「結構です」目上の方や・ビジネスメール例文・合わせた書き出しと言い換えの書き方
「結構です」という表現は、相手からの提案や申し出、質問に対して「それで良い」「必要ない」「大丈夫」といった意味で使う日本語の言い回しです。一般的に、相手の好意や提案に対して遠慮や感謝の気持ちを込めつつ、断ったり同意しなかったりする場合に使用されます。
- 飲み物や食事の勧めを断る 「結構です」は食事や飲み物を勧められた際、あまりに遠慮しているときに使用します。「飲み物は結構です」などと使い、感謝の気持ちを伝えつつ自分の意向を伝えます。
- 提案やアイデアに対して断る 会議や日常の会話の中で、相手が提案してきたことに対して、「結構です」と答えることで、それに賛成しない、または断る意思を伝えることができます。
- 贈り物を断る もし相手が贈り物をしようとしているときに、「結構です」と断ることで、感謝を表しつつも、その贈り物が不必要であることを伝えます。
- 手伝いを断る 「結構です」を使うことで、相手が何か手伝おうとしているときに、感謝しつつ自分でできることを伝えることができます。
- 参加や誘いを断る イベントや活動に参加を促される際に、「結構です」と断ることで、丁寧に断りの意を伝えることができます。
「結構です」使用する際の注意点
失礼に聞こえないように心掛ける
「結構です」は、あくまで遠慮の意味で使いますが、誤って不親切に響くこともあります。状況に応じて、感謝の気持ちや配慮を込めて言うことが重要です。使う時には、声のトーンや表情、言い回しに気をつけましょう。
使いすぎない
頻繁に「結構です」を使うと、相手に冷たく思われたり、意図せずに失礼だと感じさせてしまうこともあります。適切なシチュエーションで使うようにしましょう。
感謝を忘れない
「結構です」という言葉には「断る」という意味が含まれますが、断りの気持ちとともに感謝を表現することが大切です。シンプルに「結構です」と言うだけでは、感謝の気持ちが伝わりにくいことがありますので、補足として「ありがとうございます」などの感謝の言葉を加えると、より丁寧な印象になります。
適切なシチュエーションを選ぶ
例えば、ビジネスの場面では、「結構です」だけだと無愛想に聞こえることもあります。こうした場合は、「結構です、ありがとうございます」と付け加えるなど、場面に応じた適切な使い方を心掛けましょう。
「結構です」他の失礼がない言い回し
- 「ありがたいのですが、今回は遠慮させていただきます」 より丁寧な言い回しで、「結構です」に近い意味合いで使えます。感謝を込めつつ、断る際に使う表現です。
- 「お心遣いに感謝しますが、結構です」 相手の心遣いを感じて感謝を表現しつつ、提案を断る言い回しです。ややフォーマルな場面に適しています。
- 「すみませんが、今回は遠慮いたします」 丁寧に断りたい時に使える表現で、相手に対する配慮が伝わります。
- 「せっかくですが、お気持ちだけ受け取らせていただきます」 断るだけではなく、相手の心意気を尊重する言い回しです。特に、贈り物や提案を断る時に使えます。
- 「お気遣いありがとうございます。結構です」 「結構です」に感謝の気持ちを加えた表現で、相手の好意に対する感謝を伝えつつ、断りの意思を示す言い回しです。
「結構です」を使用する際の書き出しの挨拶と締めの挨拶
書き出しの挨拶
食事や飲み物を遠慮する場合
「お世話になっております。
お心遣い、ありがとうございます。
ただ、飲み物は結構です。」
提案を断る場合
「お世話になっております。
○○の提案をいただき、ありがとうございます。
ただ、今回は結構です。」
贈り物を断る場合
「○○様、いつもご配慮いただきありがとうございます。
ただ、今回の贈り物は結構です。」
手伝いを断る場合
「お手伝いのお申し出、ありがとうございます。
ですが、結構ですのでご安心ください。」
誘いを断る場合
「お世話になっております。
○○のイベントにお誘いいただきありがとうございます。
ですが、結構です。」
「結構です」締めの挨拶
感謝を込めた締め
「お心遣いに感謝申し上げます。
引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。」
申し訳ない気持ちを込めた締め
「せっかくのご提案にお応えできず申し訳ありません。
今後ともよろしくお願いいたします。」
丁寧な感謝の気持ちを込めた締め
「ご配慮いただきありがとうございます。
またの機会にお力をお借りできればと思います。」
引き続きのお願いを込めた締め
「今回は結構ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
次回に期待を込めた締め
「今回は遠慮させていただきましたが、また次回を楽しみにしております。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」
