Teamsで「メンバーを追加できませんでした」?その原因と解決策を徹底解説!
Microsoft Teamsで新しいプロジェクトメンバーをチームに追加しようとしたら、「メンバーを追加できませんでした」というエラーメッセージが出て、先に進めない…そんな経験はありませんか? せっかくチーム体制を整えようとしているのに、肝心のメンバーが追加できないとなると、プロジェクトの開始が遅れたり、情報共有が滞ったりと、仕事に大きな支障が出てしまいますよね。まるで、新しい仲間を歓迎しようとしたら、なぜかドアが開かないような状態です。
この「メンバーを追加できませんでした」というエラーは、Teamsユーザーが遭遇しやすいトラブルの一つですが、いくつかの原因が考えられます。そして、その多くは適切な対処法で解決できます。
Teamsでメンバーが追加できないのはなぜ?
Teamsで「メンバーを追加できませんでした」というエラーが表示される原因は、あなたの権限、追加しようとしているメンバーの状態、チームの設定、あるいは組織のITポリシーまで、多岐にわたります。まるで、新しい住人をマンションに招こうとしたら、鍵が合わなかったり、部屋が満室だったり、管理組合の承認が必要だったりするようなものです。ここでは、よくある原因をいくつかご紹介しますので、あなたの状況に当てはまるものがないか確認してみてください。
あなたにメンバーを追加する権限がないかも?
Teamsでメンバーを追加できるのは、基本的に「チームの所有者(オーナー)」の権限を持つユーザーです。もしあなたが「メンバー」の権限しかない場合、新しいメンバーを追加することはできません。
追加したいメンバーがすでにチームにいるかも?
シンプルですが、追加しようとしているメンバーがすでにそのチームに参加している場合、再度追加することはできません。
ゲストユーザーを追加しようとしているかも?
組織外のユーザー(社外の協力会社の方など)をゲストとしてチームに追加しようとしている場合、組織のセキュリティポリシーによっては、ゲスト追加が制限されていることがあります。また、ゲスト追加の際には、招待された側での承認プロセスが必要になります。
追加しようとしているメンバーのメールアドレスが間違っているかも?
入力したメールアドレスのスペルが間違っていたり、存在しないアドレスだったりすると、Teamsはそのメンバーを見つけられず、追加に失敗します。
チームのメンバー数に上限があるかも?
Teamsの1つのチームに参加できるメンバー数には上限(現在、最大25,000人)があります。ごく稀にですが、この上限に達している場合、新しいメンバーを追加できなくなります。
組織のITポリシーで制限されているかも?
企業や組織によっては、IT管理者がTeamsでのメンバー追加(特にゲストの追加)や、特定のドメインからのユーザーの追加を制限している場合があります。これは、セキュリティやコンプライアンス上の理由からです。
まず試したい!簡単な解決方法
Teamsで「メンバーを追加できませんでした」と出た時に、まず試してほしい基本的な解決方法をご紹介します。焦らず、一つずつ確認してみてください。多くの場合、これらの簡単な手順で問題が解消されます。
あなたの権限を確認してみよう
チームにメンバーを追加できるのは、通常「所有者(オーナー)」の役割を持つユーザーだけです。まず、あなたがメンバーを追加しようとしているチームでの自身の役割を確認してみましょう。
権限の確認方法例
- Teamsアプリで、メンバーを追加したいチームを選択します。
- チーム名の横にある「…(その他のオプション)」をクリックします。
- 「チームを管理」を選択します。
- 「メンバー」タブを開き、あなたの名前の横に表示されている「役割」が「所有者」になっているか確認します。もし「メンバー」になっている場合は、チームの所有者にメンバーの追加を依頼するか、所有者権限の付与を相談してみましょう。
追加したいメンバーがすでに参加していないか確認しよう
追加しようとしているメンバーが、すでにそのチームにいるかどうかを「チームを管理」画面の「メンバー」タブで確認してみましょう。もしリストに名前があれば、それ以上追加することはできません。
追加したいメンバーのメールアドレスを再確認しよう
入力したメールアドレスに間違いがないか、もう一度よく確認してください。特に、組織外のゲストユーザーを追加する場合、正確なメールアドレスが必要です。わずかなスペルミスでも追加に失敗します。
パソコンをもう一度立ち上げ直してみよう
一番手軽で、意外と効果があるのがPCの再起動です。PCを再起動することで、一時的なシステムの不具合やTeamsアプリのメモリ解放が行われ、メンバーの追加が正常に行えるようになることがあります。まるでPCに「ちょっとリフレッシュして頭を冷やしてね」と言ってあげるようなものです。
Teamsアプリを一度閉じてから開いてみよう
Teamsアプリがフリーズしているだけの場合や、一時的な不具合が発生している場合、一度完全に終了させてから再度起動することで問題が解決することがあります。単にウィンドウを閉じるだけでなく、タスクマネージャー(Windowsの場合: Ctrl + Shift + Esc、Macの場合: Command + Option + Esc)からTeamsのプロセスを終了させると確実です。
