SharePointがエクスプローラーで不安定?もう悩まない!原因徹底解明&解決ガイド
SharePointに保存されている大切なファイルを、いつものパソコンのフォルダのように「エクスプローラー」で開いて作業できるのは、本当に便利ですよね。ドラッグ&ドロップでファイルを移動したり、複数のファイルをまとめてコピーしたりと、作業効率がぐんと上がります。しかし、この便利な機能が、時々、フリーズしたり、エラーメッセージが出たり、ファイルが見えなくなったりと、不安定になってしまうことがあります。「なぜ急に動かなくなるんだろう?」「どうすれば、もっと安定して使えるようになるんだろう?」と、不安やイライラを感じる方も多いのではないでしょうか。
なぜSharePointはエクスプローラーで不安定になるの?
SharePointをエクスプローラーで表示する機能が不安定になるのは、まるで複雑な機械がうまくかみ合わないようなものです。様々な要素が絡み合っているため、一つの原因だけではないことが多いんです。ここでは、その主要な原因を一つずつ、まるでレントゲン写真を撮るように詳しく見ていきましょう。
1. パソコンとSharePointの「認証(サインイン)」情報がズレている、または古くなっている
SharePointは、あなたが許可された利用者であることを確認するために、常に「認証」を行っています。エクスプローラーからアクセスする場合も、この認証情報が正しく機能している必要があります。
- 原因の詳細:
- 期限切れの認証情報: ブラウザでSharePointにサインインした情報(いわゆるクッキーやセッション情報)には、有効期限があります。この期限が切れると、エクスプローラーからのアクセス時に「あなたは誰?」と認識されなくなり、接続が切れて不安定になります。
- 複数のアカウントの混在: 例えば、プライベートのMicrosoftアカウントと、会社で使っているMicrosoftアカウント(Microsoft 365アカウント)で、同じブラウザやパソコンにサインインしている場合です。パソコンがどちらのアカウントでSharePointにアクセスすればいいか迷ってしまい、認証が競合して不安定になることがあります。これは、複数の鍵を同時に使おうとして、どれが正しいか分からなくなるような状態ですね。
- キャッシュされた認証情報の破損: パソコンやブラウザが一時的に保存している認証情報が、何らかの理由で破損してしまうことがあります。これが原因で、サインインしているはずなのにアクセスできない、という状況が生まれます。
2. ファイルを「管理」する「OneDrive同期クライアント」の調子が悪い
現在、SharePointのライブラリ(ファイルを保管する場所)をエクスプローラーで開く最も安定した方法は、あなたのパソコンに入っている「OneDrive同期クライアント」という特別なアプリを使うことです。このアプリが、SharePointとあなたのパソコンのエクスプローラーの間で、ファイルの「鏡写し」を作ってくれる大切な役割を担っています。
原因
- OneDriveアプリの一時的な不具合: OneDriveアプリも、他のソフトウェアと同様に、一時的なエラーやバグで動きが不安定になることがあります。長時間稼働していたり、大量のファイルを処理したりすることで、不調になるケースもあります。
- 同期エラーの蓄積: ファイル名に禁止文字が含まれていたり、パスが長すぎたり、容量が大きすぎたりするファイルがあると、OneDriveはそれを同期できず、エラーを発生させます。この同期エラーが積み重なると、アプリ全体の動作が重くなり、不安定さにつながります。
- 他のソフトウェアとの競合: パソコンにインストールされているセキュリティソフト(ウイルス対策ソフトなど)や、他のクラウドストレージの同期アプリなどが、OneDriveの動作を邪魔してしまうことがあります。
3. インターネットの「道」がスムーズじゃない、または「道」が狭すぎる(ネットワーク環境の問題)
パソコンとSharePointは、インターネットという「道」を使ってつながっています。この「道」の品質が悪いと、どれだけパソコン側が頑張っても、安定したデータのやり取りはできません。
原因
