「多い」一般的な意味と英語で言うと
「多い」という言葉は、物や人、出来事の数や量が一般的な水準や予想よりも上回っていることを指します。日常的に非常に多く使われる形容詞であり、数量だけでなく頻度や種類にも使われることがあります。「多い」という言葉は、そのまま数が多いという客観的な事実を述べるときや、主観的に「たくさんある」と感じたときにも使用されます。英語では「many」「much」「numerous」「plenty of」などが文脈に応じて適切に使い分けられます。「many」は数えられる名詞に対して、「much」は数えられない名詞に対して用いられます。「numerous」はやや丁寧な印象があり、文章などではよく使われます。「plenty of」はややカジュアルな印象で、「十分なほどたくさんある」というニュアンスも含みます。例えば、「人が多い」は “There are many people”、「水が多い」は “There is much water” というように使い分けます。また、形容詞としての「多い」は「豊富である」「あり余るほど存在する」といった感覚を含むこともありますので、使う文脈によって意味が微妙に変化する柔軟な言葉です。
「多い」の一般的な使い方と英語で言うと
- 通勤時間になると駅は人でいっぱいになり、改札を通るだけでも時間がかかることが多いです
(There are so many people at the station during rush hour that it often takes time just to get through the ticket gates.) - 今月は会議が非常に多いため、スケジュールの調整にかなり苦労しています
(This month there are a lot of meetings, so I’m having a hard time adjusting my schedule.) - このレストランはメニューの種類がとても多いので、選ぶのに時間がかかってしまいました
(This restaurant has such a wide variety of dishes that it took me a while to decide.) - 最近、雨の日が多くて洗濯物がなかなか乾かず困っています
(Lately, there have been many rainy days and it’s hard to get the laundry dry.) - オンラインショップでは、返品の問い合わせが多く寄せられており、対応に追われています
(There are many return inquiries coming in for the online shop, and we are busy handling them.)
似ている言い回しと失礼がない言い回し
- たくさんある → 数が豊かである
- 豊富である → 種類や量が十分に揃っている
- 大勢いる → 人数が非常に多い
- 頻繁にある → 回数や頻度が高い
- 山ほどある → 比喩的に極めて多いことを表すが、ややカジュアル
性格や人格として言われた場合は?
「多い」という言葉が人の性格や人格に対して使われる場合、主に「感情の起伏が多い」「口数が多い」「欲が多い」などのように、何かの面において変化や欲求、行動などが過剰であることを示唆する場合があります。このように使われると、ポジティブな意味で使われることは少なく、どちらかといえばネガティブなニュアンスを含むことが多いです。ただし、その人の個性として理解される場合もありますので、使用する際には文脈や相手との関係性に注意する必要があります。
「多い」をビジネスで使用する場面の例文と英語
- 現在、多くのお客様からお問い合わせをいただいており、順次対応させていただいております
(We are currently receiving many inquiries from customers and are responding to them in order.) - 今月は業務量が多いため、納期の調整が必要になる可能性がございます
(This month, due to the high volume of work, it may be necessary to adjust delivery schedules.) - お取引先からの依頼が非常に多く、対応を優先順位に基づいて進めております
(There are many requests from our clients, and we are handling them based on priority.) - 資料に関してご質問が多く寄せられたため、追記のうえ再送いたしました
(Since we received many questions about the documents, we have added the necessary information and resent them.) - 今週は会議が多いため、対応可能な時間が限られております
(This week there are many meetings, so my available time is limited.)
「多い」は目上の方にそのまま使ってよい?
「多い」という言葉は日常的には非常に便利で使いやすいですが、目上の方や取引先とのやり取りにおいては注意が必要です。「多い」という言い回しは直接的でやや砕けた印象を与えることがあり、丁寧な印象を与える言い回しに言い換えることで、より敬意が伝わりやすくなります。特にメールや文書では、数量を伝えるときにも「非常に多く」「多数」「多数のご依頼を頂戴しております」などの表現を使うと、丁寧で誠実な印象になります。直接的に「多い」と書くと、少し無愛想で曖昧な印象を与える場合がありますので、文全体のトーンを考えたうえで調整することが大切です。
- 「多い」ではなく「多数」や「非常に多く」などに言い換える
- 数量を示すときは具体的な数を示すことで丁寧さが増す
- 回数を伝える場合は「頻繁に」や「何度も」にする
- 相手に対する敬意を意識して表現を整える
- 主観的な表現を避け、事実ベースで伝えると誤解が生まれにくい
「多い」の失礼がない言い換え
- ご依頼が多数寄せられており、順次対応させていただいております
- 非常に多くのご注文を頂戴し、誠にありがとうございます
- おかげさまで多方面よりご相談を頂いております
- お問い合わせ件数が増加傾向にあり、迅速な対応に努めております
- 業務量が増加しており、納期に影響が出る可能性がございます
注意する状況・場面は?
「多い」という言葉を使う際には、相手や文脈に注意する必要があります。特にビジネス上では「多い」という言葉が無造作に使われると、適切な敬意や説明が不足しているように受け取られることがあります。たとえば、上司に対して「会議が多いです」とだけ伝えると、「だから何なのか」という印象を与える可能性があります。また、クレームや不満などネガティブな話題に「多い」を使うと、相手に責任を押しつけるようなニュアンスにもなりかねません。そのため、「多い」だけで伝えるのではなく、状況の背景や今後の対応を含めて伝えることが重要です。
- 上司や取引先に対しては「多い」だけで済ませず、丁寧な補足を加える
- クレームや不具合の話題では、責任転嫁にならないように注意する
- 相手が忙しい時期に「多い」と伝えると、気遣いに欠ける印象を与えることがある
- 数が多いことを伝える場合は、事実を具体的に伝えたほうが丁寧
- 抽象的すぎると説明不足になり、誤解を招く可能性がある
「多い」のまとめ・注意点
「多い」という形容詞は、数量や頻度などが一般的な水準を超えていることを示す便利な言葉ですが、使用する場面や相手によっては丁寧さに欠ける印象を与えることがあります。特にビジネスや改まった場では、「多い」だけで表現せず、より丁寧で分かりやすい言い方に置き換えることが望ましいです。たとえば「多数」「非常に多く」「頻繁に」といった表現を活用することで、相手に配慮した印象を与えることができます。また、性格に対して使う場合はネガティブな意味合いが強くなることが多いため注意が必要です。敬意や思いやりを持って言葉を選ぶことが、良好な人間関係や円滑なやり取りを生むことにつながります。誰に対して、どんな場で使うかを意識しながら、「多い」を適切に使い分けましょう。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

