危ういの一般的な意味と英語で言うと
危ういという言葉は、何かが今にも悪い方向に進みそうで、非常に不安定で危険な状態にあることを示す形容詞です。この語は、人や物事が持つ状態について話すときに使われ、たとえば命が危ない、関係が壊れそう、成功が望めないなど、良くない結果になりそうな場合に使われます。また、「危うく〇〇するところだった」というように、ほんの少しの差で避けられた悪い結果についても使われます。この語の持つ緊張感や切迫感は、聞き手にも強く伝わるため、状況の深刻さを丁寧に伝える際に適しています。英語ではこのような意味合いを「precarious」「dangerous」「at risk」「on the brink」などの語で表現しますが、使い方は文脈によってやや異なります。たとえば、人の命や健康に関わる場面では「critical」や「in danger」、仕事や関係性が崩れそうな時には「unstable」や「on thin ice」なども使われます。Web上で「形容詞 危うい」と検索すると、多くの場合で「不安定」「崩れそう」「未確定」「信用できない」などの語と並んで使用されており、状態の深刻さや差し迫った危険を強調するために選ばれていることが分かります。ニュース記事や日常会話、ビジネスの場でも登場しやすい言葉でありながら、使い方を間違えると相手に不快感を与えることもあるため、場面を選んで丁寧に用いることが求められます。危ういという言葉には一見柔らかい響きがあるものの、その裏には深い危機感が含まれており、慎重に扱うべき形容詞であると言えるでしょう。
危ういの一般的な使い方と英語で言うと
- このままいくと契約が破棄される危うい状況ですので、今すぐに対応を改めていただけないでしょうか。
(We are in a precarious situation where the contract might be canceled, so we kindly ask you to reconsider your response immediately.) - 彼の健康状態は非常に危うく、少しの油断が命に関わる可能性があるため、慎重な見守りが必要です。
(His health condition is extremely precarious, and even a small oversight could be life-threatening, so careful monitoring is required.) - 会議での発言内容が会社の立場を危うくする恐れがありましたので、次回からは慎重にお願いします。
(The remarks made during the meeting might have put the company’s position at risk, so we ask for more caution next time.) - この案は一見良さそうですが、実現性の面で非常に危ういため、再検討が望まれます。
(This proposal looks promising at first glance, but its feasibility is highly uncertain and requires further review.) - 交渉の進展が見られず、今のままだとプロジェクト自体が危うくなる懸念があります。
(With no progress in the negotiations, there are concerns that the entire project may be in jeopardy.)
似ている言い回しと失礼がない言い方
- 不安定:状況が安定していないことを伝える、やや柔らかい言い方。
- 予断を許さない:結果がどうなるか分からない緊張感を含んだ丁寧な表現。
- 確実ではない:やや遠回しで、失礼なく伝えることができる表現。
- 注意が必要:直接的な否定を避けつつ、警戒すべき状態を伝える際に使える。
- 油断できない:気を抜くと悪い結果になる可能性があることを、相手に配慮しながら伝える。
性格や人格として言われた場合は?(どういう意味?)
性格や人格について「危うい」と言われた場合には、その人の考え方や行動が極端だったり、不安定であったり、感情の起伏が激しくて周囲から見ると信用しづらいと感じられる状態を指します。たとえば、すぐに怒る、落ち込む、決断が極端、言動が読めないなどの様子が見られる場合に「危うい人だ」と言われることがあります。ただし、これは相手に対してかなり強い印象を与えるため、面と向かって言うのは避けたほうが良く、あくまで第三者の間での指摘や注意の文脈で使われることが多いです。日常生活でも、感情の振れ幅が大きく周囲が困惑するような行動をとる人物に対して、心理的に不安定だという意味を含んで使われます。つまり、性格的に一貫性がない、落ち着きがない、精神的なバランスが崩れやすいといった意味合いが込められています。
危ういをビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスにおいて「危うい」という言葉は、取引や契約、プロジェクト、組織体制などが不安定で失敗や破綻の危険があることを示すために用いられます。たとえば、業績が不安定な企業との契約交渉、収支バランスの悪化、信頼関係が崩れそうな状況など、今後の展開に注意が必要な場合に使われます。特に文書や会話の中で「危うい状態」「危うい判断」などの形で使用されると、今すぐに対策や検討が求められているという強い警告の意味を持ちます。
- このまま売上が回復しなければ、下半期の黒字達成は危ういと考えられます。
(If sales do not recover soon, achieving a profit in the second half will be at risk.) - 交渉相手の態度から見るに、契約成立は非常に危うい状況にあります。
(Judging by the other party’s attitude, the conclusion of the contract is in a precarious state.) - 新システムの導入スケジュールが遅れており、運用開始に間に合うかどうかが危うくなっています。
(The schedule for introducing the new system is delayed, and we are at risk of missing the operation start date.) - 関係部署との連携がうまくいっておらず、全体計画の実行が危うい状態です。
(Lack of coordination with related departments is putting the execution of the overall plan at risk.) - このような対応を続けると、信頼関係そのものが危うくなることも考えられます。
(Continuing this type of response may jeopardize the trust relationship itself.)
