「骨身を削る」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文

「骨身を削る」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文

「骨身を削る」とは、自分の体力や時間、時には精神力までも極限まで使って、何かに取り組む様子を表す言い回しです。まるで骨や肉を削ってまで何かを成し遂げようとするような、非常に努力や苦労を重ねることを意味します。これは、何かの成果を出すために犠牲を惜しまない姿勢を強く表しています。英語で似た意味合いの言い方をすると、”work oneself to the bone” や “put one’s heart and soul into something” が当てはまります。前者は文字通り「骨まで働く」、後者は「心と魂を込める」と訳され、どちらも身を削るように努力する様子を伝えることができます。

この言い回しは、家庭の中での家事や育児、受験勉強、長時間の仕事、ボランティア活動など、日常のさまざまな場面で見られます。また、自分のためだけではなく、誰かのために尽くす際にもよく用いられます。特に、報われないかもしれない努力を続けるときにこの言葉が使われることが多く、「大変な努力を続ける」という意味合いだけでなく、「その努力がどれほど大きかったか」を周囲に伝える役割も果たします。そのため、賞賛や感謝の気持ちを込めて使われることも多いです。

「骨身を削る」の一般的な使い方と英語で言うと

  1. 彼女は家族のために毎日骨身を削って働いており、その姿勢には本当に頭が下がります。
    (She works herself to the bone every day for her family, and I truly admire her dedication.)
  2. 彼はプロジェクトの成功のために骨身を削り、寝る間も惜しんで資料を作成していました。
    (He put his heart and soul into the project, staying up late every night preparing documents.)
  3. 両親は私たち兄弟の進学のために骨身を削って働いてくれたおかげで、今の自分があります。
    (My parents worked themselves to the bone to support our education, and I owe everything to them.)
  4. あのアスリートは優勝のために骨身を削るようなトレーニングを重ねてきたと聞いています。
    (I heard that the athlete trained tirelessly, working himself to the bone just to win the title.)
  5. 社長は会社を立て直すために骨身を削って働き、社員たちにも大きな影響を与えました。
    (The president worked himself to the bone to rebuild the company, greatly inspiring the employees.)

似ている言い回し

  • 身を粉にする
  • 命を削る思いで
  • 力を尽くす
  • 必死に取り組む
  • 心血を注ぐ

「骨身を削る」のビジネスで使用する場面の例文と英語

仕事の納期に追われていたり、困難な業務に取り組んでいたり、組織のために個人が全力で貢献しているときなど、会社内での努力を強調したい時によく用いられます。

  1. 新製品の開発において、担当チームは骨身を削って研究を続けてくれました。
    (The development team worked themselves to the bone in researching the new product.)
  2. 営業部の社員たちは売上目標の達成のために骨身を削って取り組んでいます。
    (The sales team is working themselves to the bone to reach the sales target.)
  3. 経理部は決算処理のために骨身を削って対応に追われています。
    (The accounting team is overwhelmed and working tirelessly on the financial closing.)
  4. 彼は入社以来ずっと骨身を削って会社に貢献してきた、まさに信頼される存在です。
    (Since joining the company, he has worked himself to the bone, earning deep trust.)
  5. プロジェクトマネージャーは納期厳守のため骨身を削る思いで調整を重ねていました。
    (The project manager made countless adjustments, working to the bone to meet the deadline.)

「骨身を削る」は目上の方にそのまま使ってよい?

「骨身を削る」という言い方は、非常に強い意味を持ちますが、やや直接的で感情のこもった表現となるため、目上の方や取引先に使用する際は慎重になるべきです。例えば、目上の方の努力に対して「骨身を削る」という言葉を使うと、時にその苦労をややドラマチックに受け取られることがあり、過度に同情的・感情的と捉えられることがあります。相手の努力や尽力を丁寧に評価する意図があっても、その伝え方がやや重く響いてしまう可能性があるため、ビジネスではもう少し落ち着いた言い方が求められます。特に文書で使う場合、誤解を避けるためにも注意が必要です。

