SharePointの「サービス終了」って本当?
皆さん、最近「SharePointのサービスが終わるらしい」という話を聞いて、不安になったことはありませんか? 結論から申し上げますと、SharePointサービス全体がなくなるわけではありません。これは大きな誤解なのです。
なぜそんな話が出たの?
では、なぜこのような誤解が広まってしまったのでしょうか。それにはいくつか理由があります。
古いSharePointのサポートが終わるから
多くの企業で使われているオンプレミス版のSharePoint Serverには、それぞれサポート期間が定められています。たとえば、SharePoint Server 2016や2019の延長サポートは、2026年7月14日に終わる予定です。この「サポート終了」が、「SharePoint自体が使えなくなる」という誤解を生んでしまった一因です。
一部の機能がなくなるから
SharePointには様々な機能がありますが、その中には廃止されたり、サポートが終了するものがいくつかあります。特に、SharePoint Designerというワークフロー作成ツールが2026年7月14日でサポートを終えることは、多くの関係者にとって大きなニュースでした。これが「SharePointの機能が使えなくなる」という話になり、それが拡大解釈されてしまったようです。
クラウド移行が進んでいるから
近年、Microsoft 365というクラウドサービスへの移行が加速しています。SharePointもクラウド版のSharePoint Onlineが主流となり、オンプレミス版の利用は減少傾向にあります。この「新しいサービスへの移行」が、「古いサービスが終わる」という印象を与えてしまったのかもしれません。
情報が入り乱れているから
インターネット上には様々な情報があふれており、中には古い情報や断片的な情報も少なくありません。これらの情報が混ざり合い、混乱を招いてしまった可能性も考えられます。正確な情報を得るためには、Microsoft公式の情報源を確認することが最も重要です。
あなたのSharePointは大丈夫?確認しよう
ご自身の会社で使っているSharePointが、今回の「サポート終了」や「機能廃止」の対象になるのか、不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。ご自身の環境を確認し、適切に対応することが重要です。
使っているSharePointのバージョンを知る
まずは、現在利用しているSharePointがどのバージョンなのかを確認しましょう。
オンプレミス版とクラウド版の違い
SharePointには、自社サーバーに導入する「オンプレミス版」と、Microsoftが提供するクラウドサービスとして利用する「SharePoint Online(Microsoft 365の一部)」の2種類があります。どちらを利用しているかで、今後の対応は大きく異なります。
バージョン番号を確認する方法
オンプレミス版の場合は、SharePointの管理画面やサーバーの設定からバージョン情報を確認できます。例えば、「SharePoint Server 2016」や「SharePoint Server 2019」といった表記で確認が可能です。
Microsoft 365を使っているか
もし、皆さんの会社がMicrosoft 365の契約をしていて、その中でSharePointを利用しているのであれば、それは「SharePoint Online」です。SharePoint Onlineは、常に最新の機能が提供されるため、今回の「サポート終了」の心配はほとんどありません。
わからない時はどうすれば?
もし、ご自身で使っているSharePointのバージョンや種類が分からない場合は、社内の情報システム部門や、ITベンダーに確認してみるのが一番確実です。早めに状況を把握し、対策を立てることが大切です。
SharePointの「なくなる機能」と「サポート期限」
先ほど「一部の機能がなくなる」というお話をしましたが、具体的にどのような機能が対象で、いつまで使えるのでしょうか。知っておくべき情報をまとめてみました。
ワークフロー作成ツール「SharePoint Designer」
これまで多くの業務自動化に活用されてきたSharePoint Designerですが、そのサポートが終了します。
いつまで使えるの?
SharePoint Designerのサポートは2026年7月14日に終了します。 この日以降は、セキュリティ更新プログラムや技術サポートが提供されなくなり、もし問題が発生しても自己責任での対応となります。
どんなワークフローが影響を受ける?
主にSharePoint 2010ワークフローやSharePoint 2013ワークフローなど、SharePoint Designerで作成されたオンプレミス環境や古いSharePoint Online環境のワークフローが影響を受けます。これらのワークフローは、サポート終了後に正常に動作しなくなる可能性があります。
新しいワークフローはどうするの?
