Teamsに繋がらない!原因・改善方法と修復まで分かりやすく説明

Teamsに繋がらない!その原因と解決策を徹底解説!

Microsoft Teamsを使おうとしたのに、何度試しても「接続できません」「サインインできません」「読み込み中のまま固まる」といった表示が出て、まったくTeamsに繋がらない…。このような状況に直面すると、本当に途方に暮れてしまいますよね。急ぎの連絡やオンライン会議が控えているのに、肝心要のコミュニケーションツールが機能しないというのは、ビジネスの現場において計り知れないストレスと時間のロスを生み出します。


 

Teamsに繋がらない根本的な理由は何?

Teamsに接続できないという問題は、まるで複雑な機械が動かない時に、どこから故障を特定すれば良いのか迷うようなものです。Teamsは、あなたのパソコンの性能、インターネット環境、Microsoftのクラウドサービス、そして組織のセキュリティ設定など、様々な要素が連携して初めて正常に機能します。この連携のどこか一つでも滞りがあれば、接続の問題が発生する可能性があります。ここでは、Teamsが繋がらない際に考えられる、よくある原因を具体的に説明していきますので、あなたの状況に当てはまるものがないか、じっくりと確認してみてください。

 

インターネット接続が不安定、または完全に切断されているかも?

Teamsは、インターネットを介してMicrosoftのサーバーと常に情報をやり取りしています。そのため、安定したインターネット接続はTeamsが機能するための絶対条件です。もしWi-Fiの電波が弱く不安定だったり、有線LANケーブルがきちんと差し込まれていなかったり、あるいはご自宅やオフィスのインターネット回線自体が混雑していたりすると、Teamsが必要なデータをスムーズに送受信できず、結果として接続が確立できないことがあります。これは、電話をかけようとしても、電話回線自体が繋がっていないのと同じ状況と言えるでしょう。インターネット接続の品質が低いと、Teamsだけでなく、他のオンラインサービスも利用できなくなるため、Teamsの問題を切り分ける上でまず確認すべき点です。

 

Teamsアプリ自体に一時的な不具合や破損があるかも?

私たちのスマートフォンアプリと同じように、Teamsのデスクトップアプリケーションも、時として一時的な不具合や内部ファイルの破損に見舞われることがあります。これは、アプリのフリーズ、予期せぬシャットダウン、あるいはアップデート中の問題など、様々な状況で発生し得ます。もしTeamsアプリの起動に必要なファイルや、サーバーとの接続を確立するためのコンポーネントが破損していると、アプリは正常に立ち上がることができず、結果的にTeamsに繋がらない状態に陥ってしまいます。これは、車のエンジンが故障しているために、いくらアクセルを踏んでも動かない、という状況に似ています。特に、Teamsのバージョンが古いままだと、既知のバグが未解決のまま残り、接続問題を引き起こす可能性もあります。

 

サインイン情報や認証データに古さや破損があるかも?

Teamsにサインインする際、あなたのパソコンにはユーザー名やパスワードといった「認証情報(資格情報)」が一時的に保存されます。この情報は、次回以降のサインインをスムーズにするために利用されますが、もしあなたがパスワードを変更したにも関わらず、パソコンに古いパスワードが記憶されたままだと、Teamsは古い情報で認証を試みて失敗します。また、企業や組織で導入されている多要素認証(MFA)が正しく機能しない場合も、セキュリティの壁を越えられずにTeamsに接続できないことがあります。これらの認証データがパソコンのシステム上で破損している場合も、同様にアクセスが拒否されてしまいます。これは、自宅の鍵が壊れていたり、暗証番号を間違って入力しているために、家に入れないのと同じような状況です。

 

パソコンのシステム時刻や日付がずれているかも?

意外に思われるかもしれませんが、パソコンのシステム時刻や日付が大きくずれていると、Teamsの接続に影響が出ることがあります。TeamsがMicrosoftのサーバーと通信する際、セキュリティ上の理由から、時刻の同期が非常に重要になります。認証トークンの有効期限の検証や、暗号化通信の確立において、デバイスの時刻とサーバーの時刻が大きく異なっていると、認証プロセスが失敗し、Teamsが利用できなくなることがあります。これは、特定の時刻にしか開かない門の扉が、あなたの時計がずれているために、開くべき時間に開かない、という状況に似ています。小さな時間のずれでも、複雑な認証プロセスのエラーにつながることがあります。

 

ファイアウォールやセキュリティソフトが通信をブロックしているかも?

