Teamsでファイルのダウンロード・アップロードが遅い!原因・改善方法を分かりやすく説明

Teamsでファイルのダウンロード・アップロードが遅い!イライラする原因と解決策を徹底解説!

Microsoft Teamsで、重要な資料をダウンロードしようとしたり、大容量のファイルをアップロードしようとしたりした際に、「なかなか終わらない」「進捗バーがほとんど動かない」「途中でエラーになる」といった、ファイルの転送速度の遅さに悩まされた経験はありませんか? 急ぎで資料を確認したいのに、ファイルのやり取りが滞ってしまうと、業務が止まってしまってイライラしますよね。まるで、大切な書類をFAXで送ろうとしたら、回線が混んでいて何時間もかかってしまうようなものです。


 

ファイルの転送が遅いのはなぜ?

Teamsでのファイルのダウンロードやアップロードが遅い原因は、インターネット接続の品質、PCの性能、Teamsアプリの設定、あるいはネットワーク環境の制約まで、多岐にわたります。まるで、宅急便で荷物を送ろうとしたら、道路が渋滞していたり、トラックのエンジンが非力だったり、あるいは荷物自体が非常に重かったりするようなものです。ここでは、よくある原因をいくつかご紹介しますので、あなたの状況に当てはまるものがないか、じっくりと確認してみてください。

インターネット接続の「品質」と「帯域幅」が不足しているため(最重要!)

ファイルのダウンロードやアップロードは、インターネット回線の速度(帯域幅)に直接影響されます。

  • 回線速度が遅い: ご自宅やオフィスのインターネット回線自体の契約速度が遅い場合、ファイルの転送速度も遅くなります。
  • 帯域幅の不足/混雑: 会議参加者が増えたり、高画質の映像を送受信したり、他のユーザー(家族や同僚)が同時に大容量のデータ通信(動画ストリーミング、オンラインゲーム、他のファイルダウンロード/アップロードなど)を行っていたりすると、Teamsに割り当てられる帯域が不足し、ファイルの転送速度が低下します。
  • Wi-Fiの不安定さ: Wi-Fiは電波干渉を受けやすく、有線LANに比べて不安定になりがちです。ルーターからの距離、壁、他の電子機器の電波などによって品質が低下することがあります。
  • 通信キャリア側の問題: まれに、利用しているインターネットサービスプロバイダー(ISP)や通信キャリア側で一時的な障害や速度制限が発生している場合があります。

パソコンの「性能」が不足しているため

ファイルの転送は、インターネット回線だけでなく、PCの処理能力にも依存します。

  • CPU/メモリ不足: PCのCPU(処理装置)やメモリ(記憶装置)の性能が低い場合や、同時にたくさんのアプリケーションを起動していると、ファイルの読み書きやTeamsアプリ自体の処理が遅くなり、転送速度に影響が出ることがあります。
  • ストレージの種類/空き容量: HDD(ハードディスクドライブ)よりもSSD(ソリッドステートドライブ)の方がファイルの読み書き速度が速いです。また、PCのストレージ(HDD/SSD)の空き容量が不足している場合も、ファイルの読み書きや一時ファイルの作成がスムーズに行えず、転送速度が低下することがあります。

アップロード/ダウンロードする「ファイル」自体に問題があるため

  • ファイルサイズが非常に大きい: Teamsで共有できるファイルサイズは現在250GBまでと非常に大きいですが、数GBを超えるような巨大なファイルの場合、回線速度が速くても転送に時間がかかるのは当然です。
  • ファイルの種類: 圧縮されていないファイル形式(例: 未圧縮の動画ファイル)や、多数の小さなファイル(大量の写真など)をまとめて転送する場合、単一の大きなファイルを転送するよりも時間がかかる傾向があります。

Teamsアプリの設定やキャッシュに問題があるため

  • Teamsアプリのバージョンが古い: Teamsアプリは常に進化しており、ファイルの転送性能改善やバグ修正が含まれたアップデートが定期的にリリースされています。古いバージョンを使っていると、既知の問題が未解決のまま残り、転送速度が低下することがあります。
  • Teamsアプリのキャッシュ破損: Teamsアプリの一時ファイル(キャッシュ)が破損したり、過剰に大きくなったりすると、アプリ全体のパフォーマンスが低下し、ファイルの転送に影響が出ることがあります。

会社のネットワーク環境に「制限」があるため(IT管理者向け)

企業や組織のネットワーク環境では、セキュリティや帯域管理のために、Teamsが利用するクラウドストレージ(OneDrive for Business / SharePoint Online)への通信がファイアウォールやプロキシサーバーによってブロックされたり、転送速度が意図的に制限されたりしている場合があります。

