「尊い【とうとい】」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?深読みされない失礼がない使い方例文
「尊い(とうとい)」という言葉は、物事や存在、人の行いや心が非常に価値あるものとして敬われ、大切にされるときに使われます。精神的・宗教的な意味合いを持つことも多く、例えば命や信仰、愛情、犠牲などに対して「尊い」と表現されることがあります。単なる好きや感動を超えて、その対象に対して深い敬意や畏敬の念を抱くときに使う言葉です。また、現代ではアニメや芸能などのファン文化でも「尊い!」と使われることがあり、感情の高ぶりや深い共感を示す語としても浸透しています。英語に置き換えると「precious」「noble」「sacred」「revered」「divine」などが当てはまりますが、文脈によって微妙にニュアンスが異なります。「precious」は大切でかけがえのないという意味合いが強く、「noble」は高潔な人格や精神に使われ、「sacred」は宗教的・神聖な対象を表します。つまり、「尊い」は単一の英語では表しきれないほど、奥深い意味を持った形容詞です。インターネットやSNS上での現代的な使い方では、感情の限界を超えるような感動や好意の高まりに対し、「あまりにも尊い」という形で使われ、若者を中心に日常的な感情表現の一部にもなっています。
尊いの一般的な使い方と英語で言うと
- 長年ボランティアとして地域に尽くしてきた高齢の女性の話を聞き、多くの人がその献身的な行動に心を打たれ「彼女の生き方は本当に尊い」と感じました。
(The way she has lived her life is truly noble and admirable.) - 祖父が戦争で命をかけて仲間を守ったという話を聞いたとき、その命の尊さを改めて実感しました。
(I was deeply moved when I heard how my grandfather risked his life in war to protect his comrades. Life is truly precious.) - 障がいのある子どもたちの笑顔を見たとき、人間の持つ純粋さと命の尊さに胸がいっぱいになりました。
(Seeing the smiles of children with disabilities filled my heart with the purity of human nature and the sacredness of life.) - ある動物保護活動家が命を守るために毎日懸命に働いている姿を見て、「その活動は尊いものだ」と多くの人が思いました。
(Many people felt that her efforts to protect animals every day were truly noble and worthy of respect.) - 若い看護師が休まずに患者のために尽くす姿に、彼女の献身的な心が尊いと心から思いました。
(I was genuinely touched by the young nurse’s dedication to her patients. Her devotion is truly precious.)
似ている言い回しと失礼がない言い方
- 高貴な:精神や品格が優れているときに使われる、格調高い言い方
- 神聖な:宗教的・儀式的な場面で、穢れのない清らかさを表す
- ありがたい:感謝の気持ちを強調し、尊重する思いを含んだ言い方
- 立派な:行動や姿勢が模範的で尊敬に値するときに使用される
- かけがえのない:代わりが存在せず、非常に大切であることを表現する丁寧な語
性格や人格として言われた場合は?
「尊い」という言葉が人の性格や人格に対して使われる場合、その人の内面が非常に純粋で、他者を思いやる心に満ちていて、誰からも敬われるべき存在であるという意味で使われます。具体的には、他人のために自己犠牲を惜しまなかったり、正しいことを貫く強さを持っていたり、善意に溢れた行動が自然にできる人に対して「その人の生き方が尊い」と称賛されます。単に優しいだけではなく、その優しさが深く広く、そして継続的であるときにこの言葉がふさわしくなります。
尊いをビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスの場において「尊い」という言葉を使う場合、それは非常に価値があり、敬意を払うべき行動や成果、人の姿勢などを称えるときに使用されます。日常会話の中ではあまり使われませんが、感謝や称賛の意を最大限に込めたいときに適した語です。以下に例文を示します。
- 社員一人ひとりが誠実に職務を全うし、お客様の信頼を守る姿勢は極めて尊いものであると感じております。
(The attitude of each employee sincerely fulfilling their duties and maintaining customer trust is truly admirable and noble.) - この度のプロジェクト成功は、リーダーの揺るがぬ信念と尊い決断力によるものと深く認識しております。
(The success of this project is deeply recognized as a result of the leader’s unwavering conviction and noble decision-making.) - 社員の皆様の熱意ある取り組みと協力関係は、企業文化として非常に尊い価値を生み出しています。
(The passionate efforts and cooperation of all employees are creating a truly valuable and noble corporate culture.) - 長年にわたり会社の発展に尽力された功績は、極めて尊いものとして記録に残すべきです。
(The long-standing contributions to the company’s development should be remembered as truly precious.) - このような社会貢献活動は企業の社会的責任として極めて尊い意義を持っていると考えます。
(Such social contribution activities are believed to hold extremely noble significance as part of corporate social responsibility.)