あなたのパソコンや会社のネットワークには、セキュリティのためにファイアウォールやセキュリティソフト(ウイルス対策ソフトなど)が導入されています。これらは、不審な通信や不正なプログラムからあなたのPCを守る重要な役割を担っていますが、時としてTeamsの通信を「不審な活動」と誤認識し、必要な接続をブロックしてしまうことがあります。TeamsがMicrosoftの認証サーバーやリアルタイム通信サーバーと接続できなくなると、サインインが完了しなかったり、データが読み込まれなかったりする状態に陥ります。これは、空港のセキュリティチェックで、無害な持ち物が危険物と誤認されてしまい、通過できないような状況です。

 

プロキシサーバーや会社のネットワーク設定があるかも?

企業や組織のネットワーク環境では、インターネットへの接続にプロキシサーバーを経由していたり、特定の通信ポートやドメインへのアクセスを厳しく制限していたりすることがよくあります。これらのネットワーク設定が、TeamsがMicrosoftのクラウドサービス(認証、チャット、会議など)と通信する際に必要なデータフローを妨げている可能性があります。プロキシの設定が不正確だったり、Teamsが必要とするポートが閉じられていたりすると、Teamsは外部のサーバーに到達できず、接続に失敗します。これは、会社の建物から外部に電話をかけようとしたら、内線電話のシステムが外部回線への接続を許可していない、という状況に似ています。

 

Teamsのサーバー側で大規模な障害が発生しているかも?

非常に稀ではありますが、問題の原因があなたのパソコンや会社のネットワークではなく、Microsoft側のTeamsサービス自体に大規模な障害が発生している可能性もゼロではありません。この場合、あなただけでなく、同じ地域や同じテナント(契約単位)の多くのユーザーがTeamsに繋がらない状態になります。このような状況は、個人ユーザーの努力ではどうすることもできませんが、状況を把握し、復旧を待つための判断材料にはなります。これは、テレビのニュース番組が放送されていない原因が、あなたの家のテレビが壊れたのではなく、放送局自体が何らかのトラブルに見舞われているような状況です。


 

まず試したい!簡単なトラブルシューティング手順

Teamsに繋がらないという状況に直面した時、焦りは禁物です。まずは、あなた自身で手軽に試せる基本的なトラブルシューティング手順から始めてみましょう。これらの方法は、多くの一般的な接続問題を解決する効果が期待できます。まるで、家電製品が動かない時に、まず電源プラグを抜き差ししてみるのと同じくらい、シンプルかつ効果的なアプローチです。

 

パソコンを「再起動」してみよう

最も基本的でありながら、非常に効果的な解決策の一つがパソコンの再起動です。パソコンを再起動することで、一時的なシステムの不具合、メモリの過剰な消費、ネットワーク接続の不安定さなどがリフレッシュされます。Teamsアプリや関連するサービスもすべて一度終了し、クリーンな状態で再起動されるため、問題が解消される可能性が非常に高いです。これは、パソコンの内部で絡み合った糸を一度すべて解きほぐし、最初から綺麗に整え直すような効果があります。再起動は、パソコンの動作が不安定になった際の「魔法の杖」とも言えるでしょう。

 

インターネット接続の状態を徹底的に確認してみよう

Teamsに接続するためには、インターネット接続が不可欠です。以下の手順で、あなたのインターネット接続が正常であることを確認してください。

  • Wi-Fiルーターの再起動: ご自宅やオフィスのWi-Fiルーターの電源ケーブルをコンセントから抜き、約10秒間待ってから再び差し込んでみましょう。ルーターの再起動には数分かかる場合があります。この操作により、ルーター内部の一時的なエラーがリセットされ、Wi-Fi接続が安定することがあります。
  • 有線LANケーブルの確認: もし有線LANでパソコンをインターネットに接続しているなら、LANケーブルがパソコンのLANポートと、ルーター(または壁のLANポート)にしっかりと奥まで差し込まれているか確認しましょう。一度ケーブルを抜き差ししてみるのも有効です。接触不良が原因で通信が途絶えている可能性があります。
  • 他のウェブサイトへのアクセス: Teamsの問題を切り分けるために、ウェブブラウザ(Google Chrome、Microsoft Edgeなど)を開き、Google検索やYahoo! Japanなどの有名なウェブサイトにアクセスできるか試してみましょう。もしこれらのサイトにもスムーズにアクセスできないなら、Teamsの問題ではなく、ご自身のインターネット回線やプロバイダーに問題がある可能性が高いです。
  • Microsoft 365ポータルへのアクセス: portal.office.com にアクセスし、あなたのMicrosoft 365アカウントでログインできるか試してみましょう。もしログインできるなら、Microsoftのクラウドサービス自体は正常に動作している可能性が高く、問題はTeamsアプリやあなたのPC環境に絞り込まれます。

