「著しい」一般的な意味と英語で言うと
「著しい」という言葉は、物事の変化や違い、進歩、劣化などが目に見えてはっきりと感じ取れるほど大きく、明白であることを指します。日常の中で使われる場合は、良い意味でも悪い意味でも、その変化や特徴が他と比べて際立っているときに用いられます。たとえば、成績の向上や売上の減少など、数値的な差や結果の違いがはっきりしている場合に使用されます。
英語では “remarkable” や “notable” が対応する言い回しとしてよく使われますが、状況によっては “significant” や “dramatic” と訳されることもあります。これらの単語も、何かの程度が普通ではなく目立っている場合に使われます。
「著しい 成長」や「著しい 変化」などで検索すると、多くの場合において企業活動や研究、経済、教育などの分野で使われていることが分かります。これらの分野では数値で進展や改善を評価することが多く、その変化が誰の目にも明白であることを強調するために「著しい」が使われています。また、「著しい」は比較的かたく丁寧な言い回しであり、公的な文書やビジネス文書にも違和感なく使える便利な語です。単に「すごい」や「目立つ」などでは伝わりづらい重みや信頼感を込めて伝える際に適しています。
著しいの一般的な使い方と英語で言うと
- 近年、彼の英語力は著しいほど向上しており、日常会話だけでなくビジネス会話にも困らないレベルに達しています。
(He has made remarkable progress in his English skills recently, reaching a level where he can handle not only daily conversation but also business discussions.) - この地域では都市開発が著しく進んでおり、わずか数年で景観が大きく変わってしまいました。
(Urban development has advanced dramatically in this area, and the landscape has changed significantly in just a few years.) - 新製品の発売により、売上は著しく増加し、前年比を大きく上回る結果となりました。
(The launch of the new product led to a notable increase in sales, far exceeding the figures from the previous year.) - 彼の体重はこの数ヶ月で著しく減少しており、周囲も心配するほどの変化です。
(His weight has decreased dramatically over the past few months, to a degree that is concerning to those around him.) - 近年の技術革新によって、製造コストが著しく削減され、企業の利益率が向上しました。
(Recent technological innovations have significantly reduced manufacturing costs and improved company profit margins.)
似ている言い回しと失礼がない言い回し
- 目覚ましい:特に成果や進歩が素晴らしい場合に使われます。
- 顕著な:データや現象などが明らかに目立つときに使います。
- 飛躍的な:急激かつ大きな進歩や変化を示すときに使われます。
- 大幅な:数量や割合が大きく変化したときに使われる語です。
- 際立った:他と比べて目立って優れている点を強調する際に使います。
性格や人格として言われた場合は?
「著しい」が人の性格や人格に対して使われることは稀ですが、もし使われた場合には、他者と比べて極端に目立つ特徴を持っていることを示します。たとえば、「著しく几帳面な性格」といった言い方では、普通のレベルを大きく超えて細かいところにまで注意を払う性質を意味します。ただし、人を形容する場合にはやや大げさに聞こえるため、意図せず強い印象を与えてしまうこともあります。そのため、使用の際には注意が必要です。性格の良し悪しにかかわらず、「著しい」と形容されることで、周囲との違いが際立って見える印象を与えることになります。
著しいをビジネスで使う場合はどういう意味か?
ビジネスの場面では、「著しい」は非常に重要な出来事や変化を客観的かつ丁寧に伝えるために使われます。売上、成績、成長、業績、需要など、数値で評価される項目に対して使用されることが多いです。
- 今回のキャンペーンの効果により、著しい成果が得られたことをご報告いたします。
(We are pleased to report that the campaign has yielded remarkable results.) - 新サービス導入後、顧客満足度に著しい改善が見られました。
(After introducing the new service, there was a notable improvement in customer satisfaction.) - 海外展開を進めた結果、著しい売上の拡大につながりました。
(As a result of expanding overseas, we experienced a significant increase in sales.) - コスト削減策により、利益率に著しい上昇が見られました。
(The cost-cutting measures have led to a remarkable improvement in profit margins.) - 市場の変化に対応し、我が社は著しい柔軟性を発揮しています。
(Our company has demonstrated remarkable flexibility in adapting to market changes.)