もっと深く!原因を探る改善策
簡単な方法で解決しない場合は、もう少し深く原因を探り、それに応じた改善策を試してみましょう。まるで、専門家がより詳細なトラブルシューティングを行うようなものです。
ゲストユーザーの追加制限を確認しよう
もし組織外のユーザーをゲストとして追加できない場合、組織のAzure Active Directory(現 Microsoft Entra ID)のゲストアクセス設定で制限されている可能性があります。
ゲストアクセス設定の確認(IT管理者向け)
- Microsoft Teams管理センター(
admin.teams.microsoft.com)にサインインします。 - 左側のメニューで「ユーザー」>「ゲストアクセス」に移動します。
- 「Teamsへのゲストアクセスを許可する」が「オン」になっているか確認します。
- Microsoft Entra 管理センター(
entra.microsoft.com)でも、「外部コラボレーションの設定」を確認し、ゲストユーザーの追加が許可されているか、招待を許可するドメインが制限されていないかを確認する必要があります。
Teamsアプリのキャッシュを消してみよう
Teamsアプリのキャッシュ破損が、メンバー追加機能に影響を与えている可能性があります。これをクリアすることで、多くの場合、問題が解決します。Teamsアプリは、動作を速くするために一時ファイル(キャッシュ)を保存しています。このキャッシュが破損したり古くなったりすると、Teamsの正常な動作に悪影響を与えることがあります。
Teamsキャッシュのクリア方法例
Windowsの場合
- Teamsアプリを完全に終了させます(タスクマネージャーからも終了していることを確認)。
- ファイルエクスプローラーを開き、アドレスバーに
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnterキーを押します。 - 開いたフォルダ内の「Cache」フォルダと「GPUCache」フォルダ、さらに「IndexedDB」フォルダの内容(
IndexedDBフォルダ自体ではなくその中のファイル)を削除します。重要なファイルは含まれていませんのでご安心ください。 - パソコンを再起動し、Teamsを再度起動してメンバー追加を試してみてください。
Macの場合
- Teamsアプリを完全に終了させます。
- Finderを開き、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
- ボックスに
~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsと入力して「移動」をクリックします。 - 開いたフォルダ内の「Application Cache」「Cache」「Code Cache」「GPUCache」「IndexedDB」などの全てのフォルダを削除します。
- パソコンを再起動し、Teamsを再度起動してメンバー追加を試してみてください。
Teamsアプリをもう一度入れ直してみよう
キャッシュのクリアなどで解決しない場合、Teamsアプリのプログラムファイル自体が破損している可能性もゼロではありません。この場合は、再インストールが最も確実な解決策です。一度Teamsをアンインストールし、Microsoftの公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてみてください。
組織のIT管理者向け!さらに詳細な原因と解決策
この問題は、ユーザー側でできることが限られている場合が多く、Microsoft 365/Azure AD(現 Microsoft Entra ID)の管理者設定を管理しているIT管理者の方による確認と調整が必要になります。
組織全体でのゲストアクセス設定を確認しよう
前述の通り、ゲストの追加に関する最も一般的な制限は、Microsoft Entra IDの外部コラボレーション設定にあります。
Microsoft Entra IDでのゲストアクセス設定確認(IT管理者向け)
- Microsoft Entra 管理センター(
entra.microsoft.com)にサインインします。 - 左側のメニューで「ID」>「外部 ID」>「外部コラボレーションの設定」に移動します。
- 「ゲストの招待設定」で、誰がゲストを招待できるか(例: ゲストの招待者ロールのユーザーとメンバーはゲストを招待可能)を確認します。
- 「コラボレーションの制限」で、「許可または拒否されるドメイン」が設定されており、招待したいゲストのドメインがブロックされていないか確認します。
チームのメンバー数上限を確認しよう
非常に稀ですが、チームのメンバー数が上限(25,000人)に達している場合は、追加できません。
確認方法: 「チームを管理」画面の「メンバー」タブで現在のメンバー数を確認します。
SharePointサイトの権限設定が原因かも?