「結構です」例文
ビジネスシーンでの例文
「お世話になっております。
○○様のご提案、大変ありがたく思いますが、今回は結構です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」
同僚への例文
「お疲れ様です。
お昼の食事のお誘いありがとうございます。
ただ、今回は結構です。また次回よろしくお願いします。」
クライアントへの例文
「お世話になっております。
○○の件、丁寧にご提案いただきありがとうございます。
ですが、今回は結構です。
今後ともよろしくお願い申し上げます。」
プライベートな場合の例文
「○○のイベントのお誘いありがとうございます。
ただ、今回は結構です。
また次回の機会を楽しみにしています。」
上司への例文
「お疲れ様です。
お手伝いのお申し出、ありがとうございます。
ですが、結構ですのでご心配無用です。
今後ともよろしくお願いいたします。」
目上の方への「結構です」
謙虚なご返答と深甚なる感謝の意
いつも多大なるご指導を賜り、誠にありがとうございます。
先般、○○に関しましてご配慮いただきましたが、弊社におきましては既に十分な体制を整えております。○○様のご厚意には深く感謝申し上げますが、どうぞご無用なさらず、そのままで結構でございます。
今後とも、○○様のご助言を糧に、着実に業務に邁進してまいる所存です。何卒、変わらぬご高配をお願い申し上げます。
末筆ながら、○○様のますますのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。
謹んだ御礼とお心遣いの返礼
平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
このたびは、○○に関するお申し出につきましてご配慮いただき、誠にありがとうございます。弊社におきましては、現状の計画で十分に対応可能と判断しており、追加のご手配やご心配は不要でございます。どうかお気遣いなく、今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。
重ねて、○○様のご健康と益々のご繁栄をお祈りいたします。
ご厚意に対する恐縮と自社体制のご報告
いつも大変お世話になっております。
先般ご提案いただきました○○に関しまして、○○様の温かいお気遣いに深く感謝しております。弊社では、既に内部にて十分な準備を完了しており、追加のご対応は不要と判断いたしております。何卒ご無用なさらず、引き続きご助言のみいただければと存じます。
今後とも、○○様の豊富なご経験をお借りしながら、確実に前進してまいる所存です。どうぞご自愛くださいませ。
謙譲の心を込めたお返事
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
○○様におかれましては、このたびのご提案につきまして多大なるご配慮をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。弊社においては、既存の体制で十分対応可能と判断しておりますので、どうぞご無用なさらず、そのままで結構でございます。
引き続き、○○様のご指導を仰ぎつつ、着実に業務を進めてまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。
ご厚意への感謝とご遠慮のお願い
いつも温かいご支援をいただき、誠にありがとうございます。
このたび、○○に関するご提案を頂戴いたしましたが、弊社では既に必要な対策を講じておりますため、追加のご配慮は不要と存じます。どうかお気遣いなく、そのままで結構でございます。
今後とも、○○様のご期待に添えるよう努力してまいる所存ですので、引き続きご高配をお願い申し上げます。
取引先企業への「結構です」
貴社のご厚意に対するお礼と現状のご報告
平素より大変お世話になっております。
このたび、○○に関するご提案をいただき、誠にありがとうございます。弊社では、既に内部にて十分な体制を整えておりますため、貴社におかれましては追加のご配慮やご調整は不要でございます。どうかご遠慮いただけますようお願い申し上げます。
今後とも、両社の円滑な連携を通じて、相互の発展に努めてまいりたく存じます。
ご提案に対する感謝と現状対応のご報告
いつも格別のお引き立てをいただき、心より感謝申し上げます。
貴社よりいただいた○○に関するご提案につきましては、弊社内で既に十分な対応策を講じておりますので、今後はご無用なご配慮は必要ございません。どうかお気遣いなく、そのままで結構でございます。
引き続き、貴社との良好な関係を維持し、共に事業の発展を目指してまいりたく存じます。
連携に関する現状の確認とご遠慮のお願い
平素よりお世話になっております。
