就活や転職の面接や電話対応で使う敬語・言い回し一覧|おさらい・基本を知ろう

就活や転職時の面接や電話対応で使う敬語・言い回し一覧|おさらい・基本を知ろう


「今日はお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。」

この言葉は、面接が始まる際に最初に口にすることの多い、とても基本的なご挨拶のひとつです。面接官は日々多くの業務に追われていますし、限られた時間の中で応募者一人ひとりと向き合っています。そんな大切なお時間を割いてくださっていることに対し、素直に感謝の気持ちを伝えることは、とても大切です。

「お忙しいところ」という部分では、相手が忙しい中でも自分に時間を使ってくれているという前提を尊重していますし、「お時間をいただきありがとうございます」という表現は、時間という“目には見えないけれど大切な資源”をいただいたことへの丁寧なお礼になっています。

言葉の響きとしては柔らかく、かしこまりすぎない程度の敬語表現ですので、どのような企業の面接でも安心して使えます。はじめての面接で緊張している方にも使いやすい、覚えておきたい一文です。

  • 良い例:「本日はお忙しいところ、お時間をいただきありがとうございます。」
  • 悪い例:「今日は時間取ってもらってすみません。」(カジュアルすぎて失礼に聞こえます)

「本日は貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。」

こちらは、少しあらたまった言い回しで、より丁寧でかしこまった印象を与える表現です。「頂戴し」という言葉は、「もらう」の謙譲語であり、自分が相手から何かを受け取る立場にあるときに使います。ここでは“お時間”をもらったということを、丁寧に伝えているのです。

また、「誠にありがとうございます」という言葉も、美しい日本語です。「本当に感謝しています」という気持ちを、丁寧に表現しています。

この言い回しは、礼儀や言葉遣いを重視する業界、たとえば金融業界や法律関係、または伝統ある企業の面接などで特に好まれる傾向があります。もちろん、それ以外の業種でも問題なく使えるのですが、やや格式が高く聞こえる分、落ち着いた雰囲気の中で用いるとより効果的です。

  • 良い例:「本日は貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。」
  • 悪い例:「今日は来させてもらってありがとうございました。」(敬語の使い方が誤っており、ややラフな印象を与えます)

「○○と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

面接では、必ずと言っていいほど自己紹介の場面があります。このとき、ただ名前を言えばよいわけではなく、相手に対する敬意を込めた伝え方が大切です。「○○と申します」は、「○○と言います」の謙譲語です。自分のことをへりくだって言うことで、相手を自然と立てることができます。

また、「本日はどうぞよろしくお願いいたします。」という後半のフレーズは、その場において自分を受け入れていただいたことへの感謝と、これからの時間に対する敬意の両方を表しています。とても基本的な表現ではありますが、だからこそ丁寧に、はっきりとした口調で伝えることが大切です。

はじめて会う人に自分の印象を残す最初の一歩ですので、笑顔と一緒にしっかりと言えるよう練習しておくと安心ですね。

  • 良い例:「○○大学○○学部の○○と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします。」
  • 悪い例:「○○です。今日はよろしくです。」(言葉があまりにカジュアルで、ビジネスの場にふさわしくありません)

「御社の○○に魅力を感じ、志望いたしました。」

志望動機を伝えるときには、その企業のどこに魅力を感じたのかを具体的に述べることが大切です。その際、「御社の○○に魅力を感じました」という言い方は、相手企業に対してしっかりと敬意を払いながら、自分の熱意を伝える表現になります。

「御社」というのは、話し言葉で企業を指すときに使う正しい敬語です(書き言葉では「貴社」を使います)。この使い分けができていると、言葉遣いにきちんと配慮していることが伝わり、印象が良くなります。

また、「志望いたしました」という部分も、「志望しました」の謙譲語で、控えめで丁寧な言い方です。企業への関心をきちんと示すことで、真剣さが伝わるポイントになります。

  • 良い例:「御社のグローバル展開に魅力を感じ、志望いたしました。」
  • 悪い例:「会社の活動が面白そうだったんで応募しました。」(理由が抽象的すぎて、熱意や敬意が伝わりません)

「前職では○○を担当させていただいておりました。」

過去の職歴や経験について話す場面では、自分の行動を説明しながらも、へりくだる姿勢が求められます。「担当させていただく」という言い回しは、自分が能動的に行ったことでも、あくまで周囲の支えや許可があってこそ成り立った、という前提で使われます。

面接で過去の実績をアピールする際も、このような謙譲表現を用いることで、ただの自己主張ではなく、協調性や感謝の気持ちを含んだ言い方になります。特に、謙虚な姿勢を評価する企業では好印象につながります。

  • 良い例:「前職では、営業企画業務を担当させていただいておりました。」
  • 悪い例:「営業やってました。」(情報が少ない上に、語調が軽いため、評価されにくくなります)

「拙い話ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。」

この表現は、自己PRや経験の説明を始める前などに、少し謙遜しながら話を切り出すときによく使われます。「拙い(つたない)」という言葉には、「未熟ではございますが」「上手にお話しできないかもしれませんが」といった意味があり、謙虚な姿勢を感じさせるのが特徴です。

もちろん、あまりに控えめすぎる表現ばかりだと自信がないように映る可能性もあるのですが、「これから自分の話をしますよ」という前置きとして丁寧に使えば、礼儀正しさが伝わります。また、「どうぞよろしくお願いいたします」を添えることで、相手に対する配慮も忘れていない印象になります。

話し始めに緊張して言葉が詰まりそうなときも、このような一文を使うことで、気持ちを整えて自然に自己PRへとつなげることができますよ。

  • 良い例:「拙い話ではございますが、私の学生時代の取り組みについてご紹介させていただきます。」
  • 悪い例:「うまく話せるかわかりませんけど…」(曖昧すぎて頼りなく聞こえてしまいます)

「ご質問ありがとうございます。○○についてご説明いたします。」

面接では、質問に答えるだけでなく、その受け止め方や返し方も評価のポイントになります。この表現は、面接官の質問に対してまず感謝を伝え、そのうえで本題に入る形になっているため、非常に丁寧な印象を与えます。

