インターフェースとユーザーインターフェースの違い?使い分けは?
「インターフェース」と「ユーザーインターフェース」は、ITやシステム開発、ビジネス現場でよく登場する言葉です。一見似た表現ですが、その意味や使い方、範囲は大きく異なります。特に、「インターフェース」という言葉はIT以外でも使われ、さまざまな場面で幅広く使われるため、混同してしまうことも少なくありません。
インターフェースのビジネス用語としての説明
インターフェース(Interface)は、日本語で「接点」「境界面」「仲介するもの」などと訳されます。
そもそも「インターフェース」とは、二つ以上の異なるものが情報をやり取りしたり、つながったりする際に必要となる「中間の窓口」や「やり取りのルール」を指します。
ITやシステム開発の現場では、「機械同士」や「システム同士」「プログラム同士」など、人以外のものの“つなぎ目”や“共通の取り決め”として使われることが多いです。たとえば、コンピュータと周辺機器をつなぐ「ハードウェアインターフェース」や、複数のソフトウェアが連携するための「API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」などが代表例です。
また、ビジネスの現場では「部門同士のやり取り」や「異なる会社・サービスの連携」など、人の活動の中でも「接点・橋渡し役」として使われることもあります。
インターフェースのまとめ
- 二つ以上の異なるものをつなぐ「接点」や「窓口」「やり取りのルール」
- 人や機械、システム、ソフトウェアなど、さまざまな領域で使われる
- 情報やデータ、信号などをやり取りするために必要
- ビジネスでは「部門間の窓口」や「異業種連携」など、比喩的にも使われる
- IT分野では特に、機械・ソフト間の連携や共通仕様を示す
ユーザーインターフェースのビジネス用語としての説明
ユーザーインターフェース(User Interface/UI)は、上記の「インターフェース」のうち、**「人」と「製品やサービス」「システム」とをつなぐ“接点”や“操作画面”**を指します。
つまり、「ユーザー(利用者)」が直接触れたり、目にしたり、操作したりする“見える部分”“使うための窓口”がユーザーインターフェースです。
たとえば、
- パソコンやスマホの画面デザイン
- ウェブサイトのボタンやメニュー
- アプリの操作画面や入力フォーム
- 家電の液晶パネルやリモコンのボタン配置
など、「人が道具やサービスを使うときの“入り口”」となる部分がすべてユーザーインターフェースです。
UIの良し悪しは、「使いやすさ」「分かりやすさ」「ストレスのなさ」に直結し、サービスや製品の印象・満足度を大きく左右します。ビジネス現場では、「誰でも直感的に使えるか」「初めての人でも迷わず操作できるか」などの視点で設計・改善が進められています。
ユーザーインターフェースのまとめ
- 「人(ユーザー)」と「サービス・システム」をつなぐ“窓口”や“画面”
- 直接触れる部分(ボタン、アイコン、入力欄、画面レイアウトなど)
- “使いやすさ”や“直感的な操作”が求められる
- サービスや製品の第一印象を大きく左右する
- 機械・システムの“顔”となる部分
インターフェースは「何かと何かの接点すべて」、ユーザーインターフェースは「人とサービス・システムをつなぐ接点」に特化している、という違いがあります。
インターフェースとユーザーインターフェースの一般的な使い方は?
- 異なるシステム間でのデータ連携には共通のインターフェースが必要です
- 新しい周辺機器のインターフェース仕様が統一されました
- APIを介して複数のサービスがインターフェース連携しています
- 部門間での業務インターフェースを明確にすることで、業務効率が向上しました
- 新製品では従来のインターフェースを見直し、互換性を高めました
- 新アプリのユーザーインターフェースをよりシンプルに設計しました
- サイトのユーザーインターフェース改善で、初めての方も使いやすくなりました
- 操作画面やボタン配置など、ユーザーインターフェースの使い勝手を重視しています
- スマート家電のユーザーインターフェースに直感的な操作性を取り入れました
- ユーザーインターフェースの変更により、顧客満足度が向上しました
インターフェースが使われる場面
インターフェースは、**「異なるもの同士がつながる必要がある場面」**で使われます。システム開発では、ソフトウェア同士がやり取りするAPI、異なる機械をつなぐUSBやBluetoothなどもすべて「インターフェース」です。また、社内の部門同士で情報のやり取りや調整が必要なとき「業務インターフェース」として使うこともあります。
ユーザーインターフェースが使われる場面
ユーザーインターフェースは、**「人が直接製品やサービス、システムを操作・利用する場面」**で使われます。たとえば、「使いやすいアプリ」「見やすいサイト」「分かりやすい家電の操作パネル」など、**人が“触れて・操作する部分”**を設計・改善したいときに重要になります。
使い分けのポイントは、「インターフェース=幅広い接点」「ユーザーインターフェース=“人”との接点」に限定される、という違いを意識することです。
失礼がない使い方 インターフェースやユーザーインターフェースを丁寧に伝えるには
説明や提案時、専門用語で相手が混乱しないよう、それぞれの役割や範囲を一言添えて伝えると安心感につながります。
- 異なるシステム同士が正しく情報をやり取りできるよう、インターフェースの仕様を明確に定めております。
- 新しいサービスとの連携にあたっては、共通インターフェースを通じたデータ交換が可能です。
- ユーザーインターフェースを分かりやすく設計し、初めての方でも直感的にご利用いただけるよう配慮しております。
- 操作に不慣れな方でも安心してお使いいただけるよう、ユーザーインターフェースの改善を重ねてまいりました。
- サービス間のインターフェースを整備し、情報連携や業務効率化に役立てております。
- ユーザーインターフェースの色使いやボタン配置についてご意見がございましたら、お気軽にご連絡ください。
- 機械同士のインターフェース規格が統一されたことで、導入や拡張が容易になりました。
- 新サービスではユーザーインターフェースのデザイン性と操作性を両立しております。
- 社内の業務インターフェース見直しを通じて、連携ミスや情報の取りこぼしを減らす取り組みを進めております。
- ユーザーインターフェース改善による効果は、顧客満足度やリピート率の向上として現れております。
インターフェースとユーザーインターフェースの間違えた使い方は?