 

Teamsアプリを「完全に終了」させてから再起動してみよう

Teamsアプリがフリーズしている、あるいはバックグラウンドで何らかの問題を抱えている場合、通常の「閉じる」ボタンでは完全に終了しないことがあります。このような場合は、タスクマネージャー(Windows)またはアクティビティモニタ(macOS)を使ってアプリを強制終了し、クリーンな状態で再起動してみましょう。これは、アプリが暴走している状態を強制的に停止させ、最初からやり直させるようなものです

タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了手順(Windowsの場合)

 

  1. キーボードの Ctrl キーShift キーEsc キーを同時に押して、「タスクマネージャー」を起動します。このショートカットは、ほとんどのWindowsシステムで常に機能します。
  2. 開かれたウィンドウで、「プロセス」タブをクリックします。もし「簡易表示」になっている場合は、左下の「詳細」をクリックして「詳細表示」に切り替えてください。
  3. アプリケーションの一覧の中から、「Microsoft Teams」または「Teams」という名前のプロセスを探します。Teamsに関連するプロセスが複数表示されている場合があります(例: Teams (32ビット), Teams Machine-Wide Installer, Teams Updaterなど)。
  4. これらのTeamsに関連するプロセスを一つずつクリックして選択し、ウィンドウの右下にある「タスクの終了」ボタンをクリックします。タスクマネージャーのリストからすべてのTeams関連プロセスが消えるまで、この操作を繰り返してください。これにより、Teamsアプリは完全にメモリから解放されます。
  5. タスクマネージャーを閉じます。
  6. その後、デスクトップやスタートメニューにあるTeamsアプリのアイコンをクリックして、再度Teamsを起動してみてください。

 

パソコンの「システム時刻」と「日付」が合っているか確認しよう

パソコンのシステム時刻や日付が大きくずれていると、TeamsがMicrosoftのサーバーと安全な通信を確立できないことがあります。これは、セキュリティ認証に使われる証明書の有効期限が正しく検証できないためです。以下の手順で、時刻設定を確認し、必要であれば修正しましょう。

 

時刻と日付の設定確認手順(Windowsの場合)

  1. Windowsのスタートボタンを右クリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
  2. 時刻と言語」をクリックします。
  3. 左側のメニューで「日付と時刻」タブが選択されていることを確認します。
  4. 時刻を自動的に設定する」と「タイムゾーンを自動的に設定する」のスイッチが「オン」になっていることを確認してください。これが最も推奨される設定です。もしオフになっている場合は、オンに切り替えます。
  5. 設定を変更した場合は、念のためパソコンを再起動し、その後Teamsに接続できるか試してみましょう。もし自動設定がうまくいかない場合は、一時的に手動で正確な時刻と日付を設定し、再試行することも検討してください。

 

もっと深く!原因を特定し解決するための改善策

前述の簡単な手順で問題が解決しない場合、もう少し深くTeamsの接続問題を掘り下げていく必要があります。これらの方法は、より具体的な原因にアプローチし、根本的な解決を目指します。まるで、車のエンジンランプが点灯した時に、専門の診断ツールを使って原因を特定するようなものです。

Teamsアプリの「キャッシュ」を完全にクリアしてみよう(非常に効果的!)