特に、少し考える時間が必要な質問をされたときに、この一言を挟むことで余裕を持って話し始めることができるほか、落ち着いた対応として高く評価されやすいです。また、「ご説明いたします」と言い切ることで、話の方向性が明確になり、聞く側にとってもわかりやすくなります。

単に答えを返すだけでなく、こうした小さなひとことを加えることで、面接全体の印象がグッと良くなることがあります。慣れていない方でも、ぜひ取り入れてみてください。

  • 良い例:「ご質問ありがとうございます。それでは、私がアルバイトで工夫していたことについてご説明いたします。」
  • 悪い例:「あ、それはですね…」(感謝の言葉もなく、急に話し始めると雑に見えます)

「重ねて御礼申し上げます。」

この表現は、すでに一度感謝を伝えている場面で、もう一度あらためてお礼の気持ちを述べたいときに使われます。たとえば、面接の最後に「本日はありがとうございました」と言ったあと、さらに「重ねて御礼申し上げます」と添えることで、感謝の度合いを深めて伝えることができます。

「重ねて」という言葉には、「繰り返し」「あらためて」という意味がありますので、丁寧さを保ちつつ、真心のこもった感謝を伝えるニュアンスが生まれます。使いすぎると少し大げさになることもありますが、面接の最後やお礼メールなどで一度だけ使う分には、とても効果的です。

きちんと相手への敬意を保ちながら、自分の誠実さを示すことができる表現ですので、特にフォーマルな場面では重宝されます。

  • 良い例:「本日は貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。」
  • 悪い例:「何回もすみません、ありがとうございます…」(繰り返す意図はあるが、丁寧さに欠ける)

「失礼ですが、もう一度ご質問をお願いできますでしょうか。」

面接中に、質問が聞き取れなかったり、意味がうまく理解できなかったとき、無理に答えようとせず、きちんと聞き返すことはとても大切です。ただし、聞き返すときには、丁寧さや申し訳なさを込めた表現であることが求められます。

この表現では、「失礼ですが」と前置きをすることで、相手の話を遮ることへの配慮が伝わりますし、「お願いできますでしょうか」という形を使うことで、より穏やかで柔らかな印象になります。

聞き返すこと自体は悪いことではなく、むしろ適切な言い方で確認をとることは、正確に理解しようとする姿勢として好意的に受け取られることが多いです。焦らず、丁寧にお願いしましょう。

  • 良い例:「失礼ですが、もう一度ご質問をお願いできますでしょうか。」
  • 悪い例:「え? もう一回言ってください。」(口調がきつくなりやすく、印象を悪くする)

「本日は誠にありがとうございました。何卒よろしくお願い申し上げます。」

面接の最後、退出の直前に言うことで、美しく面接を締めくくることができる一文です。「誠にありがとうございました」で深い感謝を示し、「何卒よろしくお願い申し上げます」で今後のご縁を願う気持ちを込めています。形式的に見えるかもしれませんが、このような定型表現こそ、面接の場では非常に安心感を与えます。

最後の印象というのは、意外と強く残るものです。この言葉をしっかりとした声で、笑顔で伝えることができれば、面接官の心に良い印象が残りやすくなります。言葉に気持ちをのせて伝えることを忘れず、最後まで誠実な姿勢を大切にしましょう。

  • 良い例:「本日は誠にありがとうございました。何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「今日はありがとうございました、では。」(軽すぎて印象が弱くなります)

「お電話ありがとうございます。○○株式会社の△△でございます。」

電話に出る際の第一声として、とても大切な表現です。就職活動中でも、企業からかかってくる電話には丁寧に応対する必要があります。「お電話ありがとうございます」という言葉には、突然の連絡にも関わらず歓迎する姿勢と、礼儀がきちんと込められています。

また、自分の所属や名前を名乗る際に「○○でございます」と言うのは、丁寧語の基本です。「です」ではなく「ございます」とするだけで、受ける印象がぐっと良くなります。電話は顔が見えない分、言葉遣いひとつひとつがそのまま第一印象になりますので、このような基本表現は繰り返し練習しておきたいところですね。

  • 良い例:「お電話ありがとうございます。○○大学△△学部の□□と申します。」
  • 悪い例:「あ、もしもし、□□ですけど。」(カジュアルすぎて面接先には不適切)

「いつもお世話になっております。」

ビジネスでは定番のあいさつですが、就職活動中にも頻繁に使われます。企業と何度か連絡を取っている場合や、面接前後のやり取り、メールや電話の冒頭でこのひとことを添えると、ぐっと丁寧な印象になります。

「お世話になっております」は、相手が自分に時間や労力をかけてくれていることを前提に、感謝の気持ちを込めた表現です。まだ直接会ったことがない相手にも、履歴書の確認や面接日程の調整をしてくださっている時点で、すでに「お世話」になっていると考えるのがビジネスマナーです。

  • 良い例:「いつもお世話になっております。○○大学の□□と申します。」
  • 悪い例:「どうもどうも、□□です。」(親しみはあってもビジネスには不適)

「恐れ入りますが、少々お待ちいただけますでしょうか。」

電話を保留にするときや、少し間をあけて対応する必要がある場面で使います。「恐れ入りますが」という前置きがあることで、相手に対する配慮の気持ちがきちんと伝わります。

「少々お待ちください」でも間違いではありませんが、「いただけますでしょうか」という聞き方にすることで、より柔らかく丁寧な印象になります。このような細かな言い回しの違いが、相手への印象を大きく左右しますので、ぜひ意識してみてください。

  • 良い例:「恐れ入りますが、少々お待ちいただけますでしょうか。」
  • 悪い例:「ちょっと待ってください。」(命令調に聞こえ、印象が悪くなります)

電話番号の復唱を丁寧に行う

「念のため、お電話番号を復唱させていただきます。」

電話で連絡先を聞くときや、聞いた内容を再確認するときにとても大切な一言です。復唱する理由として、「聞き間違い防止」や「誤送信防止」がありますが、それをそのまま伝えるよりも、「念のため」と優しく添えることで、相手に安心感を与えることができます。