この二つの言葉は混同しやすく、説明を間違えると相手に誤解を与えやすくなります。
たとえば、ユーザーインターフェースの話をしているのに、インターフェース全般の話と誤解されて技術的な話題が出てしまう場合や、システムのインターフェース改修を「画面のデザイン変更」として説明してしまう場合などがよくあります。
- ユーザーインターフェースの改善だけを案内したいのに、インターフェース全般の仕様変更と誤解を与えてしまった
- システム同士のデータ連携(インターフェース)を「ユーザーインターフェース」と説明し、混乱が生じた
- インターフェース規格の話題で「画面デザイン」を指す表現をしてしまい、技術担当が戸惑った
- ユーザーインターフェース設計を省略して「インターフェース設計」と案内した結果、関係者が異なる設計方針を想定してしまった
- 社内で「インターフェースの見直し」とだけ案内したところ、どの範囲の見直しか分からず作業が遅れた
英語だと違いはある?
英語でも「interface」と「user interface」ははっきりと意味が分かれています。
インターフェース(interface)
「interface」は一般的に“接点”“境界面”“中継点”という意味で使われ、コンピュータだけでなく、機械やシステム、部門、組織間の連携部分を広く指します。たとえば「system interface」や「hardware interface」など、さまざまな接点が含まれます。
ユーザーインターフェース(user interface)
「user interface」は、“利用者が直接操作する部分”を意味し、「The user interface needs to be intuitive.」で「ユーザーインターフェースは直感的でなければならない」という使い方が一般的です。UIという略語もよく使われます。
目上にも使える丁寧な言い回し方は?
目上の方や取引先、関係者への説明や案内では、それぞれの違いや意義を分かりやすく伝えつつ、現場の混乱や誤解を避ける配慮をしましょう。
インターフェースの丁寧な伝え方
「新システムの導入にあたり、既存システムとの円滑なデータ連携を実現するため、インターフェース仕様を慎重に設計しております。ご不明点等ございましたらご相談ください。」
ユーザーインターフェースの丁寧な伝え方
「サービスご利用時に分かりやすく、操作しやすい画面設計となるよう、ユーザーインターフェースの見直しと改善を進めております。どなたにも安心してご利用いただけるよう、引き続きご意見をお寄せいただけますと幸いです。」
メール例文集
- 平素よりお世話になっております。新システムとのインターフェース仕様書をお送りいたしますので、ご確認いただけますと幸いです。
- ユーザーインターフェース改善に関するご要望をいただき、誠にありがとうございます。今後の改良に反映させてまいります。
- インターフェース連携に関するご質問は、担当窓口までお気軽にお問い合わせください。
- 本サービスのユーザーインターフェースは、初めての方にもご利用いただきやすい設計となっております。
- システム間のインターフェースに関する調整事項がございますので、ご確認のほどお願い申し上げます。
- ご利用者の皆様に快適な操作体験をお届けできるよう、ユーザーインターフェースの質向上に努めております。
- 新規プロジェクトでは、外部サービスとのインターフェース連携を強化しております。
- サービスの画面(ユーザーインターフェース)や操作方法について、ご不明な点がございましたらご連絡ください。
- 社内システムのインターフェース見直しにより、業務の効率化を実現しております。
- 今後もインターフェース・ユーザーインターフェース両面での改善を続けてまいります。
「インターフェース」「ユーザーインターフェース」相手に送る際・伝え方の注意点・まとめ
インターフェースとユーザーインターフェースは、どちらも「異なるもの同士をつなぐ接点」としてビジネスやIT現場で重要な役割を持っています。ただし、インターフェースはより広い意味で「システムや部門、機械同士のつなぎ目」「やり取りのルール」などを指し、ユーザーインターフェースは「人(利用者)とサービス・システムをつなぐ部分」に特化しています。