「くすぐったい」の一般的な意味と英語で言うと
「くすぐったい」という形容詞は、皮膚が軽く刺激されることで自然と笑ってしまうような感覚を表す言葉です。身体の一部を軽くなでたり、指で触れられたりすると、こそばゆい、もぞもぞした感覚が生まれ、それに対して反射的に笑ってしまったり、動いてしまったりすることがあります。多くの場合、脇の下や足の裏、首まわりなどが特に敏感な部位とされています。この感覚は単に身体的な反応というだけでなく、心理的な面も関係しています。たとえば、信頼している人から触れられた場合と、まったく知らない人から同じように触れられた場合では感じ方が異なることが多く、くすぐったさには人間関係や感情も深くかかわっていることが分かります。英語では「ticklish(ティッキリッシュ)」という単語が最も近い意味を持ちます。「I’m ticklish.」で「私はくすぐったがりです」という意味になります。なお、「くすぐったい」は感情に対して使われることもあり、「そんなこと言われるとくすぐったい」という表現では、照れくさいとか気恥ずかしいという意味にもなります。つまり、くすぐったさには身体的な面と心理的な面の両方があり、その場の空気や相手との関係性によって意味合いが変化する点が特徴です。
「くすぐったい」の一般的な使い方と英語で言うと
- 子どもと遊んでいるときに、脇の下をちょっとくすぐると大きな声で笑って「くすぐったいよ!」と叫んで、思わず体をよじって逃げようとしました。
(That tickles! Stop it, it’s too ticklish!)
- マッサージを受けている途中で背中のある部分を触られて「そこ、ちょっとくすぐったいので、もう少し力を入れてもらえると助かります」とお願いしました。
(That part is a little ticklish, so it would help if you could apply a bit more pressure.)
- 親しい友人に突然肩を叩かれ「うわ、くすぐったいからやめてよ」と冗談まじりに言ったら、その場の雰囲気が和やかになりました。
(Hey, that’s ticklish. Stop it, it feels weird!)
- 恋人に耳元で何かをささやかれたとき「そんな近くで話されると、くすぐったくて笑っちゃう」と思わず笑顔になりました。
(When you talk that close to my ear, it tickles and makes me laugh.)
- 久しぶりに会った祖母に頬をなでられて「やだ、くすぐったいよ」と照れながら言ったら、優しく笑ってくれました。
(Oh no, that tickles! I’m too old for this, Grandma!)
似ている表現と失礼がない言い回し
- こそばゆい:身体がムズムズして笑ってしまうような感覚。
- 照れくさい:言われたことやされたことに対して恥ずかしさを感じるときに使う。
- 気恥ずかしい:自分の感情が外に出ることに対して少し恥ずかしいという感覚。
- むずがゆい:肌の感覚として少しムズムズするような状態。
- 落ち着かない:くすぐったい状況や言葉に心がそわそわしてしまう気持ち。
性格や人格として言われた場合は?(どういう意味?)
「くすぐったい」という言葉が性格や人格に対して使われる場合、それは身体的な感覚ではなく、主に心理的な反応を表しています。たとえば、「そういう褒め方はくすぐったいよ」といった場合は、直接的な賞賛や感謝の言葉に対して、照れくささや気恥ずかしさを覚えるタイプの人を指します。こうした人は、あまり自己主張をせず、控えめで慎み深い性格であることが多いです。また、感情を素直に受け取るのが苦手で、ストレートな言い方よりも遠回しな伝え方を好む傾向もあります。したがって「くすぐったい性格」とは、繊細で、感情に対して敏感であり、褒められることや注目されることに対して少し戸惑いや照れを感じる人のことを、柔らかく表現する形になります。
「くすぐったい」をビジネスで使用する場面の例文と英語
- ご評価いただき誠にありがとうございます。ただ、少々くすぐったい気持ちもあり、恐縮しております。
(Thank you very much for your evaluation. I must admit I feel a little ticklish and humbled by your words.)
- そのようにお褒めいただき、正直なところ、くすぐったい気持ちです。
(Being praised like that honestly makes me feel a bit ticklish.)
