「足が出る」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文

足が出る 慣用句の一般的な意味と英語で言うと

「足が出る」という慣用句は、最初に計画した予算や見積もりよりも実際の費用が大幅に上回ってしまい、結果として収支が合わなくなる状態を意味します。これは、何かを実行する際に予想以上の出費が重なり、計画に対して実際の経費が膨らんでしまう場合に用いられます。たとえば、家庭の改修工事やイベントの開催などで、初めに決めた金額を大きく超える費用が発生し、結果的に損失が出てしまう状況を指す言葉です。英語では “go over budget” や “cost more than expected” という表現が近い意味を持ち、予算管理の大切さや計画の見直しの必要性を示唆しています。実際の生活や業務において、予期せぬ追加費用が生じた場合にこの慣用句を使うことで、計画と現実との乖離や経済的なリスクについて伝えることができます。加えて、この言葉は、費用がかさむことに対する警戒心を呼び起こす意味合いもあり、今後の予算策定や経費管理に対する注意喚起としても有用です。

この慣用句の一般的な例文

・今年実施した家の大規模なリフォームでは、材料費や工事費が当初の見積もりを大きく上回り、結果的に足が出る事態となりました。
(In the large-scale renovation of our house this year, the cost of materials and labor far exceeded the initial estimate, ultimately resulting in going over budget.)

・新たに立ち上げた事業において、設備投資と人件費が予想以上に膨らみ、計画していた予算を大幅に超えてしまい、足が出る結果となりました。
(In the newly launched business, the investments in equipment and personnel costs expanded more than expected, causing the project to significantly exceed its planned budget.)

・友人との長期旅行を計画した際、交通費や宿泊費が急に高騰してしまい、当初の予算内に収めることができず、足が出る結果となりました。
(When planning a long trip with friends, the sudden rise in transportation and accommodation costs made it impossible to stay within the initial budget, leading to overspending.)

・地域のイベント開催にあたり、宣伝費や運営費が予測以上に必要となり、予定していた資金では賄いきれず、足が出る事態に陥りました。
(For the local event, the costs for advertising and management turned out to be higher than expected, and the planned funds were insufficient, resulting in a cost overrun.)

・企業の新製品発表に伴い、開発費やマーケティング費が見込んでいた額を大きく超え、最終的に足が出る状況となったことが報告されました。
(It was reported that due to the new product launch, development and marketing expenses greatly exceeded the expected amount, ultimately leading to going over budget.)

似ている表現

・予算オーバー
・費用超過
・計画以上に膨らむ
・コストが嵩む
・想定外の出費

ビジネスで使う場合はどういう意味か?

ビジネスの現場では「足が出る」は、当初の計画や予算を守ることができず、予期せぬ出費が重なって結果として支出が大幅に増えてしまう状況を指します。この言葉は、プロジェクトの予算管理や経費の見直しを促すために用いられることが多く、企業内の報告書や会議で、計画段階と実際の支出との乖離を説明する際に使用されます。具体的には、設備投資、開発費、人件費などが想定よりも大きく膨らんだ場合に「足が出る」という表現を使い、関係者に現状の問題点やリスクを共有する役割を果たします。また、この言葉を使うことで、今後の予算管理の改善や経費削減の必要性を強調する意図も含まれており、関係者間での共通認識を形成する手段としても利用されています。

・当初の予算を厳守するための努力にもかかわらず、実際の支出が大幅に増加し、結果として足が出る結果となりました。
(Despite our efforts to adhere strictly to the initial budget, actual expenditures increased significantly, ultimately resulting in going over budget.)

・新規プロジェクトにおいて、設備投資や運営費が当初の見積もりを大きく上回り、ビジネス全体で足が出る状況に陥りました。
(In the new project, the investments in equipment and operational costs far exceeded our initial estimates, causing the entire business to go over budget.)

・各部署で計画された経費が合算された結果、予想を超える支出となり、最終的に足が出る事態となったため、予算管理の徹底が求められました。
(As the expenses planned by each department accumulated, the total spending exceeded expectations, ultimately resulting in a cost overrun, which called for stricter budget management.)

・市場動向の変化により、予定していた費用を上回る出費が生じたため、プロジェクト全体で足が出る結果となりました。
(Due to changes in market trends, unexpected expenses arose that exceeded the planned costs, leading the entire project to go over budget.)

・部門間の連携不足が原因で、計画段階での予算配分が適切に行われず、結果として全体の支出が膨らみ、足が出る状態となりました。
(Due to a lack of coordination among departments, the budget allocation during the planning phase was not properly executed, resulting in overall expenses escalating and going over budget.)

