家族葬と言われたときの返信は香典は?返信の例文や香典辞退と言われた際のマナー
近年、故人との最期の時間を大切にしたいというご遺族の意向から、家族葬を選択される方が増えています。しかし、「家族葬で」という連絡を受けた際、どのように返信し、香典をどうすべきか、多くの人が戸惑うのも事実です。この記事では、家族葬における返信の具体的な例文から香典に関する詳細なマナー、さらには多様なシチュエーションに応じた対応策まで、実践的に役立つ情報を提供します。
家族葬とは?その本質と配慮すべき点
まず、家族葬の基本的な定義を理解することが、適切な対応の第一歩です。家族葬とは、その名の通り、ご遺族やごく近しい親族、友人・知人のみが参列し、故人を偲ぶ葬儀形式です。一般葬のように多数の弔問客を迎えるのではなく、少人数で故人との別れを静かに、そしてゆっくりと行いたいというご遺族の強い希望が反映されています。
この形式が選ばれる背景には、以下の理由が挙げられます。
- 故人との最期の時間を大切にしたい: 形式的な対応に追われることなく、故人との思い出を振り返る時間を確保したいという強い願いがあります。例えば、故人が生前好んだ音楽を流したり、故人とのエピソードを語り合ったりと、より個人的で温かいお見送りを望むケースが多いです。
- 参列者への負担を軽減したい: 香典返しや返礼品の手配、遠方からの移動や宿泊など、参列者に生じる様々な負担を減らしたいという配慮があります。特に高齢の親族や遠方に住む友人に対して、無理をさせたくないという気持ちが込められています。
- 故人の遺志を尊重したい: 故人が生前、「身内だけで見送ってほしい」「派手なことはしたくない」と望んでいた場合、その遺志を尊重するために家族葬を選ぶご遺族も少なくありません。
- 経済的な理由: 一般葬に比べて、参列者の人数が少ないため、葬儀の規模が小さくなり、結果として費用を抑えられる場合が多いという現実的な理由もあります。
家族葬の連絡を受けた際は、これらのご遺族の「意図」を深く理解し、その気持ちに寄り添うことが、何よりも重要です。
家族葬の連絡を受けた際の返信マナー:心遣いを込めた伝え方
家族葬の連絡を受けたら、できるだけ速やかに、そしてご遺族の心情に寄り添った返信を心がけましょう。返信のスピードと内容が、故人への敬意とご遺族への配慮を示すことになります。
返信の際の基本原則
- 迅速な対応: 訃報は通常、急を要する連絡です。連絡を受けてから数時間以内、遅くとも24時間以内には返信するように努めましょう。特に、メールやメッセージアプリでの連絡であれば、すぐに返信が可能です。
- お悔やみの言葉を丁寧に: 故人の死を悼む気持ちと、ご遺族への心遣いの言葉を添えます。形式的になりすぎず、ご自身の言葉で伝えることが大切です。例えば、故人との具体的な思い出に触れることで、よりパーソナルなメッセージになりますが、長くなりすぎないよう注意が必要です。
- ご遺族への配慮: 家族葬を選択されたご遺族は、心身ともに疲弊している可能性があります。返信は簡潔にまとめ、ご遺族に余計な負担をかけないようにしましょう。返信への返信を求めないような配慮も大切です。
- 香典・参列の意向確認: 香典や参列の可否については、ご遺族の意向を最優先にします。明確な指示がない場合は、後述する方法で慎重に確認するか、辞退の可能性を念頭に置くことが重要です。
「家族葬と言われたときの返信」で使えるお悔みのメール・LINE例文
家族葬と伝えられた場合、参列の辞退を丁寧に述べ、故人を偲ぶ気持ちとご遺族への気遣いを時間をかけて表現することが望まれます。特に関係が深かった場合には、ご自身の思い出や心情を丁寧に綴ることで、相手の心に寄り添うことができます。