- 上司からのご指摘、少々くすぐったい部分もございますが、真摯に受け止めてまいります。
(Some of your comments feel a bit ticklish, but I will take them seriously.)
- 皆様のお言葉、ありがたい反面、くすぐったい気持ちでいっぱいです。
(While I’m grateful for your kind words, I must admit I feel a little ticklish as well.)
- 過分なお言葉をいただき、くすぐったい気持ちと同時に、身が引き締まる思いです。
(Your generous words make me feel ticklish and at the same time, deeply motivated.)
「くすぐったい」は目上の方にそのまま使ってよい?
「くすぐったい」という言葉は親しみやすい響きを持ちますが、目上の方や取引先とのやり取りの中で使用するには注意が必要です。この言葉自体に失礼な意味は含まれていませんが、あまりにくだけた印象を与えてしまうことがあります。特にビジネスの場面では、感情をあまり前面に出し過ぎると、軽率な印象を与えたり、相手に違和感を抱かせたりする恐れもあります。そのため、率直な気持ちを伝える際には、「くすぐったい」という表現ではなく、より丁寧で落ち着いた言い方を選ぶのが望ましいです。たとえば「恐縮しております」や「過分なお言葉を頂戴し、身の引き締まる思いです」といった表現であれば、感謝や感動の気持ちを丁寧に伝えることができます。
- くだけた印象を与えがちなので、使用は控える方が無難
- 目上の方には「恐縮」や「身が引き締まる思い」などの丁寧な言い回しを使う
- 親しい関係や社内のやり取りであれば場の雰囲気により使える
- 感情を抑えつつも、敬意を込めた表現を心がける
- ビジネスの場では相手の立場に合わせた言い回しが求められる
「くすぐったい」の失礼がない言い換え
- 過分なお言葉を頂戴し、身に余る光栄と存じます。
- ありがたいお言葉を頂き、身の引き締まる思いでございます。
- ご丁寧なお言葉を頂戴し、恐縮の限りに存じます。
- 温かいお言葉に、深く感謝申し上げますとともに、今後の励みといたします。
- お言葉を受け、大変光栄に存じるとともに、より一層精進する所存です。
注意する状況・場面は?
「くすぐったい」という言葉は感覚的な言い回しであるため、相手との関係性や場面に十分な注意が必要です。特に正式な会話や文書、ビジネスメールなどでは、感情を素直に表すこの言葉はカジュアルな印象を持たれることがあります。とくに年齢差のある目上の方や顧客、取引先との間では、軽々しく使用することで礼儀を欠いていると受け取られるおそれがあります。また、身体的な意味で使われる場合も、相手のパーソナルスペースにかかわることから、誤解を招いたり、不快感を与えることもあります。場を和ませる目的であっても、相手に応じた言い回しを選ぶことが大切です。
- 目上の方や初対面の相手に使うと、くだけすぎた印象になる可能性がある
- ビジネスメールでは誤解を招かないよう、より丁寧な言い方に置き換えるべき
- 身体的な話題に含まれるため、相手に不快感を与えることがある
- 関係性が浅い相手には避け、丁寧で配慮ある言葉を選ぶべき
- 公的な場や公式な文書では、使用を控えるのが無難
「くすぐったい」のまとめ・注意点
「くすぐったい」という言葉は、単に皮膚の刺激によって感じる物理的な反応を表すだけでなく、心理的な面も含んだ繊細な表現です。相手の言動や言葉に対して、自分がどう感じたかを表すときに使われることが多く、日常生活の中では親しい人とのやり取りにおいて自然に使うことができます。しかしその一方で、丁寧さや礼儀を重んじる場面では控えるべき言葉でもあります。特にビジネスのやり取りや目上の方への対応では、より落ち着いた表現に置き換えることが重要です。また、身体的なくすぐったさを話題にする際には、相手の反応や性格を配慮しながら慎重に言葉を選ぶ必要があります。つまり「くすぐったい」は便利な言い回しである反面、使う場面を誤ると相手に不快な印象を与える可能性があるため、場の空気や関係性に十分注意しながら使い分けることが求められます。普段の会話では気軽に使える言葉ですが、ビジネスや改まった場面ではより慎重な対応が求められる点をしっかりと理解しておくことが大切です。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

