サードパーティーとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点

サードパーティーとは?ビジネスでの意味・日本語での言い換え・言い回しての使い方と注意点

サードパーティーとは、直訳すると「第三者」という意味の言葉で、ビジネスの現場では主に、ある取引やサービスに直接関係していないが、間接的に関与する別の会社や団体を指します。たとえば、自社と顧客の間で製品やサービスのやり取りがある場合、この両者とは別に存在する企業が、そこに何らかのサービスや製品、評価、認証、サポートなどを提供する立場になるとき、その企業が「サードパーティー」と呼ばれます。

この言葉は非常に幅広く使われていて、業種によって意味合いや役割が少しずつ異なります。たとえば、IT業界では「サードパーティー製アプリケーション」や「サードパーティー製ソフトウェア」といった形で登場することが多く、これは本来の製品を開発・提供している会社とは別の外部企業が作った追加ソフトや周辺ツールのことを指します。

一方で、製造や物流の現場では、「サードパーティーロジスティクス(3PL)」のように、自社で物流機能を持たず、外部の専門業者にその業務を委託する形を取ることで、より効率的に運用する方法として知られています。ここでも、物流業者が「第三者」であることから、サードパーティーと呼ばれます。

また、監査・認証・検査などの分野では、公平な立場で品質や安全性を確認する第三者機関のことをサードパーティーと呼ぶこともあります。この場合は、中立性や信頼性が重視されるため、「客観的な評価者」としての役割が求められます。

つまり、サードパーティーという言葉は、取引の当事者ではないけれど、その取引やサービスに関係する第三の存在として、何らかの価値を提供する存在です。業務を補完したり、客観的な視点でチェックしたり、柔軟なサービスを提供したりと、その役割は多岐にわたります。

まとめ:

  • サードパーティーとは、直接の取引当事者ではないが関係する第三の企業や団体のこと
  • ITでは外部開発のソフトや機能を指す場合が多い
  • 製造や物流では業務委託先として使われる
  • 認証や監査では中立的立場の機関を意味する
  • 当事者ではないが、信頼性・効率性・柔軟性を高める役割を担う

「サードパーティー」を英語で言うと?
Third Party


サードパーティーの言い換え・言い回しは?

  • 外部の協力会社
  • 第三者の企業
  • 外部開発の製品
  • 委託先の専門業者
  • 独立した検査機関

サードパーティーが使われる場面

  • ソフトウェアの拡張機能を導入するとき
  • 商品検査を中立機関に依頼するとき
  • ロジスティクス業務を外部に委託するとき
  • 決済サービスを外部に依頼しているとき
  • クラウドサービスを外部会社に管理してもらうとき

サードパーティーを言い換えて失礼がない伝え方・目上・取引先に送る場合

  • 専門的な対応が求められる内容につきましては、外部の協力企業にて対応をお願いしております。
    (For matters requiring specialized handling, we have requested support from an external partner company.)
  • 当該業務につきましては、第三者の専門業者に依頼しておりますため、詳細はそちらよりご案内申し上げます。
    (As the task is entrusted to a third-party specialist, further details will be provided from their side.)
  • 今回の対応は外部の検査機関を通じて実施しております。ご安心いただけるよう体制を整えております。
    (This process is being conducted through an external inspection agency, ensuring a reliable framework.)
  • 当社では一部業務を外部の専門会社へ委託し、より安定した対応を心がけております。
    (Some operations have been outsourced to a specialized external company to ensure consistent service.)
  • 公平性と客観性の確保を目的に、独立した第三者機関を通じて実施しております。
    (To ensure fairness and objectivity, we are proceeding through an independent third-party organization.)

サードパーティー・社内メールで言い換えて使用する例文

  • 本件については、外部協力会社に対応を依頼しておりますので、確認次第ご報告いたします。
    (We have asked an external partner company to handle this matter and will report back upon confirmation.)
  • 対応にあたり、一部業務を委託先企業にて実施しております。
    (Part of the handling has been delegated to our contracted external firm.)
  • 技術的な対応は外部の専門チームにて実施中です。
    (The technical work is currently being carried out by an external expert team.)
  • 一部の管理は独立した外部機関により実施されております。
    (Some management functions are handled by an independent external organization.)
  • 今回の不具合については、当社ではなく外部提供元による対応が必要となります。
    (This issue needs to be handled by the external provider rather than internally.)

