「顔が広い」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文

「顔が広い」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文

「顔が広い」という慣用句は「知り合いや友人が多く、さまざまな分野に人脈があること」を指しています。単に友達が多いという意味にとどまらず、政治、経済、芸能、教育など、さまざまな業界や立場の人々とつながりがある人物を称賛する言葉として使われることが多いです。また、信頼されており、紹介などもスムーズにできるという含みもあり、評価されやすい特徴の一つとも言えます。

英語では、この意味合いを伝えるのに最も近い言い方は “well-connected” や “have a wide network” などです。たとえば、“He is well-connected in the business world.”(彼はビジネス界で人脈が広い)などのように使います。他にも “know a lot of people” や “socially active” といった表現も場合によっては代用可能ですが、「顔が広い」のように評価を含んだニュアンスを保ちたい場合は、やはり “well-connected” の方が的確です。

この言葉は日常生活においても、ビジネスや政治の世界でもよく登場します。たとえば、何か問題が起こった際に「○○さんに頼めば解決するかもしれない。あの人、顔が広いから」というように、信頼とネットワークの力を示す際にも重宝されます。また、顔が広い人はさまざまな情報を持っていることが多いため、相談相手やアドバイザーとしても重宝される存在です。

「顔が広い」の一般的な使い方

・彼は地元の名士で、政治家から商店街の店主まで誰とでも顔なじみだから、本当に顔が広いんだよ。
(He is a prominent figure in the community and knows everyone from politicians to local shop owners. He’s really well-connected.)

・芸能界に顔が広い彼女は、新人タレントをあっという間に売り込んでしまった。
(She has a wide network in the entertainment industry and quickly promoted the new talent.)

・転職の相談をしたら、顔が広い上司が何人か企業を紹介してくれた。
(When I talked about changing jobs, my well-connected boss introduced me to several companies.)

・顔が広いから、どんな困ったことも誰かしらに相談できるのが彼の強みだ。
(Because he is well-connected, his strength lies in being able to consult someone about any issue.)

・彼女は大学時代から顔が広く、今も同窓会の中心人物としてみんなに頼りにされている。
(She has had a wide network since her university days, and even now, she is a central figure everyone depends on at reunions.)

似ている言いまわし

  • 人脈がある
  • 付き合いが広い
  • 知り合いが多い
  • コネクションがある
  • 交友関係が広い

「顔が広い」をビジネスで使用する場面の例文と英語

ビジネスの場では、「顔が広い」という言葉は非常に有効な評価の一つとして使われます。特に営業や経営、マーケティング、人事など人との接点が多い職種では、「顔が広い人材」は会社にとって貴重な存在です。また、クライアントや業界関係者との強い関係性を持っている人物は、案件の獲得やプロジェクトの進行を円滑に進めるためにも信頼されます。

・弊社の営業部長は業界に顔が広く、新規取引先との契約もスムーズに進みました。
(Our sales director is well-connected in the industry, which helped secure a new business partnership smoothly.)

・顔が広い担当者がいたおかげで、交渉が驚くほど順調に進みました。
(Thanks to our well-connected representative, the negotiations progressed surprisingly smoothly.)

・プロジェクト立ち上げの際には、顔が広い彼の紹介で多くの有力な人材が集まりました。
(During the launch of the project, many influential professionals joined thanks to his wide network.)

・顔が広い社員が取引先とのパイプ役となり、信頼関係の構築に成功しました。
(A well-connected employee served as a liaison with our clients, successfully building trust.)

・顔が広い先輩がアドバイスしてくれたことで、社内調整も円滑に進みました。
(Thanks to the advice from my well-connected senior, the internal coordination went smoothly.)

「顔が広い」は目上の方にそのまま使ってよい?

