ビジネス敬語・丁寧表現300選
初対面の相手や、上司との会話で「これって失礼じゃないかな?」と迷ったことはありませんか?
ビジネスシーンでは、ちょっとした言い回しの違いが相手に与える印象を大きく左右します。
このページでは、ビジネスの現場でよく使う敬語・言い換え・クッション言葉などを、場面ごとに整理してご紹介しています。
社会人として恥をかかないための「基本の型」から、気配りの伝わる丁寧表現まで、すぐに使える例文つきで一覧にまとめました。
「失礼のない話し方」を身につけて、安心して人と話せる自分になりましょう。
一般的なビジネス敬語・丁寧表現
- お世話になっております – Thank you for your continued support.
ビジネスメールや電話の冒頭で使う定型の挨拶表現です。取引先や社外の相手に対し、日頃の支援や関係への感謝を伝える意味があります。初めて連絡する相手には使わず、「いつもお世話になっております」「平素よりお世話になっております」のように、既に関係がある相手への挨拶として用います。 - ご無沙汰しております – I apologize for not being in touch for a long time.
長期間連絡を取っていなかった相手に対する挨拶表現です。久しぶりの連絡で「連絡が滞ってしまい申し訳ない」という気持ちを含みます。目上の人や取引先に対し、「長らくご無沙汰しております。その後お変わりありませんでしょうか」のように使い、続けて近況を尋ねたり本題に入ったりします。 - 〜と申します – My name is …
自分の名前や所属を丁重に名乗る表現です。「私は〜です」の謙譲語で、初対面の相手や電話・メールでの自己紹介に使います。「株式会社ABCの山田と申します」のように社名や部署名とともに名乗り、相手への敬意を示します。 - お疲れ様です – Hello/Thank you for your hard work.
社内の挨拶として頻繁に使われる表現です。勤務時間中や終業時に同僚や上司へ声をかける際、「こんにちは」「さようなら」の代わりに用いられます。「お疲れ様です」は目上にも使えますが、「ご苦労様です」は目上から目下への表現なので注意しましょう。社外の人には使わず、取引先には代わりに「お世話になっております」を用います。 - 承知しました – Understood / Certainly.
相手からの依頼や指示に対し、理解して受け入れたことを伝える丁寧な表現です。「わかりました」や「了解しました」よりも丁寧で、社内外問わず使えます。さらに丁寧に言う場合は「承知いたしました」とします。上司や取引先との会話で、依頼に応答する際によく用いられる定型フレーズです。 - かしこまりました – Certainly (very polite).
「承知しました」よりも敬意の度合いが高い丁寧な返答表現です。特に接客業やサービス業でお客様対応の際によく使われます。「〇〇しておいてください」「はい、かしこまりました」のように、指示を引き受ける場面で用い、より丁寧に応対したいときに適しています。 - 申し訳ございません – I am very sorry.
ビジネスシーンで最も格式の高い謝罪表現の一つです。自分のミスや迷惑をかけたことに対し深いお詫びの意を示します。「申し訳ありません」より改まった表現で、重大なミスや重要な場面での謝罪に使われます。例えば「返事が遅くなりまして申し訳ございません」のように用い、相手への敬意も込めて謝罪します。 - 恐れ入ります – I’m sorry / Thank you (for your trouble).
相手への恐縮や感謝の気持ちを表す丁寧な表現です。「恐れ入ります」が単独で使われる場合、相手の厚意に対して「恐縮ですがありがとうございます」のニュアンスになります。また依頼の前置きとして「恐れ入りますが、~」と使えば「恐縮ですが申し訳ありませんが」という意味になり、相手の負担に配慮した丁寧なお願いとなります。 - 恐れ入りますが、~ – We apologize for the inconvenience, but …
依頼や質問を切り出す際のクッション言葉として使います。相手の状況に配慮し、「申し訳ないと思いつつお願いする」というニュアンスを伝える表現です。例えば電話やメールで何かお願いする際に「恐れ入りますが、ご確認いただけますでしょうか?」のように用い、相手への敬意と遠慮を示しながら依頼します。特に相手が忙しいときに「お忙しいところ恐れ入りますが、~」と前置きし、負担への配慮を示すこともあります。 - 恐縮ですが、~ – It is presumptuous of me, but …
依頼や断りを切り出す丁寧な前置き表現です。「恐縮」は「身が縮む思い」という意味で、お願いやお断りをする際に「申し訳ない気持ち」を伝えます。例えば「恐縮ですが、本件について再度ご説明いただけますでしょうか」のように用い、相手の手間を煩わせることへの遠慮を示すことができます。「恐れ入りますが」と同様の場面で使われます。 - お手数ですが、~ – Sorry to trouble you, but …
相手に手間をかけさせる依頼をする際の丁寧なクッション言葉です。「お手数」は相手の手間・労力を意味し、「お手数をおかけして申し訳ありませんが」という気持ちを込めています。例えば「お手数ですが、資料をご確認のほどお願いいたします」のように使い、先方に負担をかけるお願いであることを示しつつ依頼します。 - ご迷惑をおかけして申し訳ございません – I apologize for the inconvenience caused.
自分の行為や不備によって相手に迷惑・不便をかけた際の謝罪表現です。「ご迷惑をおかけしました」「ご迷惑をおかけいたしました」に丁寧な謝罪の言葉「申し訳ございません」を付け加えた形で、より深い謝意を表現します。クレーム対応やトラブル発生時によく使われ、「この度はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」のように過去形で用いることもあります。 - ありがとうございます – Thank you.
感謝を伝える基本的な表現です。ビジネスでは「誠にありがとうございます」「この度はありがとうございました」のように前後に言葉を添えて丁寧にすることが多いです。取引先とのやり取りや社内で助けてもらった際など、幅広い場面で用いられます。カジュアルな「ありがとう」に比べ、敬意を持って改まった場面で使用できます。 - 誠にありがとうございます – Thank you sincerely.
「ありがとうございます」をさらに丁寧にした表現です。「誠に」を加えることで感謝の気持ちを強調し、改まったニュアンスを出しています。例えば取引先からの協力や顧客からの購入に対し、「この度は誠にありがとうございます」のように使います。感謝を述べる場面で、より深い謝意を示したいときに適した言い方です。 - 心より感謝申し上げます – I offer my heartfelt gratitude.
大変丁寧な感謝の表現で、ビジネスレターやスピーチなどフォーマルな場面で使われます。「心より」「申し上げます」を用いることで、敬意と深い感謝の意を示します。例えば「平素より格別のご高配を賜り、心より感謝申し上げます」のように使い、日頃の支援や厚意に対するお礼を述べる際に適しています。 - 〜していただけますでしょうか – Could you please do …?
