「末筆ではございますが」目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

「末筆ではございますが」目上にも使える?丁寧なビジネスメール例文・書き出しと締めの挨拶

  • 取引先やお客様への感謝を伝える際
    商談後や契約締結後、感謝を伝える際に、相手の健康や会社の発展を願う形で締めくくります。
  • 季節の挨拶や年始・年末のご挨拶
    年末年始や季節の節目に送るメールや手紙の最後に、相手の健康や繁栄を祈る形で使われます。
  • 異動や退職の挨拶
    自身の異動や退職を伝える際、これまでの感謝とともに相手の今後の活躍を願う形で使用されます。
  • お祝いのメッセージの締めくくり
    会社の創立記念や昇進祝いなど、お祝いの言葉を述べた後に、さらに相手の今後の成功を願う形で締めくくります。
  • お詫びや謝罪の際の結び
    謝罪やお詫びのメール・手紙の最後に、相手の理解を願いながら、今後の関係を良好に保つ意図で使用されることがあります。

「末筆ではございますが」使用する際の注意点

相手との関係に応じて適切な表現を選ぶ

「末筆ではございますが」は、丁寧な表現ではあるものの、ややかしこまった言い回しのため、フランクな社内メールや親しい取引先とのやりとりでは不自然になることがあります。相手との関係性を考慮し、より柔らかい言葉に言い換えることも必要です。

「末筆ながら」との違いに留意する

「末筆ではございますが」は、より丁寧な表現であり、格式ばった手紙やフォーマルなメールに適しています。一方、「末筆ながら」は若干カジュアルな印象があり、ビジネスシーンでも適度な距離感で使うことができます。状況に応じて使い分けるのがよいでしょう。

個人宛には「ご健康をお祈り申し上げます」などを使う

「末筆ではございますが、貴社のご発展をお祈り申し上げます」という表現は企業向けですが、個人宛のメールでは「末筆ではございますが、ご健康とご多幸をお祈り申し上げます」などと表現を変えるのが適切です。

他の失礼がない言いまわし

  1. 「結びとなりますが、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。」
    「末筆ではございますが」の代わりに、「結びとなりますが」を使い、より柔らかい印象を与える表現です。
  2. 「最後になりましたが、貴社のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。」
    「末筆ではございますが」を避けながらも、丁寧な表現を維持した言い換えです。
  3. 「結びにあたり、貴社のますますのご繁栄をお祈り申し上げます。」
    「結びにあたり」という言葉を使い、よりフォーマルな印象を与える表現です。
  4. 「末筆ながら、皆様のご健康と貴社のご隆盛をお祈り申し上げます。」
    「末筆ではございますが」よりもややカジュアルで、個人にも企業にも使いやすい表現です。
  5. 「貴社の発展と皆様のご多幸をお祈り申し上げます。」
    「末筆ではございますが」を省略し、ストレートに相手を気遣う言葉に変えた表現です。

「末筆ではございますが」書き出しの挨拶と締めの挨拶

取引先への書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。貴社の皆様には、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

締めの挨拶

末筆ではございますが、貴社の更なるご繁栄を心よりお祈り申し上げます。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

異動・退職時の書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

このたび、○○への異動(または退職)することとなりました。これまでのご厚誼に深く感謝申し上げます。

締めの挨拶

末筆ではございますが、貴社の今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。

年末年始の書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

締めの挨拶

末筆ではございますが、本年も貴社のご発展と皆様のご健康をお祈り申し上げます。変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。

新規取引開始の書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

このたび、ご縁をいただき、貴社とのお取引を開始させていただく運びとなりました。何卒よろしくお願い申し上げます。

締めの挨拶

末筆ではございますが、貴社の益々のご繁栄とご発展をお祈り申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

お祝いの際の書き出しと締めの挨拶

書き出しの挨拶

このたびは○○周年を迎えられましたこと、誠におめでとうございます。貴社のこれまでのご尽力に、心より敬意を表します。

締めの挨拶

末筆ではございますが、貴社の更なるご隆盛をお祈り申し上げます。今後とも変わらぬお付き合いを賜りますようお願い申し上げます。

「末筆ではございますが」目上の方へ使用する場合

真摯なご報告と結びのご挨拶

いつも大変お世話になっております。
先般のご指導に関しまして、迅速なご対応および貴重なご意見を賜り、誠にありがとうございました。
今回の件につきましては、私どもの調整不足により、一部ご期待に沿えない結果となりましたこと、深く反省しております。関係部署と再確認を重ね、今後は同様の事態が発生しないよう改善策を講じる所存です。
末筆ではございますが、引き続きご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします。


