PTO(paid time off)とは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点
PTOとは、「Paid Time Off」の略で、従業員が給与を受け取りながら休暇を取得できる制度を指します。日本語で言うと「有給休暇」に近い意味合いですが、一般的な「年次有給休暇」とは若干異なる使われ方をすることがあります。PTOは、従業員が休暇をより柔軟に取得できるように設計された制度であり、病気休暇、私用による休暇、バケーションなど、目的を問わず使える点が特徴です。
日本では休暇の種類ごとに「年次有給休暇」「特別休暇」「慶弔休暇」「病気休暇」など細かく分かれていますが、PTOはそれらをひとまとめにして、使用目的を限定しない形で従業員に与える休暇制度です。従業員は自分の必要や希望に応じて柔軟に休みを取得することができ、企業側にとっても休暇管理の簡素化につながるため、欧米を中心に多くの企業で導入が進められています。
また、PTO制度は従業員のワークライフバランスの向上、モチベーション維持、離職率の低下など、働きやすい職場環境づくりに直結する重要な要素ともなっています。特に、リモートワークやフレックスタイム制と組み合わせて導入されることが多く、現代の柔軟な働き方と相性が良い制度といえます。
企業によってはPTOの取得日数が年間一定日数とされている場合や、勤続年数に応じて増加する場合など、運用方法はさまざまです。取得の際には上司への申請・承認が必要な場合が多く、急な欠勤時にもこの制度が使えることから、従業員の健康維持にも貢献しています。
まとめ
- PTOは給与支給ありの柔軟な休暇制度。
- 用途を問わず自由に使える(病気・私用・旅行など)。
- 従業員の満足度向上と職場の効率化に貢献。
- 年間付与日数や取得ルールは企業により異なる。
- ワークライフバランス推進に有効な制度。
「PTO」を英語で言うと? → Paid Time Off(ペイド・タイム・オフ)
PTOの言い換え・言い回しは?
- 有給休暇制度
- 給与付き休暇
- 休暇制度
- 自由取得型休暇
- 給与支給対象の休暇
PTOが使われる場面
- 社員が病気になり、休みが必要になったとき
- 家庭の事情で平日に休みを取りたいとき
- 長期旅行などプライベートな理由で休暇を取得したいとき
- メンタルや体調管理のために休暇を希望する場合
- 急な用事に対応するために当日の休みを申請するとき
PTOを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合
- 誠に恐縮ですが、以前より予定しておりました休暇をいただくこととなりました。
(I sincerely apologize, but I will be taking a pre-scheduled leave.) - 大変恐れ入りますが、私用によりお休みをいただきますこと、何卒ご理解いただけますと幸いです。
(I kindly ask for your understanding as I take time off for personal reasons.) - ご迷惑をおかけいたしますが、休暇を取得させていただきますことをご報告申し上げます。
(Please allow me to inform you that I will be on leave.) - 勝手ながら、休暇を取得することとなりましたので、ご承知おきくださいませ。
(I would like to inform you that I will be taking time off.) - 先にご案内差し上げておりました通り、今週はお休みを頂戴いたします。
(As previously informed, I will be on leave this week.)
PTO・社内メールで言い換えて使用する例文
- 本日より休暇を取得させていただきます。急用等ございましたらメールにてご連絡ください。
(I will be on leave starting today. Please feel free to reach out via email in case of any urgent matters.) - ○日から○日までお休みをいただきます。何卒よろしくお願いいたします。
(I will be on leave from [date] to [date]. Thank you for your understanding.) - 本日は私用のためお休みをいただいております。明日以降、対応させていただきます。
(I am on leave today for personal reasons. I will follow up from tomorrow.) - 体調不良のため、本日はお休みをいただきます。関係各所にはご迷惑をおかけします。
(I will be taking the day off due to health reasons. I apologize for any inconvenience.) - 本日から数日間、事前に申請しておりました休暇をいただきます。何かありましたらご連絡ください。
(I will be on leave for the next few days as previously requested. Please contact me if necessary.)
PTOを使用した本文
- 以前より予定しておりました日程にて休暇を取得させていただく運びとなりました。業務上の影響が最小限となるよう、引き継ぎは完了しております。お手数をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
(As previously scheduled, I will be taking a leave of absence. I have completed all necessary handovers to minimize any impact on operations. Thank you for your kind understanding.) - 私用のため、○日から○日までお休みをいただきます。担当業務につきましては、事前に対応を完了させております。ご不便をおかけする点がございましたら申し訳ございません。
(Due to personal reasons, I will be taking leave from [date] to [date]. I have already handled my responsibilities beforehand. I apologize for any inconvenience.) - 急遽のご連絡となり恐縮ですが、体調不良のため本日はお休みを頂戴いたします。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。
(I regret the short notice, but I will be taking the day off due to illness. I sincerely apologize for the inconvenience and appreciate your understanding.) - 本日は事前申請しておりました休暇を取得しております。急ぎのご用件がございましたら、○○までご連絡いただけますと幸いです。
(I am on leave today as previously requested. If you have any urgent matters, please contact [name].) - ご案内の通り、本日より休暇に入らせていただいております。業務の件につきましては、○○に引き継ぎ済みですので、ご安心くださいませ。
(As informed, I am currently on leave starting today. My tasks have been handed over to [name], so please feel free to consult them.)