このたびは、○○に関する貴社のご提案を頂戴し、誠にありがとうございます。弊社では、既に内部体制を整え、必要な準備は完了しておりますので、どうかご無用なお心遣いはなさらず、そのままで結構でございます。
今後とも、双方の協力関係をより一層強化していく所存です。何卒、よろしくお願い申し上げます。
貴社のご配慮への御礼と不要なご調整のご案内
平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
○○に関する件につきまして、貴社より多大なるご配慮をいただきましたこと、重ねて御礼申し上げます。弊社においては、既に十分な対策が整っておりますため、追加のご調整は不要でございます。どうかご安心いただければと存じます。
今後とも、より良いパートナーシップの構築に努めてまいりますので、引き続きご協力のほどお願い申し上げます。
現状対応の充実に対するご報告と感謝の意
いつも大変お世話になっております。
貴社よりいただいた○○に関するご提案につきまして、弊社では既に十分な内部調整を行っており、これ以上のご配慮は不要でございます。どうかご心配なさらず、そのままで結構でございます。
引き続き、両社の協力関係を深め、共に事業の発展を目指してまいりたく存じます。何卒、よろしくお願い申し上げます。
新規取引先への「結構です」
初回連絡における安心のご案内
初めまして。貴社の革新的な取り組みに深い敬意を表し、今回ご連絡させていただきます。
弊社では、○○に関する新規プロジェクトにつきまして、既に内部体制を万全に整えておりますので、追加のご調整やご配慮は不要でございます。どうかご安心いただければと存じます。
今後とも、貴社との協業により双方の発展を図るべく、全力で取り組んでまいる所存です。何卒、前向きなご検討をお願い申し上げます。
新たな連携に対する確固たる体制のご報告
初めまして。弊社は、○○分野における新規事業展開を計画しており、貴社との協業を強く希望しております。
既に弊社内では、必要な対策および準備が整っておりますため、どうかご不要なお気遣いはなさらず、そのままで結構でございます。
今後、貴社との連携を通じて新たな価値の創出に努めてまいりたく存じます。何卒、よろしくお願い申し上げます。
新規協業に向けた確実な準備のご報告
初めまして。貴社の先進的なアプローチに大変感銘を受け、今回ご連絡を差し上げます。
弊社では、○○に関する新規プロジェクトを推進するため、既に万全の準備を進めておりますので、貴社におかれましては余計なご配慮は不要でございます。
双方の強みを活かした協業体制の構築に向け、今後とも誠心誠意取り組んでまいる所存です。どうぞご安心くださいませ。
初回連絡における丁寧なご報告
初めまして。貴社のこれまでのご実績と業界内でのご評価に深い関心を抱いております。
弊社では、○○に関する新たな試みに際し、既に十分な内部調整と準備が完了しておりますので、どうかご遠慮なく、安心してお取り計らいくださいますようお願い申し上げます。
今後とも、貴社との連携を通じ、共に市場開拓を進めていく所存です。何卒、よろしくお願い申し上げます。
新規取引開始に伴う体制整備のご報告
初めまして。弊社は、○○分野で新たな事業展開を進めており、貴社との協業の可能性を強く感じております。
今回、○○に関するプロジェクトについては、既に内部にて十分な準備が整っておりますので、どうぞご不要なご配慮はなさらず、そのままで結構でございます。
今後、貴社との実りある連携を実現すべく、精一杯努めてまいる所存です。何卒、前向きなご検討をお願い申し上げます。
顧客・お客様への「結構です」
お客様へのご安心のご報告
平素より弊社製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただいた○○に関しましては、既に弊社にて十分な対策を講じておりますので、どうぞご安心いただければと存じます。お客様に追加のご負担をおかけする必要はございません。
今後とも、より良い製品とサービスの提供に努めてまいる所存です。何卒、変わらぬご支援をお願い申し上げます。
ご提案に対する安心のご案内
いつも弊社をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様からいただいた○○に関するご提案につきましては、弊社内部で既に対応策を整えておりますため、追加のご調整は不要でございます。どうぞお気遣いなく、今後ともご安心いただければ幸いです。
引き続き、お客様のご満足を第一に考え、品質向上に努めてまいる所存です。よろしくお願い申し上げます。
ご懸念なさらずにとお伝えするご報告
平素より格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
このたびのお問い合わせ○○につきましては、弊社において十分な対策を講じておりますので、どうかご心配なさらず、そのままで結構でございます。