ご高配に対する深い感謝とお願い

いつもご高配を賜り、誠にありがとうございます。
先日は、急なご依頼に対し迅速にご対応いただき、重ねてお礼申し上げます。おかげさまで、当該案件が円滑に進行いたしました。
今後とも、より一層の注意を払い、万全の体制で業務に取り組む所存でございます。
末筆ではございますが、今後とも変わらぬご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご指導に深く感謝し、今後の改善をお約束申し上げます

いつも大変お世話になっております。
先日は、ご多忙の中、迅速なご対応と的確なご指導を賜り、誠にありがとうございました。
私どもの不手際により、十分なご説明ができなかった点については、関係各部署で再検証し、改善策を講じる所存です。
末筆ではございますが、引き続きご高配を賜りますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


お忙しい中、迅速なご対応に深謝申し上げます

いつもご指導いただき、誠にありがとうございます。
このたびは、急な依頼にもかかわらず迅速にご対応いただき、重ねて感謝申し上げます。いただいたご指導をもとに、業務改善に努め、再発防止策を講じるべく全力を尽くす所存です。
末筆ではございますが、今後ともご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご高配に深く感謝申し上げるとともに

いつも大変お世話になっております。
先日は、私どもの都合によりご迷惑をおかけしました件につきましても、迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。
今後は、同様の事態が再発しないよう、改善策を徹底して参る所存です。
末筆ではございますが、何卒今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.

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「末筆ではございますが」取引先の企業へ使用する場合

ご依頼に対するご協力への御礼とお願い

平素より大変お世話になっております。
先日は、急なご依頼にもかかわらず迅速にご対応いただき、心より感謝申し上げます。おかげさまで、案件が順調に進んでおります。
末筆ではございますが、今後とも変わらぬご協力とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


迅速なご対応に深謝申し上げ、今後の連携をお願い申し上げます

平素より格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
このたびは、弊社からの急な依頼に対し、迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。
末筆ではございますが、今後とも、より一層の連携強化を図ってまいりたく存じます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご対応いただいたことに対し重ねてお礼申し上げます

平素より大変お世話になっております。
先日は、急ぎの案件に際し、迅速なご対応をいただき誠にありがとうございました。貴社のおかげで、業務が円滑に進んでおります。
末筆ではございますが、引き続きご支援いただけますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


迅速なご対応とご協力に感謝いたします

平素より格別のお引き立てをいただき、誠にありがとうございます。
このたびは、弊社からの依頼に対し、迅速にご対応いただき、大変感謝しております。今後とも、より良い連携を図るために、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。
末筆ではございますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご多忙の中、迅速なご対応に感謝申し上げます

平素より大変お世話になっております。
先日は、急な依頼にもかかわらず迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。いただいたご協力により、案件が予定通り進行しております。
末筆ではございますが、今後ともご指導ご協力のほどお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.

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「末筆ではございますが」新規取引先へ使用する場合

初回ご提案に関するご対応への感謝

初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、弊社からのご提案に迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、初回のお打ち合わせが円滑に進み、今後のお取引に対して前向きなご検討をいただけたと存じます。
末筆ではございますが、今後とも双方にとって有益な関係を築けるよう、努めて参りたく存じます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初対面におけるご対応への深い感謝とお願い

初めまして。
突然のご連絡、失礼いたします。
このたびは、弊社のご提案に対し、迅速かつ丁寧にご対応いただき、心より感謝申し上げます。初回のお打ち合わせにより、双方の理解が深まり、今後の協力体制がより明確になったことを大変ありがたく感じております。
末筆ではございますが、引き続きご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初回ご提案のご対応に深く感謝いたします

初めまして。
弊社の□□と申します。
このたびは、初回ご提案に際し、迅速にご対応いただき誠にありがとうございました。おかげさまで、今後の具体的なお取引に向けた前向きな議論が始まり、大変嬉しく存じます。
末筆ではございますが、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初回ご連絡に際し、迅速なご対応に感謝申し上げます

初めまして。
弊社の□□でございます。
このたびは、弊社の初回ご提案に対し迅速にご対応いただき、心より感謝いたします。貴社のおかげで、初回のお打ち合わせがスムーズに進行し、今後の協力関係の構築に大変前向きな印象を抱いております。
末筆ではございますが、今後ともご高配のほどお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


初回ご提案の迅速なご対応に感謝いたします

初めまして。
弊社の□□と申します。
このたびは、弊社からの初回ご提案に迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで、今後のお取引に関する具体的な検討を進めることができました。
末筆ではございますが、何卒引き続きご検討賜りますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします

「末筆ではございますが」顧客・お客様へ使用する場合

ご愛顧に対する深い感謝と御礼

いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日は、急なご依頼に対し迅速にご対応いただき、誠に感謝しております。お客様のおかげで、業務が滞りなく進んでおります。
末筆ではございますが、今後ともより良いサービスの提供に努めて参りますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