また、「させていただきます」は謙譲表現なので、自分が確認するという行為に対しても丁寧さが生まれます。復唱という行為自体は事務的ですが、こうした一言で、印象が大きく変わる場面です。

  • 良い例:「念のため、お電話番号を復唱させていただきます。」
  • 悪い例:「じゃあ番号、もう一回言いますね。」(軽く聞こえてしまいます)

電話の取次ぎが完了した際の丁寧な一言

「お待たせいたしました。○○に代わりました。」

電話を保留にして担当者に取り次いだあと、再び相手に対応する場面で使う定番の表現です。まず「お待たせいたしました」という一言で、待たせたことに対する配慮を示し、その後に誰に電話を取り次いだのかを明確に伝えます。

このフレーズは、事務的な言葉ながらも、きちんとした敬語と心配りが感じられるため、電話対応の中でも評価の高い一言です。特に、就職活動中に企業の電話応対を代行する場面などでは、こうした一言が丁寧さの差になります。

  • 良い例:「お待たせいたしました。人事担当の○○に代わりました。」
  • 悪い例:「はい、代わりましたー。」(語尾が軽く、ビジネス向きではありません)

名前をもう一度聞きたいときの丁寧な聞き返し

「恐れ入ります。もう一度お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」

電話で相手の名前が聞き取りづらかったときや、確認をしたいときに使える丁寧な聞き返し表現です。「恐れ入ります」は、相手に手間をかけることへの謝意を込めた言葉で、「申し訳ないのですが」というニュアンスが含まれています。

さらに、「お伺いしてもよろしいでしょうか」という部分は、相手の名前という個人情報を再度尋ねる行為に対して、慎重かつ丁寧な姿勢を取る言い方です。こうした細やかな敬語表現は、電話対応の場面で特に印象を左右します。

  • 良い例:「恐れ入ります。もう一度お名前をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
  • 悪い例:「なんて言いましたっけ?」(相手に不快感を与えかねない言い回しです)

要件を丁寧に確認する

「本日はどのようなご用件でしょうか。」

電話や対面で、相手の目的を丁寧に尋ねるときに使う表現です。「どのような」という言葉により、単に内容を聞くだけでなく、相手に敬意を払った丁寧な印象になります。

「用件は何ですか?」といった直接的な聞き方に比べて、柔らかく、穏やかな聞こえ方になります。企業とのやり取りでは、特に緊張感のある場面も多いため、相手が話しやすくなるような言葉を選ぶことはとても大切です。

  • 良い例:「お電話ありがとうございます。本日はどのようなご用件でしょうか。」
  • 悪い例:「何の用ですか?」(冷たく聞こえてしまい、配慮が感じられません)

話の意図を確認・誘導するときの敬語

「おそれいりますが、○○の件でしょうか。」

話の流れの中で、内容の確認や話題の特定をしたいときに便利な表現です。たとえば、相手が少し曖昧な言い方をしていた場合でも、「○○の件でしょうか」と優しく問い返すことで、すれ違いを防ぐことができます。

「おそれいりますが」という前置きによって、相手の話を遮るような印象を和らげる効果があります。失礼にならず、自然な聞き方ができる表現です。

  • 良い例:「おそれいりますが、採用面接の日程の件でしょうか。」
  • 悪い例:「何の話です?」(ぶしつけで、上からに聞こえます)

 


電話や会話の締めくくりに

「今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。」

面接後やメール・電話の最後に添えることで、相手への感謝と今後の関係継続を願う気持ちを伝える、非常に丁寧な定型句です。「何卒よろしくお願い申し上げます」は、ただの「よろしくお願いします」よりも敬意の強い表現です。

また、「今後とも」という言葉を添えることで、「一度限りのやり取りで終わらせたくない」「この先も誠意を持って関わっていきたい」という前向きな姿勢が伝わります。企業との関係性を大切にしたいときには、ぜひ使いたい一文です。

  • 良い例:「このたびはご対応いただきありがとうございました。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「またよろしくですー。」(あいさつが軽く、誠実さが伝わりません)

面接や説明会で名乗るときの第一声

「○○大学○○学部の○○と申します。」

面接会場に到着したときや、電話・メールのやりとりで自己紹介をする際、この表現は最も基本的で丁寧な言い方です。「申します」は「言います」の謙譲語で、自分を控えめに表現しつつ、相手への敬意を込める言葉です。

大学名や学部名をしっかり添えることで、相手もすぐにあなたのことを認識できます。「私は○○です」と言うよりも、よりビジネスの場にふさわしい、落ち着いた印象を与えることができます。

  • 良い例:「○○大学○○学部の○○と申します。本日はよろしくお願いいたします。」
  • 悪い例:「○○って言います。よろしくです。」(フランクすぎて失礼な印象になります)

書類提出などの目的を伝える冒頭挨拶

「このたびは、エントリーシートをお送りさせていただきたくご連絡申し上げました。」

メールでの連絡や電話での事前確認など、何かの提出や送付の意思を伝えるときに、とても丁寧な言い方です。「させていただきたく」という表現には、「こちらから一方的に送るのではなく、御社にご迷惑でなければ…」という慎重な気持ちが込められています。

さらに、「ご連絡申し上げました」という部分は、「連絡しました」の謙譲語で、あらたまった文面にも自然になじみます。文章で用いる場合は特に、こうした格式のある敬語が信頼感につながります。

  • 良い例:「このたびは、エントリーシートをお送りさせていただきたくご連絡申し上げました。」
  • 悪い例:「エントリーシート送ったんで、よろしくです。」(唐突で敬語が不足しています)

丁寧に確認をお願いするときの言い回し

「お手数をおかけして恐縮ですが、ご確認いただけますと幸いです。」

メールでの書類添付時や、何かをチェックしてほしいときに用いられる、非常に丁寧なお願いの形です。「お手数をおかけして恐縮ですが」と言うことで、「本来お忙しいところ申し訳ないですが…」という前置きを丁寧に述べています。

「ご確認いただけますと幸いです」という言い回しも、決して強制的な響きではなく、柔らかくお願いするための形です。相手の状況を気遣いながら、必要な行動を促すときにとても重宝します。