相手に何か依頼するときの丁寧な表現です。「〜してください」よりも柔らかく、「〜してもらえますか」より改まった印象を与えます。語尾に「でしょうか」を付けることで疑問形となり、相手に選択の余地を残すニュアンスになります。例えば「明日までにご返信していただけますでしょうか?」のように用い、目上の人や取引先への依頼に適しています。 - 〜していただけませんでしょうか – Could you possibly do …?
依頼表現をさらに控えめにした言い回しです。「〜していただけますでしょうか」を否定形にすることで、より遠慮深く丁寧な響きになります。断られる可能性にも配慮しつつお願いするニュアンスがあり、例えば「恐れ入りますが、こちらの書類をご確認していただけませんでしょうか」のように用います。目上の相手により丁重に依頼したい場面で有効です。 - 〜していただけますと幸いです – It would be appreciated if you could do …
相手に負担をかけないよう配慮した、やや遠回しな依頼表現です。直接的にお願いするのではなく、相手に選択の余地を残しつつ協力をお願いするニュアンスがあります。例えば「ご都合のよろしい日時をご連絡いただけますと幸いです」のように用い、相手の判断を尊重しつつ依頼する丁寧な言い回しです。 - 〜のほど、よろしくお願いいたします – Thank you in advance for …
依頼や願い事の結びに使われる定型表現です。「〜してください」を直接言わず、「〜のほどよろしくお願いいたします」と名詞形にして婉曲に頼むことで、丁寧な依頼になります。例えば「ご検討のほどよろしくお願いいたします」「ご協力のほどお願いいたします」のように用い、ビジネス文書やメールで頻繁に使われます。 - 〜してもよろしいでしょうか – Would it be alright if …?
自分の行為について相手の許可を求める丁寧な質問表現です。「〜していいですか」を丁寧にした言い回しで、目上の人に何か提案や許可を得る際に用います。例えば「席をご一緒してもよろしいでしょうか?」や「明日の会議に同席してもよろしいでしょうか?」のように使い、相手に敬意を払いながら許可を求めます。 - 差し支えなければ – If you don’t mind …
相手の都合や気持ちに配慮して尋ねる際の前置き表現です。直訳すると「支障がなければ」で、相手に負担や不快がなければ質問したい・依頼したいという意味になります。例えば「差し支えなければ、差し支えない範囲で教えていただけますか?」のように用い、個人的なことを尋ねる場合や情報提供をお願いする際に便利なフレーズです。 - 念のため – Just in case / To be sure…
ビジネスシーンでは、確認や注意喚起の前置きとしてよく使われます。「万が一のために確認しますが」というニュアンスで、「念のためご連絡いたしました」「念のため確認ですが…」のように使います。例えば「念のため、会議の日程を再度確認させていただければと存じます」のように用い、確実を期すために追加確認する場面で便利です。 - よろしいでしょうか – Is it okay? / Would that be alright?
相手に許可や同意を求める際の丁寧な疑問表現です。カジュアルな「いいですか」に相当し、「よろしいですか」より柔らかい印象を与えます。例えば「この案で進めてよろしいでしょうか」や「今お電話してもよろしいでしょうか」のように用い、相手の意向を確認します。過去形の「よろしかったでしょうか」は現在の確認には不適切なので注意しましょう。 - いかがでしょうか – How about …? / What do you think?
相手の意向や感想を丁寧に尋ねる表現です。カジュアルな「どうですか」に相当し、会議や商談で提案後に相手の判断を仰ぐ際によく使われます。例えば「こちらのプランで進めることで問題ないか、いかがでしょうか?」のように用い、相手に考えや意見を尋ねます。「いかがですか」よりも丁寧で柔らかい響きがあります。 - いかがなさいますか – What would you like to do?
相手の予定や希望を丁寧に尋ねる尊敬語表現です。「どうしますか」を丁寧にした言い方で、相手の行動を伺うときに用います。例えば飲食店で「お飲み物はいかがなさいますか?」やビジネスの場で「次の打ち合わせ日はいかがなさいますか?」のように使い、相手の希望を尊重した尋ね方となります。 - 〜なさいますか – Will you do …?
相手の行動について尋ねる尊敬語表現で、「〜しますか」の丁寧な形です。「なさる」は「する」の尊敬語で、質問に使うことで相手への敬意を示します。例えば「ご参加なさいますか?」や「資料をご覧になさいますか?」のように用い、相手が何かを行うかどうかを丁寧に確認します。 - 〜でございます – It is … (very polite).
「〜です」の最も丁寧な表現で、改まった場面やかしこまった状況で使われます。例えば電話で「ただいま席を外しております」でなく「ただいま外出中でございます」と言ったり、店頭で「こちら商品でございます」と案内する場合などに用いられます。「〜になります」は本来変化を表すため敬語として不適切なので、「〜でございます」を使うのが望ましいです。 - 〜いたします – I will do … (humble).
「〜します」を丁寧に言い換えた謙譲語で、自分側の行為についてへりくだって述べる表現です。例えば「こちらは後日提出いたします」や「私が対応いたします」のように用い、自分が何かを行うときに丁寧さを出します。日常的な「〜します」よりも改まった響きとなり、社内外の様々な場面で使える基本的な丁寧表現です。 - 存じます – I think … (humble).
「思います」の謙譲語(丁重語)で、自分の考えを丁寧に述べる際に用います。例えば「難しいと存じます」は「難しいと思います」の謙った言い方です。意見を述べる際に直接的な表現を避け、柔らかく控えめに伝える効果があります。ただし「存じます」は自分の考えに対して使い、「存じ上げます」は相手に関すること(知っている)に対して使う点に注意しましょう。 - 存じ上げております – I know (of) … / I am aware of … (humble).
「知っています」の謙譲語で、相手や目上の人に関する情報を自分が知っていると伝える際に用います。例えば「◯◯様のことは存じ上げております」のように使い、相手や第三者のことを把握していると述べます。「存じております」よりも相手への敬意が強く、ビジネスシーンでよく使われる表現です。 - 拝見しました – I have seen/looked at … (humble).
「見ました」の謙譲語で、自分が何かを見る行為をへりくだって表現する言い方です。例えば「資料は拝見しました」のように用います。「拝見させていただきました」は「拝見しました」と「〜させていただきました」の重複で二重敬語になるため不適切なので注意します。主に目上の人から提供されたものや書簡などに目を通した際に使う丁寧な表現です。 - 拝受いたしました – I have received … (humble, formal).
「受け取りました」を丁重に言い表した表現で、書類やメール、贈答品などを確かに受領したことを伝える際に用います。例えばビジネスメールで「ご依頼の件、確かに拝受いたしました」のように使い、受け取ったことを丁寧に報告します。「頂戴いたしました」「承りました」も似た表現ですが、「拝受」は特に文章でかしこまったニュアンスを出す際に適しています。 - 承りました – Understood / Received (formal).