著しいは目上の方にそのまま使ってよい?
「著しい」という言葉は比較的丁寧でかたい言葉のため、ビジネス文書や報告書、プレゼンテーションなどではそのまま使って問題ないとされています。ただし、相手が目上の方や取引先であっても、内容や文脈により敬意を込めて伝える配慮は必要です。たとえば、結果や変化を「著しい」と評価する場合、それが自社や相手にとって肯定的なものであることを明確にすることが望ましいです。また、悪い変化を伝える場合には、単に「著しい減少」と書くのではなく、「著しい減少が確認されましたため、早急に対応策を検討しております」といったように、配慮ある文面と一緒に用いることで、より丁寧になります。
- 「著しい」は堅めの語なので、ビジネスでもそのまま使用可能。
- 使う際は敬語や丁寧な構成を意識することが重要。
- ネガティブな内容には補足説明を加え、配慮を示すべき。
- 目上の方に対しても、文脈次第で違和感なく使用可能。
- 乱用せず、必要な場面でだけ使用するよう心がける。
著しいの失礼がない言い換え
- 業績が安定して伸びており、非常に良好な推移が見られております。
- これまでにないレベルの進展が確認でき、関係者一同大変喜ばしく思っております。
- 一定期間で大きな変化が見受けられ、今後の展開に大きく期待しております。
- 顧客からの評価が高まり、着実な成果が生まれております。
- 全体的にポジティブな傾向が顕著となり、さらなる改善が見込まれます。
注意する状況・場面は?
「著しい」という語は、良くも悪くも目立った変化を指すため、使い方を間違えると相手に強い印象や不快感を与える可能性があります。特に、悪い変化や失敗について「著しい」という言葉をそのまま使うと、責任追及や批判と受け取られてしまう場合もあります。相手に対する配慮が求められる場面では、「著しい悪化」などのようにそのまま記述せず、「やや厳しい状況」「注意すべき変化が見られる」などと柔らかい言い回しを選ぶのが無難です。また、社内外問わず書面で使う場合には、文全体のトーンに合わせて使うよう心がけるべきです。強い表現であることを理解し、その重みを意識して使用することが大切です。
- 相手の失敗や課題に対して使用すると、批判と受け取られる可能性がある。
- 上司や取引先に悪い変化を報告する際は、柔らかい言い換えが望ましい。
- 強調しすぎることで、報告内容が一方的・攻撃的に見える恐れがある。
- 成果を評価する際には、謙虚なトーンを保つ配慮が必要。
- 頻繁に使うと文全体が過剰になり、信頼性が損なわれるおそれがある。
著しいのまとめ・注意点
「著しい」は、物事の変化や結果がはっきりとしていて、人目で分かるほどの違いがあるときに使われる言葉です。良い結果にも悪い結果にも使える便利な語ですが、その分、使い方には細やかな注意が必要です。特に、ビジネスや目上の方とのやりとりの中で使う場合には、相手への敬意と文章全体のバランスを意識して丁寧に使うことが大切です。乱用せず、必要な場面で的確に使うことで、言葉の重みと信頼性が保たれます。また、「著しい」は数値の変化や目に見える成果を伝えるときに相性が良く、文章の中で事実を明確に伝えたいときに活躍します。その反面、感情的な印象を与えやすい言葉でもあるため、冷静かつ客観的な文脈の中で使うことが望まれます。柔らかい言い回しと併用しながら、丁寧な語調で伝えるよう心がけると安心です。ビジネスの文章では、正確さと礼儀の両方を備えた語として上手に活用していきましょう。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