  • ファイアウォール/プロキシ: 特定の通信ポートやドメインがブロックされていると、ファイルの転送がうまくいかないことがあります。
  • QoS(Quality of Service)設定: ネットワーク管理者が、Teamsのビデオ会議の優先度を高く設定し、ファイル転送の優先度を低く設定している場合があります。
  • クラウドストレージ側の問題: OneDriveやSharePoint側のサーバーで一時的な障害が発生している可能性もごく稀にあります。

 

まず試したい!簡単な解決方法

Teamsでファイルのダウンロード・アップロードが遅い時に、まず試してほしい基本的な解決方法をご紹介します。焦らず、一つずつ確認してみてください。多くの場合、これらの簡単な手順で問題が解消される可能性があります。

インターネット接続を「有線」にしてみよう(効果的!)

もしWi-FiでTeamsを利用しているなら、可能であれば有線LANケーブルでPCをインターネットに接続することを強くお勧めします。Wi-Fiは電波干渉を受けやすく、有線LANに比べて不安定になりがちです。有線接続にすることで、安定した高速通信が期待でき、ファイルの転送速度が大幅に改善されることがあります。

パソコンをもう一度立ち上げ直してみよう

最も手軽で、意外と効果があるのがPCの再起動です。PCを再起動することで、一時的なシステムの不具合やネットワーク接続のリフレッシュ、Teamsアプリを含む他のアプリケーションのメモリ解放が行われ、PCのパフォーマンスが改善し、ファイルの転送速度が安定することがあります。まるでPCに「ちょっとリフレッシュして頭を整理してね」と言ってあげるようなものです。

不要なアプリを「閉じて」みよう

ファイルの転送中は、できるだけTeams以外のアプリケーションをすべて閉じるようにしましょう。特に、ウェブブラウザの多くのタブ、動画ストリーミングサービス、オンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロード/アップロードを行っている他のソフトなどは、PCのCPU、メモリ、インターネット帯域を大量に消費するため、Teamsのファイル転送速度に悪影響を与えます。これにより、TeamsにPCのリソースとネットワーク帯域を集中させることができます。

Teamsアプリを完全に閉じてから開いてみよう

Teamsアプリがフリーズしているだけの場合や、一時的な不具合が発生している場合、一度完全に終了させてから再度起動することで問題が解決することがあります。単にウィンドウを閉じるだけでなく、タスクマネージャー(Windowsの場合: Ctrl + Shift + Esc、Macの場合: Command + Option + Esc)からTeamsのプロセスを終了させると確実です。

タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了例

Windowsの場合、キーボードの Ctrl キーと Shift キーと Esc キーを同時に押してタスクマネージャーを起動します。「プロセス」タブの中で「Microsoft Teams」または「Teams」という名前を探します。見つけたら、それを選択して画面右下の「タスクの終了」ボタンをクリックします。これでTeamsが完全に閉じられます。その後、再度Teamsを起動してファイルの転送速度が改善されているか確認してみてください。

// WindowsタスクマネージャーでのTeams終了手順
1. キーボードで Ctrl + Shift + Esc を押して「タスクマネージャー」を開く。
2. 「プロセス」タブをクリック。
3. アプリケーションの一覧から「Microsoft Teams」を探す。
4. 「Microsoft Teams」を選択し、「タスクの終了」ボタンをクリック。
5. タスクマネージャーを閉じ、再度Teamsを起動する。

 パソコンの「ストレージ空き容量」を確認してみよう

PCのストレージ(HDDやSSD)の空き容量が不足している場合、ファイルのダウンロードや一時ファイルの作成がスムーズに行えず、転送速度に影響が出ることがあります。

Windowsの空き容量確認方法例

  1. Windowsのスタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。
  2. システム」をクリックし、左側メニューで「ストレージ」を選択します。
  3. ここで、Cドライブなどの各ドライブの使用状況と空き容量が表示されます。空き容量が極端に少ない場合は、不要なファイルやアプリケーションを削除して空き容量を増やしましょう。

もっと深く!原因を探る改善策

簡単な方法で解決しない場合は、もう少し深く原因を探り、それに応じた改善策を試してみましょう。まるで、専門家がより詳細なハードウェアとソフトウェアの診断を行うようなものです。

Teamsアプリの「キャッシュ」を消してみよう(非常に効果的!)