後継となるツールとして、Power Automate(パワー・オートメイト)が推奨されています。Power Automateは、SharePoint Designerではできなかったような、より高度で柔軟な自動化を実現できます。
放置するとどうなる?
SharePoint Designerで作成されたワークフローを放置しておくと、業務プロセスが停止したり、予期せぬエラーが発生したりする可能性があります。サポート終了日までに、代替策への移行を検討する必要があります。
SharePoint Designerの後継「Power Automate」のすごさ
SharePoint Designerのサポート終了に伴い、その代替として注目されているのがPower Automate(パワー・オートメイト)です。このツールがいかに優れているか、ご紹介します。
Power Automateってどんなもの?
Power Automateは、Microsoftが提供する「Power Platform」の一部で、様々なシステムやアプリケーション間での自動化されたワークフローを簡単に作成できるサービスです。
誰でも簡単に自動化できる
プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でワークフローを構築できます。視覚的に分かりやすいインターフェースなので、ITに詳しくない方でも業務の自動化に挑戦しやすいでしょう。
たくさんのサービスとつながる
SharePointはもちろん、OutlookやTeams、OneDriveといったMicrosoft 365のサービスだけでなく、SalesforceやTwitter、Dropboxなど、数百種類もの外部サービスと連携できる「コネクタ」が用意されています。これにより、社内外の多様な業務プロセスを横断して自動化することが可能になります。
複雑な業務も自動化できる
承認プロセスや条件分岐、繰り返し処理など、SharePoint Designerでは難しかったような複雑な業務フローも、Power Automateなら柔軟に設計できます。例えば、「特定の条件を満たした場合のみ上司に承認を依頼し、却下されたら自動で通知する」といったフローも実現できます。
Microsoftが力を入れているサービス
Power Automateは、Microsoftが今後も力を入れていく戦略的なサービスです。そのため、常に新しい機能が追加されたり、改善されたりしています。最新の自動化技術を取り入れながら、安心して長く利用できるでしょう。
Power Automateへ移行する時の大事なこと
SharePoint DesignerのワークフローをPower Automateに移行することは、単なるツールを置き換えるだけではありません。これは、業務プロセスをより効率的に、よりモダンに改善する絶好の機会です。
移行前に準備すること
闇雲に移行を始めるのではなく、事前の準備が成功の鍵を握ります。
今あるワークフローを全部洗い出す
まずは、現在SharePoint Designerで動いているワークフローをすべてリストアップしましょう。一つ一つ、何のために、どのような目的で使われているのかを詳細に把握することが大切です。
本当に必要なワークフローか見直す
洗い出したワークフローの中には、今はもう使われていないものや、別の方法で対応できるものがあるかもしれません。この機会に、本当に必要なワークフローだけを残し、不要なものは廃止することも検討しましょう。
業務プロセス自体を見直す
ワークフローの移行は、業務プロセス自体を見直すチャンスです。Power Automateの機能を使えば、これまでのやり方よりもっと効率的になる部分がないか、新しい視点で考えてみましょう。
移行計画をしっかり立てる
どのワークフローをいつまでに移行するのか、誰が担当するのかなど、具体的な計画を立てることが重要です。特に複雑なワークフローは、段階的に移行を進めるのが賢明です。
移行をスムーズに進めるヒント
いざ移行作業を進める際に役立つポイントをいくつかご紹介します。
小さく始めて成功体験を積む
いきなり大規模なワークフローから取り組むのではなく、まずは比較的シンプルで影響の少ないワークフローからPower Automateで再構築してみましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、自信を持って次のステップに進めます。
Microsoftの移行ツールを活用する
Microsoftからは、SharePoint Migration Tool (SPMT) など、移行を支援するツールが提供されています。これらを活用することで、手作業の負担を軽減できる可能性があります。ただし、完全に自動で移行できるわけではないため、手動での調整や再設計は必要になります。
テストを念入りに行う
Power Automateで新しく作成したワークフローは、必ず本番環境に適用する前に、十分なテストを行いましょう。様々なパターンを想定し、意図通りに動作するか、エラーが発生しないかなどを徹底的に確認することが重要です。
わからないことは専門家に聞く
Power Automateは奥が深く、時には専門知識が必要となる場合もあります。もし行き詰ってしまったら、Microsoftの公式ドキュメントやコミュニティを活用したり、専門のベンダーに相談したりすることも有効な手段です。
SharePoint Onlineはもっと進化する!