  • 良い例:「お手数をおかけして恐縮ですが、添付ファイルの内容をご確認いただけますと幸いです。」
  • 悪い例:「見といてください。」(簡潔すぎて、命令口調に聞こえる可能性があります)

説明会参加の意思を伝える表現

「○月○日に貴社の説明会へ参加させていただきたく、メールを差し上げました。」

企業主催の説明会や選考会への参加意思をメールで伝える際に、非常に丁寧で格式ある文章として適しています。「参加したいです」とストレートに言うより、「参加させていただきたく」とすることで、応募者としての謙虚な姿勢が伝わります。

また、「メールを差し上げました」は、「メールしました」の丁寧な言い方で、書き言葉らしい品位があります。メール文の第一文としても使いやすい構造です。

  • 良い例:「○月○日の説明会に参加させていただきたく、メールを差し上げました。」
  • 悪い例:「説明会行くんで連絡しました。」(カジュアルすぎて配慮が足りません)

期限に沿って行動する意志を示す表現

「ご指定の期限までに、必要書類を提出させていただきます。」

企業側から書類提出などの締切を提示されたときに、それに従う姿勢を丁寧に表現する言い方です。「提出させていただきます」という表現は、自発的な行動であっても、相手あってこその手続きであることを意識した言い回しです。

ビジネスシーンでは「期限を守ること」が最も重視されますので、ただ「提出します」よりも誠意と責任感のある印象を与えることができます。

  • 良い例:「ご指定の期限までに、必要書類を提出させていただきます。」
  • 悪い例:「提出します。たぶん間に合います。」(断定がなく、不安な印象を与えます)

面接日程の連絡を受け取ったときの感謝

「面接のお知らせをいただき、誠にありがとうございます。」

企業から面接日程に関するご連絡を受けた際に、お返事メールの冒頭などでよく使われる言い回しです。「誠にありがとうございます」という言葉は、丁寧さの度合いが高く、感謝の気持ちを強く伝えることができます。

連絡を受けたことへのお礼をしっかり伝えることで、「この機会を大切に思っている」ことが相手にも伝わり、誠実な印象につながります。形式的に見えても、こうした一文があることで、全体の文面に温かみが生まれます。

  • 良い例:「このたびは面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。」
  • 悪い例:「面接の連絡、了解ですー。」(略語・軽い語調が適さない)

面接日程への了承を伝えるときの表現

「ご指定いただいた日程につきまして、○月○日○時で問題ございません。」

指定された面接日時を確認し、問題がないことを伝える際に用いる、安定感のある敬語表現です。「○○で大丈夫です」よりも、「問題ございません」とすることで、落ち着いた丁寧さを感じさせます。

また、「ご指定いただいた日程につきまして」という前置きにより、相手の提示内容をしっかり確認している誠実さも伝わります。返信メールの中心となる一文なので、正確さと敬意の両立を意識しましょう。

  • 良い例:「ご指定いただいた日程につきまして、○月○日○時で問題ございません。」
  • 悪い例:「その日で大丈夫っす。」(口語調が強く、面接連絡には不適)

日程変更のお願いをするときの丁寧な断り

「誠に申し訳ございませんが、当日は大学の授業があるため別日をご相談させていただけますでしょうか。」

都合が合わず、面接日を変更したい場合は、断りの言葉にも丁寧さが求められます。この文では、「誠に申し訳ございませんが」としっかりお詫びしたうえで、やむを得ない理由(授業)を添えているため、相手にも納得してもらいやすくなります。

そのうえで「ご相談させていただけますでしょうか」という表現が、ただ希望を述べるのではなく、相手の意向を尊重する姿勢として伝わります。どうしても都合がつかないときには、ぜひこのような形で連絡を入れてください。

  • 良い例:「誠に申し訳ございませんが、○日は授業のため、別日をご相談させていただけますでしょうか。」
  • 悪い例:「その日ムリなんで別の日にしてもらっていいですか?」(フランクすぎて印象が悪くなります)

相手の理解をお願いする締めの表現

「ご迷惑をおかけし恐縮ですが、何卒ご理解いただければ幸いです。」

日程の変更や返信の遅れなど、相手に何らかの手間をかけてしまうときに添える、非常に丁寧な言葉です。「恐縮ですが」とあることで、「申し訳ない気持ちを持っています」というニュアンスがきちんと伝わります。

また、「ご理解いただければ幸いです」と言うことで、お願いの強さが和らぎ、相手が自分の立場を考慮しやすくなる効果があります。ビジネス文書における「配慮ある締め」の定番として、ぜひ覚えておきたい一文です。

  • 良い例:「ご迷惑をおかけし恐縮ですが、何卒ご理解いただければ幸いです。」
  • 悪い例:「わかってもらえると助かります。」(丁寧さに欠け、伝え方が一方的です)

候補日を提示しつつ、相手に選んでもらう表現

「候補日を以下に記載いたしますので、ご確認のうえご都合の良い日時をご教示いただけますと幸いです。」

日程調整をする場面では、こちらからいくつかの候補を提示しつつ、最終的には相手の判断に委ねることが大切です。この言い方では、「記載いたします」という丁寧な書き言葉と、「ご教示いただけますと幸いです」という柔らかな依頼の表現が自然につながっています。

「教えてください」よりも遥かに丁寧でありながら、押しつけがましさのない印象を与えるため、就職活動中のやり取りには非常に適した表現です。

  • 良い例:「候補日を以下に記載いたしますので、ご確認のうえご都合の良い日時をご教示いただけますと幸いです。」
  • 悪い例:「この中で空いてる日あったら教えてください。」(悪意はなくても砕けすぎて見えます)

添付書類があるときの丁寧な説明

「ご指示いただきました履歴書を、本メールに添付してお送りいたします。」

企業からの依頼で書類を送る際、ただ「添付します」と伝えるのではなく、このように一文を整えることで、誠実な印象が生まれます。「ご指示いただきました」という前置きにより、相手からの依頼に対してきちんと対応していることが伝わります。

また、「お送りいたします」という言い回しは、謙譲語を用いた丁寧な行動表現で、応募者としての礼儀がよく表れています。メール本文の中では最初に明記しておくと親切です。