サードパーティーを使用した本文

  • 現在利用しているシステムの一部は外部企業によって開発されたものであり、当社では直接の修正が難しい場合がございます。
    (Part of the current system was developed by an external firm, making direct modifications difficult on our end.)
  • ご指摘の内容については、外部の検査機関にて確認を依頼しております。確認でき次第ご連絡いたします。
    (We have requested verification from an external inspection agency regarding your concern, and will get back once confirmed.)
  • セキュリティに関しては、当社契約の外部専門会社にて定期的に監査を実施しております。
    (Security audits are conducted regularly by an external expert firm contracted by our company.)
  • 配送関連業務については、外部の物流企業にて運営を行っております。
    (Logistics-related operations are handled by an external shipping company.)
  • データ管理は第三者によるクラウドサービスにて運用しており、当社内では保持しておりません。
    (Data is managed through a third-party cloud service and not stored internally.)

サードパーティーをメールで使用すると不適切な場面は?

サードパーティーという言葉は、英語由来のビジネス用語として一般的に使われていますが、すべての人にとってすぐにイメージしやすい言葉ではありません。とくにITや契約に詳しくない相手に対して突然使うと、「外部の人間が介入している」といった印象を持たれ、不安感を与えてしまう可能性があります。

また、サードパーティーという表現は、責任の所在を曖昧にしているように受け取られることもあります。たとえば、問題発生時に「サードパーティーの対応です」と伝えてしまうと、「当事者意識がない」と感じさせてしまう恐れがあります。そのため、説明を丁寧に補足し、外部の関係者である理由や対応体制をしっかり伝えることが大切です。


サードパーティー 細心の注意を払い誰にでも不快感を与えない伝え方

  • 一部の業務については、専門性の高い外部会社にて対応を行っております。
    (Some of the tasks are handled by a specialized external firm.)
  • 公正な確認を行うために、独立した外部機関にて対応しております。
    (To ensure fair assessment, we are working with an independent external body.)
  • 迅速な対応を実現するため、外部の協力会社にご協力をいただいております。
    (To ensure swift handling, we are collaborating with an external partner.)
  • 安定した運用を目的として、外部業者に業務の一部をお任せしております。
    (For stable operations, part of the work is entrusted to an external service provider.)
  • 特定分野については外部の専門家による対応を進めております。
    (For certain areas, we are proceeding with support from external specialists.)

サードパーティー メール例文集

目上の方・取引先の企業へ言い換え適したメール例文

対応内容について外部協力会社を含めた体制のご案内

いつもお世話になっております。このたびご依頼いただきました件につきまして、内容が専門的な領域を含むため、弊社の協力会社にて対応を進めております。迅速かつ正確な処理を目的として、信頼できる外部企業との連携体制を整えておりますので、ご安心いただければと存じます。進捗があり次第、改めてご報告申し上げますので、何卒よろしくお願いいたします。

第三者機関を通じた業務実施のご報告

いつもご丁寧にご対応いただき、心より感謝申し上げます。現在進行中の業務に関しましては、公平性と客観性を確保するため、独立した検査機関にて確認作業をお願いしております。関係者全体が安心してご利用いただけるよう、引き続き丁寧な対応を心がけてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

顧客・お客様へ言い換え適したメール例文

外部専門会社による対応のご案内

このたびはお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。現在ご確認いただいております内容につきましては、技術的な確認が必要なため、弊社と提携している外部専門会社にて調査を進めております。お手数をおかけいたしますが、調査完了次第、改めてご連絡を差し上げますので、しばらくお時間をいただけますと幸いです。

安定したサービス提供のための業務委託について

平素より弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。業務の一部につきましては、より高い専門性と安定性を確保するために、弊社が信頼する協力会社にて運用を行っております。ご不明点がございましたら、どのような内容でもお気軽にご相談いただけますと幸いです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

社内メールで使う際に言い換え適したメール例文

外部協力会社との連携による業務対応のご連絡

各位、お疲れ様です。現在、進行中の案件については内容が専門的であるため、弊社が委託している協力企業にて一部対応を進めております。対応状況については適宜ご共有いたしますので、ご不明点があればお気軽にお問い合わせください。

委託業務の進捗状況について

お世話になっております。先般より対応をお願いしている外部業者から、本日中に調査結果が届く予定です。結果が届き次第、関係部署にて取りまとめのうえ、全体共有を予定しております。ご迷惑をおかけしますが、今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。


サードパーティー 相手に送る際の注意点・まとめ

サードパーティーという言葉は、便利で多用途に使える一方で、言葉だけが先行してしまうと、相手に誤解や不安を与える恐れもあります。特に、初めて接する方や非技術分野の方にとっては、「第三者が関わっている」という曖昧な印象から、不信感を抱かれることもありえます。

そのため、相手に説明する際は、誰がどのような役割を担っているのか、なぜ外部に依頼しているのかを、やさしい言葉で明確に伝えることが大切です。「責任を外に押しつけている」と思われないよう、あくまでも一体となって対応している姿勢を示すことが、信頼関係を築くうえでとても重要です。ビジネスにおける言葉選びは、配慮と誠実さがすべての基盤になります。