- Wi-Fiの不安定さ: 無線LAN(Wi-Fi)の電波が弱かったり、混雑していたりすると、データの送受信が途切れて不安定になります。特に、大きなファイルをダウンロード・アップロードする際には、安定したWi-Fi接続が不可欠です。
- インターネット回線の速度不足: ご利用のインターネット回線の速度(帯域幅)が遅いと、SharePointから大量のデータを取得する際に時間がかかりすぎたり、途中でタイムアウトしてしまったりすることがあります。
- VPN接続による影響: 会社のネットワークにVPN(仮想プライベートネットワーク)で接続している場合、VPN自体が通信速度を低下させたり、特定の通信を制限したりすることがあります。これがSharePointへのアクセス速度や安定性に影響を与えることがあります。
- 社内ネットワークの負荷: 会社全体で同時に多くの人がネットワークを使っていたり、サーバーに負荷がかかっていたりすると、SharePointへのアクセスが遅くなったり、不安定になったりすることがあります。
4. SharePointサイトやライブラリ自体の「お部屋のルール」が複雑すぎる
SharePointのファイルが保存されている「ライブラリ」や、サイト自体の設定が、エクスプローラーからの操作に影響を与えることがあります。
原因
- ファイル名やパスの制限: SharePointでは、ファイル名やフォルダ名に特定の記号(例:
#、%、&、{、}など)を使うことが禁止されています。また、ファイルの「住所」(パス、つまりhttps://sharepoint.com/sites/チーム/文書/プロジェクトA/企画書/2025年/最終版/企画書_20250720_最終_承認済み.docxのような長さ)が長すぎると、WindowsのエクスプローラーやOneDriveがうまく処理できなくなることがあります(Windowsのパスの長さは通常256文字程度が上限)。 - 大量のアイテム数: 一つのライブラリやフォルダの中に、あまりにもたくさんのファイルやフォルダ(例えば、数万個以上)があると、エクスプローラーで表示する際に処理が重くなり、パフォーマンスが著しく低下します。
設定
- バージョン履歴: 各ファイルの変更履歴を無制限に保存する設定になっていると、ファイルサイズが肥大化し、同期やアクセスに時間がかかる原因になります。
- 必須の列やコンテンツタイプ: 特定の列への情報入力が必須になっていたり、複雑なコンテンツタイプが設定されていたりすると、エクスプローラーからファイルを直接保存・編集する際に問題が発生することがあります。
- チェックアウト/チェックイン: ファイルを編集する前に必ず「チェックアウト」が必要な設定になっている場合、エクスプローラーでの直接編集が難しくなります。
5. あなたのパソコン(Windows)のシステムや設定に問題がある
パソコンのOS(Windows)自体の一時的な不具合や、関連するサービスの設定が原因で、SharePointへのアクセスが不安定になることもあります。
原因
- Windowsの更新不足: OSが古いバージョンのままだと、既知のバグが修正されていなかったり、最新のSharePointとの互換性が低かったりすることがあります。
- ディスクの空き容量不足: パソコンのストレージ容量が不足していると、OneDriveがファイルを一時的に保存する場所がなくなり、同期エラーの原因になります。
- セキュリティソフトの干渉: ウイルス対策ソフトやファイアウォールが、OneDriveやSharePointへの通信をブロックしたり、スキャンに時間がかかったりして、動作を不安定にすることがあります。
「不安定」を完全に解決!あなたが今すぐ試せる
原因を理解できたところで、いよいよ具体的な解決策に入りましょう。これらの対処法は、一つずつ順番に試していくことで、原因を特定しやすくなり、最終的な解決に繋がります。焦らず、一つずつ丁寧に試してみてくださいね。
ステップ1:最も効果的!「OneDrive同期クライアント」を徹底的に確認・再設定する
SharePointをエクスプローラーで安定して使うためには、OneDrive同期クライアントが正常に機能していることが不可欠です。
- 対処法1-1:SharePointから「同期」を確実に開始する(これが最も推奨される方法です!)