「顔が広い」という言い回しは、日常会話では好意的な意味を持つため、自然に使われることが多いですが、目上の方や取引先に対してそのまま使うことは注意が必要です。なぜなら、「顔が広い」という言葉には若干くだけた印象があり、丁寧さや格式を重んじる場面では相手に軽く聞こえる可能性があるからです。たとえば、上司や取引先に対して「顔が広いですね」と言うと、場合によっては馴れ馴れしく聞こえ、相手を軽視しているような印象を与えることもありえます。

また、「顔が広い」という言葉は口語的な要素が強いため、ビジネス文書やメールではややカジュアルに映ることがあります。そのため、あくまで敬意を払いつつ、その方の人脈や信頼性を丁寧に表現する工夫が求められます。

  • 「顔が広いですね」ではなく、「多方面とのご縁をお持ちでいらっしゃるのですね」といったように表現を変える
  • 直接言うのではなく、間接的に「幅広いご関係性を築いていらっしゃるご様子に感銘を受けました」とする
  • 口語ではなく文語的な語彙に置き換えることで敬意を保つ

「顔が広い」の失礼がない言い換え

  • 多方面とのつながりをお持ちの方とお伺いしておりますが、ぜひご相談させていただければ幸いです。
  • さまざまなご関係性をお持ちでいらっしゃるご様子から、ぜひご意見を伺いたく存じます。
  • 幅広いご交流をお持ちとのことで、心強く感じております。今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。
  • 複数の業界に精通されているとお聞きし、ぜひご助言をいただければと考えております。
  • ご高名な方々との関係を築かれているとのことで、貴重なお話を伺えることを心より楽しみにしております。

適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?

書き出し

  • いつも格別のご配慮を賜り、心より感謝申し上げます。貴社の皆様には日頃よりご高配を賜っておりますこと、厚く御礼申し上げます。
  • これまでに何度もお力添えをいただいておりますこと、大変心強く、改めて深く感謝申し上げます。
  • 貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。お話しさせていただける機会をいただき、光栄に存じます。
  • 平素より格別のお引き立てを賜りまして、心より厚く御礼申し上げます。今後とも変わらぬご指導をお願い申し上げます。
  • 先日はご丁寧なご対応を賜り、誠にありがとうございました。今後もご助力を賜れますようお願い申し上げます。

締めの挨拶

  • 今後とも変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。貴社のますますのご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
  • 引き続きご厚情を賜れますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。今後とも末永いお付き合いをお願い申し上げます。
  • ご多用のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。引き続きのご指導をお願い申し上げます。
  • 末筆ながら、貴社の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
  • それでは何卒、よろしくお願い申し上げます。皆様のご活躍とご健康を心よりお祈り申し上げます。

注意する状況・場面は?

「顔が広い」という言葉は、たとえ善意で使っていたとしても、受け取る側によっては誤解を招く可能性があります。特に、相手との関係性がまだ浅い場合や、年齢や立場が離れている場合は注意が必要です。また、この言葉には「表面的な付き合いだけでは?」という否定的な解釈をされるリスクも含んでいます。真摯な関係性を重んじる相手には、むしろ失礼に当たる可能性があります。

また、社内の会話で「顔が広い人に頼もう」といった発言は、特定の人物に過度な期待を寄せることでプレッシャーをかけてしまうこともあります。無意識のうちに、相手に「コネを使え」と言っているように聞こえる場合もあるため、注意が必要です。

  • 目上の方や取引先に対して直接使う
  • 面識が浅い相手に軽く使ってしまう
  • 人間関係を頼りにしているような印象を与える
  • 社内で不公平感を生む言い回しとして扱われる
  • 本人の努力よりも交友関係ばかりを強調してしまう

細心の注意払った言い方

  • 貴殿がこれまでに築かれてこられた関係性を拝察するにつけ、非常に尊敬の念を抱いております。ぜひお知恵をお貸しいただければと存じます。
  • 各方面におけるご信頼の厚さを伺い、貴重なお話を拝聴できることを楽しみにしております。
  • 幅広いご交流を築かれておられるご様子に、深い感銘を受けました。今後の学びの機会として、大切にさせていただきたく存じます。
  • ご交友の豊かさから得られるご経験は、きっと我々にとっても学びの多いものと存じます。ぜひとも今後のご助言を賜りたく、お願い申し上げます。
  • 貴殿が築かれてこられた信頼とつながりは、非常に価値ある財産と存じます。そのような背景のもと、今後もご一緒させていただければ幸甚です。

「顔が広い」のまとめ・注意点

「顔が広い」という慣用句は、相手に対して称賛や信頼の意を伝えるときにとても便利で、日常生活でもビジネスでも幅広く使われています。しかし、使用する際にはその言葉が持つ軽やかさや親しみやすさが、時として無礼に受け取られる可能性があることを忘れてはなりません。