「SharePointはなくなる」という誤解を払拭し、むしろSharePoint OnlineはMicrosoft 365の中心として、これからも進化を続けていきます。
Microsoft 365の中心にあるSharePoint
SharePoint Onlineは、単なるファイル共有の場ではありません。Microsoft 365のエコシステムの中で、様々な役割を担っています。
ファイル共有の場所として
OneDriveと連携し、個人やチームのファイルを安全に保存・共有するための重要な場所です。どこからでもアクセスでき、共同編集もスムーズに行えます。
社内ポータルサイトとして
企業の情報を集約し、社員が必要な情報にアクセスできるポータルサイトとしても活用できます。お知らせや規定、部署ごとの情報などを一元管理し、情報共有を円滑にします。
チームの共同作業の場として
Microsoft Teamsと連携し、チームの共同作業を支える役割も果たします。チームのファイルを管理したり、プロジェクトの進捗を共有したりと、チームの生産性向上に貢献します。
コンテンツ管理の仕組みとして
ドキュメントのバージョン管理やアクセス権限の設定など、企業にとって重要なコンテンツを適切に管理するための強力な機能を提供します。これにより、情報の整合性を保ち、セキュリティを確保できます。
これからのSharePointに期待すること
Microsoftは、ユーザーからのフィードバックを取り入れながら、SharePoint Onlineの機能強化を継続的に行っています。
AIとの連携がさらに進む
CopilotのようなAI機能との連携が今後さらに強化されるでしょう。これにより、必要な情報を素早く見つけたり、文書作成をサポートしたりと、業務効率が格段に向上する可能性があります。
ユーザー体験の向上
より直感的で使いやすいインターフェースや機能が提供されることで、ユーザーはストレスなくSharePointを活用できるようになるでしょう。
セキュリティとコンプライアンスの強化
企業の重要な情報を扱うSharePointにおいて、セキュリティとコンプライアンスは非常に重要な要素です。Microsoftは常に最新の脅威に対応し、より安全な環境を提供し続けるでしょう。
外部連携の拡大
Power Automateだけでなく、様々な外部サービスとの連携がさらに強化されることで、SharePointがビジネスプロセスの中心的なハブとしての役割を強めることが期待されます。
サポート終了を乗り越える!
SharePointのサポート終了や機能廃止は、決してネガティブなことばかりではありません。これを機に、自社の情報活用基盤を見直し、よりモダンで効率的な環境を構築するチャンスと捉えましょう。
段階的な移行計画を立てる
いきなりすべてを変えようとすると、混乱が生じやすくなります。
影響の少ないものから始める
まずは、サポート終了の影響が比較的少ない機能や、小規模なワークフローから移行を始めましょう。成功体験を積み重ねることで、従業員の不安を軽減し、スムーズな移行を促進できます。
複数のフェーズに分ける
移行作業を「準備フェーズ」「テストフェーズ」「本稼働フェーズ」など、複数のフェーズに分割します。各フェーズで目標を設定し、着実に進めていくことが重要です。
定期的に進捗を確認する
移行プロジェクトの進捗状況を定期的に確認し、問題が発生した場合は速やかに対応します。関係者間で情報を共有し、協力しながら進めていきましょう。
柔軟な対応を心がける
計画通りに進まないこともあります。予期せぬ問題が発生した際には、柔軟に対応し、計画を修正することも厭わない姿勢が求められます。
移行を成功させるためのチーム作り
円滑な移行には、社内の協力体制が不可欠です。
責任者を明確にする
移行プロジェクトの責任者を明確にし、リーダーシップを発揮してもらうことが重要です。責任者が中心となり、プロジェクト全体を統括することで、一貫した方針で進められます。
各部署からの代表者を巻き込む
各部署から代表者を選出し、プロジェクトチームに加わってもらいましょう。現場のニーズや課題を把握し、移行後の業務にスムーズに接続できるよう、意見を取り入れることが大切です。
社内での情報共有を徹底する
移行の目的やメリット、進捗状況などを社内全体に定期的に共有しましょう。従業員が不安を感じないよう、透明性のあるコミュニケーションを心がけてください。
必要に応じて外部の専門家を活用する
社内リソースだけでは難しい場合や、専門的な知識が必要な場合は、外部のコンサルタントやITベンダーの協力を得ることも有効な選択肢です。専門家の知見を活用することで、より効率的かつ確実に移行を進められます。
従業員への説明とトレーニングの重要性
新しいシステムやツールを導入しても、それを使いこなせなければ意味がありません。特に、業務の中心にあるSharePointやワークフローが変更される場合、従業員への丁寧な説明とトレーニングが不可欠です。
なぜトレーニングが必要なの?
