方は社会的な常識や良識に基づいた価値観から生まれるものであり、単なる言葉の意味を超えて、その人の人格や人間性の深い部分を問う強い語感を持っています。
「あさましい」の一般的な使い方と英語で言うと
- 他人の成功を妬んで、陰で悪口を言っているのを見ると、その人の心があさましくて関わる気がしなくなります。
(When I see someone gossiping out of jealousy for another’s success, their pettiness is so despicable that I don’t want to be involved with them.) - お金のために親族を訴えるような行動は、人として本当にあさましいと思います。
(I truly believe that suing family members for money is a shameful act that disgraces one’s humanity.) - 他人の不幸を面白がって笑うような姿は、とてもあさましく感じられました。
(It was deeply disturbing and contemptible to see someone laughing at another person’s misfortune.) - 自分の過ちを認めず、すべて部下に責任を押しつける上司の姿はあさましく映ります。
(The boss who refuses to admit their mistakes and blames subordinates appears completely base and dishonorable.) - 公共の場で自分勝手な振る舞いをする大人を見かけると、そのあさましさに恥ずかしくなります。
(When I see adults behaving selfishly in public, their shameful conduct embarrasses me.)
似ている表現と失礼がない言い回し
- 卑しい:品格を欠いた行動や心の浅さを指す場合に用いる
- 見苦しい:外見や態度が人目に恥ずかしく映る際に適する
- 浅はか:軽率で考えが足りないというニュアンスに適する
- 残念な:非難のトーンを和らげつつ否定的な意味合いを伝えたい場合に便利
- 好ましくない:丁寧に批判的意見を述べる際に向いている
性格や人格として言われた場合は?
「あさましい」と性格や人格に対して使われた場合、その人の行動や言動が極めて利己的で他者を思いやる心が欠けており、人間性が疑われるほどの軽蔑の対象となっていることを意味します。たとえば、金銭欲が強く、自分の利益だけを考えて他人を傷つけても平気である人物や、恥を恥とも思わずに堂々と不正を行うような人物が「あさましい性格」とされることがあります。これは単に性格が悪いというだけでなく、人としての根本的な価値観や倫理観が欠如しているという、非常に強い否定的評価です。相手に対して使う際には、人格全体を否定するに等しいため、軽々しく使うべきではありません。
「あさましい」をビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスの場で「あさましい」という言葉を使う場合、倫理的に問題のある行動や、周囲の信頼を損なうような行為に対して非難の意を込めて使われることが多いです。具体的には、部下を盾にして責任逃れをする、社内の混乱に乗じて自己利益を追求する、顧客をだまして売上だけを追うなど、誠実さに欠けた行動が対象となります。組織における信用は一度損なわれると回復が困難なため、「あさましい」と評されるような言動は厳しく避けるべきです。
- 競合の悪口を言って自社をよく見せようとする営業手法は、あさましく見られかねません。
(Sales tactics that disparage competitors to promote one’s own company can appear despicable.) - 他部署の失敗を利用して自部署の成果を強調するような態度は、非常にあさましいものです。
(Using another department’s failure to highlight your own success is truly contemptible.) - 取引先に謝罪をすべきところを、他社に責任転嫁するような言動は、あさましいと受け取られることがあります。
(Shifting blame to another company instead of apologizing to a client can be seen as disgraceful.) - 顧客に不利益を与えてでも契約を取るような営業活動は、長期的にはあさましいと見なされます。
(Securing contracts at the expense of the client’s interests is ultimately regarded as base.) - 社内の評価を得るために同僚を陥れる行動は、あさましい性格と判断されかねません。
(Undermining colleagues to gain internal recognition may be judged as a despicable character trait.)
「あさましい」は目上の方にそのまま使ってよい?
「あさましい」という言葉は、その語感が強く、人格や行動に対する否定的な評価を直接的に伝えるものであるため、目上の方や取引先に対して使用するのは極めて不適切です。この言葉には軽蔑や非難の感情が強く込められており、たとえ相手に非があるとしても、直接この言葉を用いてしまうと感情的な対立や信頼の損失を招く恐れがあります。特にビジネスでは、相手との関係を維持しながら意見を伝える必要があるため、冷静で丁寧な語彙選択が不可欠です。誤ってこの言葉を使えば、思わぬ摩擦を生み、結果的に自身の評価も下がるリスクがあります。
- 相手を不快にさせやすい語彙である
- 人格や品位に対する非難を含むため誤解を招く
- 感情的な印象を与える可能性が高い
- 信頼関係を損ねる要因になる
- より柔らかい言い回しに置き換える必要がある
「あさましい」の失礼がない言い換え
- 今回の対応には少し戸惑いを覚えましたが、今後の改善に期待しております。
- やや自己中心的に映る部分がございましたが、皆様のご協力をいただければと存じます。
- 誠に申し上げにくいのですが、もう少し配慮いただければ助かります。
- 少々気になる点がございましたが、全体としては前向きに受け止めております。
- 一部行動に疑問が残りましたが、全体としての意図は理解いたしました。
「あさましい」で注意する状況・場面は?
「あさましい」という言葉は感情が強く表れる語であり、聞いた側に深い不快感や嫌悪感を与える可能性があります。したがって、使用には極めて慎重を要します。特に、相手の人格や性格に関わる評価として使う場合、それがたとえ的確な指摘であっても、人格否定として受け取られることが多く、関係性が破綻するきっかけになることさえあります。家族や友人の間でも、相手の行動を咎める言葉として用いれば信頼を損ない、口論や対立を招く可能性が高いです。特に以下のような場面では、言葉を選び直す必要があります。
- 目上の方や上司に対して、否定的な意見を述べる場合
- 取引先との交渉中や謝罪を要する場面
- 家庭内で親や配偶者を非難する際
- SNSや公的な発言で特定の人物を批判する際
- 教育現場や子育てにおいて子どもの人格を否定するような文脈で
「あさましい」のまとめ・注意点
「あさましい」という言葉は、他人の心ない行動や、恥ずかしさを感じさせるような態度に対して用いられる、非常に強い否定的な形容詞です。この言葉を使う際には、その背景にある道徳的な価値観や人間観が深く関係しており、単なる悪口や批判を超えた重みがあります。だからこそ、相手に対して直接使うのは非常に危険であり、対人関係において慎重に扱うべき言葉であると言えます。特にビジネスや目上の方とのやり取りでは、直接的な否定語を避け、やんわりとした表現や丁寧な指摘に言い換えることが望まれます。感情の高まりとともに出てしまいがちな言葉ではありますが、その後の関係性を左右するほどの影響を持ちうるため、冷静な判断のもとで使用の是非を考える必要があります。適切な場面で、適切な相手に、慎重に使うことが、良好な関係を保つ鍵となります。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

