ハリーポッター「映画には登場しない人物」原作小説・ファンタビ・呪いの子

ハリーポッター「映画には登場しない人物」原作小説・ファンタビ・呪いの子

ハリーポッター「映画には登場しない人物」原作小説・ファンタビ・呪いの子


● イグノータス・ペベレル(原作:『死の秘宝』)

登場巻:第7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』
初出場面:第16章「ゴドリックの谷」
所属・血統:ペベレル家三兄弟の末弟
象徴する遺物:死の秘宝「透明マント」

▼原作での描写と役割:

ハリーとハーマイオニーがゴドリックの谷を訪れた際、墓地で「イグノータス・ペベレルの墓石」を発見します。そこには**「死は、我らに平等な者として訪れる」**という死の秘宝の象徴的な文が刻まれており、彼の死生観がうかがえます。

ダンブルドアの遺産として渡された透明マントは、彼の血統から脈々と受け継がれてきたもので、**唯一、正しく「死を受け入れた人物」**と語られています。

彼の選択――「死から逃げず、身を隠して寿命をまっとうし、静かに死を迎えた」――は、ヴォルデモートとは対極の生き方でした。ここに、死の秘宝をめぐる物語の核心が重なります。

▼映画との違い:

映画では『三人兄弟の物語』がアニメーションで語られるのみで、イグノータス本人の人間的描写(墓・名前・思想など)はすべてカット。象徴的な“話”として処理され、ハリーの先祖であることも言及されません。


● カドマス・ペベレル/アンチオク・ペベレル(原作:『死の秘宝』)

登場巻:第6巻『謎のプリンス』/第7巻『死の秘宝』
初出場面:第22章「死の秘宝」ほか
血統:ペベレル家の長男(アンチオク)、次男(カドマス)

▼アンチオクの描写(長男):

死の秘宝「ニワトコの杖」の元の持ち主。力を誇示し、他者を屈服させようとし、最終的に寝ている間に喉を掻き切られて殺されるという最期を遂げます。これは力に固執した代償として描かれており、ヴォルデモートの野心と同じ愚かさを象徴しています。

▼カドマスの描写(次男):

死者を蘇らせる「蘇りの石」を手に入れるも、蘇った恋人は完全には戻らず、絶望し自ら命を絶つという悲劇的な運命をたどります。彼の選択は、スネイプのリリーへの想いとも重なります。

なお、**カドマスはヴォルデモートの母方の先祖(ガント家の血統)**であり、分霊箱の指輪の中に組み込まれた秘宝(蘇りの石)は彼が所持していたものでした。

▼映画との違い:

アニメーションの「寓話」扱いで、名前も背景も出ず、すべて物語的象徴にとどまっています。ガント家との繋がり、血の物語の詳細、死の象徴としての3兄弟の選択は、原作でしか読み解けない深層構造です。

ダンブルドア家の人物(映画未登場)


● ケンドラ・ダンブルドア

登場巻:第7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』
初出場面:第2章「死喰い人来たる」/第11章「伝説の始まり」ほか
関係性:アルバス・アバーフォース・アリアナの母親
血統:マグル生まれではないが、血筋に差別的な意味合いを帯びた議論あり

▼原作での描写と背景:

ケンドラは、娘アリアナが3人のマグルの少年に襲われ魔法を抑え込めなくなったことを機に、家族とともにゴドリックの谷へ引っ越します。世間から離れ、家にアリアナを閉じ込める形で暮らしていました。

しかしある日、アリアナの魔力の暴走によって自宅で死亡。事故なのか殺意があったのか、アバーフォースさえも定かではないと語っています。

アルバスにとっては、ケンドラの死が自分に家族の責任を背負わせる原因となり、その後の「グリンデルバルドとの計画」「アリアナの死」「後悔」に直結します。

▼映画との違い:

映画では、ケンドラの姿・回想・セリフなど一切登場せず、背景としても軽くしか触れられません。特に『死の秘宝Part2』では「アリアナの死の真相」すらも深く描かれず、家族の複雑な愛と断絶は原作にしか存在しません。


● パーシバル・ダンブルドア

登場巻:第7巻『死の秘宝』
初出場面:第11章「伝説の始まり」
関係性:アルバスの父。アズカバンに収監され死亡。
背景:アリアナを傷つけたマグル少年たちに対して報復し、アズカバンへ送られる。

▼原作での描写と背景:

パーシバルは、3人のマグルの少年にアリアナが襲撃されたあと、報復としてそのマグル少年たちを魔法で攻撃し、その罪によりアズカバンへ投獄されます。
彼は法廷でもアリアナの魔力や状況を決して語らなかったため、世間には「マグル嫌いの危険人物」と誤解され、以後家族は偏見に晒されます。

結果として、アルバスも若い頃は「父は過激な反マグル思想を持っていた」と世間から誤解され続けました。

▼映画との違い:

映画では一切言及されず、名前も登場しません。「父の罪と沈黙」という物語の深い主題(沈黙が子を守る)は、原作でしか味わえない重要要素です。


● アリアナ・ダンブルドア

登場巻:第7巻『死の秘宝』
初出場面:第8章「結婚式」→本格描写は第28章「アバーフォースの話」
関係性:アルバスの妹。暴走する魔力を持つ「呪われた子」
特徴:おそらく「オブスキュラス(潜在魔力暴発体)」の初出例

▼原作での描写と背景:

アリアナは6歳のとき、魔法の兆候を見せたところを3人のマグルの少年に目撃・襲撃され、強い心の傷を負います。以後、感情を制御できない「内にこもった魔力」が暴発するようになります。

この魔力暴発が「オブスキュラス」であると推察されており、後のファンタビでニュートが研究対象として言及。

母ケンドラが魔力の爆発によって死亡したのち、兄アルバスが妹の世話を担うようになりますが、グリンデルバルドとの政治的思想に傾倒したアルバスとの間にすれ違いが起き、決裂の火種となります

決定的事件は、アバーフォース・アルバス・グリンデルバルドの三者間での決闘。アリアナはその争いの流れ弾を受けて死亡。誰の呪文が当たったかは不明。これがアルバスにとって一生背負う罪と後悔の源になります。

▼映画との違い:

映画(死の秘宝2)では、肖像画として一瞬登場するのみで、背景描写や内面は完全に省略
ファンタビ第3作では再び名前が出るが、姿・過去の詳細は不明のまま。「オブスキュラスの起源=アリアナ」説は小説読者にのみ許された深層情報です。