「承る(うけたまわる)」は「引き受ける・聞く・受け取る」の謙譲語で、依頼や注文、伝言などを間違いなく受け付けたことを表します。電話応対や受付業務で「確かに承りました」のように使われます。例えば「お客様のご注文、確かに承りました」のように用い、「承知しました」と同様に依頼内容を理解・了承したことを丁寧に伝える表現です。 - ご確認ください – Please check … (polite).
相手に確認を促す丁寧な依頼表現です。メール等で資料やファイルを送付した際に「添付資料をご確認ください」のように用います。さらに丁寧にする場合「ご確認のほどよろしくお願いいたします」や「ご確認いただけますと幸いです」といった表現も使われます。相手の忙しさを慮りつつも確認をお願いしたいときに便利なフレーズです。 - ご査収ください – Please check and accept … (e.g. documents).
添付資料や送付物を確認し受け取ってほしいと伝える丁寧表現です。「査収」は内容をよく調べて受け取ることを意味し、ビジネスメールで書類や見積書を送付する際に「〇〇をお送りいたしましたのでご査収ください」のように用います。単に受領を伝える「お受け取りください」よりも改まった表現で、正式な依頼文で使われます。 - ご了承ください – Please understand / Please be advised.
相手に事情を理解・了承してもらうよう依頼する表現です。「あらかじめご了承ください」「悪しからずご了承ください」のように使い、主にお知らせや注意書きで用いられます。「ご了承ください」は相手に迷惑をかけることへの謝罪ニュアンスはなく、単に理解を求める表現です。一方で「ご容赦ください」は非礼や過失を詫びる意味を含む点で異なります。 - 何卒ご容赦ください – Please kindly forgive (the inconvenience).
自分(自社)のミスや不手際により相手に迷惑をかけたり不利益を与えたりした際に許しを請う表現です。「何卒」は「どうか」「ぜひとも」に相当し、より丁寧に頼む気持ちを表します。例えば「対応が遅れまして何卒ご容赦ください」のように用い、相手の寛大な処置を願うニュアンスがあります。「ご了承ください」と比べ、謝罪の色合いが強い表現です。 - お差し支えなければ – If it’s not an inconvenience…
「差し支えなければ」をさらに丁寧にした表現で、相手に配慮しつつ質問やお願いをする前置きです。例えば「お差し支えなければ、今お時間を少々いただけますでしょうか」のように用います。基本的な意味や使い方は「差し支えなければ」と同じですが、「お差し支えなければ」とすることでより改まった響きになります。 - 念のためご連絡まで – Just to let you know (as a precaution).
取り急ぎ伝えておきたいことを簡潔に知らせる際に用いる表現です。「取り急ぎご連絡まで」をさらに丁寧に言い換えた形で、メールの結びなどに使われます。例えば急ぎの要件を先に連絡し、「詳細は後日お送りいたしますが、念のためご連絡まで。」のように用います。深い説明は省きつつ、ひとまず必要事項のみ連絡する場面に適した表現です。 - 取り急ぎお礼まで – Just a quick note to thank you.
お礼の気持ちをひとまず簡単に伝える際の表現です。正式な挨拶や詳細な用件に先立ち、まずは感謝の意だけでも伝えたいときに使われます。例えば「本日はお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。取り急ぎお礼まで。」のように用い、まずは簡単ながらお礼申し上げる旨を示します。後日に改めて詳しいお礼や連絡をする場合の暫定的な挨拶として便利です。 - 何卒よろしくお願いいたします – Thank you for your cooperation (please).
非常に丁寧に「よろしくお願いします」の気持ちを伝える定型句です。「何卒(なにとぞ)」は「どうか」の硬い表現で、ビジネス文書やメールの末尾によく用いられます。依頼や提案、報告の締めくくりに「何卒よろしくお願いいたします」と添えることで、相手への協力や理解を強くお願いする丁寧な言い方となります。 - 今後ともよろしくお願いいたします – I look forward to your continued support.
継続的な関係や支援を相手にお願いする表現です。取引先や顧客との関係維持、新しいプロジェクト開始時の挨拶などで「今後ともよろしくお願いいたします」と用います。すでに関係のある相手に対し、これからも変わらぬ協力をお願いするニュアンスがあります。別れ際の挨拶やメールの結びとして広く使われる定型表現です。 - 引き続きよろしくお願いいたします – Thank you for your continued cooperation.
これまで行ってきたやり取りやプロジェクトが継続する際に用いる表現です。途中経過の報告メールや、一度依頼した後のフォローアップなどで「引き続きよろしくお願いいたします」と使い、今後も変わらぬ協力や対応を求める気持ちを伝えます。現在進行中の物事について、引き続き相手の助力や理解を願う定型句です。 - 貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます – I am pleased to hear of your company’s continued prosperity.
ビジネス文書の冒頭挨拶として用いられる定型表現です。「ご清栄」は相手(会社)が繁栄し健勝であることを意味し、「ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」で相手の発展を慶賀します。例えば季節の挨拶状や案内状で「拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」のように用います。個人宛では「ご健勝(ごけんしょう)」に置き換えて使います。 - 平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます – We deeply appreciate your continued support.
ビジネス書簡で用いられる非常に丁寧なお礼の表現です。「平素より」は日頃から、「ご高配を賜り」は特別な配慮や厚情をいただき、「厚く御礼申し上げます」は深く感謝するという意味です。顧客や取引先に対する感謝を伝える書き出しとして定型的に使われ、「日頃のご愛顧に対する深い感謝」を表す最も改まった表現の一つです。
業種別表現
営業で使われる丁寧な表現
- 本日はお忙しい中お時間を頂戴し、誠にありがとうございました。 – Thank you very much for your time today despite your busy schedule.
商談や打ち合わせの終了時に使うお礼の表現です。相手が忙しい中時間を作ってくれたことへの感謝を丁寧に伝えています。「頂戴し」は「もらう」の謙譲語で、「時間をいただきありがとうございました」より格式高い印象を与えます。訪問先での会議や来社いただいたお客様への挨拶で用いられます。 - ご足労いただきありがとうございます。 – Thank you for taking the trouble to come here.
先方がこちらに来訪してくれたことへの感謝を表す表現です。「足労」はわざわざ足を運ぶことを意味し、例えば「本日は弊社までご足労いただき、誠にありがとうございます」のように使います。遠方や忙しい中来てもらった場合に特に丁寧に感謝を伝えるフレーズで、訪問してくれた取引先や顧客に対して用います。 - ぜひご提案させていただければと存じます。 – We would very much like to make a proposal (to you).