お客様への感謝と迅速なご対応への御礼

いつも大変お世話になっております。
このたびは、弊社からの急なご依頼に対し、迅速にご対応いただき、心より感謝申し上げます。お客様のご協力により、スムーズに業務が進行しております。
末筆ではございますが、今後もお客様にご満足いただけるよう、サービス向上に努めて参る所存です。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご利用者様への御礼と今後のご案内について

いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日は、急ぎのご依頼に対し迅速なご対応をいただき、誠に感謝しております。おかげさまで、業務が円滑に進み、今後のサービス向上に向けた貴重なフィードバックを得ることができました。
末筆ではございますが、引き続きご愛顧いただけますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


お客様への迅速なご対応に心より感謝申し上げます

いつも大変お世話になっております。
このたびは、弊社からの依頼に対し、迅速にご対応いただきまして、誠にありがとうございます。お客様のお力添えにより、スムーズに業務が進行しております。
末筆ではございますが、今後とも変わらぬご愛顧のほどお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


ご注文に関する迅速なご対応への御礼

いつも弊社サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。
先日は、急なご注文に対し迅速にご対応いただき、重ねて御礼申し上げます。お客様のおかげで、業務が予定通りに進行しております。
末筆ではございますが、今後ともご満足いただけるサービスの提供に努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.

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「末筆ではございますが」社内メールで使用する場合

内部連絡:迅速な対応への感謝とお礼

各位
いつもお疲れ様です。
このたびは、急な案件に対し、皆様が迅速にご対応くださり、大変助かりました。重ねてお礼申し上げます。今後も、各部署間の連携を密にし、より円滑な業務運営を進める所存です。
どうぞよろしくお願いいたします.


チームへの感謝と迅速なご対応への御礼

皆さん、いつもお疲れ様です。
先日の急な依頼に対し、迅速にご対応いただき、誠にありがとうございました。皆さんのご協力のおかげで、プロジェクトが順調に進んでおります。重ねてお礼申し上げます。
引き続き、迅速な情報共有と連携にご協力いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします.


社内連絡:ご対応への御礼と今後の連携について

各位
お疲れ様です。
このたび、急ぎの案件に迅速に対応していただき、心より感謝しております。皆さんのおかげで、予定通りに業務を進めることができました。重ねてお礼申し上げます。
今後も、円滑な連携を図り、業務の効率化に努めて参りましょう。
どうぞよろしくお願いいたします.


内部連絡:迅速な対応に感謝し、再確認のお願い

各位
いつもお疲れ様です。
先日の案件につきまして、各部署が迅速に対応していただいたおかげで、業務が滞りなく進んでおります。皆様のご協力に、心より感謝いたします。重ねてお礼申し上げます。
今後も、引き続き状況の共有と連携の強化に努めていただけますようお願い申し上げます。
どうぞよろしくお願いいたします.


社内連絡:迅速なご対応とご協力に深謝申し上げます

各位
お疲れ様です。
このたびは、急な案件にもかかわらず、迅速に対応していただき誠にありがとうございました。皆さんのご尽力により、案件が予定通り進捗しております。重ねてお礼申し上げます。
今後とも、皆さんと協力して業務を円滑に進める所存です。
どうぞよろしくお願いいたします.

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「末筆ではございますが」を使用する際の注意点、まとめ

「末筆ではございますが」という表現は、文面の締めくくりにおいて、最後に補足事項やお願い、再度の感謝の意を伝える定型句として広く用いられます。使用にあたっては以下の点に十分留意してください。

【具体的な状況説明と感謝の背景】
– この定型句は、単に締めくくりとして用いるだけでなく、前段で述べた具体的な背景(例えば、迅速な対応への感謝、急な依頼に対するご協力、業務改善のためのご指導など)を受けた上で用いることで、より一層の誠意が伝わります。

【相手ごとに適切な敬語の使い分け】
– 目上の方には、より丁寧で堅実な表現(「末筆ではございますが、今後ともご指導のほどお願い申し上げます」など)を用い、取引先や顧客の場合は、相手に失礼がないよう配慮した表現を選びます。
– 社内の場合は、ややカジュアルな表現でも構いませんが、文面全体の一貫性を保ち、感謝の意や協力のお願いが明確に伝わるように工夫しましょう。

【全体の文面の一貫性】
– 冒頭のご挨拶から本文、そして締めの言葉に至るまで、全体として丁寧かつ明確な文面で構成することが重要です。特に「末筆ではございますが」を使用する際には、前段で既に感謝や依頼の内容を十分に伝えた上で、再度強調する形で締めると効果的です。

【改善策やフォローアップの記載】
– もし、先方からのご対応や今後のアクションについてフォローアップがある場合は、末筆の部分にその旨を簡潔に付記することで、前向きな姿勢を示すことができます。