Teamsのチームは、バックエンドでSharePointサイトとMicrosoft 365グループに紐付けられています。まれに、SharePointサイトの権限設定がTeamsのメンバーシップと同期されていない場合に問題が発生することがあります。
確認方法(IT管理者向け): 該当のチームに紐付けられたSharePointサイトのサイト権限を確認し、メンバーの追加が妨げられていないか確認します。
Microsoft 365グループのメンバーシップ設定を確認しよう(IT管理者向け)
TeamsのチームはMicrosoft 365グループに基づいています。Microsoft 365グループのメンバーシップ設定が、Teamsのメンバー追加に影響を与えることがあります。
確認方法(IT管理者向け): Microsoft 365 管理センターで、該当のMicrosoft 365グループの設定を確認し、「グループの所有者だけがメンバーを追加または削除できる」などの設定が意図せず有効になっていないか確認します。
監査ログで詳細な情報を確認しよう(IT管理者向け)
メンバー追加の失敗は、Microsoft 365の監査ログに記録されている場合があります。これにより、より詳細なエラー情報や、失敗した理由を特定できる可能性があります。
確認方法(IT管理者向け): Microsoft 365 管理センターから「コンプライアンス」または「セキュリティとコンプライアンス」にアクセスし、監査ログ検索機能を使用して、メンバー追加の失敗に関するイベントを検索します。
Teamsのウェブ版を試してみよう
デスクトップアプリでメンバー追加ができない場合でも、慌てる必要はありません。Teamsにはウェブ版があります。ウェブ版であれば、アプリ側の問題に左右されずにメンバー追加を試すことができます。問題の切り分けにも役立ちます。
ウェブブラウザからTeamsを使ってみよう
お使いのウェブブラウザ(Google Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefoxなど)を開き、アドレスバーに teams.microsoft.com と入力してEnterキーを押します。Microsoftアカウントでサインインすることで、デスクトップアプリとほぼ同じ機能を利用できます。
Teamsウェブ版へのアクセス方法例
- お好みのウェブブラウザを開く。
- アドレスバーに
teams.microsoft.comと入力し、Enterキーを押す。 - Microsoftアカウントでサインインする。
ウェブ版で問題なければデスクトップアプリまたはPC環境に原因あり
もしウェブ版のTeamsで問題なくメンバー追加できるのであれば、原因はデスクトップアプリ自体にあるか、あなたのPCの環境にあります。この場合、前述のキャッシュクリア、再インストールなどが有効な解決策となります。
「メンバーを追加できませんでした」
Teamsで「メンバーを追加できませんでした」というエラーは、チーム編成やプロジェクト開始の妨げとなり、業務に大きな影響を与えかねません。しかし、今回ご紹介した「自身の権限確認」「メールアドレスの再確認」「ゲスト追加の制限確認」「キャッシュのクリア」「IT管理者への相談」といった様々な原因と改善方法があることをご理解いただけたかと思います。