尊いは目上の方にそのまま使ってよい?
「尊い」という言葉は意味としては丁寧で高尚な印象を与えるため、目上の方に対して使用することは基本的に問題ありません。ただし、使用する文脈や全体の文章の調和を十分に考慮する必要があります。唐突に使用すると、不自然さを感じさせる可能性があるため、敬語表現と組み合わせて文全体の丁寧さを整えることが大切です。また、社内外の公的な文書やメールにおいては、「尊い」よりも「価値ある」「貴重な」「ありがたい」など、より一般的に受け入れられやすい語を選ぶことで、誤解を避けられます。
- 文章全体の流れに自然に組み込むことが大切
- 突然一語だけ使うと軽く見える恐れがある
- 「尊敬申し上げます」など他の敬語と併用が望ましい
- 報告書やメールでは「価値ある」「意義深い」に置き換えることも検討
- 文脈によってはやや感情的に受け取られる場合があるため慎重に
尊いの失礼がない言い換え
- この度のご支援は、まさに意義深いものであり、深く感謝申し上げます。
- 皆様の取り組みには多大な価値があり、心より敬意を表します。
- 貴重なお時間を割いていただいたこと、誠にありがたく存じます。
- そのご判断は極めて高潔であり、私どもにとって学び多きものでございました。
- 御社の長年のご努力には、深い敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
尊いで注意する状況・場面は?
「尊い」という言葉は基本的に美しく肯定的な意味を持ちますが、使い方を誤ると相手に違和感や不快感を与える恐れがあります。特にビジネス文書や公的なやり取りの中で感情を過剰に込めすぎた表現として見なされると、軽率な印象や誤解を招くことがあります。また、若者文化において「尊い!」と使われる現代的な使い方をそのまま目上の人に使用すると、軽々しい印象になりかねません。文脈に応じて丁寧な語に置き換えることや、具体的な行動・功績に言及してから用いることが重要です。
- 若者的な感情表現をビジネス文書でそのまま使うことは避ける
- 内容が抽象的すぎると相手に真意が伝わりにくい
- 「尊い」という語だけに頼らず、具体的な内容を添えるべき
- 目上の方に使う場合は文全体の調和と丁寧さが求められる
- 相手の価値観によっては感情的すぎると受け取られることもある
尊いのまとめ・注意点
「尊い」という言葉は、非常に広く深い意味を持ち、心からの敬意や感動を表す力を持った形容詞です。命、信念、愛、犠牲など、人間が本質的に大切にしたいと感じるものに対して使われることが多く、その背景には純粋さや高潔さ、そしてかけがえのなさへの共感が存在します。英語には一対一で対応する語がないほど、その意味の広がりと感情の深さが豊かであるとも言えます。一方で、使い方を誤れば誤解を生んだり、不自然に感じさせたりする可能性もあるため、相手や文脈に応じた言葉の選び方が大切です。特にビジネスや目上の方とのやり取りでは、過度に感情を込めすぎないよう意識し、「尊い」という語にふさわしい敬意ある文章を心がけましょう。相手の功績や努力に対する具体的な敬意を明確に述べたうえで使用することで、「尊い」という語が持つ本来の重みと美しさが生かされます。感動を伝えたいときこそ、冷静で丁寧な言葉選びが重要なのです。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