危ういは目上の方にそのまま使ってよい?
「危うい」という言葉には、かなり直線的に危険性や不安定さを伝える響きがあるため、目上の方や取引先にそのまま使うのは避けたほうが無難です。特にビジネスメールや会議の発言では、相手の立場や意見を否定的に受け取られる可能性があるため、より穏やかで遠回しな言い回しを選ぶ必要があります。たとえば「今後の見通しに懸念がある」や「状況がやや不透明」といった言い方をすれば、同じ意味を伝えつつも相手に不快感を与えずに済みます。また、「危うい」という語には感情的・断定的な印象を持たれやすく、信頼関係の構築に悪影響を及ぼす恐れもあります。特に文章では、敬語表現に置き換えて配慮を示すことで、相手の信頼を保ちながら意思を伝えることができます。
- 強い印象を与えるため、やや距離のある言い方に置き換えるのが望ましい。
- 特に否定的な評価や判断を伝える場面では避ける。
- 書面では敬語を交えて丁寧に伝える表現を選ぶ。
- 相手の責任を指摘するような場面では使わない。
- 信頼関係を壊す恐れがあるため、慎重な言葉遣いが求められる。
危ういの失礼がない言い換え
- 現時点では確定しておらず、今後の推移を注視する必要がございます。
- ご提案の内容につきましては、いくつかの懸念点がございますので、慎重に検討させていただきます。
- 現在の計画では、達成が難しい可能性もございますため、調整の余地を検討いたします。
- 状況が不透明なため、早急に詳細を再確認させていただければと存じます。
- 関係者間の連携に若干の課題が見られますので、体制の見直しをご提案申し上げます。
注意する状況・場面は?
「危うい」という言葉は、相手に対して非常に強い印象を与える語であり、使う場面によっては誤解や不快感を生む恐れがあります。特に、相手の考えや立場を否定しているように受け取られる可能性があるため、注意が必要です。たとえば、目上の人の判断や業務上の提案を「危うい」と断じてしまうと、相手を見下すような態度に映る恐れがあります。また、チーム内や外部との協力関係の場面でこの語を使用すると、信頼や協調性に影響を及ぼすこともあります。感情的な表現にも見えるため、冷静さが求められるビジネスの場では特に慎重に使うべきです。どうしても使いたい場合には、敬語や遠回しな表現に言い換え、相手への敬意を失わないようにする配慮が求められます。
- 上司や取引先の判断を直接的に否定する形で使用する。
- 議論の最中に感情的な指摘として使ってしまう。
- 文書で使う際に敬語を用いず、強い口調で記載してしまう。
- 相手の提案に対し即座に「危うい」と断定する。
- 協力関係にある相手に対して使用し、信頼を損なうリスクを生む。
危ういのまとめ・注意点
危ういという形容詞は、状態や状況が今にも悪い方向へ進みそうで、不安定であることを端的に伝えるための語です。日常生活やビジネスの場面でも広く使われており、その響きから深刻な状況を印象付ける力を持っています。一方で、そのまま使用すると相手に強く伝わりすぎてしまうため、場面や相手によっては敬語や遠回しな言い方に置き換える必要があります。特にビジネスのやり取りでは、相手の立場を尊重しながら状況を説明する語を選ぶことが重要です。「危うい」は便利な語ではあるものの、使い方を誤ると信頼を損ねる可能性もあるため、文脈に応じた適切な言い換えを常に意識する必要があります。また、性格や人格に使うときには慎重さが求められ、強い印象を与える可能性を十分に理解した上で使うことが大切です。状況や相手の心情をくみ取って、必要以上に攻撃的に感じさせない配慮が、円滑な人間関係と信頼の維持に繋がります。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