このたびは〇〇〇様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。 あまりに突然のことで、今もなお信じられない思いでいっぱいです。 長い年月、さまざまな場面でお世話になった〇〇〇様のお姿を思い出すと、胸が締めつけられる思いでいっぱいです。 優しい笑顔と、いつも周囲への思いやりを忘れないお人柄は、私たちの心に深く刻まれております。 ご家族だけでのお見送りを希望されたとのこと、〇〇〇様らしい控えめで、でも温かな思いが伝わってまいります。 本来であれば直接お伺いしてお別れを申し上げたかったのですが、ご意向を尊重し、遠方より静かに手を合わせてお祈りいたします。 どうかご家族の皆様におかれましては、心穏やかに日々を過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。
このたびは〇〇〇様のご訃報に接し、大変驚いておりますとともに、心からお悔やみを申し上げます。 ご生前の〇〇〇様には、さまざまな場面で大変お世話になりました。親切で誠実なお人柄は、今でも鮮明に記憶に残っております。 あの温かなお声、何気ない会話のひとつひとつが懐かしく思い出され、胸が痛みます。 ご家族だけでお見送りなさると伺い、お気持ちを尊重し、参列は控えさせていただきたく存じます。 ご無理を承知で申し上げることとなりますが、落ち着かれたころに、改めてお焼香に伺わせていただければ幸いに存じます。 どうかご家族の皆様におかれましては、お体を大切に、この辛い時期を乗り越えてくださいますようお祈り申し上げます。 〇〇〇様のご冥福を、心からお祈り申し上げます。
突然のご連絡に言葉を失っております。 〇〇〇様のご逝去に接し、心より哀悼の意を表します。 ご家族葬とのこと、静かに穏やかに旅立たれた〇〇〇様を思い、私も遠くからそっと手を合わせました。 いつも穏やかで、控えめで、でも誰よりも芯の強い〇〇〇様。 そのお姿に、何度も勇気づけられましたし、励まされてきました。 ご遺族の皆様の深いお悲しみはいかばかりかと拝察いたします。 ご心労も多いことと存じますが、どうかお体を大切に、お過ごしくださいませ。 改めて、〇〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
〇〇〇様のご逝去を知り、深い悲しみに包まれております。 ご家族葬にて執り行われるとのご連絡を賜り、ありがとうございました。 お見送りに伺いたい気持ちは山々ではございますが、静かに見送られたいとのご意向を受け止め、遠方より心よりご冥福をお祈りいたします。 これまでにいただいた多くのご厚情や、交わした温かな言葉の数々が、今あらためて大きな意味を持って胸に蘇っております。 どうかご家族の皆様が、一日も早く安らかな日常を取り戻されますよう、心からお祈り申し上げます。 ご自愛のほど、何卒お願い申し上げます。
ご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 〇〇〇様のご逝去を知り、言葉では言い尽くせないほどの悲しみに胸が押しつぶされそうです。 思い返せば、数えきれないほどの温かなお心遣いと、真摯なお姿に、どれだけ助けられてきたことでしょうか。 私にとって、〇〇〇様はいつも道しるべのような存在でした。 ご家族だけで静かにお別れをなさるとのこと、お気持ちを深くお察しし、心より哀悼の意を表します。 本来であれば直接お悔やみ申し上げるべきところ、メールにてのご挨拶となりますことをお許しください。 これからも〇〇〇様を偲び、心の中で感謝と祈りを捧げ続けてまいります。 どうかご家族の皆様がご健勝にて、穏やかな日々を送られますよう、心よりお祈り申し上げます。
このたびは〇〇〇様のご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます。 ご家族だけで静かにお見送りされるとのこと、〇〇〇様らしい温かなご意向と受け止めております。 本来であればすぐにでも駆けつけお悔やみをお伝えすべきところですが、遠慮させていただきます。 どうかご家族の皆様が少しでも穏やかに過ごされますよう、お祈り申し上げます。
ご丁寧にご連絡いただきありがとうございました。 このたびのご不幸に際し、心より哀悼の意を表します。 ご家族葬とのこと、静かにお見送りされたいお気持ちを尊重し、遠方より手を合わせてお祈り申し上げます。 どうかご無理なさらず、お身体を大切にお過ごしくださいませ。