  • 良い例:「ご指示いただきました履歴書を、本メールに添付してお送りいたします。」
  • 悪い例:「履歴書送ります。添付してます。」(形式が崩れていてそっけなく感じられます)

提出の遅れを謝罪する表現

「提出が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。」

提出物の遅延や返信の遅れなどがあった際には、まず丁寧なお詫びを入れることが基本です。この表現は、「深く」という副詞が加わることで、反省の度合いを強調し、誠意をしっかりと伝えることができます。

「お詫び申し上げます」は最上級の謝罪敬語であり、ビジネス上のミスやトラブルにも対応できるほど格式のある表現です。就職活動においても、誠実な姿勢が求められますので、遅れた場合には迷わずこうした言い回しを使いましょう。

  • 良い例:「提出が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。」
  • 悪い例:「すみません、遅くなりました。」(親しげすぎて、場にふさわしくありません)

重要な情報を本文中にも記載する気遣い

「念のため、メール本文内にも氏名と学籍番号を記載しております。」

添付ファイルだけに情報を記載するのではなく、万が一ファイルが開けなかった場合に備えて、本文にも必要事項を記載するという、丁寧な配慮を伝える表現です。

「念のため」と添えることで、相手の手間を最小限に抑えたいという気遣いが伝わりますし、企業側も確認がしやすくなります。メールの受け手にとって「ありがたい」と思われる小さな心配りは、選考全体の印象にもつながります。

  • 良い例:「念のため、メール本文内にも氏名と学籍番号を記載しております。」
  • 悪い例:「一応、名前も書いときました。」(雑に受け取られやすい言い方です)

書類送付後の確認依頼

「ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。」

履歴書やエントリーシートなどの書類を送ったあと、その内容を確認してもらいたいというお願いをする場面で使います。「ご確認のほど」と表現することで、確認という行動を丁寧にお願いする形になり、「よろしくお願い申し上げます」と結ぶことで、しっかりと敬意も伝えられます。

短いながらも非常に完成度の高い定型句で、ビジネスメールでは頻繁に用いられる言い回しです。語尾まで丁寧に整えておくと、全体の印象が引き締まります。

  • 良い例:「ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「確認お願いしますー。」(軽すぎて礼儀が感じられません)

万が一のトラブルに備える一文

「万が一、添付ファイルが開けないなどの不備がございましたら、お手数ですがご一報いただけますと幸いです。」

この表現は、相手がファイルを正常に受け取れているかどうか確認できない場面で、先回りして配慮を示すときに使います。「万が一」という語があることで、こちらの責任ではないことも含めて気にかけている誠意が伝わります。

また、「ご一報いただけますと幸いです」と締めることで、相手に行動をお願いしながらも、あくまで控えめな口調で伝えています。丁寧で柔らかく、受け手にプレッシャーを与えない絶妙な表現です。

  • 良い例:「万が一、添付ファイルが開けないなどの不備がございましたら、お手数ですがご一報いただけますと幸いです。」
  • 悪い例:「ファイル開かなかったら言ってください。」(ぶっきらぼうに聞こえます)

面接日程のご案内に対して感謝を伝える

「面接日時をご調整いただき、誠にありがとうございます。」

企業側が日程を組んでくれたことに対して、素直に感謝の気持ちを表すときの丁寧な表現です。「ご調整いただき」という言葉は、スケジュールに配慮してくれた労力をきちんと汲み取るニュアンスを持っており、社会人としての礼儀が自然ににじみ出ます。

就職活動では、「選考してもらって当然」という態度ではなく、「自分のために手間をかけてもらっている」という意識を持って言葉に表すことが、好印象に直結します。

  • 良い例:「面接日時をご調整いただき、誠にありがとうございます。」
  • 悪い例:「面接の日時、了解です。」(カジュアルで軽く響いてしまいます)

丁寧な面接日程の確認

「ご案内いただきました○月○日○時より、面接に伺わせていただきます。」

面接日程が決まったあと、その日時に間違いなく行く意思を丁寧に伝える表現です。「伺わせていただきます」は「行きます」の謙譲語で、相手の場所に出向くという行動をへりくだって述べています。

この表現を使うことで、企業への敬意と約束の再確認が一文にまとめられます。連絡のやり取りがメールの場合でも、この一文があるだけで印象がぐっと良くなります。

  • 良い例:「ご案内いただきました○月○日○時より、面接に伺わせていただきます。」
  • 悪い例:「その日、行きます。よろしくです。」(相手への敬意が不足しています)

面接に伺う際のお願い

「当日は、何卒よろしくお願い申し上げます。」

面接当日に向けた締めくくりとして、気持ちを込めて伝える丁寧なお願いの一文です。「何卒(なにとぞ)」という言葉には、相手の理解や配慮に対する深い願いの気持ちが込められており、とても丁寧で控えめな響きを持ちます。

「お願い申し上げます」という最上級の依頼表現を組み合わせることで、言葉遣いの丁寧さが際立ちます。文末の一言として自然に使え、面接前のやり取りに適しています。

  • 良い例:「当日は、何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「当日、よろしくです!」(くだけすぎた印象になります)

時間に遅れる場合の冷静な連絡

「交通機関の遅延により、到着が数分遅れる見込みです。誠に申し訳ございません。」

万が一、面接当日に遅れてしまうことがあれば、なるべく早く、落ち着いた言葉で事情を説明し、お詫びの気持ちをしっかり伝えることが大切です。この表現では、原因を明示しつつ、影響を最小限に留めたいという姿勢も伝わります。

「申し訳ございません」は謝罪表現として非常に丁寧で、相手の立場をわきまえている印象を与えます。焦っているときこそ、冷静な敬語が大きな評価につながります。

  • 良い例:「交通機関の遅延により、到着が数分遅れる見込みです。誠に申し訳ございません。」
  • 悪い例:「ちょっと遅れます!すみません!」(急ぎでも礼儀は崩さずに)

面接終了後のお礼を改めて

「本日はお忙しい中、面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。」

面接後のメールや会話で感謝を伝える際には、このような一文がふさわしいです。「賜り(たまわり)」という言葉は、あえて少し格式を高めた言い回しで、感謝の気持ちをさらに丁寧に表現しています。