Teamsに繋がらない問題の解決において、Teamsアプリのキャッシュクリアは非常に効果的な手段として知られています。Teamsアプリは、動作を高速化するために、過去のチャット履歴、ダウンロードしたファイルの一部、ユーザー情報、認証情報など、様々なデータを一時ファイル(キャッシュ)としてパソコンのディスクに保存しています。このキャッシュが破損したり、古くなったり、あるいは過剰に肥大化したりすると、Teamsが正しく起動・接続できず、様々なエラーの原因となることがあります。このキャッシュを完全に削除することで、Teamsは起動時に新しいクリーンなキャッシュを再構築し、問題が解決する可能性が高まります。

 

Teamsキャッシュのクリア方法(Windowsの場合)

  1. Teamsアプリを完全に終了させます(前述の「タスクマネージャーを使ったTeamsの強制終了」の手順で、すべてのTeams関連プロセスを終了させてください。これが非常に重要です)。
  2. Windowsの「ファイルエクスプローラー」を開きます。
  3. ファイルエクスプローラーのアドレスバー(通常は上部にあるパスが表示される部分)に %appdata%\Microsoft\Teams と入力し、Enterキーを押します。これにより、Teamsのアプリケーションデータが保存されているフォルダに直接アクセスできます。
  4. 開かれたフォルダの中に、Teamsが生成した様々なファイルやフォルダ(Cache, GPUCache, IndexedDB, Service Worker, blob_storageなど)が見つかります。
  5. これらのフォルダとファイルすべてを選択し、削除します。Teamsのキャッシュにはご自身のチャット履歴やファイルの実体は含まれていないため、この操作で大切なデータが失われることはありませんのでご安心ください。
  6. 全ての削除が完了したら、パソコンを再起動します。
  7. 再起動後、Teamsアプリを再度起動し、初めてのサインインのようにあなたのMicrosoft 365アカウントでサインインを試みてください。

 

Teamsキャッシュのクリア方法(macOSの場合)

  1. Teamsアプリを完全に終了させます(前述の「アクティビティモニタを使ったTeamsの強制終了」の手順で、Teamsプロセスを終了させてください)。
  2. Finderを開きます。
  3. Finderのメニューバーにある「移動」をクリックし、ドロップダウンメニューから「フォルダへ移動」を選択します。
  4. 表示されるボックスに ~/Library/Application Support/Microsoft/Teams と入力し、「移動」をクリックします。
  5. 開かれたフォルダの中に、Teamsが生成した様々なフォルダ(Application Cache, Cache, Code Cache, GPUCache, IndexedDBなど)が見つかります。
  6. これらのすべてのフォルダを削除します。
  7. 全ての削除が完了したら、パソコンを再起動します。
  8. 再起動後、Teamsアプリを再度起動し、接続できるか確認してみてください。

 

Windowsの「資格情報マネージャー」からTeamsの情報を削除してみよう

Teamsにサインインする際、あなたのIDとパスワードなどの認証情報は、Windowsの「資格情報マネージャー」に安全に保存されます。もしこの保存されている情報が古くなっていたり、破損していたりすると、Teamsが正しく認証できずに接続エラーを引き起こすことがあります。これを削除することで、Teamsは次回サインイン時に新しい、正確な認証情報をMicrosoftの認証サーバーから取得し直します。

 

資格情報マネージャーからの削除方法(Windowsの場合)

  1. Windowsの検索バーに「資格情報マネージャー」と入力し、検索結果から「資格情報マネージャー」を選択して開きます。
  2. 開かれたウィンドウで、左側のメニューにある「Windows資格情報」をクリックします。
  3. 汎用資格情報」のセクションまでスクロールして確認します。
  4. この中に、「Microsoft_Teams」や「msteams_adalsso」、「SSO_Pop_Teams」、「MicrosoftAccount」、「msteams_adalsso_v2」など、TeamsやOffice、Microsoft 365に関連する認証情報のエントリをすべて探し出します。これらのエントリは、Microsoft 365アカウントのメールアドレスやドメインに関連付けられていることが多いです。
  5. 該当する各エントリの横にある下向きの矢印(▼)をクリックし、詳細を展開します。
  6. 詳細の中に表示される「削除」をクリックして、その資格情報を削除します。Teamsに関連すると思われるすべてのエントリを削除しても、通常は問題ありません。
  7. すべてのTeams関連資格情報の削除が完了したら、資格情報マネージャーのウィンドウを閉じます。
  8. 念のため、パソコンを再起動します。
  9. 再起動後、Teamsアプリを起動し、あなたのMicrosoft 365アカウント(組織から付与されたメールアドレスとパスワード)で改めてサインインを試してみてください。

 

Teamsアプリを一度完全にアンインストールし、最新版を再インストールしてみよう

前述のキャッシュクリアや資格情報マネージャーの操作を試しても問題が解決しない場合、Teamsアプリのプログラムファイル自体が深刻に破損している可能性があります。このような状況では、アプリの一部が壊れてしまっているため、再インストールが最も確実で根本的な解決策となります。これにより、アプリが完全にクリーンな状態で再構築されます。