自社の商品やサービスを相手に提案したい意思を丁寧に伝える表現です。「提案させていただく」は自分側の提案行為をへりくだって申し出る言い方です。例えば営業の場面で「御社の課題解決に向け、ぜひご提案させていただければと存じます」と使い、売り込みの姿勢ではなく相手の役に立ちたいというニュアンスを出します。 - 弊社といたしましては〜と考えております。 – Our company’s position is that …
自社の見解や方針を丁寧に述べる際の表現です。「〜といたしましては」は「〜としては」の改まった言い方で、例えば「弊社といたしましては、本提案が最適と考えております」のように使います。議論や交渉の場で自社側の意見を述べるときに、直接的になりすぎず柔らかい印象を与えるフレーズです。 - 何なりとお申し付けください。 – Please do not hesitate to let us know (if there’s anything you need).
相手からの要望を遠慮なく言ってほしいことを伝える丁寧な定型表現です。商談やサービス提供時に「ご不明な点がございましたら何なりとお申し付けください」のように使われます。「何なりと」は「どんなことでも」という意味で、相手が気兼ねなく依頼や質問ができる雰囲気を作る表現です。 - お役に立てれば幸いです。 – I would be happy if this proves helpful to you.
自社の提案やサービスが相手の利益につながることを願う際に使う表現です。営業トークで資料を提示したり提案を述べた後に「少しでも御社のお役に立てれば幸いです」のように用います。控えめながらも自社が相手に貢献できることを示す謙虚なフレーズで、押しつけがましくならないよう配慮した言い回しです。 - 精一杯努めさせていただきます。 – I will do my utmost (for you).
自分(自社)ができる限りの努力をすることを約束する表現です。「精一杯」は全力を尽くすという意味で、例えば契約締結時に「今後、御社のサポートに精一杯努めさせていただきます」のように使います。相手に対して誠意や熱意を示し、信頼感を高める効果があるフレーズです。 - ご満足いただけるよう努めてまいります。 – We will strive to ensure your satisfaction.
相手に満足してもらえる結果を提供するよう努力することを誓う表現です。契約後や提案採用時に「今後も貴社にご満足いただけるよう努めてまいります」のように用い、約束と決意を伝えます。「努めてまいります」は「努力いたします」を継続的な意思として表現した丁寧な言い方で、長期的なサポートやサービス提供を約束する際に適しています。 - 今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。 – We humbly ask for your continued patronage.
既存の顧客や取引先に対し、今後も引き続き利用・支援してもらいたい旨を伝える表現です。「ご愛顧」はひいきにしてもらうことを意味し、例えば顧客向け挨拶状で「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」のように使います。長期的な関係維持をお願いする営業上の定型フレーズです。 - 末長いお付き合いをお願い申し上げます。 – We look forward to a long-lasting business relationship.
取引開始時や新規契約時に、関係が長く続くことを願う表現です。「末長いお付き合い」は長期間にわたる関係性を指し、例えば「このご縁が末長いお付き合いとなりますようお願い申し上げます」のように用います。改まった場面で用いることで、相手への敬意と今後の関係発展への期待を示すことができます。 - ご用命ください。 – Please let us serve you (with your orders).
相手が何かを必要とした際には遠慮なく弊社に依頼してほしいことを伝える表現です。「用命」とは注文や依頼のことで、営業メールや名刺の裏などに「〇〇の際にはぜひ弊社までご用命ください」のように用いられます。控えめながら積極的に商機を得ようとする営業上の定型フレーズです。 - 率直に申し上げますと、〜。 – To be frank with you,…
相手に対し遠回しではなく核心を直接伝えたいときの前置き表現です。「率直に言えば」に相当し、ビジネスシーンでは「率直に申し上げますと、今回ご提示いただいた条件では難しいと考えております」のように使います。丁寧さを保ちつつ自分の本音や率直な意見を述べる際に便利なフレーズです。 - この度はご契約いただき誠にありがとうございます。 – Thank you very much for entering into a contract with us.
相手が契約や発注という形で自社を選んでくれたことに対する感謝の表現です。契約締結後の挨拶やメールで「この度は弊社サービスをご契約いただき、誠にありがとうございます」のように用います。顧客となった相手に改めてお礼を伝え、選択への感謝と今後の誠意ある対応を約束するニュアンスを含みます。 - 貴社のお役に立てる提案と存じます。 – We believe this proposal will be beneficial for your company.
提案内容に自信を示しつつ、相手にとって有益であると伝える表現です。「お役に立てる」は「役に立つ」の謙譲語で、例えば提案書で「本提案が貴社のお役に立てるものと存じます」のように使います。押し付けがましくならないよう謙遜しつつ、自社提案の価値をアピールする営業トークの一つです。 - また機会がございましたら幸いです。 – We would be happy to have another opportunity in the future.
商談や提案が成立に至らなかった場合などに、次の機会への期待を伝える表現です。「今回は見送りとなりましたが、また機会がございましたら幸いです」のように用い、円満に話を締めくくります。断られた場面でもビジネスマナーとして前向きな姿勢を示し、関係継続の意思をほのめかすフレーズです。 - 誠に恐縮ですが、これ以上のお値引きはいたしかねます。 – We sincerely regret that we cannot offer any further discounts.
価格交渉などで、これ以上の値下げ要求に応じられないことを丁寧に伝える表現です。「いたしかねます」は「できません」の丁寧な言い換えで、ビジネスシーンでの断り表現として使われます。例えば顧客からの追加値引きの要望に対して「大変恐縮ですが、これ以上のお値引きはいたしかねます」のように使い、申し訳なさを示しつつも毅然と断ります。 - 前向きに検討させていただきます。 – We will consider it positively.
相手からの提案や要望に対し、即答は避けつつ前向きに考慮する意思を示す表現です。直接「できません」とは言わず、「前向きに検討いたします」と述べることで柔らかな保留のニュアンスを与えます。例えば取引先からの新条件提案に対し、「社内で前向きに検討させていただきます」と使い、前向きだが決定ではないことを丁寧に伝えます。 - ぜひ前向きにご検討いただければ幸いです。 – We would appreciate your positive consideration.
相手に提案を受け入れてもらえるよう願う表現です。「前向きにご検討いただければ幸いです」は「ぜひ積極的に検討してもらえると嬉しい」という意味合いで、営業メールの結びなどに用いられます。押しつけがましくなく依頼できるフレーズで、例えば「ご提案内容につきまして、ぜひ前向きにご検討いただければ幸いです」のように使います。 - この度のご発注、誠にありがとうございます。 – Thank you very much for your order.
顧客が注文(発注)をしてくれたことへの感謝を伝える表現です。注文受付時のメールや電話で「この度はご発注いただき、誠にありがとうございます」のように用い、商品やサービスを選んでくれたことへのお礼を述べます。ビジネスでは受注の報告や納品連絡の冒頭にも添えられ、相手との信頼関係を深める一言となります。 - 後日改めてお伺いいたします。 – I will visit you again at a later date.