企業側が時間をかけて話を聞いてくれたこと、その機会がどれだけ貴重だったかを、しっかり伝える姿勢が大切です。型どおりではなく、気持ちのこもった一文に感じてもらえるように丁寧に表現しましょう。

  • 良い例:「本日はお忙しい中、面接の機会を賜り、誠にありがとうございました。」
  • 悪い例:「今日は面接ありがとうございましたー。」(改まった場面には不向きです)

自信を丁寧に伝える前向きな表現

「貴社の一員としてお役に立てるよう、精一杯努力してまいります。」

面接での締めくくりや、入社意欲を表す場面で使える一文です。自信や意欲を伝えたいとき、「がんばります」だけではややカジュアルに響きますが、「精一杯努力してまいります」とすることで、丁寧かつ前向きな気持ちを上品に伝えることができます。

また、「お役に立てるように」という言葉は、相手を中心にした考え方が伝わるので、協調性や貢献の姿勢が評価されやすくなります。

  • 良い例:「貴社の一員としてお役に立てるよう、精一杯努力してまいります。」
  • 悪い例:「絶対活躍してみせます!」(熱意は伝わるものの敬語が弱いです)

書類送付の丁寧な案内

「必要書類を、本日郵送にてお送りいたしましたので、ご査収のほどお願い申し上げます。」

就職活動では、履歴書や証明書などを郵送する場面もあります。その際、このように「ご査収(さしゅう)」という言葉を使うと、非常に丁寧な印象を与えることができます。「ご査収」とは「受け取ってご確認ください」という意味合いを持った敬語です。

形式的ではありますが、ビジネスの世界では重宝される表現なので、あらかじめ使い慣れておくと安心です。

  • 良い例:「必要書類を、本日郵送にてお送りいたしましたので、ご査収のほどお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「書類送りました。よろしくです。」(形式を守らないと軽く感じられます)

丁寧な催促の表現

「ご多用のところ恐縮ではございますが、ご確認のほどお願い申し上げます。」

返信がないときに、相手に負担をかけないようにお願いしたいときに使える表現です。「ご多用のところ」は、「お忙しい中」という意味で相手の事情を慮る丁寧な前置きです。「恐縮ではございますが」と続けることで、へりくだりながらお願いしているニュアンスが出ます。

一方的な催促にならず、相手の状況を思いやる印象を与えるので、社会人としての礼儀が伝わります。

  • 良い例:「ご多用のところ恐縮ではございますが、ご確認のほどお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「まだ返信ないですか?」(圧を感じさせてしまいます)

採用通知に対する返答

「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。」

内定をいただいた際の、冒頭の感謝の表現としてとても自然です。「内定のご連絡をいただき」と、自分が受け取った事実を謙虚に述べ、「誠にありがとうございます」で丁寧に締めています。

企業からの正式な通知への返答ですので、言葉の丁寧さだけでなく、落ち着いた口調が大切です。嬉しい気持ちが先走ってしまわないように、丁寧に伝えましょう。

  • 良い例:「この度は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。」
  • 悪い例:「内定キター!ありがとうございます!」(カジュアルすぎて場にそぐわない印象に)

入社意志を正式に伝える

「貴社より頂戴いたしました内定を、謹んでお受け申し上げます。」

こちらは、内定を正式に承諾する場合に使う、もっとも丁寧な言い回しです。「謹んでお受け申し上げます」は、非常にかしこまった表現で、特に書面やメールでの文面に適しています。誠実な人柄が伝わる表現でもあります。

このような場面では、自信や軽い口調よりも、ひたむきさや誠実さを大切にして表現を選ぶと良い印象になります。

  • 良い例:「貴社より頂戴いたしました内定を、謹んでお受け申し上げます。」
  • 悪い例:「内定OKです!入ります!」(ラフすぎて失礼になりかねません)

配慮を求めるときの控えめな言い方

「お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」

何か作業や確認をお願いする際、相手に配慮を求める気持ちを含めて丁寧に伝えたいときに使う表現です。「お手数をおかけいたしますが」は、「ご面倒をおかけして申し訳ありません」という前置きであり、「何卒よろしくお願い申し上げます」で誠意を添えています。

お願いの表現に迷ったら、この形を覚えておくと、どんな場面にも対応できます。

  • 良い例:「お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「面倒かけますが、よろしくです。」(口語的で相手への敬意が弱いです)

質問に丁寧に答えるとき

「私の理解している範囲で申し上げますと〜でございます。」

面接などで少し難しい質問を受けた際、「自分の知識の中でお答えします」という控えめな前置きとして使うことができます。「申し上げますと」は、丁寧さのある説明口調になりますので、落ち着いて話す際に有効です。

間違いがあってはいけないと緊張してしまう方にとっても、このような前置きを使うことで、心の余裕が生まれます。

  • 良い例:「私の理解している範囲で申し上げますと、〇〇でございます。」
  • 悪い例:「たぶん〜だと思います。」(自信がないだけに見えてしまいます)

指摘を受けた際の冷静な受け止め

「ご指摘いただき、誠にありがとうございます。今後の参考とさせていただきます。」

就職活動では、ときに改善点を伝えられることがあります。そうしたときに、感情的にならず、落ち着いて丁寧に受け止める姿勢を表す一言です。

「ご指摘いただきありがとうございます」だけでも礼儀正しいのですが、「今後の参考とさせていただきます」を加えることで、前向きな姿勢と謙虚な学びの気持ちがきちんと伝わります。

  • 良い例:「ご指摘いただき、誠にありがとうございます。今後の参考とさせていただきます。」
  • 悪い例:「はいはい、わかりました。」(不誠実な印象になってしまいます)

体調不良などで選考を辞退する際

「誠に恐れ入りますが、今回は辞退させていただければと存じます。」

やむを得ない事情で選考を辞退する場合、相手の手間を思いやる気持ちをきちんと表す必要があります。「誠に恐れ入りますが」とへりくだった前置きにすることで、配慮ある対応となります。