ブラック家の人物(映画未登場)


● ドルーエラ・ブラック(原作:家系図・肖像画)

登場巻:第5巻『不死鳥の騎士団』
関係性:シリウス・ブラックの母。純血至上主義者。
描写形態:ブラック家邸宅の魔法で叫び続ける肖像画

▼原作での描写と背景:

ドルーエラは、純血家系ロジエール家の出身で、ブラック家に嫁ぎ、純血主義を子供に徹底的に押し付ける極端な血統思想の持ち主
シリウスを「裏切り者」「息子ではない」と罵倒し、彼が家出した際には家系図から焼き消すという行動を取っています。

不死鳥の騎士団の本拠地であるグリモールド・プレイスに残された彼女の肖像画は、侵入者・マグル・非純血などを見ると延々と怒鳴り続け、魔法で固定されているため取り外しもできないという“呪い”のような存在です。

彼女は死後も家の空気を支配し続けている“亡霊”の象徴であり、シリウスの「家族との絶縁」と「過去への怒り」を強調する役割を担います。

▼映画との違い:

映画では肖像画自体は登場するものの、動かない/叫ばない/セリフなしのため、彼女の思想や支配力、恐怖感がまったく描かれていません。原作の緊迫感や「血統主義の狂気」は、映画ではほぼゼロです。


● フィニアス・ナイジェラス・ブラック(原作:死の秘宝ほか)

登場巻:第5巻・第6巻・第7巻・『呪いの子』
関係性:シリウスの高祖父。元ホグワーツ校長。肖像画として複数作品で活躍。
特徴:皮肉屋で冷笑的。スリザリン出身。
主な役割:肖像画による情報伝達・ハリーへの諫言

▼原作での描写と背景:

彼はかつてホグワーツの校長を務めており、現在も校長室の肖像画ブラック家の邸宅にあるもう一枚の肖像画の間を移動できる特殊な存在です。
不死鳥の騎士団では、ダンブルドアの命令で肖像画の“スパイ”として活動し、魔法省・グリモールド邸・ホグワーツ間の通信役を担う重要人物となります。

第7巻では、ハリー・ロン・ハーマイオニーが旅をする中、グリモールド邸にいる彼の肖像画に助言や侮蔑をされる描写もあり、**「血統的には味方ではないが協力はする」**という皮肉なポジションです。

▼『呪いの子』での扱い:

舞台脚本でも登場。現代ホグワーツの生徒たち(アルバス・スコーピウス)に向かって「自分が校長だった時代の方がましだった」と言い放つなど、時代と思想の隔たりを象徴するキャラとして描かれます。

▼映画との違い:

映画では肖像画のやり取りが簡略化され、フィニアスの役割は完全にカット。通信シーンや情報連携が人物同士の会話で代替されており、彼の登場機会は失われました。


● アルファード・ブラック(原作:家系図・死の秘宝)

登場巻:第5巻『不死鳥の騎士団』
関係性:シリウスの叔父。家系図から抹消された存在。
描写形態:ブラック家の家系図(壁掛けタペストリー)での言及

▼原作での描写と背景:

アルファードは、家出したシリウスを支援し、遺産を遺して経済的に助けた唯一の身内。その結果、ブラック家から勘当され、家系図から焼き消されました。

シリウスは彼に感謝しており、「数少ないまともな家族」と語っています。

アルファードの存在は、ブラック家における**“裏切り者”が必ずしも悪ではない**という対比として用いられており、血統主義を超える人間性を示した象徴でもあります。

▼映画との違い:

一切登場・言及なし。ブラック家の人間関係・家系の厳しさや、シリウスの孤独さをより深く理解するための重要人物であり、削除されたことで感情の厚みが一部失われています。


● レギュラス・アークトゥルス・ブラック(R.A.B.)

登場巻:第6巻『謎のプリンス』終盤で伏線/第7巻『死の秘宝』で真相判明
関係性:シリウスの弟。元死喰い人
特徴:ホークラックスを最初に見つけ、破壊しようとした人物
略称:R.A.B.

▼原作での描写と背景:

レギュラスは、家族の期待通りスリザリンに入り、死喰い人にもなったが、ヴォルデモートのやり方(特にクリーチャーへの扱い)に疑問を抱き、反逆
ヴォルデモートの命令で「水晶の洞窟」に連れて行かれた屋敷しもべ妖精・クリーチャーの話から、分霊箱(ロケット)の存在を知り、自ら取り替えようとする計画を立てる

最終的に、自分の命と引き換えにホークラックスを持ち出し、代わりに偽物とメッセージ(R.A.B.の署名)を残す。そのメッセージが第6巻のラストでハリーたちによって発見され、第7巻で正体が判明。

▼映画との違い:

映画では手紙(R.A.B.)が映る程度で、人物像は一切描かれない
特に、レギュラスの勇気や改心、クリーチャーとの信頼関係(ロケットを取り戻す理由となる愛情)がカットされており、「実は死喰い人の中にも良心があった」ことを伝える重要キャラが埋もれたままです。

ホグワーツ時代の同世代・同級生たち(映画未登場)


● テッド・トンクス(原作:死の秘宝ほか)

登場巻:名前は第5巻『不死鳥の騎士団』以降に複数登場。直接の描写は第7巻『死の秘宝』
関係性:ニンファドーラ・トンクスの父。マグル出身。
所属:非戦闘員ながら反ヴォルデモート側の支援者
特徴:温厚でユーモアある性格、魔法界の価値観を外から見る視点の象徴

▼原作での描写と背景:

トンクスの父で、ブラック家出身のアンドロメダと駆け落ち婚したマグル出身の魔法使い。血統主義から完全に外れた存在であり、トンクスが純血主義と距離を置いて育った背景には、彼の影響が大きい。

第7巻では「マグル生まれ狩り」が始まったことで逃亡を余儀なくされ、ディーン・トーマス、ダークのディークらと共に潜伏している場面が描かれます。その中でマグル生まれであることを理由に殺害されるという、魔法界のナチス的側面を浮き彫りにする悲劇の象徴となります。

彼の死によって、トンクスの感情は不安定化し、後のルーピンとのすれ違いの一因にもなります。
さらに、赤ん坊(テディ・ルーピン)を残して娘夫婦ともども亡くなるという展開は、「戦争は家族を滅ぼす」現実の重さを示しています