一度の商談や訪問で結論が出なかった場合などに、日を改めて再訪する旨を伝える表現です。「改めて」は後日もう一度という意味で、「後日改めて御社にお伺いいたします」のように使います。約束を明確にし、継続的な対応を示すことで相手に安心感を与える効果があります。 - お取り引きいただきありがとうございます。 – Thank you for doing business with us.
相手が自社との取引を決めてくれたことに対する感謝の表現です。「お取り引きいただく」は相手が取引の機会を与えてくれたことを敬う言い方で、契約成立時や初回納品時に「この度はお取り引きいただき、ありがとうございます」のように用います。ビジネスの開始における感謝と、今後の関係構築への意気込みを込めた挨拶です。 - ご連絡をお待ちしております。 – We look forward to hearing from you.
提案や見積りを提示した後、相手からの返答を待つ旨を伝える表現です。丁寧な依頼・締めくくりとして営業メールの末尾によく用いられ、「ご検討の程よろしくお願いいたします。ご連絡をお待ちしております。」のように使います。相手の都合に委ねつつ、回答を期待していることをやんわりと示すフレーズです。 - お気に召していただければ幸いです。 – I hope it pleases you.
自社の商品や提案が相手の好みに合うことを願う表現です。「お気に召す」は「気に入る」の尊敬語で、資料や試供品を渡す際に「弊社の新商品サンプルです。お気に召していただければ幸いです」のように用います。相手の判断に委ねながらも、自信を持って提供する姿勢を表す丁寧な一言です。 - 早速ではございますが、本題に入らせていただきます。 – Without further ado, I will get straight to the main point.
商談やプレゼンの冒頭で、挨拶の後にすぐ本題に入る際の前置き表現です。「早速ですが」をより丁寧にした言い方で、例えば営業の席で自己紹介の後に「早速ではございますが、本題に入らせていただきます」と宣言して本題を開始します。時間を無駄にしない姿勢を示しつつ、礼儀を保つフレーズです。 - 一度お時間を頂戴できますでしょうか。 – Could I possibly have some time (for a meeting)?
面会や打ち合わせの機会をお願いする丁寧な表現です。新規取引先にアポイントを取る際に「差し支えなければ、一度お時間を頂戴できますでしょうか?」のように用います。相手の都合を尊重しながら依頼する言い回しで、営業メールや電話で日時調整のお願いをする場面で使われます。 - 突然のお電話、失礼いたします。 – I apologize for calling out of the blue.
アポイントなしに電話をかける際の定型表現です。営業電話や問い合わせで先方に電話をする際にまず「○○社の△△と申します。突然のお電話、失礼いたします。」と切り出します。予期しない電話であることへの詫びを述べることで、相手に与える不快感を和らげ、礼儀正しい印象を与えます。 - ただいまお時間よろしいでしょうか。 – Do you have a moment right now?
電話や訪問時に、相手の都合を確認するための表現です。先方が忙しくないか気遣い、「今お話ししても大丈夫ですか」の意味で使われます。例えば電話口で名乗った後に「ただいまお時間よろしいでしょうか」と尋ね、相手の返答を得てから本題に入ります。ビジネスマナーとして、相手の状況を確認する大切なひと言です。 - 名刺を頂戴してもよろしいでしょうか。 – May I have your business card?
初対面の相手に名刺交換をお願いする表現です。ビジネス交流の場で「恐れ入りますが、名刺を頂戴してもよろしいでしょうか」と声をかけます。「頂戴してもよろしいでしょうか」は「もらってもいいですか」を極めて丁寧に言った形です。礼儀正しく名刺交換を求めることで、初対面の印象を良くします。 - ご参考までに資料を送付いたします。 – I am sending some materials for your reference.
相手の検討材料として追加情報や資料を送る際の表現です。提案後のフォローアップメールなどで「先日の打ち合わせ内容をまとめた資料を、ご参考までに送付いたします」のように使います。必要に応じて目を通してもらうことを期待しつつ、「参考までに」と伝えることで押し付けにならないよう配慮した言い方です。 - 貴社益々のご発展をお祈り申し上げます。 – We wish your company continued success.
手紙やメールの結びに用いられる定型表現で、相手企業の繁栄を祈る丁寧な言い回しです。例えば提案書の末尾に「末筆ながら、貴社ますますのご発展をお祈り申し上げます」と記すことで、敬意と良好な関係を願う気持ちを伝えます。目上や取引先に対し、結びの挨拶として広く使われています。 - お言葉ではございますが、~。 – With all due respect, …
相手の意見に反対や異議を唱える際の前置き表現です。「お言葉ですが」をさらに丁寧にした言い方で、例えば「お言葉ではございますが、今回の条件では採算が取れかねます」のように用います。直截な反論を和らげ、敬意を保ちながら意見を述べることができます。ただし使い方を誤ると皮肉に聞こえる場合もあるため注意が必要です。 - このような機会を頂戴し、厚く御礼申し上げます。 – Thank you very much for giving us this opportunity.
プレゼンや商談の場を設けてくれた相手に感謝を伝える表現です。「機会を頂戴する」は機会をもらうことを丁寧に言った言い方で、例えば提案の冒頭で「本日はこのような貴重な機会を頂戴し、厚く御礼申し上げます」と使います。ビジネスチャンスを与えてくれたことへの深い感謝を示すフォーマルなフレーズです。 - 微力ではございますが、お役に立てるよう尽力いたします。 – Though we are not much, we will do our utmost to be of service.
自分たちの力を謙遜しつつ、全力で取り組むことを約束する表現です。「微力」は自分の力を小さいものとへりくだる言い方で、例えば新規案件受注時に「微力ではございますが、御社のお役に立てるよう尽力いたします」と述べます。謙虚さとやる気を同時に示すことで、堅実な印象を与えるフレーズです。 - 厚かましいお願いとは存じますが、〜。 – I know it is impertinent of me to ask, but …
自分の依頼が無理な頼みであることを詫びつつお願いをする前置き表現です。「厚かましいお願いですが」をさらに丁寧にした形で、例えば「厚かましいお願いとは存じますが、御社の事例をご教示願えませんでしょうか」のように用います。恐縮度合いを強調することで、難しい依頼でも丁寧に切り出すことができます。
事務・オフィスで使われる丁寧な表現
- ご都合のよい日時をご教示いただけますでしょうか。 – Could you let me know a convenient date and time?
