「息が切れる」意味は?言い換えは?ビジネスでも使える?失礼ではない使い方例文
「息が切れる」という慣用句は、文字通りには呼吸が荒くなり、息を吸うのが困難になる状態を指しますが、日常会話や比喩的な場面では、単に「疲労困憊している」「精一杯で限界に達している」というニュアンスを持つ言葉としても使われます。特に走ったり、激しく動いた後など、身体的な疲労を訴える際に頻出します。また、仕事や勉強などで多忙を極めた際にも「もう息が切れそう」といった形で使われることがあります。
この言葉には「持続が困難になっている」「あと少しで限界を迎える」というニュアンスも含まれています。つまり、単に「息が荒い」だけでなく、「続けるのが難しい状況」「無理をし続けて限界に近づいている様子」を強調することもできます。
英語でこれを表す際には、状況によって異なりますが、身体的な意味であれば “out of breath”、精神的・比喩的な意味であれば “at the end of one’s rope” や “running out of steam” などが適切です。
たとえば、ビジネスにおいて膨大な作業量に対して、「このプロジェクトで息が切れそうだ」と言うと、単に疲れているというだけでなく、持ちこたえるのが難しいほど頑張っているというニュアンスが伝わります。つまり、「息が切れる」という言い回しは、肉体的・精神的限界の直前の状態を的確に表す、非常に深い意味を持った慣用句だと言えるのです。
「息が切れる」の一般的な例文と英語で言うと
- 長い階段を一気に駆け上がったら、息が切れてしばらく動けなかったです。
(After running up the long flight of stairs, I was out of breath and couldn’t move for a while.) - 締切前の作業でほとんど寝られず、息が切れるほど忙しかったです。
(I barely slept before the deadline and was so busy that I felt like I was running out of steam.) - あの試合は最後の最後まで息が切れるほど走っていて、本当に感動しました。
(They kept running until they were out of breath in the final moments of the match—it was truly moving.) - 子どもたちと一緒に公園で遊んでいたら、すぐに息が切れてしまいました。
(Playing with the kids in the park quickly left me out of breath.) - 息が切れるようなプレゼン続きで、少し休みが欲しい気分です。
(After back-to-back presentations that left me breathless, I feel like I need a break.)
似ている言い回し
- 息も絶え絶えになる
- 力尽きる
- 疲労困憊する
- 限界を迎える
- もうヘトヘトになる
「息が切れる」のビジネスで使用する場面の例文と英語
ビジネスの現場では「息が切れる」は、過度の業務負荷や連続した対応による疲弊を比喩的に表す際に使われます。たとえば、プロジェクトの終盤で精力を使い果たしそうな状況や、連日の会議対応で気力が削がれている状態などに使われます。ここでの「息が切れる」は、単なる疲労というより「やりきった感」「ギリギリまで頑張った姿勢」を含意します。
- 今週は新商品の対応に追われ、息が切れそうな毎日が続いております。
(This week has been filled with the launch of our new product, and I feel like I’m running out of breath every day.) - プレゼン準備で息が切れるほど資料作成に追われていました。
(I was overwhelmed preparing materials for the presentation—it felt like I was out of breath.) - 年末の締め作業で息が切れる状況ですが、あと一踏ん張りいたします。
(The year-end closing tasks are exhausting, but I’ll give it one last push.) - 会議対応に追われており、息が切れるような状態が続いております。
(I’ve been swamped with meetings and feel constantly out of breath.) - 納期に間に合わせるため、チーム全体が息が切れるような努力を重ねております。
(The whole team is making an exhausting effort to meet the deadline.)
「息が切れる」は目上の方にそのまま使ってよい?