▼映画との違い:

映画では名前すら出ず、その存在が完全に無視されています。トンクスの家庭背景が一切説明されず、死後の悲しみやテディ誕生の意味も薄れています。


● アンドロメダ・トンクス(原作:死の秘宝)

登場巻:名前は第5巻以降/本格登場は第7巻『死の秘宝』
関係性:ブラック家の三姉妹の一人(ベラトリックス・ナルシッサの妹)、ニンファドーラの母
特徴:ブラック家を勘当されながらも良識を持ち、トンクスの人格形成に影響を与えた

▼原作での描写と背景:

アンドロメダは、ベラトリックスやナルシッサと同じくブラック家に生まれましたが、マグル出身のテッドと結婚したことでブラック家から絶縁され、家系図から焼き消されました
しかしその選択は、家名よりも個人を重んじる姿勢の現れであり、トンクスの自由で開かれた人格の土台になります。

第7巻では、テッドの死・娘と婿(ルーピン)の死を受けながらも、ハリーたちに協力し、生まれた孫(テディ・ルーピン)を引き取って育てるという強さと愛情を見せます。

彼女は、**「血族に裏切られてもなお、正しい道を選び続ける魔女」**として、物語の静かな柱を担っています。

▼映画との違い:

映画には一切登場しません。ブラック家の「三姉妹の分岐」、トンクスの背景、テディの養育に関わる重要人物であるにもかかわらず、省略されました。
結果として、テディが誰に育てられたかさえ映画では説明されません


● チャーリー・ウィーズリー(原作:全巻にわたって名前登場)

登場巻:第1巻から名前が頻出。顔を見せるのは第4巻『炎のゴブレット』と第7巻
関係性:ロンの兄。ビルの下、フレッド&ジョージの上の兄弟。
職業:ルーマニアのドラゴン使い(飼育者)

▼原作での描写と背景:

チャーリーは、最初から**「ドラゴン飼育の専門家」として海外で活動している兄**として登場します。
第4巻ではクィディッチ・ワールドカップに家族とともに一時帰国し、トライウィザード・トーナメントの第1課題(ドラゴン戦)の調教師側として登場。ハリーのドラゴン戦を手助けする重要な職員の一人です。

第7巻では、フレッドの死の後、ビルの家(隠れ穴)で遺体を見守る役割を果たすほか、戦後も家族を支える立場に回ります。

彼はウィーズリー家の中でも最も「魔法生物」への深い愛情と責任感を持ち、家に縛られずに生きる自由人として描かれ、ハグリッドとの価値観も共通する存在です。

▼映画との違い:

映画では名前が一切出ず、ビジュアルすら存在しない。トーナメントの第1課題でドラゴンを運んだ場面はあるが、誰が調教師かは描かれず。
ウィーズリー家の長男・次男の一人として重要な存在であるにも関わらず、フレッドの死に立ち会う場面もすべて省略されています。


● スカビオール(原作:死の秘宝)

登場巻:第7巻『死の秘宝』
関係性:マグル生まれ狩りの「首狩り隊」メンバー。死喰い人と近いが“資格なし”。
主な役割:ハリー・ロン・ハーマイオニーを捕らえ、マルフォイ邸へ連行した

▼原作での描写と背景:

スカビオールは、フェンリール・グレイバックのグループに属する賞金稼ぎ的な存在で、マグル生まれや血統不明の魔法使いを捕らえて魔法省に引き渡す「首狩り隊」を率いています。
第7巻中盤、ハリーたちがキャンプ中に結界が破られ、スカビオール一味に捕まる緊迫の場面があり、彼の行動がきっかけでハーマイオニーがマルフォイ邸で拷問されるという重大な展開につながります。

死喰い人ではないが、支配階級に従属しながら暴力をふるうその姿は、ヴォルデモート体制下の“凡庸な悪”の象徴といえます。

▼映画との違い:

映画ではこのキャラは登場せず、グレイバック1人に統合され、捕獲→マルフォイ邸という展開が単純化されています。
しかし原作では、「死喰い人でもないのに悪行を働く者がいる」ことの恐ろしさが、スカビオールを通して示されているのです。

不死鳥の騎士団のメンバー(映画未登場)


● マーリー・ボーン(Marley Bone)

登場巻:第5巻『不死鳥の騎士団』(メンバー一覧に名前のみ)
関係性:初代・不死鳥の騎士団の構成員。戦争初期から活動。
役割:ヴォルデモート第一次台頭期における対抗勢力の一人

▼原作での描写と背景:

マーリー・ボーンは、ムーディの旧友やミネルバ教授とともに、ダンブルドアが組織した最初の騎士団の一員として記録されています。名前の登場はスネイプの思い出などごく一部に限られますが、当時からの活動家であり、恐らく魔法省に勤める高官だったと考えられます。

不死鳥の騎士団には「死者の壁(亡くなった仲間の写真掲示板)」が存在しており、彼の名前はそこに含まれている描写が暗示されています。

▼映画との違い:

完全未登場。名前すら言及されていません。
不死鳥の騎士団が**「わずか数人の仲間による小さな組織」として誤解される原因のひとつ**とも言えます。


● フランク&アリス・ロングボトム(若き日の姿)

登場巻:第4巻『炎のゴブレット』、第5巻『不死鳥の騎士団』
関係性:ネビルの両親。不死鳥の騎士団の戦士
状態:ベラトリックスたちの拷問により精神を破壊され、聖マンゴ魔法疾患病院に入院中

▼原作での描写と背景:

ロングボトム夫妻は、第一次魔法戦争で最前線に立って戦った英雄です。アズカバンに収監されたベラトリックス・レストレンジらにより、クルーシオ呪文を繰り返しかけられ、正気を失ってしまいます。
その後は病院で静かに暮らしており、ネビルが毎年母親から包み紙付きのチョコを受け取る描写が涙を誘います。

ネビルが「記憶喪失の親を持つ悲しみと、それでも親に愛されていると信じたい気持ち」を抱えて育ったことは、彼の芯の強さの根源でもあります。

▼映画との違い:

名前は何度も登場しますが、回想シーンでの若き日の姿は一切登場しません
また病院のシーンもカットされており、ネビルの家庭背景がほとんど説明されないままです。
映画版では「自信がない少年」→「立派な戦士」への成長が唐突に見える原因の一つになっています。