  • 直接的すぎて、丁寧さに欠ける印象を与えることがある
  • 感情的な言い回しと捉えられやすい
  • 取引先の業務内容にふさわしくない可能性がある
  • 相手の立場に応じた言葉選びが求められる
  • 相手の努力を「当然」と受け取っているように誤解される恐れ

「骨身を削る」の失礼がない言い換え

  • この度の案件に際しましては、多大なるご尽力を賜り、心より感謝申し上げます。
  • ご多忙の中、誠に熱心にご対応いただき、深く御礼申し上げます。
  • 長時間にわたり、真摯にご対応くださり、誠にありがとうございました。
  • ご尽力のほど、誠にありがたく、心より感謝申し上げます。
  • 常にご尽力くださっておりますこと、深く感謝しております。

適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?

書き出しの挨拶

  • いつもご多忙のところ、格別のお力添えを賜り、心より感謝申し上げます。
  • 平素より大変お世話になっており、心から厚く御礼申し上げます。
  • 日頃より並々ならぬご尽力をいただき、誠にありがとうございます。
  • いつも変わらぬご支援を賜り、深く感謝申し上げます。
  • ご高配を賜り、感謝の念に堪えません。引き続きよろしくお願いいたします。

締めの挨拶

  • 引き続きご無理のない範囲でご協力賜れますと幸いに存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 何かとご多忙の折、恐縮ではございますが、今後とも変わらぬご支援をお願い申し上げます。
  • 今後ともご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
  • 末筆ながら、皆様のますますのご発展とご健勝をお祈り申し上げます。
  • 本件につきましては、何卒ご高配を賜りますようお願い申し上げます。

注意する状況・場面は?

「骨身を削る」という言い方は、自分や他人の努力の大きさを強く伝える際に使いますが、使いどころを誤ると相手に誤解を与えたり、失礼な印象を与えることもあります。特に、ビジネス文書や改まった席でこの言葉を使う場合は注意が必要です。あまりにも直接的すぎたり、演出過剰に聞こえてしまうと、相手の感情に配慮していないように映ってしまいます。また、相手の苦労を表現する際にこの言葉を使うと、「そこまで追い詰めた」と感じさせてしまう可能性もあるため、配慮が求められます。感謝や労いの気持ちを伝えるなら、より穏やかで丁寧な言い方を選ぶことが望まれます。

  • 取引先や顧客に対して使用する際には慎重になるべき
  • 上司や役員に対して使うと、過剰に感情的と受け取られる可能性あり
  • 苦労を過度に強調するように聞こえる場合がある
  • 誤解を招く表現になりうるため、メールや書面では避けた方がよい
  • 感謝の気持ちが十分に伝わらないことがある

細心の注意払った言い方

  • この度は長期間にわたりご多忙にもかかわらず、ご丁寧にご対応くださり、心より御礼申し上げます。
  • 本件に関し、貴重なお時間と労力を割いていただき、深く感謝申し上げます。
  • ご多用中にも関わらず、常に真摯にご対応くださり、誠にありがとうございます。
  • ご尽力いただいたおかげで、無事に業務を進行することができ、心より感謝申し上げます。
  • 連日の業務においても変わらぬご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。

「骨身を削る」のまとめ・注意点

「骨身を削る」という言葉は、非常に強く心に残る言い回しであり、誰かが努力を惜しまず働いている姿を力強く描写することができます。感謝や敬意を伝えたい場面で適切に使えば、相手にその気持ちを強く印象づけることもできるでしょう。しかし、言葉の重さゆえに使い方には注意が必要です。相手の置かれた状況や立場をよく考え、慎重に選ぶ必要があります。目上の方や取引先に対しては、少し和らげた言い回しや丁寧な表現に置き換えることが望ましいです。そうすることで、より相手に寄り添った言い方となり、誤解や不快感を避けることができます。また、書面で使用する際には、その言葉が過度にドラマチックに響かないか注意を払うことも大切です。常に相手への敬意と感謝の気持ちを忘れず、慎重かつ丁寧な言葉選びを心がけましょう。