賜物(たまもの)とは?
単語
賜物
読み方
たまもの
意味
「賜物」とは、神や目上の人、自然や運命などから授かった恵みや成果、または恩恵を指します。努力や行動の結果として得られる好ましい事象についても使われます。敬意や感謝を込めて、何かを得たことを表現する言葉です。
言い換えると
- 恵み
- 恩恵
- 贈り物
- 授かりもの
- 成果
目上の方に使える言葉?
はい、「賜物」はフォーマルで敬意のある表現であり、目上の方や公式な場面で使用するのに適しています。たとえば、「貴殿のご指導の賜物」といった形で感謝の気持ちを表現することができます。
どういう場面で使う言葉?
成果や成功を称える場面
「今回の成功は、皆様のご協力の賜物でございます。」
「これもひとえに、日頃のご指導の賜物と深く感謝しております。」
感謝の意を伝える場面
「この成果は、貴殿の多大なるご尽力の賜物に他なりません。」
「温かいご支援を賜り、すべて皆様の賜物と感謝申し上げます。」
自然や運命を称える場面
「豊かな自然の恵みは、この土地の賜物です。」
「この出会いも、運命の賜物だと感じております。」
努力や成果を評価する場面
「日々の研鑽の賜物として、このような結果を得られたことを嬉しく思います。」
「この技術の向上は、皆様の努力の賜物と存じます。」
フォーマルな挨拶やスピーチで使用する場面
「貴社のご繁栄は、社員の皆様の団結と努力の賜物でございます。」
「本日こうして無事に式を迎えられたのも、皆様のご協力の賜物です。」
注意点
- 敬語を併用する
「賜物」を使用する際には、感謝や敬意を込めた敬語を併用することで、より丁寧な印象を与えられます。たとえば、「皆様のお力添えの賜物です」といった形です。 - ポジティブな文脈で使用する
「賜物」は感謝や恩恵を表すポジティブな言葉であるため、肯定的な話題や成功の成果を述べる場面で適切に使用します。 - 感謝や努力の背景を補足する
「賜物」を使う際には、具体的に何に対する感謝や努力が成果を生んだのかを明確にすると、言葉の重みが伝わります。 - 多用を避ける
「賜物」は高尚な表現であるため、頻繁に使用すると文章が堅苦しく感じられることがあります。他の言葉とバランスを取りつつ使用しましょう。 - 公式な場面で効果的に使う
ビジネス文書やスピーチ、公式な挨拶文などフォーマルな場面で使用すると、言葉の格式を生かした効果的な表現が可能です。
使用例
- 感謝の手紙の例文
「この成果は、皆様のご指導とご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。」 - スピーチの例文
「本日の成功は、関係者一同の努力の賜物であると深く感謝しております。」 - フォーマルなビジネス文書の例文
「貴社のご発展は、社員の皆様の熱意と努力の賜物でございます。」