トレーニングは、単に新しいツールの使い方を教えるだけではありません。
新しいツールへの不安をなくす
人は変化に対して抵抗を感じやすいものです。新しいツールを導入する際、従業員が抱く「使いこなせるだろうか」「仕事が増えるのではないか」といった不安を取り除くためには、丁寧な説明とサポートが欠かせません。
業務効率を維持・向上させる
新しいツールを正しく使いこなせるようになれば、業務効率の低下を防ぎ、むしろこれまでのやり方よりもさらに効率を向上させることが期待できます。トレーニングは、そのための投資です。
従業員のスキルアップに繋がる
新しいツールや技術を学ぶことは、従業員自身のスキルアップにも繋がります。これは、個人のキャリア形成だけでなく、組織全体のITリテラシー向上にも貢献します。
トラブルを未然に防ぐ
ツールの使い方を十分に理解していないと、操作ミスや設定の誤りなど、予期せぬトラブルが発生する可能性が高まります。適切なトレーニングは、これらのトラブルを未然に防ぐためにも重要です。
効果的なトレーニングのポイント
どのような点に注意してトレーニングを実施すれば良いのでしょうか。
目的を明確にする
「なぜこの新しいツールが必要なのか」「これを使うことで何が変わるのか」といった、トレーニングの目的とメリットを明確に伝えましょう。従業員が納得して取り組めるよう、具体的な事例を交えながら説明することが効果的です。
実際に触れる機会を設ける
座学だけでなく、実際にツールを操作する時間を十分に確保しましょう。ハンズオン形式で、簡単な操作からステップバイステップで学ぶことで、習熟度が高まります。
質問しやすい雰囲気を作る
トレーニング中に疑問点があれば、すぐに質問できるような雰囲気を作りましょう。疑問をそのままにせず、その場で解決することで、理解が深まります。
継続的なサポート体制を整える
トレーニングが終わった後も、従業員が困った時に質問できる窓口や、参照できるマニュアルなどを準備しておきましょう。継続的なサポートは、新しいツールが定着するために不可欠です。
移行後のSharePointをもっと便利に!
