「えげつない」一般的な意味と英語で言うと
「えげつない」という言葉は、日常的によく使われる形容詞で、主に人や行動の度を超えた激しさ、ずる賢さ、または過剰な露骨さを表現する際に用いられます。この語は関西弁にルーツを持ち、元来は「容赦がない」「やり過ぎ」「思いやりがなく非情である」といった意味合いを含みます。しかし、現代ではその使われ方が多様化しており、ポジティブな意味合いでも使われることがあります。たとえば、技術力が非常に高い、あるいは感動するほど圧倒的なパフォーマンスを見たときなどに、「えげつないほどすごい」といった使い方をされることもあります。一方で、否定的な意味で使われると、相手に対して「やり方があまりにもひどい」「非道で冷酷」といった印象を与える可能性もあります。英語でこれを表現する場合は、文脈に応じて“outrageous”、“ruthless”、“brutal”、“intense”、“over-the-top”、“unbelievable”などが該当します。たとえば、冷酷な行為を非難する際は“ruthless”や“brutal”を使い、驚くほどの才能や成果に対して賞賛の意味を込める場合は“incredible”や“unbelievable”を使います。つまり、「えげつない」という言葉は、その語感と文脈によって、極端さや非常識さ、または感動レベルのすごさを含む形容詞として機能しています。WEBで「形容詞 えげつない」と検索すると、料理、ゲーム、スポーツ、仕事など多岐にわたる場面で使用されており、例えば「えげつないミス」や「えげつないプレー」、「えげつない量」など、日常生活のあらゆる場面で耳にする機会があります。その意味や強さを正確に理解することで、場面にふさわしい使い方ができるようになります。
「えげつない」の一般的な使い方と英語で言うと
- あのプレゼンは完成度が高すぎて、まさにえげつない仕上がりだったと思います。
- (The presentation was so incredibly polished that it was downright outrageous.)
- 彼の仕事の早さはえげつないレベルで、誰もついていけません。
- (His speed at work is so intense that no one can keep up with him.)
- あの人の発言はえげつなさすぎて、場の空気が一気に凍りつきました。
- (His comment was so ruthless that it instantly froze the entire room.)
- このカレー、辛さがえげつなくて一口で涙が出ました。
- (This curry is so unbearably spicy that I teared up after just one bite.)
- 彼女の集中力はえげつないほど持続していて、周囲が感心しています。
- (Her concentration lasts for an unbelievable amount of time, and everyone is impressed.)
似ている言い回しと失礼がない言い回し
- 容赦がない:手加減をせず、徹底的な態度を示すときに使う言い方です。
- 過激すぎる:度を超えて激しいさまを冷静に述べる際に用います。
- 極端だ:中庸を欠いたやり方や態度について指摘する穏やかな表現です。
- 非情なまでにすごい:感動や驚きを含みながら、冷静さも保つ言い方です。
- とてつもない:驚きや尊敬を込めた誇張的な褒め言葉です。
性格や人格として言われた場合は?(どういう意味?)
「えげつない」と形容される性格や人格には、冷酷、思いやりがない、他人の感情を配慮せず自己中心的であるという印象が伴うことがあります。この言葉を人に向けて使う場合は、かなり強い否定的な意味を含むため、使い方に十分な注意が必要です。「えげつない性格」と言われると、たとえば人を貶めるような発言を平然としたり、自分の利益のためには手段を選ばなかったりする人を指すことが多いです。また、競争心が強すぎて他人を蹴落としてでも成果を出すようなタイプも「えげつない」と評されることがあります。ただし、同時にそれが優秀さや才能として評価されるケースもあり、裏表のある言葉だと言えます。
「えげつない」をビジネスで使用する場面の例文と英語
- 今回の営業成績はえげつないほど伸びており、チーム全体の努力が表れています。
- (The sales performance this time has skyrocketed, clearly reflecting the team’s hard work.)
- 彼の提案はえげつないほど実現性が高く、すぐにでも導入を検討すべき内容でした。
- (His proposal was incredibly feasible, and we should consider implementing it right away.)
- えげつない価格交渉を通じて、相手を圧倒したのが彼の強みです。
- (His ability to dominate through aggressive price negotiations is his greatest strength.)
- このプロジェクトのスケジュールはえげつなくタイトで、各自のスピードが問われます。
- (The project schedule is extremely tight, requiring fast execution from everyone.)
- 彼女のプレゼンはえげつないほど説得力があり、全員が納得しました。
- (Her presentation was so persuasive that everyone was fully convinced.)
「えげつない」は目上の方にそのまま使ってよい?
「えげつない」という言葉は、口語的で感情的な響きが強いため、目上の方や取引先など、丁寧な言い回しを求められる場面では使用を控えるのが無難です。この言葉は、特に関西地方で日常的に使用される傾向があるものの、全国的にはやや粗雑な印象を与える場合もあります。相手に不快感を与えたり、軽んじた印象を与える可能性があるため、ビジネスや改まった会話では避けるべきです。例えば「えげつない成績」などと伝えた場合、ニュアンスとしては褒めているつもりでも、言葉の選び方によっては相手が不快に思うこともあります。そのため、同様の意味を伝えたい場合には、より丁寧な言葉を選んで使うよう心掛けましょう。
- 相手に対する敬意を損なう恐れがある
- 言葉の強さが不適切に伝わる可能性がある
- 印象が乱暴・粗雑に感じられる
- 慣用表現として理解されない場合がある
- 誤解を生むリスクがある
「えげつない」の失礼がない言い換え
- 先日の発表は非常に完成度が高く、深い感銘を受けました。
- 彼の提案内容は驚くほど実行性に富んでおり、検討の価値が十分にあると感じました。
- 今回の成果は想定を大きく上回る結果で、非常に印象的でした。
- その交渉力には並外れたものがあり、非常に勉強になりました。
- プロジェクトに対する集中力と継続性には、ただただ感服いたしました。
注意する状況・場面は?