Teamsアプリの再インストール手順

Teamsアプリをアンインストールします。

Windowsの場合: Windowsのスタートボタンを右クリックし、「アプリと機能」または「インストールされているアプリ」を選択します。インストールされているアプリケーションの一覧の中から「Microsoft Teams」を探してクリックし、「アンインストール」ボタンをクリックします。これにより、アプリがシステムから削除されます。

 

macOSの場合: Finderを開き、「アプリケーション」フォルダに移動します。「Microsoft Teams」アイコンをゴミ箱にドラッグして削除します。

パソコンを再起動します。

このステップは非常に重要です。アンインストールだけでは残ってしまう可能性のある一時ファイルや設定の一部が、再起動によって完全にクリアされます。これにより、新しいインストールが完全にクリーンな状態で行われます。

  1. Teamsの公式サイトから最新版をダウンロードします。 ウェブブラウザで https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/download-app にアクセスし、あなたのOS(WindowsまたはMac)に合ったTeamsのデスクトップアプリのインストーラーをダウンロードします。常に最新版をダウンロードすることで、既知のバグ修正が適用された状態でインストールできます。
  2. ダウンロードしたインストーラーファイルを実行し、画面の指示に従ってTeamsアプリを再インストールします。
  3. インストールが完了したら、Teamsアプリを起動し、あなたのMicrosoft 365アカウント(組織から付与されたメールアドレスとパスワード)で改めてサインインを試してみてください。この際、サインイン画面で、自動的に個人アカウントが選択されようとしていないか注意し、必ず組織アカウントを選択してください。

 

ファイアウォールやセキュリティソフトの設定を確認してみよう

Windowsに標準搭載されているファイアウォール機能や、あなたが別途インストールしているセキュリティソフト(ウイルス対策ソフトなど)は、不審な通信や不正なプログラムからあなたのPCを守る重要な役割を担っています。しかし、時としてTeamsの通信を「不審な活動」と誤認識し、必要な接続をブロックしてしまうことがあります。これにより、TeamsがMicrosoftのサーバーと通信できなくなり、繋がらない状態になることがあります。

ファイアウォール/セキュリティソフトの設定確認手順(Windowsの場合)

 

Windows Defender ファイアウォールの設定を確認します。

  • Windowsの検索バーに「Windows Defender ファイアウォール」と入力し、検索結果から開きます。
  • 開かれたウィンドウの左側メニューで「Windows Defender ファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」をクリックします。
  • 表示される許可されたアプリのリストの中に「Microsoft Teams」または「Teams」があるか探します。
  • この項目の左側にあるチェックボックスがオンになっていること、さらに「プライベート」と「パブリック」の列の両方のチェックボックスがオンになっていることを確認します。もしオフになっている部分があれば、チェックを入れて「OK」をクリックし、変更を保存します。

 

サードパーティ製セキュリティソフトの設定を確認します。

  • お使いのセキュリティソフト(例: Norton, Trend Micro, ESET, Bitdefenderなど)を開き、その設定画面にアクセスします。
  • 設定項目の中から、「ファイアウォール設定」「ネットワーク保護」「例外設定」「信頼済みアプリ」「許可リスト」といった、通信に関する設定を探します。
  • Teamsアプリ(またはその実行ファイル)が、インターネットへの通信を許可されたアプリケーションのリストに含まれているか、あるいは特定のルールによってブロックされていないかを確認します。
  • 警告(一時的なテスト目的でのみ実行): もし具体的な設定方法が分からない場合、トラブルシューティングの一環として、セキュリティソフトの保護機能を一時的に(例えば10~15分間)無効にしてTeamsが繋がるか試すことも有効です。ただし、これはセキュリティリスクを伴いますので、もし無効化して繋がった場合は、すぐに保護を有効に戻し、セキュリティソフトのサポートにTeamsの通信を恒久的に許可するための具体的な設定方法を問い合わせてください。

 

会社のITポリシーやネットワーク環境に原因があるかも?