- まず、不安定になるSharePointのライブラリ(フォルダ)を、Webブラウザ(Microsoft EdgeやGoogle Chromeなど)で開いてください。「ドキュメント」や「共有ドキュメント」といった、ファイルが保存されている場所です。
- 画面上部やツールバーの中に、「同期」というボタンが必ずあります。これを見つけて、クリックしてください。
- クリックすると、「OneDriveを開きますか?」のようなメッセージが表示されることがありますので、「はい」や「許可」を選んでください。
- すると、OneDrive同期クライアントが自動的に起動し、そのSharePointライブラリがあなたのパソコンのエクスプローラー(通常は「PC」の下の「OneDrive – [会社名]」フォルダ内)に表示されるようになります。これが、古い「エクスプローラーで表示」機能よりもはるかに安定してファイルを扱える、Microsoftが推奨する最新の方法です。
- ポイント: もし過去に「エクスプローラーで表示」機能を使っていたなら、その接続は不安定になりやすいので、この「同期」機能に切り替えることを強くおすすめします。
- 対処法1-2:OneDriveアプリを一度完全にリフレッシュする
- 一時的な不具合の解消: OneDriveアプリも長時間動き続けていると、ちょっと疲れてしまうことがあります。一度完全に終了させて、再起動することで、内部のエラーがリセットされ、調子が戻ることがよくあります。
- パソコンの画面右下(時計の近く)にある、雲のマーク(OneDriveのアイコン)を見つけてください。もし見つからなければ、上向きの矢印(隠れているアイコンを表示)をクリックしてみてください。
- この雲のマークをマウスの右ボタンでクリックします。
- メニューが表示されたら、「OneDriveを終了」または「ヘルプと設定」から「OneDriveを閉じる」といった項目を選びます。
- OneDriveが完全に終了したら、Windowsのスタートメニューから「OneDrive」と検索して、アプリをもう一度起動してください。
- 一時的な不具合の解消: OneDriveアプリも長時間動き続けていると、ちょっと疲れてしまうことがあります。一度完全に終了させて、再起動することで、内部のエラーがリセットされ、調子が戻ることがよくあります。
- 対処法1-3:OneDriveの同期設定を細かく確認する
- エラーの有無確認: 同期がうまくいかない原因を特定するために、OneDriveの設定画面をチェックします。
- 再度、パソコン画面右下の雲のマークを右クリックし、「設定」を選びます。
- 設定ウィンドウが開いたら、「アカウント」タブをクリックします。ここに、現在同期しているSharePointライブラリやOneDriveフォルダの一覧が表示されます。
- 同期エラーが発生している場合は、そのフォルダの横に赤い「×」マークや注意マークが表示されることがあります。マークがある場合は、それをクリックして、具体的なエラーメッセージを確認してください。メッセージに沿って対応することで解決できる場合があります。
- 「設定」タブをクリックし、「Office」セクションで「Officeアプリケーションを使用して、開いているファイルを同期する」のチェックボックスをオン(推奨)にします。これにより、WordやExcelなどのOfficeファイルを編集中でも、OneDriveが自動的に同期してくれるようになり、より安定します。
- 不要な同期の停止: もし、今はもう使っていないSharePointのフォルダが同期されているなら、それを停止することで、OneDriveの負担を減らすことができます。
- 「アカウント」タブで、不要なSharePointライブラリの横にある「同期の停止」をクリックします。
- エラーの有無確認: 同期がうまくいかない原因を特定するために、OneDriveの設定画面をチェックします。
- 対処法1-4:OneDriveアプリ自体を最新バージョンに更新する
- OneDriveアプリは、Microsoftによって常に改善されています。最新バージョンを使うことで、既知のバグが修正され、パフォーマンスが向上します。
- 通常、OneDriveは自動的に最新バージョンに更新されます。しかし、もし何らかの理由で更新されていないと感じる場合は、Microsoftの公式サイトから最新版をダウンロードして、手動でインストールすることも可能です。
- OneDriveアプリは、Microsoftによって常に改善されています。最新バージョンを使うことで、既知のバグが修正され、パフォーマンスが向上します。
- 対処法1-5:究極の手段!同期フォルダを一度完全に削除して再接続する
- 上記の方法でも改善しない場合、同期設定が根本的に破損している可能性があります。一度、同期設定を完全にリセットして、やり直す方法です。
- OneDriveアプリの同期を停止する: まず、対処法1-3の手順で、問題のSharePointライブラリの同期を停止します。
- パソコンのエクスプローラーから同期フォルダを削除する: OneDriveが同期していた、パソコンのエクスプローラー内の該当フォルダを削除します。(例:
C:\Users\あなたのユーザー名\OneDrive - [会社名]\ドキュメントのようなフォルダです。これらを削除しても、SharePoint上の元のファイルが消えることはありません。あくまでPC側の同期フォルダを削除するだけです。) - OneDriveアプリのリセット(最終手段):
- Windowsの検索バーに
cmdと入力し、「コマンドプロンプト」を管理者として実行します。 - 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。(このコマンドはOneDriveアプリを完全にリセットします。データが消えることはありませんが、再設定が必要になります。)