● エメリック・ヴァンス(Emmeline Vance)

登場巻:第5巻『不死鳥の騎士団』、第6巻『謎のプリンス』
関係性:第2期不死鳥の騎士団の構成員。マグル界と魔法界を繋ぐ諜報役
運命:ヴォルデモートによって暗殺される

▼原作での描写と背景:

エメリック・ヴァンスは、魔法省やマグル側の高官とコンタクトを持つスパイ的な役割を担っていました。
第5巻では、ハリーがグリモールド・プレイスへ護送される場面で登場。印象的な紫色のローブと眼鏡をかけた女性で、冷静かつ鋭い観察眼を持つ人物です。

第6巻では、魔法省内部の情報が敵に漏れた結果、彼女が襲撃されて死亡したことが報告されます。これは、スネイプの裏切りを疑わせる伏線にもなっています。

▼映画との違い:

登場なし。護送部隊の中にも描かれず、騎士団内部の犠牲者リストとしても省略されました。
「味方が減っていく」戦時下の緊張感が映画で伝わりにくい一因です。


● スターグラス・ポッドモア(Sturgis Podmore)

登場巻:第5巻『不死鳥の騎士団』
関係性:グリモールド・プレイスの警備当番。不死鳥の騎士団の中堅魔法使い
状態:インペリオの呪いを受け、魔法省襲撃未遂→アズカバン投獄

▼原作での描写と背景:

ポッドモアは「騎士団の見張り番」的なポジションにあり、グリモールド・プレイスの玄関を守る警備担当として数回登場します。
しかし途中で連絡が途絶え、第5巻中盤では「魔法省の立ち入り禁止区域に侵入しようとした罪」で逮捕されてしまいます。

実はこれ、インペリオ(服従呪文)をかけられ、操られていたため
不死鳥の騎士団内部にもスパイの魔の手が及んでいることを暗示し、組織の脆弱性を示す描写として重要です。

▼映画との違い:

一切未登場。警備体制もすべてトンクスやムーディに一本化され、中堅・若手の騎士団メンバーがいないような印象になっています。
結果として「ダンブルドアとその少数の仲間」だけで全てを支えているような、実態とは異なる絵になります。

魔法生物・屋敷しもべ妖精・精霊系キャラ(映画で未登場)


● ウィンキー(Winky)

登場巻:第4巻『炎のゴブレット』
種族:屋敷しもべ妖精
関係性:かつてバーティ・クラウチ・シニアに仕えていた忠実なしもべ妖精。ドビーと同じく自由の身になるが、まったく逆の性格を持つ。

▼原作での描写と背景:

ウィンキーは、クラウチ家に仕えていた誇り高い屋敷しもべ妖精です。しかし、バーティ・クラウチ・ジュニアを秘密裏に監視していた任務が発覚し、シニアによって突然解雇されてしまいます。
この出来事が、彼女に深いショックと屈辱を与え、ホグワーツの厨房でドビーと共に働きながらも、ひたすら酒に溺れ続ける「アル中妖精」と化してしまう描写があります。

作中では、屋敷しもべ妖精の「誇り・依存・支配」の構造が、ドビーとの対比で深く掘り下げられています。

▼映画との違い:

一切未登場。クィディッチW杯での「闇の印」事件に関する証言者の一人でもあり、彼女の存在がバーティ・クラウチ・ジュニア事件の核心を解く鍵になるにもかかわらず、完全に削除されています。


● ペーヴズ(Peeves)

登場巻:全巻にわたり断続的に登場
種族:ポルターガイスト(騒霊)
関係性:ホグワーツに長年住みついている「いたずら好きの精霊」。校内最大のトラブルメーカー

▼原作での描写と背景:

ペーヴズは、ホグワーツ城の壁を好き勝手に飛び回り、いたずらと迷惑行為を繰り返す騒がしい精霊です。
フィルチ(管理人)からは敵視され、生徒たちからは面白がられ、教師陣からはうんざりされる存在ですが、実は校内にしか存在できないホグワーツ固有の存在でもあります。

特に見どころなのは第7巻。ホグワーツ最終決戦の際、ペーヴズが**「生徒たちと一緒にヴォルデモート軍に立ち向かう」という意外な一面を見せます。
戦時には本気で役に立つことを証明し、騒霊ながら
愛されキャラ**として扱われます。

▼映画との違い:

完全にカット。実は俳優まで決まって撮影まで進められたものの、公開直前で削除されたという経緯があります(リック・メイヨールが演じていた)。
映画を観て原作を読む人ほど「ペーヴズって誰?」と戸惑う典型例。


● ゴブリンの指導者リフフック以外の存在(例:グラップフック、ナークラック等)

登場巻:第7巻『死の秘宝』、その他『呪いの子』など
種族:ゴブリン
関係性:グリンゴッツ銀行に勤める職員や、独自の文化を持つ魔法界の少数民族

▼原作での描写と背景:

リフフック以外にも複数のゴブリンが登場しており、彼らは魔法使いとゴブリンの歴史的対立・不信感の象徴的存在です。
ナークラックは『呪いの子』に登場し、より政治的・中立的な立場をとるキャラ。グラップフックは「グリフィンドールの剣」をめぐるやり取りで物語のカギを握ります。

特に印象的なのは、ゴブリンの間で「所有権とは作った者にある」とする考え方があり、魔法使いの略奪文化を批判的に見る視点が描かれることです。これは「杖の所有権」との対比でもあります。

▼映画との違い:

グリップフック以外の個性豊かなゴブリンたちはカットされ、ゴブリン全体の思想や文化がほとんど描かれないままとなっています。


● ホグワーツ厨房の他の妖精たち(ドビー以外)

登場巻:第4巻〜第7巻
種族:屋敷しもべ妖精
関係性:ホグワーツ厨房で働いている大量の妖精たち。名前付きキャラも複数存在

▼原作での描写と背景:

ホグワーツの食事は、厨房で大量のしもべ妖精たちが用意しています。彼らは魔法で料理を瞬時に出現させることができる存在で、ハーマイオニーのS.P.E.W.活動(しもべ妖精福祉推進運動)の対象にもなっています。

特に「ピケット」「ブランチー」など一部の妖精は、名前と性格を持つキャラクターとして描かれます。

第7巻では、ホグワーツ決戦の際に厨房の妖精たちも武器を持って戦いに加わるという感動的なシーンがあります。

▼映画との違い:

ドビー以外の妖精は実質的に登場せず、「妖精文化」「料理の作られ方」「福祉問題」はすべて未描写。
ハーマイオニーの運動も映画ではまったく触れられていないため、彼女の博愛的側面や社会意識の高さも伝わりにくくなっています。

『呪いの子』で映画に未登場のキャラ


● スコーピウス・マルフォイ(Scorpius Malfoy)

登場作品:舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の主役級
血統:純血(ドラコ・マルフォイとアステリア・グリーングラスの息子)
関係性:アルバス・セブルス・ポッターの親友。時空を超える旅に同行する。

▼性格と背景:

スリザリン寮の生徒ながら、極めて礼儀正しく、優しさと誠実さを持った人物。マルフォイ家の伝統的な価値観からは離れており、「血統主義」に対する否定的な姿勢を貫いています。

物語冒頭では「ヴォルデモートの隠し子ではないか」との噂に苦しみ、孤立していたが、アルバス・ポッターとの友情を通じて自身の信念を貫いていきます。

▼映画との関係:

映画本編には登場せず、ドラコの家庭や息子の存在も詳しく描かれないため、「呪いの子」を読まない限りスコーピウスの存在そのものを知らないファンも多い。


● アルバス・セブルス・ポッター(Albus Severus Potter)

登場作品:『呪いの子』
血統:半純血(ハリーとジニーの次男)
関係性:スコーピウスの親友で、物語のもう一人の主人公

▼性格と背景:

グリフィンドールではなくスリザリンに組み分けされたことで自信を失い、父親ハリーとの確執を抱える少年。
「英雄の子ども」であることの重圧に苦しみ、周囲からの期待に押し潰されそうになっていたが、スコーピウスとの友情や、過去との対話を通じて成長していきます。

物語では禁断の「逆転時計」で過去を改変し、世界を狂わせてしまう重要な役割を担います。

▼映画との関係:

映画の最終作『死の秘宝 PART2』ラストに幼い姿のみ登場。成長後の彼や内面は一切描かれていない。


● アステリア・グリーングラス(Astoria Greengrass)

登場作品:『呪いの子』および原作最終巻で名前のみ
血統:純血の魔女(グリーングラス家)
関係性:ドラコ・マルフォイの妻でスコーピウスの母

▼性格と背景:

グリーングラス家出身でありながら、血統主義に否定的で、ドラコとともに「古いマルフォイ家の価値観」から距離をとっていました。体が弱く病に苦しんだ末、スコーピウスが幼いころに亡くなったとされています。

このことが、スコーピウスの孤独とドラコの人間性の変化に深く影響しています。

▼映画との関係:

シリーズ全作に登場せず、存在自体が明かされない。名前は最終巻巻末の「家族一覧」で初登場し、舞台で人物像が掘り下げられる。


● デルフィーニ(Delphi / Delphini)

登場作品:『呪いの子』
血統:ヴォルデモートとベラトリックス・レストレンジの間に生まれた娘
関係性:アルバスとスコーピウスに近づき、過去改変を試みる黒幕

▼性格と背景:

初登場時は親切な若い魔女として描かれますが、実は「ヴォルデモートの遺志を継ぐ者」として育てられた隠された存在。
デルフィは、禁じられた逆転時計を使い、「闇の帝王が勝利する世界」を作り出そうと画策します。

ヴォルデモートとベラトリックスの間に子がいたという事実自体が、原作ファンに大きな衝撃を与えました。

▼映画との関係:

映画シリーズでは彼女の存在は一切登場せず、ヴォルデモートに子どもがいたという事実も全く示されていない。


● ナークラック(Narkrakk)

登場作品:『呪いの子』
種族:ゴブリン
関係性:禁じられた逆転時計を所持していたゴブリンの一人

▼性格と背景:

裏市場で活動するゴブリンで、闇市場から逆転時計を手に入れ、スコーピウスたちに売る仲介役になります。
一見中立的ですが、根底には「人間(魔法使い)社会への不信感」があり、ゴブリン独自の倫理観で動いています。

▼映画との関係:

登場なし。映画ではこの「逆転時計」の調達経路自体が描かれておらず、デルフィによる入手とその後の展開も映画未収録。


● エイモス・ディゴリー(Amos Diggory)

登場作品:第4巻、そして『呪いの子』
関係性:セドリック・ディゴリーの父親。息子の死を悔い、時間改変を求めて動く。

▼性格と背景:

第4巻では愛情深く息子を応援する父親として登場。しかし『呪いの子』では、息子セドリックを失った深い悲しみに苛まれ、老いて心の均衡を崩しつつある人物として描かれます。

彼は逆転時計を使ってセドリックを救うよう、ハリーたちに強く迫りますが、それが物語の悲劇の発端となってしまいます。

▼映画との関係:

『炎のゴブレット』に短く登場するが、舞台での深い内面描写や晩年の姿は一切映像化されていない。

ホグワーツ教授陣・組分け帽・肖像画など


● ファイ・フィドゲン教授(Professor Fai Fidgeon)

登場作品:『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』小説
職位:魔法史・呪文学などの試験監督として言及
登場内容:OWL試験の監督者の一人で、非常に厳格な態度で知られる。

▼特徴:

生徒に一切私語を許さず、筆記音すら注意されるような試験環境を作る人物。試験という人生の大きな節目を象徴する「大人の社会」の存在を強く印象づける教師像。映画ではこの人物は登場しないが、魔法省直属の「試験官」的立場で描写されている。


● オーロラ・シニストラ教授(Professor Aurora Sinistra)

登場作品:小説全般で断続的に言及
職位:天文学の教授
登場内容:ホグワーツ天文塔で授業を行っており、ハリーたちの学年の夜間授業を担当

▼特徴:

あまりセリフはないが、天文塔での出来事(たとえばダンブルドアの死)や、夜間授業中の行動で関与が描写される。
ダンブルドアの遺体を運ぶ際にも登場し、実はホグワーツ内で“目立たないが重要な立場”にいる存在。

▼映画との関係:

天文塔のシーンで教授らしき人影はあるものの、名指しや明確な登場はなく、クレジットにも記載されていない。


● フィーネス・ナイジェラス・ブラック(Phineas Nigellus Black)