SharePoint Designerからの移行を終え、新しいPower Automateでのワークフローが稼働し始めたら、今度はその新しい環境を最大限に活用し、業務をさらに効率化する方法を考えていきましょう。
Power Automateでできることの広がり
SharePoint Designerでは実現できなかった、Power Automateならではの活用方法があります。
外部システムとの連携
Power Automateは、SharePointやMicrosoft 365のサービスだけでなく、Salesforceや外部の会計システム、SNSなど、非常に多くの外部サービスと連携できます。これにより、これまで手作業で行っていたシステム間のデータ連携や情報共有を自動化し、業務プロセス全体を効率化することが可能です。
定期的なレポート作成の自動化
ExcelやPower BIなどと連携し、SharePointに蓄積されたデータを使って定期的なレポートを自動で作成し、関係者にメールで送信するといった自動化も可能です。これにより、レポート作成にかかる時間を大幅に削減し、データ分析に集中できる時間を増やせます。
AIを活用した業務自動化
Power Automateには、AI Builderという機能が統合されており、画像認識やフォーム処理、テキスト分析といったAI機能をワークフローに組み込むことができます。例えば、請求書の画像から自動で情報を抽出し、SharePointリストに登録するといった高度な自動化も実現可能です。
モバイルからの承認や操作
Power Automateのモバイルアプリを利用すれば、外出先からでもワークフローの承認を行ったり、必要な情報を確認したりすることが可能です。これにより、業務のスピードが向上し、場所にとらわれない働き方を実現できます。
SharePoint Onlineの新しい使い方
SharePoint Online自体も日々進化しており、新しい活用方法が生まれています。
コミュニティサイトの構築
SharePoint Onlineのモダンサイトを活用して、社内の部署横断的なコミュニティサイトや、特定のプロジェクトに特化したコラボレーションサイトを簡単に構築できます。情報共有だけでなく、社員間のコミュニケーションを活性化させる場としても活用可能です。
モダンなドキュメントライブラリの活用
従来のドキュメントライブラリに加え、モダンなビューやメタデータ管理機能を活用することで、より直感的に必要なファイルを探しやすくなります。バージョン管理や共同編集機能もさらに強化されています。
ニュース機能で情報発信
SharePointのニュース機能を使えば、社内のお知らせやブログ記事などを簡単に作成し、全社員に効果的に情報発信できます。モバイル対応もしているため、いつでもどこでも最新情報を確認できます。
Power Appsとの連携で業務アプリ開発
Power Automateだけでなく、Power Appsと連携することで、SharePointリストをデータソースとした業務アプリケーションを簡単に開発できます。例えば、備品管理アプリや申請アプリなどを自社で作成し、業務の効率化を図ることが可能です。
移行はチャンス!業務改善のきっかけに
SharePoint Designerのサポート終了は、単にツールを乗り換えるだけでなく、自社の業務プロセス全体を見直す大きなチャンスです。この機会を活かして、より効率的で生産性の高い働き方を実現しましょう。
現状の課題を洗い出す良い機会
新しいツールへの移行は、今の業務における問題点を浮き彫りにする絶好の機会です。
無駄なプロセスがないか
これまでのワークフローや業務プロセスの中に、非効率な手順や重複している作業はありませんか? 移行を機に、これらの無駄を徹底的に排除し、スリムなプロセスを再構築しましょう。
手作業が多い部分はないか
未だに手作業で行っているデータ入力や情報共有、承認作業などはありませんか? Power Automateを活用すれば、これらの手作業の多くを自動化し、ヒューマンエラーのリスクを減らすことができます。
情報が散在していないか
ファイルや情報が様々な場所にバラバラに保存されていて、必要な情報を探すのに時間がかかっていませんか? SharePoint Onlineの機能を活用し、情報を一元管理することで、情報探索にかかる時間を削減できます。
コミュニケーションにボトルネックはないか
承認フローや情報共有の遅れによって、業務が停滞していることはありませんか? Power Automateの承認機能やTeamsとの連携を活用することで、スムーズなコミュニケーションを実現し、業務の停滞を防ぎます。
業務改善に繋がる具体的なステップ
課題を洗い出したら、具体的な改善策を検討し、実行に移しましょう。
業務プロセスの可視化
まずは、現在の業務プロセスをフローチャートなどで可視化してみましょう。どこにボトルネックがあるのか、どこを改善できるのかが明確になります。
自動化の優先順位付け
洗い出した課題や非効率な業務の中から、Power Automateで自動化することで最も効果が高いと思われるものから優先順位を付けて取り組んでいきましょう。費用対効果を意識することも大切です。
小さな成功を積み重ねる
いきなり大きな改革を目指すのではなく、まずは小さな業務の自動化から始めて、成功体験を積み重ねましょう。これにより、従業員の協力も得やすくなります。
定期的な見直しと改善
一度自動化した業務も、時間が経てば新たな課題が見つかることもあります。定期的にワークフローやプロセスを見直し、改善を続けることで、常に最適な状態を維持できます。
専門家の力を借りて安心移行!
自社での移行作業に不安を感じる、リソースが不足している、といった場合には、外部の専門家やベンダーの協力を得ることも非常に有効な選択肢です。
移行の専門家とは?