突然のことで驚いております。〇〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 ご家族葬にて執り行われると伺いました。 お見送りに伺いたい気持ちは山々ですが、ご遺族のご意向を尊重させていただきます。 どうかご家族の皆様が心穏やかに過ごされますよう、お祈り申し上げます。
このたびはご丁寧なご連絡をいただきありがとうございました。 ご家族葬と伺い、静かな中でのお別れを望まれた〇〇〇様のお気持ちに、深く心を寄せております。 ご家族の皆様のご心痛はいかばかりかと拝察いたしますが、どうかご無理のないようお過ごしください。
〇〇〇様の突然の訃報に接し、深い悲しみに包まれております。 ご家族だけでのお別れとのこと、遠方より手を合わせてご冥福をお祈り申し上げます。 落ち着かれたころに改めてお線香を上げさせていただければ幸いです。 皆様のご健康と心安らかな日々をお祈りいたします。
このたびはご家族葬にて執り行われるとのこと、〇〇〇様のお人柄を偲びながら静かに手を合わせております。 参列は控えさせていただきますが、心よりお悔やみ申し上げます。 ご遺族の皆様がご無事で日々を過ごされますよう、お祈り申し上げます。
ご家族葬とのご連絡、ありがとうございます。 このたびのご不幸を悼み、心より哀悼の意を表します。 遠方にて手を合わせてお祈りいたしますとともに、皆様のご平穏をお祈りしております。 落ち着かれましたら、ぜひお話しを伺わせてください。
〇〇〇様のご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。 ご家族葬にて静かに送られると伺い、ご意向を尊重し参列は控えさせていただきます。 心ばかりではございますが、後日ご焼香させていただければ幸いです。 どうかお身体を大切にされ、ご自愛くださいませ。
ご訃報を伺い、言葉もございません。 ご家族葬とお聞きし、心からのお悔やみを胸に手を合わせております。 ご家族の皆様の深いお悲しみを思い、何と申し上げればよいか言葉に詰まりますが、 心よりご冥福をお祈りいたします。
このたびはお知らせを賜りありがとうございました。 ご家族葬とのこと、故人様のお人柄を偲びつつ、ご遺族のお気持ちを何よりも尊重いたしたく存じます。 参列できず申し訳ございませんが、後日改めてお悔やみを申し上げたく存じます。 皆様が少しずつでも穏やかな日々を取り戻されますよう、心よりお祈り申し上げます。
電話での返信例文(連絡が電話だった場合)
電話で訃報を受けた場合も、上記と同様の心遣いを声で伝えましょう。
「この度は、心よりお悔やみ申し上げます。〇〇さん(故人の名前)がお亡くなりになられたと聞いて、本当に信じられない気持ちです。つい先日お会いしたばかりでしたので、まさかこんなことになるとは…。ご家族の皆様もさぞお力落としのことと存じますが、どうぞご無理なさらないでくださいね。もし、私に何かお手伝いできることがあれば、些細なことでも構いませんので、遠慮なくお声がけください。心より、〇〇さんのご冥福をお祈りいたします。」
【ポイント】
- 相手の状況を察し、長話は避ける。短くても、心からの哀悼の意を伝えましょう。
- 明るい声は避け、落ち着いた声で話す。
- 「頑張って」「しっかりして」など、相手を追い詰めるような言葉は絶対に避ける。
- 電話の最後は、相手が会話を終えやすいように配慮する。
家族葬における香典のマナー:辞退の意向を尊重する
家族葬において最も注意すべき点が、香典に関するマナーです。家族葬では、ご遺族が香典を辞退されるケースが非常に多く、この意向を尊重することが何よりも重要です。
香典辞退が明確に示されている場合
連絡の中に「誠に恐縮ながら、ご香典、ご供物、ご供花は固くご辞退申し上げます」といった明確な記載がある場合は、絶対に香典を持参してはいけません。
- 理由の深掘り: ご遺族は、故人とのお別れに集中したい、参列者への金銭的・精神的負担をかけたくない、香典返しの手間を省きたい、などの強い理由から辞退されています。この意向を無視して香典を渡そうとすることは、ご遺族の配慮を踏みにじる行為となり、かえって余計な手間や心労をかけてしまうことになります。例えば、せっかく辞退した香典を受け取ってしまったことで、後日香典返しをどうすべきか悩ませてしまう可能性もあります。