DOS
%localappdata%\Microsoft\OneDrive\onedrive.exe /reset - しばらく待つと、OneDriveアプリが自動的に再起動します。もし再起動しない場合は、手動でOneDriveアプリを起動してください。
- Windowsの検索バーに
- 再度SharePointから「同期」を開始する: 対処法1-1の手順に戻り、SharePointのブラウザ画面から「同期」ボタンをクリックし、同期を最初からやり直します。
- 上記の方法でも改善しない場合、同期設定が根本的に破損している可能性があります。一度、同期設定を完全にリセットして、やり直す方法です。
ステップ2:認証(サインイン)情報をきれいにする
パソコンやブラウザに保存されている、SharePointへのサインイン情報が原因で問題が起きることがあります。これをきれいにし直しましょう。
- 対処法2-1:ブラウザで完全にサインアウト&サインインし直す
- これは、最も簡単で効果的な方法の一つです。
- SharePointを開いているすべてのWebブラウザ(Microsoft Edge, Google Chromeなど)を閉じてください。
- 次に、再度ブラウザを開き、SharePointにアクセスします。
- SharePointの画面右上にあるあなたのプロフィールアイコンをクリックし、「サインアウト」を選びます。
- サインアウトが完了したら、ブラウザを完全に閉じます。
- もう一度ブラウザを開き、改めてSharePointにサインインし直してください。この時、正しいMicrosoft 365のアカウント(会社や学校のアカウント)でサインインしていることを必ず確認してくださいね。
- これは、最も簡単で効果的な方法の一つです。
- 対処法2-2:Windowsの「資格情報マネージャー」から古い情報を削除する
- Windowsは、あなたが入力したパスワードやサインイン情報を自動で記憶しています。ここに古い、または破損した情報が残っていると、それが邪魔をしてしまいます。
- Windowsの検索バーに「資格情報マネージャー」と入力して、表示された「資格情報マネージャー」アプリを開いてください。
- ウィンドウの左側にある「Windows資格情報」をクリックします。
- 「汎用資格情報」というセクションの中に、たくさんの項目が並んでいます。その中から、
MicrosoftOffice、SharePoint、OneDrive、またはSharePointのURLに関連するエントリを一つずつ探してください。 - 見つけたら、その項目をクリックして展開し、「削除」を選びます。関連しそうなものをすべて削除してください。(これにより、次にSharePointにアクセスする際に、パスワードを再入力するよう求められる場合がありますが、それで問題ありません。)
- 削除が完了したら、パソコンを再起動することをおすすめします。
- 再起動後、SharePointにアクセスし直して、OneDrive同期を試してください。
- Windowsは、あなたが入力したパスワードやサインイン情報を自動で記憶しています。ここに古い、または破損した情報が残っていると、それが邪魔をしてしまいます。
- 対処法2-3:ブラウザのキャッシュとCookieを定期的にクリアする
- ブラウザが一時的に保存しているデータ(キャッシュやCookie)が原因で、SharePointの動作がおかしくなることがあります。定期的に「お掃除」してあげましょう。
- Microsoft Edgeの場合:
- Edgeを開き、右上にある「設定など」(点が3つ並んだアイコン)をクリックします。
- 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」を選びます。
- 「閲覧データをクリア」セクションの「今すぐ閲覧データをクリア」の下にある「クリアするデータの選択」をクリックします。
- 「時間の範囲」を「すべての期間」に設定し、「閲覧の履歴」「ダウンロードの履歴」「Cookie およびその他のサイト データ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて、「今すぐクリア」をクリックします。
- Google Chromeの場合:
- Chromeを開き、右上にある「設定」(点が3つ並んだアイコン)をクリックします。
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データを削除」をクリックします。
- 「期間」を「全期間」に設定し、「閲覧履歴」「Cookie と他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて、「データを削除」をクリックします。
- ポイント: これを行うと、他のウェブサイトで自動ログインしている情報などもリセットされるため、再度ログインが必要になる場合があります。
- Microsoft Edgeの場合:
- ブラウザが一時的に保存しているデータ(キャッシュやCookie)が原因で、SharePointの動作がおかしくなることがあります。定期的に「お掃除」してあげましょう。
ステップ3:ネットワーク環境を徹底的に見直す
インターネットの接続品質は、SharePointの安定性に直結します。
- 対処法3-1:インターネット接続の安定性と速度を確認する
- 接続テスト: インターネット速度テストのウェブサイト(例:
speedtest.net)にアクセスして、現在のインターネット速度を測定してみてください。安定して高速な接続(ダウンロード速度が数十Mbps以上)が確保されているか確認します。 - 有線LAN接続を試す: もしWi-Fiで接続しているなら、可能であればパソコンとルーターをLANケーブルで直接つないで(有線LAN接続)、不安定さが改善されるか試してみてください。有線接続は、Wi-Fiよりもはるかに安定しています。