打ち合わせや会議の日程調整をする際の表現です。「ご教示いただけますでしょうか」は「教えてもらえますか」を丁寧に言い換えた形で、メールで「来週の打合せ候補につきまして、ご都合のよい日時をご教示いただけますでしょうか」のように使います。相手の都合を伺う場面で用いる基本的な丁寧表現です。 - ○○の件、承知いたしました。 – Understood regarding [the matter of] …
依頼や報告など特定の件名に対して理解・了承したことを伝える表現です。「件」を付けることでどの事柄についてか明確に示します。例えば上司からの指示メールに返信して「〇〇の件、承知いたしました。」のように使います。簡潔ながら丁寧で、ビジネスメールで頻繁に用いられるフレーズです。 - 至急対応いたします。 – I will handle it immediately.
急ぎの依頼や問題に対し、すぐに対処する意思を示す表現です。例えばクレームやトラブル報告に対して「ご指摘ありがとうございます。至急対応いたします。」のように使われます。「至急」は「ただちに」と同じ意味で、緊急性を強調しつつ責任感を示すオフィスでの定型表現です。 - ただ今席を外しております。 – [The person] is away from their desk at the moment.
電話や来客の対応で、呼ばれた相手が不在の場合に使う表現です。「席を外す」はその場にいないことの丁寧な言い方で、例えば社内電話で「田中はただ今席を外しております」と対応します。社内外を問わず相手に不在を伝えるフォーマルなフレーズです。 - 戻りましたら申し伝えます。 – I will convey (the message) when they return.
不在の人宛てに伝言を預かる際の表現です。「申し伝えます」は「伝えます」の謙譲語で、電話対応で「では折り返すように申し伝えます」のように用います。相手の伝言を確実に本人に伝達することを約束する丁寧な言い回しで、電話応対マナーとしてよく使われます。 - 折り返しご連絡いたします。 – I will contact you back shortly.
すぐに回答できない場合に、一度電話やメールを切ってから後で連絡することを約束する表現です。「折り返し」は元の用件に対して後ほどという意味で、例えば問い合わせに対し「担当者に確認し、折り返しご連絡いたします」のように使います。相手を待たせる際に欠かせない丁寧フレーズです。 - 万が一何か不備がございましたらお知らせください。 – If by any chance there are any issues, please let us know.
書類や対応に問題がないか確認を促す表現です。「万が一」は可能性は低いもののというニュアンスで、例えば資料送付後に「万が一何か不備がございましたらお知らせください」のように使います。相手への配慮を示しつつ、遠慮せず指摘を求める丁寧な言い回しです。 - ご協力お願いいたします。 – Thank you in advance for your cooperation.
依頼や周知の最後に付け加え、相手に協力をお願いする表現です。「よろしくお願いいたします」を具体的な協力依頼にした形で、例えば社内メールで「環境美化にご協力お願いいたします」のように用いられます。軽い依頼から全社員への通知まで幅広く使われる定型フレーズです。 - お目通しください。 – Please have a look (through it).
資料や文書に目を通してほしいときの表現です。「お目通し」は「見る」の丁寧な言い方で、例えば「添付の議事録をご確認のためお目通しください」のように使います。「ご覧ください」よりも書類や文章を読む行為に焦点を当てた言い回しで、ビジネス文書やメールでよく用いられます。 - 社内で共有いたします。 – I will share it within the company.
受け取った情報や資料を自分の会社や部署内で展開することを伝える表現です。例えば取引先からの報告に対し「貴重な情報をありがとうございます。社内で共有いたします」のように返信します。外部から得た知見を内部に伝える際の丁寧な報告表現です。 - 戻り次第、ご連絡いたします。 – I will contact you as soon as they/I return.
担当者や自分自身が不在の場合に、復帰し次第連絡することを約束する表現です。例えば電話口で「担当者が戻り次第、こちらからご連絡いたします」のように使います。「次第」は〜したらすぐにという意味で、相手をお待たせする場合によく用いられる丁寧な決まり文句です。 - 以上、よろしくお願いいたします。 – Thank you for your attention to all of the above.
ビジネスメールや社内連絡の締めくくりに用いる定型表現です。「以上」で文章が終わったことを示し、「よろしくお願いいたします」で相手に対応や理解をお願いしています。例えば案内メールの末尾に「以上、よろしくお願いいたします。」と記すことで、丁寧に締めることができます。 - お先に失礼いたします。 – I will be leaving now (excuse me for leaving before you).
就業時間中に自分が先に退出する際に使う表現です。退社時に同僚や上司へ「お先に失礼いたします」と声をかけ、自分が席を離れる許しを乞うニュアンスを示します。対して残る側は「お疲れ様です」と返すのが通例です。職場で日常的に使われる丁寧な挨拶です。 - お忙しいところ恐縮ですが、〜。 – I apologize for the timing, but …
忙しい相手に依頼や質問をする際のクッション言葉です。例えば上司に資料確認を依頼する際「お忙しいところ恐縮ですが、こちらの書類に目を通していただけますでしょうか」のように使います。相手の忙しさへの配慮と申し訳なさを示しつつ、本題に入る丁寧な前置き表現です。 - 念のため再度共有いたします。 – Sharing again just in case.
重要な情報や変更事項を、確実に全員に伝わるよう改めて共有する際の表現です。「念のため」は確認や注意のためという意味で、例えば「念のため再度アナウンスいたします」のように使い、同じ内容をもう一度伝えます。相手にしつこいと思われないよう断りを入れることで、丁寧な印象を与えます。 - ご査収のほどよろしくお願いいたします。 – Please kindly check and accept (the enclosed item).
郵送物や添付資料を送った際に、その受領と内容確認を依頼する表現です。「査収」とは内容をよく調べて受け取ることを意味し、ビジネスメールでは「請求書をお送りいたしましたのでご査収のほどよろしくお願いいたします」のように用います。単に受け取ってほしいだけでなく、内容確認まで依頼する丁寧な言い回しです。 - ご了承いただきますようお願い申し上げます。 – We kindly ask for your understanding.
相手に事情を理解して受け入れてほしいとお願いする表現です。例えば通知文で「当ビルは本日18時に閉館いたします。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます」のように使います。「ご了承ください」よりも丁寧で改まったニュアンスがあり、社内外への周知や依頼文で用いられます。 - お取り急ぎご連絡まで。 – I’m writing to you briefly to inform you of this.
取り急ぎ伝えるべきことを簡単に連絡する際に使う表現です。メールの結びに「取り急ぎご連絡まで。」とだけ記し、詳細は後日とする場合などに用います。「まずは要点のみ連絡しました」という意味合いで、時間がない中で最低限の報告をするシーンで便利なフレーズです。 - ご返信いただけますようお願いいたします。 – We kindly ask that you send a reply.