「辞退させていただければと存じます」は、断定的ではなく柔らかな表現で、丁寧な辞退の意志を伝えるのに適しています。

  • 良い例:「誠に恐れ入りますが、今回は辞退させていただければと存じます。」
  • 悪い例:「やっぱやめときます。」(軽すぎて礼儀を欠いています)

返事が遅れたときの詫び方

「ご返信が遅くなり、大変申し訳ございません。」

連絡や返信が遅れてしまったとき、冒頭に添えることで誠実さを取り戻せる表現です。単に「遅れてすみません」ではなく、「申し訳ございません」と丁寧に詫びることで、相手への敬意をしっかりと伝えることができます。

この一言があるだけで、忙しかった事情や過失の印象が和らぎます。

  • 良い例:「ご返信が遅くなり、大変申し訳ございません。」
  • 悪い例:「ちょっとバタバタしてて返信できませんでした。」(言い訳と受け取られやすくなります)

合否結果を受けての丁寧な反応

「この度は、貴重なご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。」

たとえ不合格であっても、感謝の気持ちを丁寧に伝えると、最後まで好印象を残すことができます。「ご縁をいただきましたこと」と表現することで、単なる選考結果を超えて、出会いや経験を大切にしている気持ちがにじみます。

落ち着いた文面で丁寧に締めくくると、印象的な終わり方になります。

  • 良い例:「この度は、貴重なご縁をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。」
  • 悪い例:「落ちて残念です。次行きます。」(感情的すぎると評価に影響します)

希望条件を丁寧に伝える

「もし可能であれば、◯◯の部署にてお力添えできればと存じます。」

自分の希望を述べるときに、強く主張するのではなく、控えめに伝えることで好印象につながります。「もし可能であれば」というクッション言葉を使うことで、相手の判断を尊重していることが伝わります。

このような言い回しは、企業側に柔軟な姿勢や協調性を感じてもらいやすい点でも有効です。

  • 良い例:「もし可能であれば、営業部門にてお力添えできればと存じます。」
  • 悪い例:「営業じゃなきゃ行きたくありません。」(強引に聞こえてしまいます)

会話を始めるときの自然な導入

「ご挨拶が遅れましたが、〇〇大学の△△と申します。」

面接や懇談会、OB・OG訪問など、話しかけるタイミングで使える丁寧な自己紹介の一言です。「ご挨拶が遅れましたが」と前置きをすることで、突然話し始める無作法さを避け、相手に心を開いてもらいやすくなります。

自然な流れで自分の名前や所属を伝えることは、第一印象を左右する大事なステップです。

  • 良い例:「ご挨拶が遅れましたが、〇〇大学〇〇学部の△△と申します。」
  • 悪い例:「あ、自分、〇〇っていいます。」(カジュアルすぎると不安を与える可能性があります)

不明点への再確認

「恐れ入りますが、再度ご説明いただけますと幸いです。」

説明を一度聞いたけれど、うまく理解できなかった場合に、失礼なくもう一度尋ねたいときの表現です。「恐れ入りますが」とへりくだることで、相手の立場を尊重した丁寧な聞き方になります。

わからないことをそのままにせず、誠意を持って確認する姿勢は、むしろ好印象です。

  • 良い例:「恐れ入りますが、再度ご説明いただけますと幸いです。」
  • 悪い例:「もう一回言ってもらえます?」(粗雑な印象を与えてしまいます)

自己紹介文の締めくくり

「何卒よろしくお願い申し上げます。」

エントリーシートや面接など、自己紹介や志望動機の最後に添える一文として、非常に定番で丁寧な言葉です。「何卒」という言葉には、「どうか」「心からお願いする」という深い願いが込められており、「お願い申し上げます」でさらにかしこまった印象になります。

この結び言葉があることで、全体の文章にきちんとした締まりが出ます。

  • 良い例:「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「では、よろしく!」(軽く見えてしまう可能性があります)

「お会いできて光栄です」の敬語

「本日はお目にかかれて、大変光栄でございます。」

面接や説明会などで、尊敬する相手と会えたときに使える表現です。「お目にかかる」は「会う」の謙譲語であり、自分がへりくだる形で丁寧に気持ちを伝えています。「光栄でございます」と続けることで、出会いへの感謝や喜びが丁寧に伝わります。

言葉選びの品のよさが、そのまま自分の印象としても反映されます。

  • 良い例:「本日はお目にかかれて、大変光栄でございます。」
  • 悪い例:「お会いできてうれしいです!」(ややフランクすぎる場面もあります)

事前連絡の締め方

「当日は何卒よろしくお願い申し上げます。」

面接や会社説明会、インターン参加の前に、企業へメールや電話をする際の最後のひとことです。「当日は」と時点を明示したうえで「何卒よろしくお願い申し上げます」と続けることで、丁寧さと誠意が伝わります。

あらかじめ礼儀正しい表現を使っておくことで、当日の印象にも好影響を与えます。

  • 良い例:「当日は何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「よろしくです〜」(丁寧さに欠け、場にふさわしくありません)

社内の人間関係についての質問

「もし差し支えなければ、御社の風通しの良さについてお聞かせいただけますでしょうか。」

企業研究の一環として社風について尋ねたいとき、「差し支えなければ」という前置きで控えめに聞くのがポイントです。「お聞かせいただけますでしょうか」と丁寧に質問を投げかけることで、無遠慮な印象を避けられます。

企業側としても、配慮のある質問には好感を持ちやすくなります。

  • 良い例:「もし差し支えなければ、風通しの良さについてお聞かせいただけますでしょうか。」
  • 悪い例:「会社の雰囲気ってどんな感じですか?」(雑な聞き方に見えることがあります)

遅刻連絡の丁寧な言い回し

「大変申し訳ございません。◯◯の影響で、数分遅れてしまいそうです。」

電車の遅延や予期せぬ事態で遅れる場合、やむを得ない理由を簡潔に伝えつつ、きちんと謝罪を述べることが大切です。「大変申し訳ございません」で誠意を表し、「数分遅れてしまいそうです」と控えめに報告します。

事実だけを伝えるのではなく、謝意と反省の気持ちを含めて話すことで信頼を保つことができます。

  • 良い例:「大変申し訳ございません。交通機関の遅れにより、数分遅れてしまいそうです。」
  • 悪い例:「ちょっと遅れます!」(軽すぎて焦りや責任感が伝わりません)