- Wi-Fi環境の改善: Wi-Fiを使用している場合、ルーターとパソコンの間に障害物がないか、距離が離れすぎていないかを確認してください。ルーターの再起動も有効な場合があります。
- 接続テスト: インターネット速度テストのウェブサイト(例:
- 対処法3-2:VPN接続の影響をチェックする
- 会社でVPN(Virtual Private Network)を使って社内ネットワークに接続している場合、VPN自体が通信速度を低下させたり、特定のポートをブロックしたりすることがあります。
- VPNを切断して試す: 可能であれば、一時的にVPNを切断した状態でSharePointへのアクセスを試してみてください。もしそれで安定するなら、VPN設定が原因の可能性があります。
- IT管理者への相談: VPNが原因である可能性が高い場合は、会社のIT管理者やネットワーク担当者に、SharePointへのアクセスが不安定になることを伝え、VPNの設定について相談してください。
- 会社でVPN(Virtual Private Network)を使って社内ネットワークに接続している場合、VPN自体が通信速度を低下させたり、特定のポートをブロックしたりすることがあります。
- 対処法3-3:社内ネットワークの負荷を確認する
- 多くの人が同時にネットワークを使っている時間帯や、会社のサーバーに負荷がかかっている時に、SharePointへのアクセスが遅くなることがあります。
- 時間帯を変えて試す: 可能であれば、ネットワークが比較的空いている時間帯(例: 早朝や夜間)にアクセスを試してみて、パフォーマンスが改善されるか確認してみてください。
- 多くの人が同時にネットワークを使っている時間帯や、会社のサーバーに負荷がかかっている時に、SharePointへのアクセスが遅くなることがあります。
ステップ4:SharePointライブラリの「お部屋のルール」を見直す
特定のSharePointライブラリでのみ問題が発生する場合、そのライブラリ自体の設定や内容に原因がある可能性があります。
- 対処法4-1:ファイル名やフォルダ名に「禁止文字」がないか、パスが長すぎないかを確認・修正する
- これが意外と盲点になることが多いです。SharePointやOneDriveが同期できない「お行儀の悪い」文字があります。
- ブラウザでSharePointライブラリを開き、問題のファイルやフォルダを探します。
- 名前に
#、%、&、{、}、~、(半角スペースが多すぎる場合)、?、:、<、>、"、|、*、/、\といった特殊文字が含まれていないか、特に注意して確認してください。これらの文字は、ファイルやフォルダの名前には使わないようにしましょう。見つけたら、名前を分かりやすい名前に変更してください。 - ファイルの「パス」の長さも確認します。パスとは、
https://yourcompany.sharepoint.com/sites/チーム/ドキュメント/プロジェクトA/企画書/2025年/最終版/企画書_20250720_最終_承認済み.docxのように、SharePointのサイト名からファイル名までの全てを含んだURLの長さのことです。これが256文字(または場合によってはもっと長い)を超えると、WindowsやOneDriveがうまく処理できなくなり、エラーの原因になります。- 対策: フォルダの階層を減らしたり、フォルダ名やファイル名を短くしたりして、パス全体の長さを短くするよう心がけましょう。
- これが意外と盲点になることが多いです。SharePointやOneDriveが同期できない「お行儀の悪い」文字があります。
- 対処法4-2:ライブラリ内の「アイテム数」が多すぎないか確認する
- 一つのライブラリやフォルダの中に、あまりにもたくさんのファイルやフォルダが直接入っていると、パフォーマンスが著しく低下することがあります。
- 目安: Microsoftの推奨としては、OneDriveが安定して同期できるのは30万アイテムまでと言われています。しかし、それ以下でも数万アイテムを超えると、同期や表示が重くなることがあります。
- 対策: 必要に応じて、ファイルを年度別やプロジェクト別など、サブフォルダに分けて整理するようにしましょう。これにより、一つ一つのフォルダのアイテム数を減らし、エクスプローラーでの表示速度を改善できます。
- 一つのライブラリやフォルダの中に、あまりにもたくさんのファイルやフォルダが直接入っていると、パフォーマンスが著しく低下することがあります。
- 対処法4-3:ライブラリの「バージョン履歴」や「チェックアウト」設定を見直す(管理者向け)
- これはSharePointの管理者権限が必要な設定ですが、もしあなたが管理者の方なら、これらの設定を確認してみてください。
- バージョン履歴: 各ファイルの変更履歴(バージョン)を無制限に保存する設定になっていると、ファイルサイズが肥大化し、同期やアクセスに時間がかかる原因になります。必要なバージョン数に制限することを検討してください。
- 必須の列・コンテンツタイプ: ライブラリに、ファイルをアップロードする際に「必ず入力してください」という項目(必須列)がたくさん設定されていたり、複雑な「コンテンツタイプ」が使われていたりすると、エクスプローラーから直接ファイルを保存・編集する際に問題が発生することがあります。
- チェックアウト/チェックイン: ファイルを編集する前に必ず「チェックアウト」が必要な設定になっている場合、エクスプローラーでの直接編集が難しくなります。これは意図的なセキュリティ設定かもしれませんが、もし不要であれば解除を検討してください。
- これはSharePointの管理者権限が必要な設定ですが、もしあなたが管理者の方なら、これらの設定を確認してみてください。
ステップ5:あなたのパソコン(Windows)のシステムを最終チェック!