ファイルの転送速度が遅い問題の解決に、Teamsアプリのキャッシュクリアが非常に効果的です。Teamsアプリは、動作を速くするために一時ファイル(キャッシュ)を大量に保存しており、このキャッシュが破損したり古くなったりすると、ファイルの読み書きや転送機能を含むアプリ全体のパフォーマンスに悪影響を与えることがあります。

Teamsキャッシュのクリア方法例

Windowsの場合

  1. Teamsアプリを完全に終了させます(タスクマネージャーからも終了していることを確認)。
  2. ファイルエクスプローラーを開き、アドレスバーに %appdata%\Microsoft\Teams と入力してEnterキーを押します。
  3. 開いたフォルダ内の「Cache」フォルダと「GPUCache」フォルダ、さらに「IndexedDB」フォルダの内容(IndexedDBフォルダ自体ではなくその中のファイル)を削除します。Teamsのキャッシュは重要なデータを含んでいないため、削除してもご自身のチャット履歴やファイルが失われることはありませんのでご安心ください。
  4. パソコンを再起動し、Teamsを再度起動してファイルの転送速度が改善されているか確認してみてください。

Macの場合

  1. Teamsアプリを完全に終了させます(アクティビティモニタを使ってすべてのTeamsプロセスを終了させてください)。
  2. Finderを開き、「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択します。
  3. ボックスに ~/Library/Application Support/Microsoft/Teams と入力し、「移動」をクリックします。
  4. 開いたフォルダ内の「Application Cache」「Cache」「Code Cache」「GPUCache」「IndexedDB」などの全てのフォルダを削除します。
  5. パソコンを再起動し、Teamsを再度起動してファイルの転送速度が改善されているか確認してみてください。

Teamsアプリの「更新」を確認してみよう

Teamsアプリは自動更新されますが、まれに更新が滞ることがあります。最新バージョンにすることで、ファイルの転送性能改善やバグ修正の恩恵を受けられる可能性があります。

Teamsの更新を確認する方法

  1. Teamsアプリの画面右上にあるあなたのプロフィールアイコンをクリックします。
  2. 設定とその他(…)」から「更新を確認」を選択します。
  3. Teamsが自動的に更新プログラムをチェックし、利用可能な場合はインストールします。

Teamsアプリをもう一度入れ直してみよう

キャッシュクリアや更新を試しても解決しない場合、Teamsアプリのプログラムファイル自体が破損している可能性もゼロではありません。この場合は、再インストールが最も確実な解決策です。一度Teamsをアンインストールし、Microsoftの公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてみてください。

グラフィックドライバーを「更新」してみよう(間接的な影響)

直接的な原因ではありませんが、グラフィックドライバーが古いとPC全体のパフォーマンスが低下し、Teamsの動作にも影響を与えることがあります。

ドライバーの更新方法例(Windows)

  1. Windowsのスタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. ディスプレイアダプター」のカテゴリを展開します。
  3. お使いのグラフィックカードを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
  4. まず「ドライバーを自動的に検索」を試します。見つからない場合は、グラフィックカードの製造元ウェブサイトから最新ドライバーをダウンロードして手動でインストールすることを検討してください。
  5. ドライバー更新後、PCを再起動します。

会社のネットワーク環境やIT設定に原因があるかも?

個人のPCやTeamsアプリに問題がなさそうな場合、お勤めの会社のネットワーク環境やIT管理者の設定が原因である可能性があります。この領域は、IT管理者のみがアクセス・変更できるため、IT管理者への相談が不可欠となります。

会社のネットワーク帯域の状況を確認しよう(IT管理者向け)

会社のインターネット回線全体が混雑している場合、Teamsのファイル転送に必要な帯域が不足し、速度が低下することがあります。

IT管理者への相談ポイント: 「Teamsでのファイルのダウンロード・アップロードが非常に遅いのですが、会社のインターネット回線の帯域が不足している可能性はありますか?ネットワークの利用状況をご確認いただけますでしょうか。」と具体的に状況を伝えましょう。ネットワークのトラフィック監視ツールを使用して、インターネット回線の利用状況や帯域の混雑状況を確認します。必要に応じて、回線の増強やQoS(Quality of Service)設定の見直しを検討します。

ファイアウォールやプロキシサーバーの設定を確認しよう(IT管理者向け)

会社のファイアウォールやプロキシサーバーが、Teamsが利用するOneDrive for Business / SharePoint Onlineへのファイル転送通信をブロックしたり、速度を制限したりしている可能性があります。

IT管理者への相談ポイント: 「Teamsでのファイルの転送が遅いのですが、ネットワークのファイアウォールやプロキシ設定がTeamsやOneDrive/SharePointへの通信を妨げている可能性はありますか?」と問い合わせましょう。TeamsやOneDrive/SharePointに必要な通信ポートやドメイン(*.microsoft.com, *.office.com, *.onedrive.com, *.sharepoint.comなど)については、Microsoftの公式ドキュメントで公開されています。