ここまでの手順で解決しない場合、問題はあなたのパソコンやTeamsアプリ単体ではなく、お勤めの会社のネットワーク環境や、Microsoft 365の管理設定に原因がある可能性が高まります。この領域は、通常、IT管理者のみがアクセス・変更できるため、IT管理者への相談が不可欠となります。まるで、自宅の水道の蛇口が壊れたのではなく、マンション全体の給水システムに問題がある、というような状況です。

 

プロキシサーバーやネットワーク制限が影響しているかも?

多くの企業では、セキュリティ強化やネットワーク帯域管理のために、インターネットへの接続にプロキシサーバーを経由していたり、特定の通信ポートやドメインへのアクセスを厳しく制限していたりします。これらのネットワーク設定が、TeamsがMicrosoftのサーバーと通信する際に必要な認証プロセスやリアルタイム通信を妨げている可能性があります。プロキシの設定が不正確だったり、Teamsが必要とする特定のポートが閉じられていたりすると、Teamsは外部のサーバーに到達できず、接続に失敗します。

IT管理者への具体的な相談ポイント:

  • 「Teamsに繋がりません。もし社内でプロキシサーバーを使用している場合、私のPCのプロキシ設定が正しいか、ご確認いただけますでしょうか?」
  • 「Teamsが正常に動作するために必要なポートやドメインが、会社のファイアウォールやプロキシでブロックされていないか、ご確認いただけますでしょうか?」
  • Teamsが必要とするネットワーク要件はMicrosoftの公式ドキュメントで詳細に公開されていますので、IT管理者はそれらを参考に確認できます。

 

組織の「条件付きアクセス」ポリシーが邪魔しているかも?

企業や組織によっては、セキュリティをさらに強化するために「条件付きアクセス」ポリシーを導入している場合があります。これは、特定の条件下(例: 信頼できるIPアドレスからのアクセスのみ許可、会社の管理下のデバイスからのみアクセス許可、多要素認証(MFA)が必須だがそれが正しく機能していない場合など)でなければ、Microsoft 365サービスへのアクセスを許可しない、という仕組みです。もしあなたのアクセスがこれらの条件を満たしていない場合、Teamsへの接続がブロックされることがあります。このポリシーは、特にリモートワーク時や新しいデバイスからのアクセスで問題になることがあります。

IT管理者への具体的な相談ポイント

  • 「Teamsに繋がりません。もし『条件付きアクセス』ポリシーが適用されている場合、私のアクセスがブロックされている可能性はありますか?」
  • 「私のデバイス(PC)が会社のセキュリティ基準に『準拠』しているか、または『Azure ADに登録』されているか、ご確認いただけますでしょうか?」
  • 「多要素認証(MFA)が必須の場合、私のMFA設定に問題がないか、ご確認いただけますでしょうか? もしよろしければ、一度MFAのリセットをお願いできますでしょうか?」
  • サインイン時にエラーコードが表示されている場合は、そのコードも伝えることが重要です(例: CAA2000B, CAA30190, CAA301F8など)。これにより、管理者は原因を特定しやすくなります。

 

Microsoft 365のサービス自体に大規模な障害が発生しているかも?

非常に稀ではありますが、問題の原因があなたのパソコンや会社のネットワークではなく、Microsoft側のTeamsサービス自体に大規模な障害が発生している可能性もゼロではありません。このような状況は、あなただけでなく、同じ組織の多くのユーザー、あるいは世界中のMicrosoft Teamsユーザーが同様の接続問題に直面することになります。これは個人ユーザーの努力ではどうすることもできませんが、状況を把握し、復旧を待つための判断材料にはなります。

IT管理者への具体的な相談ポイント(および一般ユーザーの確認方法)

  • IT管理者は「Microsoft 365 管理センター」(admin.microsoft.com)にサインインし、左側のメニューで「正常性」>「サービス正常性」に移動することで、現在Microsoft TeamsやMicrosoft Entra ID(認証サービス)に障害が発生していないか、公式な情報を確認できます。
  • 一般ユーザーは、TwitterなどのSNSで「Teams 障害」や「Microsoft 365 障害」といったキーワードで検索し、同じような問題に直面している人がいないかを確認することもできます。もし大規模な障害が確認された場合は、Microsoftによる復旧を待つしかありません。

 

デバイスの「Azure AD登録状態」に問題があるかも?