目上の方や取引先にそのまま使用して良いかどうか

この慣用句は、日常会話や社内の内部連絡の中では比較的カジュアルに使われることがありますが、目上の方や取引先との連絡においては、直接的な表現として受け取られる可能性があるため、注意が必要です。使用する際は、相手に対する敬意や配慮を十分に示しながら、事実を正確に伝えるための工夫が求められます。たとえば、予算の超過について説明する場合、経緯や背景、原因を丁寧に述べた上で、今後の改善策や対応策についても言及することで、単なる問題報告ではなく前向きな対応策の提案として伝えることが重要です。また、直接的な言い回しを避け、柔らかい表現に言い換えることで、相手に不快感を与えずに状況を説明することが可能です。以下の点に留意するとよいでしょう。

・相手の立場に配慮した言い回しを心がける。
・具体的な経緯と原因を丁寧に説明する。
・今後の対策や改善策を必ず併せて提示する。
・感情的にならず、冷静かつ事実に基づいた説明を行う。
・誤解を招かないよう、できるだけ明確な言葉を用いる。

失礼がない言い回し・他の言い方

・お忙しいところ恐縮ですが、予算を超える費用が発生しているため、今一度詳細なご確認とご指導を賜りたく存じます。
・この度、計画していた金額を大きく上回る出費が生じたため、誠に勝手ながら再度のご検討をお願い申し上げます。
・弊社といたしましては、予想外の経費増加により一部費用が予定を超過しておりますので、今後の対応につきましてご相談させていただければと存じます。
・誠に恐れ入りますが、先般の見積もりに対し実際の支出が増大しており、結果としてご迷惑をおかけする可能性がございますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
・お手数をおかけして大変恐縮ですが、当初の予算を大幅に上回る支出が確認されましたので、今後の対策につきましてご意見を賜りたく存じます。

適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?

書き出し

・お疲れ様でございます。本日、先にご案内させていただいた件につきまして、詳細なご説明をさせていただきたく存じます。
・いつもお世話になっております。今回の案件に関して、重要なご連絡を差し上げたくメールをお送りいたしました。
・平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。今回の件に関しまして、改めてご説明申し上げます。
・ご多忙のところ恐れ入りますが、今回の経費に関するご報告をさせていただきたく、メールにてご連絡申し上げます。
・日頃より大変お世話になっております。本件につきまして、詳細なご説明と今後の対策についてご案内申し上げます。

締めの挨拶

・何卒ご検討のほどよろしくお願い申し上げますとともに、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
・ご多忙のところ恐縮ではございますが、何かご不明な点がございましたらご連絡いただければ幸いに存じます。
・以上、簡単ではございますがご報告申し上げます。ご意見等をいただけますと幸いですので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
・今後とも、より一層の努力を重ねて参る所存でございますので、何卒ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
・ご確認の上、何かご質問やご要望がございましたら、お気軽にご連絡いただければと存じます。引き続きよろしくお願い申し上げます。

注意する状況・場面は?

「足が出る」という言葉は、予算や計画に対して大幅な費用超過が発生した事実を端的に伝える言葉です。しかし、相手にとっては経済的な失敗や無計画さを直接的に示唆するため、使用する際には特に慎重になる必要があります。たとえば、予算管理が重要な局面や、経費の増加が既に大きな問題となっている場合、ストレートにこの言葉を使用すると相手に不快な印象を与える恐れがあります。また、プロジェクトの進捗や成果に対する評価が問われる場合にも、直接的な表現は避けるべきです。以下のような点に注意してください。

・相手の立場や状況を十分に考慮し、直接的な言い回しを避ける。
・内部連絡以外の正式な文書や会議では、丁寧な説明と併せて使用する。
・経費増加の原因や背景を明確にし、単なる指摘に終始しないよう配慮する。
・経済的な問題を強調しすぎると、相手に責任を転嫁しているように受け取られる可能性がある。
・事実報告と今後の改善策の提示をバランス良く伝えるよう心がける。

細心の注意を払った言い回し

・この度、計画段階における予算の算定に誤差が生じた結果、想定を上回る支出が確認されましたため、詳細なご説明と今後の改善策についてご相談させていただければと存じます。
・先般ご提示いたしました予算に関しまして、実際の支出が若干増加している事実が判明いたしましたので、何卒ご理解の上、今後の対策につきましてご意見を賜りたく存じます。
・お忙しい中大変恐縮ではございますが、当初の計画に対し一部経費が膨らんでいる状況がございますため、改めて詳細な報告と合わせて今後の対応策を協議させていただきたくお願い申し上げます。
・誠に勝手ながら、最新の経費実績が予想を上回る結果となっておりますので、これに関しまして詳細なご説明と併せ、今後の具体的な対策についてご相談させていただければ幸いです。
・弊社におきましては、計画時の予算見積もりを上回る出費が確認されておりますため、誠に恐縮ではございますが、詳細な経緯のご説明と今後の改善策につきましてご検討いただけますようお願い申し上げます。

足が出るのまとめ・注意点

「足が出る」という慣用句は、最初に計画された予算や見積もりに対して実際の費用が大幅に超過し、結果として損失が生じる状況を簡潔に示す言葉です。この言葉を用いる際は、相手に対して無用な誤解や不快感を与えないよう、事実を正確かつ丁寧に伝えることが重要です。特に、企業や組織内での報告や連絡においては、単に問題点を指摘するだけでなく、経費増加の原因や背景、今後の対策を明確に説明することで、前向きな解決策の提示と信頼関係の維持を図る必要があります。また、目上の方や取引先に対しては、直接的な表現を避け、柔らかい言い回しを工夫することが求められます。さらに、予算管理の重要性を再認識し、今後の改善策を具体的に示すことにより、同様の問題が再発しないよう努める姿勢が大切です。常に相手への配慮を忘れず、経済的な失敗や計画の甘さが指摘される際には、慎重かつ丁寧な言葉遣いを心がけることが、円滑なコミュニケーションと信頼関係の構築につながります。