SharePointやPower Automateの移行に特化した知識と経験を持つプロフェッショナルです。
最新の知識を持っている
Microsoftの最新のサービスや機能、移行方法に関する深い知識を持っています。自社だけでは追いつけない情報も、専門家であれば常に把握しています。
豊富な経験がある
これまで多くの企業の移行プロジェクトを支援してきた経験があります。様々な事例や成功・失敗パターンを知っているため、貴社に最適な移行計画を提案してくれます。
効率的な移行方法を提案する
時間やコストを抑えながら、効率的に移行を進めるためのノウハウを持っています。例えば、既存のデータをスムーズに移行するツールや手法についても詳しいため、手作業による負担を軽減できます。
トラブル対応もお任せ
移行作業中に予期せぬトラブルが発生した場合でも、専門知識を活かして迅速かつ適切に対応してくれます。これにより、移行期間中の業務への影響を最小限に抑えることができます。
専門家を選ぶ時のポイント
依頼する専門家を選ぶ際には、いくつかの点を考慮しましょう。
実績と経験が豊富か
SharePointやPower Automateの移行実績が豊富であるかを確認しましょう。特に、貴社と同じような業種や規模の企業での支援経験があるかどうかも重要です。
丁寧なヒアリングと提案力があるか
貴社の現状や課題を丁寧にヒアリングし、それに基づいた具体的な移行計画やソリューションを提案してくれるかどうかを見極めましょう。一方的な提案ではなく、貴社のニーズに寄り添った対応をしてくれるかが重要です。
サポート体制がしっかりしているか
移行中だけでなく、移行後の運用サポート体制も充実しているかを確認しましょう。何か問題が発生した際に、迅速かつ的確なサポートが受けられるかどうかが重要です。
コミュニケーションが円滑か
専門家とのコミュニケーションがスムーズに取れるかどうかも大切なポイントです。技術的な内容だけでなく、ビジネス的な視点も含めて分かりやすく説明してくれる担当者だと安心です。
SharePointの未来:AIと共存する世界
SharePointはこれからも進化を続け、特にAI(人工知能)との連携がますます深まることで、私たちの働き方を大きく変えていく可能性があります。
AIがSharePointの何を変える?
AIは、SharePointでの情報管理や業務プロセスをよりスマートで効率的なものに変えていきます。
情報検索がもっと楽に
膨大なSharePoint上のドキュメントや情報の中から、必要なものをピンポイントで探し出すのが、AIの力で格段に簡単になります。キーワードだけでなく、文脈を理解して最適な情報を提案してくれるようになるでしょう。
ドキュメント作成をサポート
AIが文書の草案を作成したり、会議の議事録を自動で要約したりと、ドキュメント作成のプロセスをサポートします。これにより、従業員はより創造的な業務に集中できるようになります。
自動分類とタグ付け
SharePointにアップロードされたファイルをAIが自動で内容を判断し、適切なフォルダーに分類したり、タグを付けたりすることが可能になります。これにより、手作業での整理の手間が省け、情報の管理が効率化されます。
パーソナライズされた情報提供
AIが個々のユーザーの業務内容や関心に合わせて、パーソナライズされた情報やニュースをSharePoint上で提供するようになります。これにより、必要な情報に素早くアクセスできるようになり、情報過多を防ぎます。
AIと上手く付き合うために
AIの恩恵を最大限に享受するためには、私たち自身も準備が必要です。
AIリテラシーを高める
AIがどのような仕組みで動いているのか、得意なことや苦手なことは何か、といった基本的な知識を身につけることが重要です。これにより、AIを適切に活用し、その限界も理解できるようになります。
データの質を高める
AIは、学習するデータの質に大きく依存します。SharePointに保管するドキュメントや情報の質を高めることが、AIを効果的に活用するための前提となります。
AIとの協業を学ぶ
AIはあくまでツールであり、人間の仕事を完全に代替するものではありません。AIが得意なことはAIに任せ、人間はより高度な判断や創造的な業務に集中するといった、「AIとの協業」のスキルを学ぶことが求められます。
ガバナンスとセキュリティを意識する
AIを活用する際には、データのプライバシーやセキュリティ、AIの公平性といったガバナンスの側面も十分に考慮する必要があります。適切なルールを定め、安全にAIを活用していくことが重要です。
よくある質問:SharePointのこれから
SharePointの今後の利用について、よく聞かれる質問とその回答をまとめました。皆さんの疑問解消の一助となれば幸いです。
今使っているSharePointはどうなる?