登場作品:第5巻~第7巻、小説・呪いの子
種族・性質:肖像画。元スリザリン寮出身のホグワーツ校長(シリウスの先祖)
関係性:ブラック家の家系で、肖像画としてグリモールド・プレイスと校長室を行き来する存在

▼特徴:

非常に皮肉屋で、自信家な元校長。その態度は校長としての責任を果たしているというより、ブラック家の誇りと自己肯定で動いているような振る舞い。
しかし物語が進むにつれて、必要な伝言を確実に届けたり、ハリーたちに知識を伝えるなど、結果的には助けになっていることも多い。

▼映画との関係:

名前も肖像画のやり取りも完全にカット。グリモールド・プレイスでの肖像画シーンも映像にはされていない。


● ザカリアス・スミス(Zacharias Smith)

登場作品:第5巻〜第7巻、小説にて言及
:ハッフルパフ
役割:ダンブルドア軍団(DA)に所属するが、協調性がなく、自己中心的な態度で孤立する

▼特徴:

DAの中で、ハリーの指導に対して批判的な態度をとる唯一のメンバー。他の生徒と衝突したり、ビビリな行動を取ることで読者に苛立ちを覚えさせるキャラ。

しかし、実在する人間の「怖がり」「疑い深さ」を象徴した存在として、物語上のバランス役でもある。

▼映画との関係:

DAの集会シーンやバトルの場面でも彼の名前・セリフは登場しない。映画は彼の存在を省略して描いている。


● 組分け帽(Sorting Hat)の人格的深化

登場作品:全巻にわたり言及
性質:ゴドリック・グリフィンドールの帽子に人格が宿った魔法の遺物

▼映画との相違点:

映画では新入生の頭に乗って短く組分けの判断をくだすだけだが、原作では帽子が毎年新たな歌を即興で歌うことや、寮制度に対する歴史的警鐘など、深いメッセージを持つ存在として描かれる。
第5巻では「ホグワーツが分裂の危機にある」と歌の中で警告を発し、学校の未来を案じる詩的存在としても重要。

魔法省の役人・官僚・裏社会の魔法使いたち


● オットー・バッグマン(Otto Bagman)

登場作品:『炎のゴブレット』小説
関係性:ルード・バッグマン(魔法ゲーム・スポーツ部長)の弟

▼特徴:

兄とは異なり裏社会と強く関係しており、ゴブリンに賭け事で多額の借金をしていることが暗示されている。
バッグマン家は魔法省の中でも「グレーゾーン」に足を踏み入れた一族として描写されており、ルードの言動の裏に家族的な緊張がにじむ。

▼映画との関係:

ルード自身すら映画では省略されており、オットーについての描写は完全に未登場。


● デリタス(Delitus)

登場作品:『不死鳥の騎士団』小説
職位:魔法省の役人。尋問記録を取る役割を担う小物的キャラクター

▼特徴:

ハリーが魔法を未成年で使った罪で裁判にかけられた際に、速記記録をとる「速記羽ペン」を操る。
彼自身は目立たないが、「魔法省の冷たさ」「官僚的な無機質さ」の象徴として機能する存在。

▼映画との関係:

裁判シーンは映画では非常に簡略化されており、彼のような脇の記録係までは再現されていない。


● エリック(Eric)

登場作品:『不死鳥の騎士団』小説
職位:魔法省受付係

▼特徴:

ハリーとアーサー・ウィーズリーが魔法省に入る際、セキュリティ手続きを担当した役人。気さくで、好意的な雰囲気の人物だが、あくまで職務に忠実で、アーサーにも平等に接する。

▼映画との関係:

魔法省への出入りの様子は映画ではごく一部しか描かれず、エリックのような受付係はカットされている。


● カーシウス・ワリントン(Cassius Warrington)

登場作品:小説第4巻以降
寮・出身:スリザリン寮
活動:三大魔法学校対抗試合への立候補者/スリザリンのクィディッチ選手

▼特徴:

ダームストラング出身者ではなくホグワーツの生徒であるが、強さと野心をアピールして試合に出場しようとしていた。
また、クィディッチでは荒っぽいプレイをすることで知られ、スリザリンの「反則ギリギリ」プレイヤーの象徴の一人。

▼映画との関係:

完全に登場カットされており、名前すら出てこない。クィディッチ試合も多くが省略されたため、彼のようなキャラは映像で印象を残せなかった。


● マルサイラス(Marcellus)

登場作品:『呪いの子』
職位・役割:魔法省の時間管理部の職員

▼特徴:

タイムターナーに関連する装置の管理担当者。『呪いの子』にて、時間の混乱を起こした出来事の責任の一端を担う。

▼映画との関係:

『呪いの子』は映像化されていないため、そもそも映画には未登場だが、彼のような時間操作の裏方たちはファンタビや本編でも存在感を出すことはなかった。


● ヘクトー・ダグワース(Hector Dagworth-Granger)

登場作品:小説中で名前のみ言及
肩書き:魔法薬学の大家、魔法薬師協会の創設者

▼特徴:

スラグホーンが誇らしげに名前を出した「偉大な魔法薬師」。ハーマイオニーの姓「グレンジャー」と似ているため、彼女との関係をネタにされるが、全くの無関係。

▼映画との関係:

スラグホーンの逸話トークや人脈話は映画では簡略化されたため、ヘクトーのような専門家の名前はすべて省略されている。

映画に描かれない“闇の魔術サイドの勢力図”に属するキャラ


● カーロウ家の兄弟姉妹(アミカス&アレクト以外)

登場作品:小説およびホグワーツの歴史・背景設定
関係性:アミカス&アレクト・カーロウ(死喰い人・ホグワーツで教師になる)の血縁者

▼特徴:

カーロウ一族は「血筋重視」「反マグル思想」を持つ一族で、作中で表に出るのはアミカス&アレクトだが、小説のサイド資料や関連設定にて「他にも少なくとも3名以上のカーロウ一族が活動していたこと」が暗示されている。彼らは魔法省内部、スリザリン人脈、闇の骨董品売買などに関わる人物として裏で影響を及ぼしていた。

▼映画との関係:

アミカス&アレクト以外のカーロウ家関係者はまったく登場せず、映像では死喰い人の構造がシンプルに処理されている。


● エヴァン・ロジier(Evan Rosier)

登場作品:原作小説(『不死鳥の騎士団』『謎のプリンス』)
所属:初期の死喰い人メンバー

▼特徴:

死喰い人としてオーロラとの戦いで命を落とした人物で、ムーディの顔の傷をつけた張本人とされている(ムーディはその代償として彼を殺害)。ベラトリックスと同様に“純血至上主義”に染まっており、ロジエール家はスリザリン系家系である。

▼映画との関係:

ムーディの傷の由来は映画では明かされず、エヴァン・ロジエールも完全に未登場。


● ウィルクス(Wilkes)

登場作品:原作小説(スネイプの記憶・ダンブルドアの台詞)
所属:スネイプの古い仲間/死喰い人

▼特徴:

スネイプがホグワーツを卒業した頃に共にいた闇の魔法使いの一人であり、若きヴォルデモートに従った初期の死喰い人グループの一員。激しい戦いで死去したとされ、アズカバンに送られることなく終わっている。

▼映画との関係:

名前すら一切登場しない。死喰い人の一部は合成キャラクターとして描かれており、こういった初期メンバーは無視されている。


● マルコム・バドック(Malcolm Baddock)

登場作品:小説第5巻『不死鳥の騎士団』
寮・所属:スリザリン寮の1年生(ダンブルドア軍結成時)

▼特徴:

マルフォイと行動を共にするが、名前だけの存在であり、小説上では「闇寄りの家庭」に育った新世代のスリザリン生とされている。純血家系の新たな担い手。

▼映画との関係:

映画には未登場。スリザリン側の新入生たちは総じて削除されている。


● セラフィナ・ピカード(Seraphina Picquery)

登場作品:『ファンタスティック・ビースト』シリーズ
職位:MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)議長

▼特徴:

一見中立に見えるが、非魔法族に対して強硬な政策を取り続け、グリンデルバルドの煽動に乗じて魔法社会に弾圧を敷く原因の一因にもなったとされる。理想主義と現実主義の狭間で、魔法界に疑心暗鬼を広めた政治家。

▼映画との関係:

ファンタビ第1作で登場するが、彼女の過去や所属派閥、グリンデルバルドとの対立構図の深堀りは映像化されていない。特に呪いの子や後の世界情勢での影響については小説記述のみ。


● マーカス・フリントの父(Marcus Flint’s father)

登場作品:裏設定/ポッターモアにて記述
背景:元死喰い人/スリザリン出身の伝統ある血統

▼特徴:

フリント家は代々スリザリン出身で、闇の魔術に深く通じており、マーカス・フリント自身も粗暴なプレイヤーとして知られる。父親は純血主義者でありながら表向きは商人や貴族的な生活を送る“表の顔”を持つ裏社会の象徴的存在。

▼映画との関係:

マーカス本人すらも映画ではごく一部のみの登場で、家族背景などは一切描かれず。

名前のみ登場する魔法界の伝説的人物・創設者・偉人たち(映画未登場)


● エメリック・ザ・イーヴル(Emeric the Evil)

登場作品:『賢者の石』のカード・ホグワーツ教科書・『魔法史』の言及
時代:中世(12世紀頃)

▼特徴:

伝説的な“悪の魔法使い”。ギャスパード・シャンティとの決闘で名を残した人物。強力な魔力と残忍さで恐れられていた。魔法界の古代における“闇の象徴”的存在。

▼映画との関係:

全く登場せず。カードと一部書籍でのみ触れられるキャラであり、作中に描写なし。


● モルガナ・ル・フェイ(Morgan le Fay)

登場作品:『賢者の石』チョコレート・カード/歴史書
時代:アーサー王伝説時代(6世紀頃)

▼特徴:

マグル伝説にも登場する魔女。マーロリンの敵ともされる存在で、魔法界では「悪名高い魔術師」として知られる。実在したかどうかは定かではないが、魔法界では実在人物とみなされている。

▼映画との関係:

完全に未登場。物語上の語りとしてのみ存在。


● イグナティウス・パイエル(Ignatius Peverell)

登場作品:『死の秘宝』原作小説/ビードルの物語
関係性:ペベレル三兄弟の父または祖父とも言われる存在(系譜上の重要人物)

▼特徴:

「死の秘宝」の起源に関わるペベレル家の一族であり、ゴドリックの谷を拠点に活動していた最古の魔法家系の一つ。彼の子孫がヴォルデモートやハリーにつながっていく。

▼映画との関係:

完全未登場。三兄弟の伝説は影絵として紹介されるが、それ以上の家系情報はカット。


● ブルータス・マルフォイ(Brutus Malfoy)

登場作品:J.K.ローリングによる裏設定・関連書籍(例:純血家系図)
関係性:ルシウス・マルフォイの先祖/魔法議会の保守派

▼特徴:

「マグルと魔法使いの婚姻は魔法の純粋性を汚す」と断言した保守主義の象徴。魔法省の前身組織に深く関与し、スリザリン的価値観の礎を作った。

▼映画との関係:

一切登場せず。原作読者しか知り得ない。


● イグノートゥス・パイエル(Ignotus Peverell)

登場作品:原作小説『死の秘宝』
関係性:透明マントの持ち主で、ハリーの先祖

▼特徴:

ペベレル三兄弟の末弟。死の秘宝「透明マント」の所持者。賢明で穏やかな性格で、“死を受け入れた唯一の兄弟”として称えられる。

▼映画との関係:

名は出るが、人物としての登場なし。墓石に名前が映るのみで、ビジュアル化もされない。


● エルダード・ワーフィン(Eldred Worple)

登場作品:原作第6巻『謎のプリンス』
職業:吸血鬼研究者/作家

▼特徴:

スラグクラブの一員であり、「血に飢えた獣:吸血鬼との生活」という本の著者。彼の研究は魔法界でも異端扱いされることがあるが、吸血鬼問題の最先端を担う人物。

▼映画との関係:

映画ではスラグホーンの会合自体が圧縮されており、彼は完全にカットされている。


● エルファス・ドージ(Elphias Doge)

登場作品:原作第7巻『死の秘宝』
役職:魔法省の元職員/ダンブルドアの親友

▼特徴:

『日刊予言者新聞』にダンブルドア追悼記事を寄稿した人物。ホグワーツ時代の親友であり、家族をドラゴン疱瘡で失ったことが語られる。

▼映画との関係:

完全未登場。ダンブルドアの過去に関する掘り下げが映画では省略されたため。


『ハリー・ポッターと呪いの子』にのみ登場するキャラクター(映画未登場)


