Teamsが自動的に更新しない?最新版にならないのは困りますよね
Microsoft Teamsは、ビジネスの現場で日々活用されている大切なツールです。新しい機能が追加されたり、不具合が修正されたり、セキュリティが強化されたりと、常に進化を続けています。本来であれば、Teamsは自動的に最新バージョンに更新されるはずですが、「いつの間にか自分のTeamsだけバージョンが古いまま」「手動で更新しないと最新にならない」といった状況に直面している方もいらっしゃるのではないでしょうか。バージョンが古いままでは、最新の機能が使えなかったり、思わぬ不具合に遭遇したり、最悪の場合はセキュリティリスクにさらされる可能性もゼロではありません。なぜTeamsが自動で更新されないのか、その原因と、すぐに試せる改善策を分かりやすく解説していきます。
チームスが自動で更新しないのはなぜ?
Teamsが自動で更新されない原因は、いくつか考えられます。あなたのTeamsがどのような状況にあるのか、以下の項目を参考に確認してみてください。
インターネットに繋がっていない時間がある
Teamsはインターネット経由で更新プログラムをダウンロードします。もしパソコンがインターネットに長時間接続されていなかったり、接続が不安定だったりすると、更新プログラムのダウンロードや適用が途中で止まってしまうことがあります。
パソコンの空き容量が足りないかも?
更新プログラムをダウンロードしたり、適用したりするためには、ある程度のディスク空き容量が必要です。もしPCのストレージ容量が不足している場合、Teamsが新しいファイルを保存できずに更新が停止してしまうことがあります。
セキュリティソフトが邪魔をしているかも?
まれに、インストールされているセキュリティソフト(ウイルス対策ソフトなど)が、Teamsの更新プロセスを「不審な活動」と誤認識し、ブロックしてしまうことがあります。これにより、更新が中断されたり、そもそも始まらなかったりするケースがあります。
プロキシサーバーや会社のネットワーク設定があるかも?
企業や組織のネットワーク環境では、インターネットへの接続にプロキシサーバーを経由していたり、特定の通信ポートが制限されていたりすることがあります。これらのネットワーク設定が、Teamsの更新サーバーへのアクセスを妨げている可能性も考えられます。
Teamsアプリ自体がうまく動いていないかも?
Teamsアプリの一時ファイル(キャッシュ)が破損していたり、アプリ自体に一時的な不具合が発生していたりすると、更新プロセスが正常に開始されないことがあります。これは、アプリの再起動やキャッシュのクリアで解決することがあります。
まず試したい!簡単な解決方法
Teamsが自動更新しない時に、まず試してほしい基本的な解決方法をご紹介します。焦らず、一つずつ確認してみてください。多くの場合、これらの簡単な手順で問題が解消されます。
パソコンを再起動してみよう
最も手軽で、意外と効果があるのがPCの再起動です。PCを再起動することで、一時的なシステムの不具合やメモリの解放が行われ、Teamsの更新プロセスが正常に開始されることがあります。
インターネットの接続を確認してみよう
Teamsが更新プログラムをダウンロードするには、安定したインターネット接続が不可欠です。Wi-Fiルーターの電源を入れ直したり、有線LANケーブルを抜き差ししてみたりと、接続が安定しているか確認しましょう。可能であれば、他のウェブサイトが見られるか、別のオンラインサービスが利用できるか試してみるのも良いでしょう。
Teamsアプリを一度閉じてから開いてみよう
Teamsアプリがフリーズしているだけの場合、一度完全に終了させてから再度起動することで問題が解決することがあります。タスクマネージャー(Windowsの場合: Ctrl + Shift + Esc、Macの場合: Command + Option + Esc)からTeamsのプロセスを終了させると確実です。
タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了例
Windowsの場合、キーボードの Ctrl キーと Shift キーと Esc キーを同時に押してタスクマネージャーを起動します。「プロセス」タブの中で「Microsoft Teams」または「Teams」を探します。見つけたら、それを選択して画面右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。これでTeamsが完全に閉じられます。その後、再度Teamsを起動してみてください。
// WindowsタスクマネージャーでのTeams終了手順
1. キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して「タスクマネージャー」を開く。
2. 「プロセス」タブをクリック。
3. アプリケーションの一覧から「Microsoft Teams」を探す。
4. 「Microsoft Teams」を選択し、「タスクの終了」ボタンをクリック。
5. タスクマネージャーを閉じ、再度Teamsを起動する。
手動で更新できないか試してみよう
自動更新がうまくいかない場合でも、手動で更新を促すことができます。Teamsアプリのプロフィールアイコンをクリックし、「設定とその他(…)」から「更新を確認」を選択することで、手動でアップデートが開始されることがあります。
もっと深く!原因を探る改善策
簡単な方法で解決しない場合は、もう少し深く原因を探り、それに応じた改善策を試してみましょう。
Teamsアプリのキャッシュを消してみよう
Teamsアプリは、動作を速くするために一時ファイル(キャッシュ)を保存しています。このキャッシュが破損したり古くなったりすると、Teamsの起動や更新プロセスに悪影響を与えることがあります。キャッシュをクリアすることで、問題が解決することがあります。
Teamsキャッシュのクリア方法例
Windowsの場合
- Teamsアプリを完全に終了させます(タスクマネージャーからも終了)。
- ファイルエクスプローラーを開き、アドレスバーに
%appdata%\Microsoft\Teamsと入力してEnterキーを押します。 - 開いたフォルダ内の「Cache」フォルダと「GPUCache」フォルダ、さらに「IndexedDB」フォルダの内容(
IndexedDBフォルダ自体ではなくその中のファイル)を削除します。重要なファイルは含まれていませんのでご安心ください。 - PCを再起動し、Teamsを再度起動してみてください。
Macの場合
- Teamsアプリを完全に終了させます。
- Finderを開き、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
- ボックスに
~/Library/Application Support/Microsoft/Teamsと入力して「移動」をクリックします。 - 開いたフォルダ内の「Application Cache」「Cache」「Code Cache」「GPUCache」「IndexedDB」フォルダを削除します。
- PCを再起動し、Teamsを再度起動してみてください。
パソコンの空き容量を増やしてみよう
PCのストレージ容量が不足していると、Teamsの更新プログラムをダウンロード・適用できません。不要なファイルやアプリケーションを削除して、数GB程度の空き容量を確保しましょう。ディスククリーンアップツールなども活用できます。
セキュリティソフトの設定を確認してみよう
セキュリティソフトがTeamsの通信やファイルアクセスをブロックしている可能性があります。一時的にセキュリティソフトを無効にしてTeamsの更新を試したり、セキュリティソフトの設定でTeamsを「信頼できるアプリケーション」として登録したりしてみましょう。具体的な設定方法は、お使いのセキュリティソフトのマニュアルを確認してください。
Teamsアプリを一度入れ直してみよう
アプリの内部ファイルが深刻に破損している場合、再インストールが最も効果的です。コントロールパネル(Windows)またはアプリケーションフォルダ(Mac)からTeamsをアンインストールし、Microsoftの公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてみてください。
会社のネットワーク環境に原因があるかも?
個人のPCやTeamsアプリに問題がなさそうな場合、お勤めの会社のネットワーク環境が原因である可能性があります。
プロキシサーバーの設定を確認してみよう
多くの企業では、インターネットアクセスにプロキシサーバーを使用しています。このプロキシサーバーがTeamsの更新サーバーへのアクセスを妨げている場合があります。プロキシ設定が正しく行われているか、IT管理者に確認してもらうのが確実です。
ファイアウォールやネットワーク制限を調べてみよう
会社のファイアウォールやルーターのセキュリティ設定が、Teamsの特定の通信ポートやドメインへのアクセスをブロックしていることがあります。Teamsが通信に必要なポートやドメインについては、Microsoftの公式ドキュメントで公開されていますので、IT管理者に確認してもらいましょう。
VPN接続が影響しているかも?