PTOをメールで使用すると不適切な場面は?
PTOという言葉は英語表記のままでカジュアルな印象があるため、取引先や目上の方への正式なメールでは不適切とされることがあります。特に、業務のやり取りの中で突然「PTOを取得します」などと記載すると、相手に対して丁寧さを欠いているように受け取られる可能性があります。また、相手が英語に不慣れな場合、「PTO」の意味が伝わらないこともあるため、意図が明確でないと誤解の元になります。こうした場合は、「休暇をいただきます」「お休みを頂戴いたします」など、明確かつ日本語で丁寧に伝えることが求められます。
PTO細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方
- 本日は体調不良のため、お休みをいただいております。業務に支障が出ないよう事前に準備をしておりますので、ご安心いただければ幸いです。
(I am currently on leave today due to health reasons. I have taken necessary steps in advance to ensure there is no disruption to the workflow.) - 私事で恐縮ですが、○日より数日間お休みを頂戴いたします。ご迷惑をおかけすることがございましたら申し訳ございません。
(I apologize for the inconvenience, but I will be taking a few days off starting from [date] due to personal reasons.) - 勝手ながら、事前に予定しておりました休暇を本日より取得しております。ご理解のほどお願い申し上げます。
(I am currently on leave as scheduled in advance. Thank you for your understanding.) - 大変恐縮ですが、私用のため本日終日不在となります。ご連絡はメールにてお願いいたします。
(I will be away for the day due to personal matters. Please reach out via email.) - 恐れ入りますが、本日はお休みをいただいております。業務に関するご連絡は明日以降、順次対応させていただきます。
(I am on leave today. I will address any work-related matters starting tomorrow.)
PTOメール例文集
目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文
前もって伝えていた休暇を取得することのご連絡
いつも大変お世話になっております。○○株式会社の△△でございます。
以前よりご案内申し上げておりました通り、○月○日より○月○日までの期間、お休みを頂戴する運びとなりました。休暇期間中はご不便をおかけいたしますが、緊急の際は○○までご連絡いただければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
急な休みを丁寧にお詫びする連絡
いつもお世話になっております。○○株式会社の△△です。
急なご連絡となり恐縮ですが、本日体調を崩してしまい、お休みを頂くこととなりました。ご迷惑をおかけし誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解いただければ幸いです。業務の件につきましては、明日以降責任をもって対応いたしますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
顧客・お客様へ言い換え適したメール例文
担当者の不在を事前にお知らせする連絡
○○様
いつもご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
誠に恐縮ではございますが、○月○日より○月○日までの期間、担当の△△が休暇をいただいております。期間中のお問い合わせにつきましては、○○が対応させていただきますので、お気軽にご連絡ください。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
担当者の急な不在をお知らせする連絡
○○様
いつも大変お世話になっております。
急なご案内となり恐縮ですが、担当の△△が本日体調を崩しており、お休みをいただいております。本件につきましては、代わりに○○が対応いたしますので、何なりとお申し付けくださいませ。
ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
社内メールで使う際に言い換え適したメール例文
事前申請していた休暇取得の連絡
お疲れさまです。○○です。
事前に申請させていただいておりました通り、○月○日から○月○日までの間、お休みをいただきます。担当業務については○○さんへ引き継ぎ済みですので、何かございましたらそちらまでご連絡をお願いいたします。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
突発的な休暇取得の報告
お疲れさまです。○○です。
本日、体調が優れないため急遽お休みをいただきます。お手数をおかけしますが、業務上ご不明点等ございましたら、メールにてご連絡ください。明日以降、順次対応させていただきます。
よろしくお願いいたします。
PTO相手に送る際の注意点・まとめ
PTOは便利な言葉ではありますが、メールの相手によっては誤解や不快感を招く恐れがあります。特に日本のビジネス文化においては、略語や横文字が不適切に感じられることがあり、丁寧さや相手への配慮が欠けていると受け止められることもあります。目上の方や社外のお客様に対しては、必ず日本語で、わかりやすく丁寧に「お休みをいただきます」「休暇を取得いたします」といった言い回しに置き換えましょう。相手の立場に配慮した表現こそが、信頼関係の維持につながる大切な要素です。適切な言い換えを心がけ、礼儀を重んじた言い回しを選ぶことが重要です。