● デルフィー・ディグリー(Delphi Diggory)

登場作品:『ハリー・ポッターと呪いの子』のみ
別名:オーガスタ・ロウル(Augusta Rowle)
血筋:ヴォルデモートとベラトリックス・レストレンジの娘

▼特徴:

シリーズ最大の“闇の遺産”とされる存在。彼女はヴォルデモートの唯一の実子で、ナギニが死ぬ前の最後の世代で生まれたと推測されている。表向きはディゴリー家の親戚として行動するが、その正体はタイムターナーを使って“父”ヴォルデモートの復活を企む破壊者。

▼映画との関係:

映画版『死の秘宝』で一切触れられないどころか、J.K.ローリング自身も“やや異質な扱い”と評しているため、原作ファンからも賛否が分かれる。


● スコーピウス・マルフォイ(Scorpius Malfoy)

登場作品:『呪いの子』
血筋:ドラコとアステリア・マルフォイの一人息子

▼特徴:

優しく、聡明で、父親ドラコとは真逆の繊細な少年。ハリーの息子アルバスと親友となるが、“ヴォルデモートの息子”という悪質な噂に苦しむ。数学・魔法理論に強く、タイムトラベルによる世界改変で重要な鍵を握る。

▼映画との関係:

映画に存在しないキャラクターであり、アルバスとの親密な絆を描いた重要人物。ハリーとドラコの因縁を、次世代で乗り越える象徴でもある。


● アステリア・グリーングラス=マルフォイ(Astoria Greengrass Malfoy)

登場作品:『呪いの子』
血筋:純血グリーングラス家の娘/スリザリン系譜
役割:ドラコ・マルフォイの妻、スコーピウスの母

▼特徴:

体が弱く穏やかな性格で、ドラコの価値観を大きく変えた存在。戦争以後の“純血主義”に苦しんだ経験を持つ。息子スコーピウスには愛情深く、早世したとされる。

▼映画との関係:

小説にもわずかに名前だけ登場するが、実質の描写は『呪いの子』が初。映画では一切触れられていない。


● クレイグ・ボウカー・ジュニア(Craig Bowker Jr.)

登場作品:『呪いの子』
:グリフィンドール生/アルバスの学年

▼特徴:

アルバスとスコーピウスの同級生。最終盤、デルフィーに魔法で殺されるという、舞台版で唯一“死亡するホグワーツ生”。名もなき犠牲者として、平和が壊れた証でもある。

▼映画との関係:

映画には未登場。舞台で観客に強い印象を残す悲劇的存在。


● アンバーサ・ダグワース(Amos Diggory)

登場作品:原作にも登場していたが『呪いの子』で再登場
関係性:セドリック・ディゴリーの父
特徴:高齢の退役官僚。セドリックを“無意味に失った”と考え、息子を救いたい一心でハリーに頼みこむ。しかしこれはデルフィーの策略による誘導だった。

▼映画との関係:

映画版には姿として登場しない(声と名前のみ)。『呪いの子』では彼の悲しみが強調され、重要な動機提供者として機能している。

ハリーたちの子ども世代と“未来のホグワーツ”(映画未登場)


● ローズ・グレンジャー=ウィーズリー(Rose Granger-Weasley)

登場作品:『呪いの子』
血筋:ロン・ウィーズリーとハーマイオニー・グレンジャーの娘
:グリフィンドール(原作では明記なしだが設定上ほぼ確定)

▼特徴:

才色兼備でプライドが高く、母ハーマイオニーに似た知性派。ホグワーツ入学直後、父の敵対関係を引きずる形でスコーピウス・マルフォイに偏見を持つが、のちにわずかながら心を開く。
アルバスとはいとこ同士だが、関係は徐々に希薄になる。

▼映画との関係:

まったく登場していないが、次世代の代表格として重要なポジションに位置する人物。舞台では芯の強い少女として描かれる。


● ヒューゴ・ウィーズリー(Hugo Weasley)

登場作品:言及は小説エピローグと関連資料のみ
血筋:ロンとハーマイオニーの息子、ローズの弟

▼特徴:

設定のみ存在するキャラクター。性格・寮・描写は不明。ただし、次世代魔法界の一員であることは確定しており、舞台や映画には一切登場しない“謎のまま”の存在。


● リリー・ルーナ・ポッター(Lily Luna Potter)

登場作品:小説エピローグ、『呪いの子』冒頭のみ
血筋:ハリーとジニーの末娘
名前の由来:リリー・ポッター(祖母)+ルーナ・ラブグッド(友人)

▼特徴:

性格は明るく無邪気で、兄のアルバスをとても慕っている。ホグワーツ入学前の年齢とされるため、物語の本筋にはほぼ関与せず。ただし未来の希望を象徴する存在として描かれている。

▼映画との関係:

名前は登場するが、演技・セリフ・描写は存在しない。


● ジェームズ・シリウス・ポッター(James Sirius Potter)

登場作品:小説エピローグ・『呪いの子』冒頭
血筋:ハリーとジニーの長男、アルバスの兄
名前の由来:ジェームズ・ポッター(父方祖父)+シリウス・ブラック(名付け親)

▼特徴:

ややお調子者で軽口を叩く性格。弟アルバスをからかう場面が印象的だが、内心では兄としての誇りを持っている様子もある。寮はグリフィンドール。

▼映画との関係:

姿は登場するが、明確な演技や性格の描写はない。『呪いの子』では一種の対比存在。


● ポリー・チャップマン(Polly Chapman)

登場作品:『呪いの子』
:グリフィンドール
学年:スコーピウスと同世代

▼特徴:

やや高飛車な性格で、“モテる男子”にしか興味を示さないという典型的な人気取りキャラ。スコーピウスをからかうが、改変された闇の世界では彼に好意を寄せるという皮肉な描写がある。

▼映画との関係:

完全な舞台限定キャラクター。


● 教授:マクゴナガル校長(続投)

登場作品:『呪いの子』
職位:ホグワーツ校長として引き続き登場

▼特徴:

高齢ながら職務を全うし、ハリーと一触即発のやり取りも見られる。以前よりもやや柔軟だが、“学校の規律”には厳格。校長としてホグワーツを見守り続けている。

▼映画との関係:

映画『死の秘宝』以後のマクゴナガルの描写は描かれておらず、呪いの子での続投は原作読者だけが知る要素。

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