OSレベルでの問題や、パソコンの設定が影響している可能性もあります。
- 対処法5-1:Windowsを最新の状態に更新する
- Windowsの更新には、既知のバグの修正や、システムのパフォーマンス改善、OneDriveアプリとの連携強化などが含まれていることが多いです。
- Windowsのスタートボタンをクリックし、「設定」(歯車のアイコン)を選びます。
- 「更新とセキュリティ」(または「Windows Update」)を選びます。
- 「更新プログラムのチェック」をクリックして、利用可能な更新があればすべてインストールしてください。インストール後は、パソコンの再起動が求められる場合があります。
- Windowsの更新には、既知のバグの修正や、システムのパフォーマンス改善、OneDriveアプリとの連携強化などが含まれていることが多いです。
- 対処法5-2:パソコンのディスク空き容量を確認する
- OneDriveがファイルを同期する際、一時的にパソコンのストレージ(Cドライブなど)を使います。空き容量が不足していると、同期がエラーになったり、パソコン全体の動きが遅くなったりします。
- エクスプローラーを開き、「PC」をクリックします。
- お使いのドライブ(通常はC:ドライブ)を右クリックして「プロパティ」を選び、「全般」タブで空き容量を確認してください。
- もし空き容量が少ない場合は、不要なファイルやアプリを削除して、容量を確保してください。
- OneDriveがファイルを同期する際、一時的にパソコンのストレージ(Cドライブなど)を使います。空き容量が不足していると、同期がエラーになったり、パソコン全体の動きが遅くなったりします。
- 対処法5-3:セキュリティソフトの影響を確認する
- お使いのウイルス対策ソフトやファイアウォールが、OneDriveやSharePointとの通信を過剰にブロックしたり、スキャンに時間がかかったりして、不安定さの原因になることがあります。
- 一時的に無効にして試す: (推奨されませんが、問題特定のため)一時的にセキュリティソフトを無効にした状態で、SharePointへのアクセスを試してみてください。もしこれで改善するなら、セキュリティソフトの設定が原因の可能性があります。
- OneDriveを例外に追加: セキュリティソフトの設定で、OneDriveアプリやSharePointのURLを「信頼できるアプリケーション」や「除外リスト」に追加することで、干渉を避けることができる場合があります。具体的な設定方法は、お使いのセキュリティソフトの説明書を確認してください。
- お使いのウイルス対策ソフトやファイアウォールが、OneDriveやSharePointとの通信を過剰にブロックしたり、スキャンに時間がかかったりして、不安定さの原因になることがあります。
最終手段:専門家への相談
上記全ての対処法を試しても問題が解決しない場合は、もしかしたら、より複雑な原因が潜んでいるかもしれません。
- 会社のIT管理者・システム管理者へ相談: あなたが所属する会社のIT部門やシステム管理者は、SharePointの全体的な設定、ネットワーク環境、サーバー側の問題など、より広範な視点から原因を特定し、解決策を提供できます。遠慮せずに、早めに相談することをおすすめします。発生したエラーメッセージや試した対処法を具体的に伝えると、スムーズにサポートを受けられます。