企業管理下のPCの場合、デバイスが組織のMicrosoft Entra ID(Azure AD)に正しく「登録」(Azure AD Registered)または「参加」(Azure AD Joined / Hybrid Azure AD Joined)されている必要があります。この「デバイス登録」が不完全だったり、破損していたりすると、Teamsの認証に失敗して繋がらないことがあります。(この際に特定のサインインエラーコードが表示されることが多いです。例: CAA90018, CAA90019)。これは、デバイスが組織によって「信頼されていない」状態にあることを意味します。

IT管理者への具体的な相談ポイント

  • 「Teamsに繋がりません。私のPCの『Azure AD登録状態』に問題がないか、ご確認いただけますでしょうか?」
  • 「もしデバイスの登録が破損している場合、再登録の手順をご教示いただけますか?」
  • IT管理者はAzure AD管理センターでデバイスの状態を確認したり、必要に応じてユーザーにデバイスの再登録(例: dsregcmd /leave コマンドの使用など)を指示したりできます。ただし、これらの操作はデバイスの管理状態に大きな影響を与えるため、必ずIT管理者の指示のもとで行うべきです。

 

緊急時や問題の切り分けに!Teamsのウェブ版を試してみよう

デスクトップアプリでTeamsに繋がらない場合でも、焦る必要はありません。Teamsにはウェブブラウザからアクセスできる「ウェブ版」があります。ウェブ版は、デスクトップアプリのローカルなキャッシュやPCの資格情報マネージャー、あるいは特定のデバイス設定の問題に影響されにくい場合があります。緊急で連絡を取りたい場合や、問題の原因を切り分けたい場合に非常に有効な手段です。

ウェブブラウザからTeamsを使ってみよう

お使いのウェブブラウザ(Google Chrome, Microsoft Edge, Mozilla Firefoxなど)を開き、TeamsのURLに直接アクセスし、あなたのMicrosoft 365アカウントでサインインを試してみましょう。ウェブ版Teamsが正常に動作するかどうかで、問題の切り分けが大きく進みます。

Teamsウェブ版へのアクセス方法

  1. お好みのウェブブラウザを開きます。どのブラウザでも構いませんが、最新バージョンに更新されているMicrosoft EdgeやGoogle Chromeが推奨されます。
  2. ブラウザのアドレスバーに teams.microsoft.com と入力し、Enterキーを押します。
  3. 表示されるサインイン画面で、あなたのMicrosoft 365アカウント(組織から付与されたメールアドレスとパスワード)を正確に入力してサインインを試みてください。

 

ウェブ版で問題なく繋がれば、原因はデスクトップアプリ側かPC環境

もしウェブ版のTeamsで問題なくサインインでき、チャットや会議に参加できるのであれば、問題の原因はデスクトップアプリ自体にあるか、あなたのパソコンのローカル環境(例: キャッシュ、資格情報、デバイス登録状態など)にあります。この場合、前述の「Teamsアプリのキャッシュクリア」「資格情報マネージャーからの削除」「Teamsアプリの再インストール」といったデスクトップアプリやPC環境に関する解決策が有効である可能性が高いです。これにより、デスクトップアプリの問題に絞ってトラブルシューティングを進めることができます。


 

Teamsに繋がらない問題を解決し、スムーズな業務を継続しよう!

Teamsに繋がらないという問題は、日々の業務に大きな支障をきたし、ストレスの原因ともなりかねません。しかし、今回ご紹介した「PC/アプリの再起動」「インターネット接続の確認」「Teamsキャッシュのクリア」「資格情報マネージャーからの削除」「PCのシステム時刻合わせ」といったあなた自身で試せる基本的な対処法から、IT管理者による「ネットワーク設定の確認」「条件付きアクセス ポリシーの確認」「サービス正常性の確認」「デバイス登録状態の確認」といったより専門的な原因と改善方法があることをご理解いただけたかと思います。

多くの場合、インターネット接続の不安定さやTeamsアプリのキャッシュ、認証情報の問題が原因であるため、まずは簡単な手順から試してみてください。特にTeamsのキャッシュクリア資格情報マネージャーからのTeams関連資格情報の削除は、多くの接続エラーに対して非常に効果的です。それでも解決しない場合は、迷わず社内のIT管理者やヘルプデスクに状況を伝え、組織のネットワーク環境やMicrosoft 365の管理設定について確認してもらうのが最も確実な解決策となります。その際、あなたが試したことや、表示されたエラーメッセージ(もしあれば)を具体的に伝えることで、IT管理者はより迅速に原因を特定し、解決に導くことができるでしょう。