「息が切れる」という表現は、日常的で親しみやすい印象がある一方で、ややくだけた響きを持つため、目上の方や取引先に直接使用する場合は注意が必要です。特に、口頭では感情が伝わりやすいため誤解されにくいですが、文面上では「疲れた」「参っている」といったネガティブな印象を与える可能性があります。
また、「息が切れる」という言い回しは主観的な感情表現であるため、ビジネスメールなどで使うと、やや感情的すぎる、あるいは自己中心的に聞こえてしまうおそれがあります。そのため、相手が役職者や取引先の場合には、できるだけ具体的かつ穏やかな言葉に置き換えることが望ましいです。
以下のような理由で注意が必要です。
- 感情的すぎてビジネスにふさわしくないと受け取られる
- 相手に心配をかけるような印象を与える
- プロフェッショナルな印象を損ねる可能性がある
「息が切れる」の失礼がない言い換え
- 現在も継続して多忙な状況が続いており、少々立て込んでおりますが、誠心誠意対応させていただきます。
- 業務が集中しているため、多少立て込んでおりますが、引き続き丁寧に取り組んでまいります。
- ご依頼事項に優先して対応させていただいており、只今全力を尽くしております。
- 多くの案件を同時進行で対応中ですが、順次丁寧に進めさせていただきますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
- 全体の作業量が非常に多くなっており、可能な限り早急に進めております。
適した書き出しの挨拶と締めの挨拶は?
書き出し
- 平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
- いつも大変お世話になっております。引き続きのご厚情に深く感謝申し上げます。
- ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。日頃より多大なるご協力をいただきありがとうございます。
- 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。何卒よろしくお願い申し上げます。
- 日頃よりお力添えをいただき、誠にありがとうございます。引き続きご指導のほどお願い申し上げます。
締めの挨拶
- 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。引き続きのご支援を心よりお願い申し上げます。
- ご多忙のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
- 本件につきましてご不明点などございましたら、どうぞお気軽にお申し付けくださいませ。
- ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。ご対応のほど、心より感謝申し上げます。
- 末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
注意する状況・場面は?
「息が切れる」という言葉は、その親しみやすい響きとは裏腹に、使いどころによっては相手に不快感や誤解を与える可能性があります。たとえば、真面目な場や初対面の相手とのやりとり、業務上の正式な連絡では、カジュアルすぎると受け取られかねません。また、体調不良を連想させるため、心配や不安を与える可能性もあります。特に、上司や役職者への報告で使うと、責任感が薄い印象を与えてしまう恐れがあります。
以下のような場面では使用を避けるのが賢明です。
- 初対面や堅い印象を求められるやりとり
- 契約交渉中や謝罪を含む文面
- 提案書・稟議書など公式文書
- クレーム対応や重要な報告
- 相手の体調や心配ごとに関する応対時
細心の注意払った言い方
- ご依頼いただいた件について、現在も集中して取り組んでおり、できる限り早期にご報告できるよう尽力しております。
- 多忙を極める状況ではございますが、誠意をもって対応を続けておりますので、何卒ご理解いただけますと幸いです。
- 本件につきましては、現在も鋭意対応中であり、細部まで確認のうえ、順次ご報告申し上げます。
- 状況が重なっておりますが、優先順位を明確にし、責任をもって進めております。今しばらくお時間を頂戴できますと幸いです。
- 業務負荷が高まっておりますが、確実な処理を心がけておりますので、引き続きご安心いただければと存じます。
「息が切れる」のまとめ・注意点
「息が切れる」という言い回しは、身体的な疲労だけでなく、精神的・業務的な限界を感じた際にも使用される非常に幅広い意味を持った言葉です。特に日常的な会話の中では共感を得やすく、感情を伝えるには非常に便利です。しかし、相手との関係性や場の空気を考えずに使ってしまうと、軽率に聞こえたり、失礼と受け取られる恐れもあります。
特にビジネスメールや正式なやりとりの場では、「息が切れる」といった主観的で感情的な言葉は避け、具体的で相手への配慮が感じられる表現に言い換えることが重要です。そうすることで、丁寧さと信頼感を保ちつつ、こちらの状況をしっかりと伝えることができます。
相手に安心感を与えながら、自身の状況を伝える言葉選びは、ビジネス上の信頼を積み重ねるうえで非常に重要です。適切な言い回しや表現力を身につけることで、より円滑なやりとりが実現できます。よって、「息が切れる」を使う際には、感情だけでなく、その背景や相手の立場を考慮し、最も適切な伝え方を選ぶよう心がけましょう。