- 対応: 辞退の意向を真摯に受け止め、何も持参せず、静かに故人を偲びましょう。これが、ご遺族への最大の配慮となります。
香典辞退が明記されている場合の返信例文(メール)
件名:〇〇(あなたの氏名)よりお悔やみ申し上げます
本文:
〇〇様
この度は、〇〇様のご訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
突然のことで、大変驚いております。
ご家族の皆様におかれましても、さぞお力落としのことと存じます。
ご厚意により、ご香典をご辞退とのこと、承知いたしました。
故人様には生前、〇〇(具体的なエピソード)と大変お世話になりましたので、心ばかりではございますが、遠方よりご冥福をお祈り申し上げます。
ご遺族の皆様のお気持ちを何よりも大切にいたします。
(【補足】どうしても何か気持ちを伝えたいが、香典は避けたい場合)
もし、ご迷惑でなければ、落ち着かれた頃に改めて、ご自宅にお線香をあげに伺わせていただいてもよろしいでしょうか。その際に、何かお手伝いできることがあれば、喜んでお引き受けいたします。
(※この提案は、ご遺族の状況を十分に考慮し、相手が落ち着いた頃を見計らい、改めて連絡する方が無難な場合が多いです。葬儀直後は避けるべきです。また、相手に負担をかけないよう、「迷惑でなければ」という配慮の言葉を添えるのがポイントです。)
今はただ、ご家族の皆様が心穏やかにお過ごしになれますよう、心よりお祈り申し上げます。
ご無理なさらないよう、どうぞご自愛くださいませ。
敬具
〇〇(あなたの氏名)
香典辞退が明記されていない場合:慎重な判断を
家族葬であるにもかかわらず、香典辞退の旨が明確に記されていない場合、どのように対応すべきか迷うかもしれません。このような状況では、以下の対応を検討し、ご遺族の意向を推測し、尊重する姿勢が求められます。
事前に確認する(最も確実な方法)
可能であれば、ご遺族、または葬儀社の担当者などに、香典を受け取るかどうかを直接問い合わせるのが最も確実です。ただし、ご遺族は多忙を極めているため、最大限の配慮が必要です。
- 連絡手段: 電話ではなく、メールやメッセージアプリで簡潔に問い合わせるのが良いでしょう。相手に返信の手間をかけさせないよう、選択肢を示す形で尋ねるのも一案です。
- 問い合わせ例文:
- 「この度は心よりお悔やみ申し上げます。つきましては、御香典について、ご遺族様のお考えはいかがでしょうか。もしご辞退とのことでしたら、お気持ちを尊重させていただきます。」
- 「ご訃報に接し、大変驚いております。故人様へのお気持ちとして、香典を持参させていただきたく存じますが、ご家族葬とのことですので、もしご辞退のご意向でしたら、遠慮なくお申し付けください。」
当日持参しない選択も視野に
もし事前に確認が難しい場合や、問い合わせることに躊躇するようであれば、基本的には香典は持参しないという選択肢も有力です。家族葬という性質上、辞退の意向がある可能性が高いからです。
- 当日の判断: 参列した際に、他の参列者が香典を渡している様子が見られたり、受付で香典を受け付けているようであれば、その場で判断して渡すことも可能です。ただし、あくまで例外的な対応と考えましょう。受付で香典袋を出す準備をしておき、受け付けていないと判断したら、すぐにカバンにしまうくらいの心構えが必要です。
- 注意点: 周囲の状況だけで判断するのはリスクがあります。親族間や地域によっては、家族葬でも香典を受け取る慣習がある場合もあるため、あくまで最終手段と捉え、可能な限り事前確認を優先しましょう。
弔電や供物を検討する
香典を辞退されている場合でも、故人への弔意を表したい、ご遺族への心遣いを伝えたいという場合は、弔電を送ったり、供物や供花を贈ることを検討しても良いでしょう。ただし、これらも辞退されている場合があるため、事前に確認するか、ご遺族の負担にならないような、控えめなものを選ぶのが無難です。