OneDrive / SharePointのストレージ制限を確認しよう(IT管理者向け)

ユーザー個人のOneDriveストレージ上限が低い、または使用率が高い場合、アップロードが制限される可能性があります。また、SharePointサイトのストレージ制限が影響することもあります。

IT管理者への相談ポイント: 「私のOneDriveや、チームのSharePointストレージに空き容量が十分にあるか、ご確認いただけますでしょうか?」IT管理者はMicrosoft 365 管理センターからユーザーのOneDrive使用状況やSharePointサイトの制限を確認できます。

Microsoft 365のサービス正常性を確認しよう(IT管理者向け)

ごく稀にですが、Microsoft側のTeamsやOneDrive/SharePointサービス自体に一時的な障害が発生していると、ファイルの転送速度に影響が出ることがあります。

IT管理者への確認方法: Microsoft 365 管理センターadmin.microsoft.com)にサインインし、左側のメニューで「正常性」>「サービス正常性」に移動します。Microsoft TeamsとOneDrive for Business、SharePoint Onlineのサービスに、現在進行中の障害やインシデントがないか確認します。もし障害が発生していれば、Microsoft側での復旧を待つしかありません。

 VPN接続が影響しているかも?

テレワークなどでVPN(仮想プライベートネットワーク)を利用している場合、VPN接続がTeamsのファイル転送速度にボトルネックとなることがあります。VPN経由ではネットワーク遅延が増加し、転送速度低下につながる可能性があります。

IT管理者への相談ポイント: 「VPN接続時にTeamsのファイルの転送が遅いのですが、VPNの速度や設定を見直すことは可能でしょうか?または、VPNを切断して試すことは可能でしょうか?」と相談してみましょう。


緊急時や問題の切り分けに!その他の回避策

上記の方法で解決しない場合や、緊急でファイルの共有が必要な場合は、以下の代替案を検討しましょう。

OneDrive/SharePointのウェブ版から直接アップロード/ダウンロードしよう

Teamsアプリ経由ではなく、ウェブブラウザから直接OneDrive for BusinessやSharePoint Onlineにアクセスして、ファイルのアップロード/ダウンロードを試してみましょう。これにより、Teamsアプリ自体の問題なのか、それともネットワークやクラウドストレージ側の問題なのかを切り分けることができます。

OneDrive/SharePointウェブ版でのアクセス方法

  1. ウェブブラウザで portal.office.com にアクセスし、Microsoft 365アカウントでサインインします。
  2. 左側のメニューまたはアプリランチャーから「OneDrive」または「SharePoint」を選択します。
  3. 目的のファイルやフォルダに移動し、直接アップロード/ダウンロードを試してみてください。

ファイルを「分割」してアップロードしてみよう

もし非常に大きなファイルをアップロードしようとしてエラーになる場合、そのファイルを複数の小さなファイルに分割してからアップロードを試してみましょう。

 別の「ファイル共有サービス」を一時的に利用しよう

緊急時やTeamsでの転送がどうしても難しい場合は、許可されている別のファイル共有サービス(例: SharePointの匿名共有リンク、組織が利用を許可している外部サービスなど)を一時的に利用することも検討できます。ただし、セキュリティポリシーに違反しないよう注意が必要です。


ファイルの転送速度問題を解決し、スムーズな情報共有を!

Teamsでファイルのダウンロード・アップロードが遅いという問題は、情報共有を妨げ、業務効率に大きな影響を与えかねません。しかし、今回ご紹介した「有線LAN接続への切り替え」「PC/アプリの再起動」「不要なアプリを閉じる」「Teamsキャッシュのクリア」「ストレージ空き容量の確認」といったあなた自身で試せる基本的な対処法から、より専門的な「ネットワーク帯域/ファイアウォール/プロキシ設定の確認」「OneDrive/SharePointストレージ制限の確認」「IT管理者への相談」といった様々な原因と改善方法があることをご理解いただけたかと思います。

多くの場合、インターネット接続の不安定さやPCのリソース不足、Teamsアプリのキャッシュの問題が原因であるため、まずは簡単な手順から試してみてください。特に有線LANへの切り替えTeamsアプリのキャッシュクリアは、多くのケースで大きな効果を発揮します。それでも解決しない場合は、迷わず社内のIT管理者やヘルプデスクに状況を伝え、組織のネットワーク環境やMicrosoft 365の管理設定を確認してもらうのが最も確実な解決策となります。その際、あなたが試したことや、表示されたエラーメッセージを具体的に伝えることで、IT管理者はより迅速に原因を特定し、解決に導くことができるでしょう。

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