職種を尋ねるときの柔らかい表現

「御社では新入社員が最初に配属される職種について、可能な範囲で教えていただけますでしょうか。」

就職活動中、配属や職務内容に関して尋ねるときには、相手の立場や情報開示の範囲を意識する必要があります。「可能な範囲で」と添えることで、答えづらい内容だった場合の配慮が感じられるため、安心感のある質問となります。

  • 良い例:「可能な範囲で教えていただけますでしょうか。」
  • 悪い例:「配属先はどこですか?教えてください。」(要求が強すぎる印象になります)

時間変更をお願いするとき

「恐れ入りますが、お時間を◯時に変更させていただくことは可能でしょうか。」

面接や面談の時間をどうしても変更しなければならないとき、誠意と事情を含んで伝えることが大切です。「恐れ入りますが」で控えめに切り出し、「変更させていただくことは可能でしょうか」と柔らかくお願いする形にします。

勝手に変更するのではなく、了承を仰ぐ姿勢を見せることが礼儀の基本です。

  • 良い例:「恐れ入りますが、お時間を15時に変更させていただくことは可能でしょうか。」
  • 悪い例:「時間変更してもらっていいですか?」(一方的な印象になります)

不採用通知に対しての返信

「このたびは選考の機会をいただき、誠にありがとうございました。」

残念ながら不採用となった場合でも、選考に参加させてもらったことへの感謝を伝えることで、社会人としての礼節が感じられます。丁寧な返信は、企業側にも好印象を残します。

その後に「貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます」と添えることで、前向きな姿勢を保ったまま締めくくることができます。

  • 良い例:「このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。」
  • 悪い例:「落ちて残念でした。」(感情的すぎる表現です)

お礼メールの結び

「貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございました。」

OB・OG訪問、面接、説明会など、誰かが時間を割いて対応してくれた際に送るメールの結びにふさわしい表現です。「賜り」は「いただき」の敬語で、より丁寧さが感じられます。

簡潔ながらも心のこもった結びにより、きちんとした印象を残すことができます。

  • 良い例:「本日は貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございました。」
  • 悪い例:「今日はありがとうございました〜」(軽く見える場合があります)

オンライン面談での退出時

「本日はありがとうございました。それでは、失礼いたします。」

オンラインでのやり取りにおいても、退出の瞬間にしっかりと礼を述べることで、相手に良い印象を与えます。「失礼いたします」は会話の終わりやその場を離れるときの定番表現です。

一呼吸おいて丁寧に述べることで、落ち着きと礼儀が感じられます。

  • 良い例:「本日はありがとうございました。それでは、失礼いたします。」
  • 悪い例:「じゃあ切りますね!」(無礼に感じられることがあります)

書類添付時の前置き

「下記にて、履歴書をお送りいたします。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。」

メールに添付する書類に関しては、単に「添付します」とするよりも、「下記にてお送りいたします」と表現するほうが丁寧です。その上で「ご確認のほどよろしくお願い申し上げます」と結ぶと、より誠意の伝わる文面となります。

  • 良い例:「下記にて履歴書をお送りいたします。ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「履歴書、添付します。よろしくです。」(ビジネス文書としては不十分です)

選考結果の照会

「お忙しいところ恐れ入りますが、選考結果につきまして、ご教示いただけますと幸いです。」

選考の結果が予定日を過ぎても届かない場合、丁寧に状況を尋ねるにはこのような表現が適しています。「ご教示いただけますと幸いです」は、控えめに尋ねる丁寧な形です。

  • 良い例:「選考結果について、差し支えなければご教示いただけますと幸いです。」
  • 悪い例:「まだですか?」(催促のようで角が立ちます)

自己紹介での一言加えた表現

「本日はお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。〇〇大学の△△と申します。」

あいさつとともに名乗る際、時間を割いてくれた相手への感謝も一緒に伝えると、とても丁寧です。「頂戴し」は「もらう」の敬語、「誠にありがとうございます」で礼儀正しさが伝わります。

  • 良い例:「本日はお時間を頂戴し、誠にありがとうございます。」
  • 悪い例:「今日は来ました。〇〇大学の△△です。」(唐突で礼を欠いています)

面接辞退の申し出

「誠に恐縮ではございますが、今回の選考は辞退させていただきたく存じます。」

やむを得ず選考を辞退する場合には、感謝とお詫びを込めた丁寧な言葉が必要です。「誠に恐縮ではございますが」で申し訳なさを伝えつつ、「辞退させていただきたく存じます」と敬意を忘れない表現にします。

  • 良い例:「このたびは誠に恐縮ですが、辞退させていただきたく存じます。」
  • 悪い例:「もう興味なくなったのでやめます。」(印象を大きく損ないます)

話のきっかけを作る丁寧な言葉

「突然のご連絡、失礼いたします。」

メールやメッセージの出だしとして、初めて連絡を取るときに欠かせない一言です。「突然のご連絡」と断っておくことで、いきなりの接触であっても丁寧さが伝わります。

  • 良い例:「突然のご連絡、失礼いたします。〇〇大学の△△と申します。」
  • 悪い例:「こんにちは。連絡しました。」(唐突な印象になります)

メールの結びの定型文

「ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」

ビジネスメールでは、本文の最後にこの一文を添えることで、全体が格段に引き締まります。「ご多忙のところ恐れ入りますが」と前置きすることで、相手の事情への配慮が感じられます。

  • 良い例:「何卒よろしくお願い申し上げます。」
  • 悪い例:「よろしくです〜」(フランクすぎて誠意が伝わりません)

面接でのお礼と退室時の一言

「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。失礼いたします。」

面接の最後に言うべき、お礼と退室のあいさつです。「貴重なお時間をいただき」と感謝を伝え、「失礼いたします」でその場を礼儀正しく後にします。これで面接全体を好印象で締めくくることができます。

  • 良い例:「本日は誠にありがとうございました。失礼いたします。」
  • 悪い例:「終わりですか?じゃ、帰ります。」(社会人として不適切です)