- 弔電: 葬儀社を通じて手配できます。簡潔で心温まるメッセージを送りましょう。故人との思い出を短く添えることで、よりパーソナルな弔意を伝えられます。例えば、「〇〇さんとのゴルフの思い出は私の宝物です。安らかにお眠りください。」
- 供物・供花: 事前に葬儀社に問い合わせ、受け入れ可能か確認が必要です。また、祭壇のスペースや他の供物とのバランスもあるため、ご遺族の意向を優先しましょう。もし供花を贈る場合でも、あまり派手なものや、ご遺族が手入れに困るような大きな鉢植えなどは避け、小さめの献花やアレンジメントを選ぶのが一般的です。
後日、弔問時に手土産を持参する
葬儀後、ご遺族が落ち着かれた頃に改めてご自宅へ弔問に伺う機会があれば、香典ではなく、故人が好きだったお菓子や、日持ちのする品物など、手土産として持参することも考えられます。この際も、「お線香をあげさせてください」という名目で、ご遺族の負担にならないよう配慮が大切です。
- 手土産の選び方: 故人の好物だったもの(日持ちするもの)、ご家族で分け合える個包装のお菓子、故郷の銘菓など、相手が気を遣わない程度の品が適切です。のしは「御供」や「御仏前」とし、黒白の水引を結び切りでかけます。
- 訪問のタイミング: 葬儀後すぐに訪問するのは避け、ご遺族が落ち着いた頃、数週間から1ヶ月後を目安に連絡を取り、「ご都合の良い時にお線香をあげさせていただいてもよろしいでしょうか」と打診しましょう。
家族葬におけるその他の重要マナー
参列の可否と服装
- 参列を控えるべき場合:連絡に「ご厚意により、ご弔問ご香典はご辞退申し上げます」といった文言や、「近親者のみで執り行います」という明確な記載がある場合は、ご遺族の意向を尊重し、参列は控えるのがマナーです。無理に弔問に伺ったり、ご自宅に押し掛けたりすることは、ご遺族にさらなる負担をかける行為となります。この場合、弔電を送る、後日改めて弔問の機会を打診するなど、別の方法で弔意を伝えましょう。
- 服装:家族葬であっても、基本的に喪服を着用するのがマナーです。男性はブラックスーツ、白いワイシャツ、黒いネクタイ、黒い靴下が基本です。女性はブラックフォーマル(黒いワンピースやアンサンブル)を着用し、ストッキングは黒を選びましょう。アクセサリーは結婚指輪以外は控えめにし、真珠のネックレスやイヤリングが許容されます。ただし、ご遺族から「平服でお越しください」などの指示があった場合は、それに従います。平服とは言っても、カジュアルな服装ではなく、地味な色のスーツやワンピースなど、TPOをわきまえた準喪服を意味します。男性はダーク系のスーツに地味な色のネクタイ、女性は地味な色のアンサンブルやワンピースなどが適切です。
弔問時の立ち居振る舞い
- 長居はしない:参列が許された場合でも、ご遺族は多忙を極めており、心身ともに疲弊しています。お悔やみの言葉を簡潔に伝え、長居はせずに速やかに退席するように心がけましょう。故人の思い出話が盛り上がったとしても、時間を考慮し、切り上げるタイミングを見計らうことが大切です。
- 私語は慎む:故人との思い出話に花を咲かせたい気持ちは分かりますが、葬儀の場では私語は慎み、厳粛な雰囲気を保つことが大切です。特に、故人やご遺族に関する個人的な質問や詮索は絶対に避けましょう。
- 携帯電話の電源を切る:会場に入る前に、必ず携帯電話の電源を切るか、マナーモードに設定し、音が出ないように注意しましょう。着信音はもちろん、バイブレーションの音も響く可能性があるため、注意が必要です。
- 香水のつけすぎに注意:香水や整髪料などの強い香りは、周囲の迷惑になることがあります。特にご高齢の方や体調が悪い方がいる可能性もあるため、控えるのがマナーです。
ご遺族の心に寄り添うことが何よりも大切
家族葬での返信や香典のマナーは、ご遺族の意向を最大限に尊重することが最も重要です。香典辞退の連絡があった場合は、その意向に従い、無理に渡そうとしないことが何よりも大切です。故人への哀悼の意とご遺族へのお悔やみの気持ちを伝えることを第一に考え、適切な対応を心がけましょう。
家族葬は、ご遺族にとって故人との最後の別れを静かに、そして大切に行うための選択です。その選択を理解し、尊重する姿勢こそが、故人への最大の供養であり、ご遺族への心からの配慮となります。