「えげつない」という言葉を使う際には、相手との関係性や状況に細心の注意を払う必要があります。特に目上の方や取引先、お客様などに対して使用すると、不適切と受け取られる可能性があります。この言葉は元々、激しさや非情さ、度を超えた振る舞いなどを表すため、褒めているつもりでも相手にはネガティブに伝わる危険性があります。また、冗談や親しみを込めて使ったつもりが、相手には侮辱的と捉えられることもあるため、特にビジネスや公的な場では使用を控え、丁寧で配慮のある言葉選びをすることが求められます。
- 社内会議で上司や管理職に向けて使う
- 取引先との会話やメールで使用する
- 感情的な文脈で使い、相手に誤解を与える
- 初対面の相手や距離のある関係の相手に使う
- 過度に褒めたい場合でも、その表現として使う
「えげつない」のまとめ・注意点
「えげつない」という言葉は、現代において非常に多様な使われ方をする便利な形容詞の一つです。肯定的にも否定的にも用いることができ、驚きや圧倒される感情を表現する際によく使われます。しかし、語感がやや荒く、相手によっては攻撃的に響くこともあります。そのため、言葉を発する前に、誰に対して、どのような文脈で使うのかをよく考えることが大切です。特にビジネスや改まった場面では、丁寧で配慮のある言い回しに置き換えることが望まれます。友人や同僚との軽い会話では親しみや共感を込めて使えることもありますが、その際も相手の反応を見ながら注意深く言葉を選ぶことが必要です。「えげつない」は、その意味合いや使い方に誤解が生まれやすい言葉であるため、伝えたい内容がきちんと相手に伝わるよう、適切な語彙への置き換えも柔軟に対応していくと良いでしょう。場に応じた丁寧な言葉遣いが、相手との信頼関係を築く第一歩となります。
形容詞とは?
形容詞とは、ものや人の「ようす」をあらわすことばです
形容詞とは、色・大きさ・こころの動きなど、名詞のようすを説明することばでございます。
- 例:
- 青い 空 → 空の色を言います。
- 大きい ケーキ → ケーキの大きさを言います。
- うれしい 気持ち → 心の感じを言います。
おもに二つのグループがあります
| グループ | 例 | 名詞につけるとき | 文の終わりで使うとき |
|---|---|---|---|
| –い形容詞 | あたらしい、たかい | い をそのまま残します例:あたらしい 本 | 語尾をかえて活用します例:本があたらしかった です。 |
| –な形容詞 | しずかな、べんりな | 名詞の前で な を付けます例:しずかな 公園 | 文の終わりでは な が消えます例:公園はしずかです。 |
ポイント
- –い形容詞は語尾の「い」を変えて過去形(~かった)、否定形(~くない)などにできます。
- –な形容詞は「な」を取り、後ろに「です/でした/ではありません」などを付けます。
言葉の裏にあるニュアンス:形容詞を使うときに気をつけたいこと
日常会話の中で、何気なく使っている「形容詞」。
「かっこいい」「ヤバい」「うざい」「エモい」など、感情や印象を端的に伝えられる便利な言葉ですよね。
でも実はこの形容詞、文脈や相手との関係性によって、思わぬ誤解を招くことがあるって知っていますか?
同じ言葉でも「良い意味」「悪い意味」がある
たとえばこんな言葉。
- 「ヤバい」:
「この映画、マジでヤバい!」 → 最高!という意味。
「それはヤバいな…」 → 危ない・悪いという意味。 - 「エグい」:
「スキルがエグい!」 → めっちゃ上手い!
「その話エグいな…」 → きつすぎる、気持ち悪い。
こういった形容詞は、一見フランクで面白く感じられますが、相手が意味を取り違えると「失礼」に聞こえることも。
形容詞は「相手の価値観」によって刺さり方が変わる
ある人にとって「派手」は褒め言葉でも、別の人にとっては「悪口」に聞こえることがあります。
また、「細い」「オタクっぽい」「変わってる」など、善悪の評価が分かれる言葉は特に注意が必要です。
安心・信頼関係のある相手ならOK?でも…
たしかに、友達同士や同じノリの仲間内では、多少のスラングや誇張表現も通じやすいです。
しかし、たとえ仲のいい相手でも「言葉の選び方ひとつで、空気が変わる」ことはよくあります。
気持ちよく話すために:形容詞の選び方を見直そう
- 相手の反応を見ながら使う
相手が笑ってる?引いてる?微妙な表情?表情を読み取る力が大事です。 - 初対面やフォーマルな場では避ける
「スラング形容詞」はカジュアルすぎる印象を与えることがあります。 - 置き換えの語彙を持つ
「ヤバい」ばかりに頼らず、「印象的だった」「衝撃的」「クオリティが高い」など、場面に合わせた言い換えができると大人の余裕を感じさせます。
形容詞は、相手の気分を明るくもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるデリケートな言葉。
だからこそ、「誰に・どんな場面で・どう使うか」を意識して使うことで、より伝わる言葉、より伝わる人間関係が築けるはずです。