今後とも、安心して弊社製品・サービスをご利用いただけるよう、努めてまいる所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。
ご安心いただける体制整備のご案内
いつも弊社のサービスをご利用いただき、心より感謝申し上げます。
○○に関するご質問につきましては、弊社内で既に必要な対応が完了しておりますので、どうかご懸念なくお任せいただければと存じます。
お客様におかれましては、今後とも安心してご利用いただけるよう、引き続き努力してまいる所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
お気遣いなくご利用いただける旨のご連絡
平素より弊社をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
お客様からのお問い合わせに関しまして、弊社では既に万全の体制を整えておりますので、追加のご対応やご心配は不要でございます。どうかご安心いただき、そのままで結構でございます。
今後とも、皆様に信頼いただけるサービス提供を目指し、精進してまいります。何卒、よろしくお願い申し上げます。
社内メールでの「結構です」
内部体制の充実に関するご報告
各位、いつもご苦労様です。
今回の○○に関する対応につきましては、既に各部署で十分な準備が整っておりますので、余計な追加対応は不要です。各自、通常業務に専念いただければと存じます。
今後も、円滑な業務遂行のために、引き続き情報共有と連携を深めてまいりましょう。何卒よろしくお願いいたします。
既存対応策の完備に関するお知らせ
お疲れ様です。
○○プロジェクトに関する現在の進捗状況についてご報告いたします。各部署において必要な対策は既に実施済みでございますので、これ以上のご対応は不要と判断しております。
引き続き、円滑な業務運営に努め、チーム一丸となって取り組んでまいりましょう。ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
体制整備の完了とご安心のお願い
各位、日頃のご尽力に感謝いたします。
今回の○○に関しては、既に全社で十分な対策を講じておりますので、各自、特段の追加対応は必要ございません。どうかご安心いただき、引き続き通常業務に励んでいただければ幸いです。
今後とも、業務効率の向上に努めるとともに、皆様のご協力をお願い申し上げます。
内部調整完了のご報告
お疲れ様です。
○○に関する件では、既に関連部署にて十分な調整が完了しておりますため、これ以上の追加措置は不要です。各自、今後も引き続き業務に専念していただけますようお願いいたします。
皆様の協力に感謝するとともに、今後のスムーズな業務運営を目指してまいりましょう。よろしくお願いいたします。
無用な追加対応不要のご連絡
各位、いつもご苦労様です。
○○プロジェクトに関しては、既に社内で万全の体制が整っておりますので、改めての追加対応やご調整は不要です。どうか無用なご心配なく、今後の業務に専念していただければと存じます。
今後も、引き続き全社一丸となって業務に取り組んでまいりましょう。よろしくお願いいたします。
「結構です」の注意とまとめ
取引先企業への連絡においては、双方の信頼関係を維持しながら、現状の準備状況を具体的に説明することで、不要な追加提案やご心配を解消する効果が期待されます。貴社のご厚意に対して感謝の意を示しながらも、現時点での対応策が十分である旨を伝えることで、今後の協業におけるスムーズな連絡が促進されます
新規取引先へのご連絡の場合、初対面であるため、相手に安心感と信頼感を与えることが特に重要です。弊社の内部体制が既に整っている旨を、具体的かつ丁寧に説明し、無用なご配慮は不要であると伝えることで、前向きな協業のスタートを切ることが可能となります。
顧客・お客様に対しては、日頃のご愛顧に対する感謝とともに、弊社の体制が万全であることを分かりやすく伝える必要があります。お客様に安心して製品やサービスをご利用いただけるよう、過度なご心配をおかけしない旨を表現することで、信頼感の向上と顧客満足度の維持に寄与します。
社内メールにおいては、各部署や社員が無用な追加対応に煩わされることなく、既に整った体制の下で業務に専念できるよう、明確かつ具体的な報告が求められます。内部の情報共有と連携を円滑に行うことで、組織全体の効率向上が図られ、各自が自信をもって業務を遂行できる環境が整います。
「結構です」は、シンプルでありながらも、相手の好意や提案に対する感謝と、自社の十分な対応体制を伝える重要なフレーズです。使用する際は、相手の立場や状況に応じた適切な言い換えや補足説明を加えることで、誤解を招かず、円滑なビジネスコミュニケーションが実現されます。