現在の利用状況によって対応が変わります。
SharePoint Onlineを使っている場合
Microsoft 365の契約でSharePoint Onlineを利用している場合、特別な対応は必要ありません。常に最新の機能が提供され、サポートも継続されます。廃止される特定の機能(例:SharePoint Designerのワークフロー)を使っている場合は、代替機能への移行を検討しましょう。
古いオンプレミス版を使っている場合
SharePoint Server 2016や2019など、サポート終了が迫っているオンプレミス版をご利用の場合は、セキュリティリスクを考慮し、SharePoint Onlineへの移行を強く推奨します。移行が難しい場合は、延長サポート契約の有無や、セキュリティ対策の強化を検討する必要があります。
何も対策しないとどうなる?
サポートが終了したバージョンや機能を使い続けると、セキュリティ上の脆弱性が修正されなくなり、情報漏洩やシステムダウンのリスクが高まります。また、新しい機能が利用できないため、業務効率の向上も期待できません。
新しいSharePointに変わるの?
SharePoint Onlineは定期的に機能アップデートが行われており、徐々に新しいUIや機能が追加されています。自動的に最新の状態に保たれるため、ユーザーが意識することなく、より使いやすい環境へと変化していきます。
SharePointとの「賢い付き合い方」
ここまで、SharePointの「サービス終了」という誤解を解き、今後のSharePointのあり方や、Power Automateへの移行、そしてAIとの連携について解説してきました。最後に、SharePointとの「賢い付き合い方」についてお伝えします。
変化を受け入れ、活用する姿勢
テクノロジーは常に進化しています。SharePointも例外ではありません。
新しい技術へのアンテナを張る
Microsoftの発表やIT関連のニュースに目を向け、SharePointやMicrosoft 365の最新情報を常にキャッチアップする姿勢が重要です。これにより、新しい機能をいち早く業務に取り入れ、効率化を図ることができます。
積極的に学ぶ姿勢を持つ
Power Automateのような新しいツールも、最初は戸惑うかもしれません。しかし、積極的に学習し、実際に使ってみることで、その便利さを実感できるでしょう。会社が提供するトレーニングや、オンラインの学習リソースを積極的に活用しましょう。
業務プロセスの見直しを恐れない
これまでのやり方に固執せず、より良い方法がないかを常に探求する姿勢が大切です。テクノロジーの進化に合わせて、業務プロセスを柔軟に見直していくことで、組織全体の生産性を高めることができます。
変化をチャンスと捉える
サポート終了や機能廃止は、一見ネガティブな情報に思えるかもしれません。しかし、これを「もっと良いものに変えるチャンス」と捉えることで、新しい価値を生み出し、競争力を高める原動力とすることができます。
今後の情報収集と行動について
不確実な情報に惑わされず、正しい知識に基づいて行動することが重要です。
Microsoft公式情報を参照する
最も正確で最新の情報は、Microsoftの公式ウェブサイトやドキュメントに掲載されています。何か疑問に感じたら、まずは公式情報源を確認する習慣をつけましょう。
社内のIT部門や専門家に相談する
もし、ご自身で判断が難しい場合は、社内の情報システム部門や、外部のITコンサルタント、ベンダーに相談してください。専門家の知見を借りることで、貴社に最適な対策を講じることができます。
早めの計画と行動が重要
サポート終了や機能廃止の期日は着実に近づいています。直前になって慌てないよう、早めに現状を把握し、移行や対策の計画を立て、実行に移すことが何よりも重要です。
継続的な改善を心がける
一度移行すれば終わりではありません。ビジネス環境やテクノロジーは常に変化します。SharePointの活用についても、定期的に見直しを行い、継続的な改善を心がけることで、常に最適な情報共有・共同作業環境を維持できるでしょう。