返答や回答を促す際の丁寧な表現です。「返信してください」の命令形を避け、「いただけますようお願いいたします」とすることで柔らかな依頼になります。例えば催促メールで「お忙しいところ恐縮ですが、◯◯につきご返信いただけますようお願いいたします」と用い、相手に負担をかけないよう配慮しつつ返事を求めます。 - お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。 – Sorry for the trouble, and thank you for your help.
相手に手間を取らせる依頼をする際に添える表現です。「お手数をおかけいたしますが」は「面倒をかけて申し訳ありませんが」という意味で、後にお願いや依頼の文が続きます。例えば「お手数をおかけいたしますが、書類のご確認をお願いいたします」のように使い、依頼による負担へのお詫びと協力要請を同時に伝えます。 - 申し訳ありませんが、〜していただけますか。 – I’m sorry, but could you do …?
相手に何か依頼するときに前置きで謝罪を入れる表現です。例えば社内で資料修正を頼む際「申し訳ありませんが、こちらのグラフを更新していただけますか」のように使います。唐突なお願いにならないようクッションとして「申し訳ありませんが」を添えることで、相手への配慮を示すことができます。 - 度々申し訳ございませんが、〜。 – I am very sorry to bother you again, but …
繰り返し依頼や質問をする際に、重ねてお詫びを述べる表現です。「度々」は何度もという意味で、例えば再度の問い合わせメールで「度々申し訳ございませんが、進捗状況について教えていただけますでしょうか」のように使います。何度も手間をかけることへの恐縮を示しつつ、丁寧にお願いを続けるフレーズです。 - 迅速にご対応いただきありがとうございます。 – Thank you for your prompt response.
相手が素早く対処してくれたことに対する感謝の表現です。例えば問い合わせに即対応してもらえた場合に「この度は迅速にご対応いただき、誠にありがとうございます」のように使います。仕事を早急に処理してくれた相手への労いと感謝を丁寧に伝えるフレーズです。 - 問題ございません。 – No problem (there is no issue).
「問題ないです」を丁寧に表現した言い方です。相手からの提案や質問に対し支障がないことを伝える際に「はい、その条件で問題ございません」のように使います。ビジネスシーンでは「大丈夫です」よりもフォーマルで、確認事項への肯定や了承を丁寧に示す言い回しとして用いられます。 - メールを受領いたしました。 – I have received your email.
相手からのメールや書類を確かに受け取ったことを伝える表現です。「受領いたしました」は「受け取りました」の丁寧な言い方で、返信メールの冒頭に「ご連絡いただきありがとうございます。メールを受領いたしました」のように用います。ビジネスメールで受領確認を示す定型フレーズです。 - 取り急ぎお礼まで。 – Just a quick note to say thank you.
ひとまず取り急ぎ感謝の気持ちだけ伝える際の表現です。例えば大きな助力をもらった直後に、詳細は後で改めて伝えるとして「本日はありがとうございました。取り急ぎお礼まで。」のようにメールの結びに使います。簡潔に感謝を述べ、後日の正式なお礼につなげるビジネスマナーの一つです。
IT・技術分野で使われる丁寧な表現
- 現在システム障害が発生しており、ご不便をおかけして申し訳ございません。 – We are currently experiencing a system failure and apologize for the inconvenience.
サービスの不具合やシステム障害を利用者に知らせる際の表現です。「ご不便をおかけして申し訳ございません」は、相手が不便を被っていることへの謝罪として丁寧な言い方です。技術的トラブルの告知文ではまずこのように謝罪し、原因究明や復旧対応中である旨を続けます。 - 復旧まで今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。 – Please kindly wait a little longer until restoration.
障害対応に時間がかかる際、利用者に待ってもらうよう依頼する表現です。「今しばらくお待ちください」をさらに丁寧にした言い方で、システム復旧見込みが立っていない場合などに「復旧まで今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします」と告知します。丁寧かつ慎重な姿勢で利用者の理解を求めるフレーズです。 - 原因が判明次第、ご報告いたします。 – We will report to you as soon as the cause is identified.
問題発生時に、現在調査中であることと原因判明後に報告する意思を伝える表現です。「〜次第」は「判明したらすぐに」という意味で、例えば「詳細は現在調査中です。原因が判明次第、ご報告いたします。」のように用います。途中経過で利用者を安心させるための定型表現です。 - セキュリティ上の理由により実施いたしかねます。 – Due to security reasons, we are unable to comply.
情報セキュリティの観点から要望に応じられないことを伝える表現です。「〜いたしかねます」は「できません」の丁寧な言い方で、例えば「その設定の変更はセキュリティ上の理由により実施いたしかねます」のように使います。ユーザーからの依頼を断る場合でも、理由を添えて丁寧に伝えることで理解を得やすくします。 - 確認いたしましたところ、〜。 – Upon checking, …
調査や確認の結果を述べる際の丁寧な前置き表現です。例えば不具合報告に対し「確認いたしましたところ、サーバーに負荷が集中していることが判明いたしました」のように使います。「〜ところ」は「調べた結果」を婉曲に示す言い方で、技術的な報告でも柔らかな印象を与えます。 - ご指摘いただきありがとうございます。 – Thank you for pointing that out.
バグやミスの指摘を受けた際に、感謝と改善の意思を示す表現です。例えばユーザーからのバグ報告に対し「不具合のご指摘ありがとうございます。早速修正に取り組みます」のように用います。指摘してもらったことへの礼を述べることで、誠実で前向きな対応姿勢を伝えます。 - 改善に努めてまいります。 – We will strive to make improvements.
サービスや製品に対する要望・苦情を受けて、今後良くしていく姿勢を示す表現です。「努めてまいります」は「努力していきます」を丁寧に言ったもので、例えば「貴重なご意見ありがとうございます。サービスの改善に努めてまいります。」のように使います。謙虚に受け止め、継続的に改善する決意を表すフレーズです。 - 次回のアップデートで対応いたします。 – We will address it in the next update.
ソフトウェアやサービスの不具合・要望に対し、次のバージョンアップで修正・機能追加する予定であることを伝える表現です。例えば「ご指摘の件は次回のアップデートで対応いたしますので、今しばらくお待ちください」のように用います。すぐの解決が難しい場合でも、具体的な対応予定を示すことで利用者の安心につなげます。 - 最新版へのアップデートをお願いいたします。 – Please update to the latest version.
ユーザーにソフトウェアの最新バージョンへの更新を促す表現です。「お願いいたします」を付けることで命令ではなく依頼のニュアンスになります。例えば「不具合が解消されました最新版へのアップデートをお願いいたします」のように使います。丁寧にアップデートを案内することで、ユーザーに協力を仰ぐフレーズです。 - お手数ですが、再起動していただけますでしょうか。 – Could you please restart (the system)?