テレワークなどでVPN(仮想プライベートネットワーク)を利用している場合、VPN接続がTeamsの更新プロセスに影響を与えることがあります。一度VPNを切断した状態でTeamsの更新を試してみるか、VPN接続時のネットワーク設定についてIT管理者に相談してみましょう。
組織内のITポリシーを確認してみよう
ごく一部の企業では、IT部門がTeamsの更新を意図的に制御している場合があります。これは、特定のバージョンで安定稼働させたい、または社内システムとの互換性を保ちたいといった理由からです。この場合、ユーザー側でできることは少ないため、ITポリシーに従うことになります。
チームスの設定でできること
Teamsアプリ内にも、自動更新に関する設定は少ないですが、関連する項目があります。
バックグラウンド更新が有効になっているか確認しよう
通常、Teamsはバックグラウンドで自動的に更新プログラムをダウンロードし、適用します。この機能が何らかの理由で無効になっていることは稀ですが、念のため確認してみましょう。Teamsの設定には明確な「自動更新」のチェックボックスはありませんが、アプリが常にバックグラウンドで動作し、更新プログラムを監視する仕組みになっています。
サインアウトしてからサインインし直してみよう
Teamsから一度完全にサインアウトし、再度サインインすることで、アプリが初期状態に近い形で起動され、更新プログラムのチェックが促されることがあります。これは、一時的な認証情報の不具合などが原因の場合に有効です。
常に最新バージョンを維持する心構えを持とう
Teamsの自動更新がうまくいかない場合でも、定期的に手動で「更新を確認」を実行する習慣をつけましょう。これにより、常に最新の機能やセキュリティ強化の恩恵を受けられます。
Teamsの動作状況を監視してみよう
Teamsの動作が不安定になる、あるいは更新が止まるような特定の時間帯や状況がないか、少し注意して観察してみましょう。例えば、他の重いアプリケーションを起動している時だけTeamsが固まる、といったパターンが見つかるかもしれません。
もし改善しない場合の対処法
ここまでの方法を試してもTeamsが自動で更新されない、または頻繁に更新に失敗する場合は、さらに専門的な対応が必要になるかもしれません。一人で抱え込まず、適切なサポートを求めましょう。
IT管理者に相談してみよう
あなたが企業や組織でTeamsを利用している場合、やはり社内のIT管理者やヘルプデスクに相談するのが最も確実です。組織特有のネットワーク設定や、管理者が更新を制御している可能性もあります。具体的なエラーメッセージや、これまでに試した対処法を伝えましょう。
Microsoftの公式サポート情報を確認しよう
Microsoftの公式サポートサイトには、Teamsに関する詳細なトラブルシューティング情報が多数掲載されています。特に、Teamsの更新に関する具体的なエラーコードが表示されている場合は、そのコードを検索して関連するサポート記事を探してみましょう。
Teamsのウェブ版を使ってみよう
デスクトップアプリの更新がうまくいかない間でも、WebブラウザからTeamsにアクセスできる「Teamsウェブ版」を利用できます。ウェブ版は常に最新の状態が提供されるため、デスクトップアプリの更新問題とは関係なく利用可能です。急ぎの会議や連絡が必要な場合に非常に有効です。
Teamsウェブ版へのアクセス方法例
お使いのウェブブラウザ(Google Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefoxなど)を開き、アドレスバーに teams.microsoft.com と入力してEnterキーを押します。Microsoftアカウントでサインインすることで、デスクトップアプリとほぼ同じ機能を利用できます。
// Teamsウェブ版アクセス手順
1. お好みのウェブブラウザを開く。
2. アドレスバーに teams.microsoft.com と入力し、Enterキーを押す。
3. Microsoftアカウントでサインインする。
別のパソコンで試してみよう
もし可能であれば、別のPCでTeamsを起動し、そちらで問題なく自動更新が行われるか確認してみましょう。もし別のPCでは問題がない場合、原因は特定のPC環境にある可能性が高まります。
Teamsの更新トラブルを乗り越え、快適な利用を!
Teamsが自動で更新されないという問題は、地味ながらも日々の業務に影響を与えかねないものです。しかし、その原因はインターネット接続、PCの空き容量、セキュリティソフト、ネットワーク設定、あるいはアプリの一時的な不具合など、様々であることが分かりました。
今回ご紹介した「PCの再起動」「キャッシュのクリア」「手動での更新確認」といった簡単な対処法から、より専門的な「セキュリティソフトの設定見直し」「ネットワーク環境の確認」「再インストール」まで、様々な改善策があります。