ユーザーにシステムや機器の再起動を依頼する表現です。「お手数ですが」を添えることで、手間をかけることへの配慮を示しています。例えばサポート対応で「お手数ですが、一度端末を再起動していただけますでしょうか」と使い、トラブルシューティングの協力を丁寧に依頼します。 - ご安心ください。 – Please rest assured.
ユーザーの不安を和らげるために使う表現です。例えば障害対応時に「データは保全しておりますのでご安心ください」のように用い、問題がないことや対策済みであることを伝えます。「安心してください」よりも丁寧で柔らかく、サポートや案内の場面で相手を安心させる定型表現です。
カスタマーサポート・接客で使われる丁寧な表現
- お電話ありがとうございます。○○社カスタマーサポートでございます。 – Thank you for calling. This is the ○○ Company customer support.
電話応対の冒頭で使う定型表現です。会社名と部署名・担当者名を名乗り、「でございます」を使って丁寧に応対します。例えば「お電話ありがとうございます。ABC株式会社サポートセンターでございます」のように用います。明るくはきはきと名乗ることで、礼儀正しい印象を与えます。 - お問い合わせいただきありがとうございます。 – Thank you for your inquiry.
電話やメールで問い合わせを受けた際に冒頭で伝える感謝の表現です。お客様が連絡をくれたことに対し、「ありがとうございます」を付けて丁寧に述べます。例えば「この度はお問い合わせいただきありがとうございます。○○担当の△△でございます」のように使い、応対の第一声で好印象を与えるフレーズです。 - ご利用いただきありがとうございます。 – Thank you for using our service.
自社のサービスや製品を利用してくれている顧客に対する感謝の表現です。電話や対面での対応時に「いつも弊社サービスをご利用いただきありがとうございます」のように用います。日頃の利用や継続的な支援に感謝を示し、顧客との良好な関係を築くための基本フレーズです。 - 大変申し訳ございません。 – We are very sorry.
クレーム対応やミスが発生した際に深く謝罪する表現です。「申し訳ありません」よりも丁寧かつ深刻な謝罪のニュアンスがあります。例えばお客様の指摘に対して即座に「それは大変申し訳ございません」と伝え、非を認めて誠心誠意謝ります。サポート対応では頻出する、最上級の謝罪フレーズです。 - ただいまお調べいたしますので、少々お待ちくださいませ。 – I will check on that now, so please wait a moment.
問い合わせ内容を確認・調査するために一時保留するときの表現です。「少々お待ちください」をさらに丁寧にし、「ませ」を付けることでより丁重な響きになります。電話サポートで「ただいま◯◯の状況をお調べいたしますので、少々お待ちくださいませ」と使い、お客様に待ってもらう際の定型表現です。 - 長らくお待たせいたしました。 – Thank you for waiting so long.
顧客を長時間待たせてしまった後に掛ける言葉です。「お待たせしました」を強調・丁寧にした言い方で、電話を再開するときや窓口で呼び出す際に「長らくお待たせいたしました」と述べます。待ち時間へのお詫びと感謝の気持ちを込め、相手の気持ちを和らげる効果があります。 - 恐れ入りますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか。 – Pardon me, may I ask your name?
相手の名前を尋ねる際の丁寧な表現です。いきなり「名前は?」と聞くのではなく、「恐れ入りますが」を前置きして恐縮する気持ちを示します。例えば電話で本人確認が必要な際に「恐れ入りますがお名前を伺ってもよろしいでしょうか」と使い、失礼のないように情報を引き出します。 - さようでございますか。 – I see (Is that so).
お客様の話に相槌を打つ際の丁寧な表現です。「そうですか」を敬語に改めた言い方で、電話や対面のサポートで相手の説明を聞きながら「さようでございますか」と合槌を打ちます。適度に相槌を打つことで、丁寧に話を聞いていることを示し、安心感を与えます。 - 差し支えなければ、ご契約番号をお伺いできますでしょうか。 – If you don’t mind, could I ask for your contract number?
個人情報や契約情報を尋ねる際に使う丁寧な表現です。「差し支えなければ」を前置きすることで、答えたくなければ無理に言わなくて良いという配慮を示します。例えば「差し支えなければ、ご契約番号をお伺いできますでしょうか」のように用い、相手のプライバシーに配慮しながら必要情報を得ます。 - ご迷惑をおかけいたしました。 – We apologize for the trouble caused.
自社のミスや不具合で相手に迷惑をかけたことを謝罪する表現です。「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」と同様に使われ、クレーム対応の場面で「この度はご迷惑をおかけいたしました」と述べます。迷惑=相手の不利益に対する謝罪を丁寧に表し、再発防止への決意も暗に伝えるフレーズです。 - お気軽にお問い合わせください。 – Please feel free to contact us.
何か質問や要望があれば遠慮なく連絡してほしいことを伝える表現です。サポート対応の締めくくりやメールの末尾に「ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください」のように用います。「遠慮せずに連絡してください」という意味合いで、相手に安心感を与える定型表現です。 - 念のため確認させていただきます。 – Allow me to double-check, just to be sure.
重要なポイントについて二重に確認する際の表現です。「念のため」は「確実を期すために」という意味で、サポートの場面では「念のためお客様情報を確認させていただきます」のように使います。失礼にならないよう断りを入れつつ再確認することで、丁寧かつ慎重な対応を示します。 - 申し訳ございません、それはいたしかねます。 – I’m sorry, but we cannot accommodate that.
お客様からの要望に応えられない場合の丁寧な断り表現です。「いたしかねます」は「できません」の婉曲表現で、例えば「申し訳ございません、それは規約上いたしかねます」のように使います。謝罪の言葉を添えることで、ネガティブな回答でもできる限り丁寧に伝えることができます。 - あいにく在庫切れでございます。 – Unfortunately, we are out of stock.
商品や部品の在庫がないことを丁寧に伝える表現です。「あいにく」は残念ながらという意味で、店舗や電話対応で「お問い合わせの商品はあいにく在庫切れでございます」のように用います。謝意や残念な気持ちを込めながら現状を伝えることで、相手の失望を和らげる効果があります。 - 伝言を承りましょうか。 – Shall I take a message?
電話で相手の希望する担当者が不在の場合に、伝言を預かることを申し出る表現です。「承ります」は「受けます」の謙譲語で、例えば「田中は席を外しておりますが、伝言を承りましょうか?」のように使います。相手の用件を無駄にしない丁寧な対応として、電話応対マナーの一部となっています。 - ご安心ください。 – Please rest assured.
不安を感じている顧客に安心してもらうための表現です。例えばサービス復旧見込みについて問い合わせを受けた際に「データは保全されておりますのでご安心ください」のように使います。断定的に伝えることで、サポート担当者がしっかり状況を把握し対応していることを示し、相手を落ち着かせる効果があります。

