しめやか
読み方
しめやか
意味
物静かで落ち着いた様子や、厳粛でしみじみとした雰囲気を表します。特に、葬儀やお別れの場面など、しみじみとした感情が漂う厳粛な状況を表現する際に使われます。
語源
「しめやか」は古語の「しむ(染む)」から派生し、心に深く染み入るような静かな情感を意味しています。「静かな」という意味合いが強調される言葉です。
言い換えると
- 静かで落ち着いた
- 厳粛な
- 静謐な
- 落ち着いた雰囲気
使用する注意点
- 主にフォーマルな場面で使われ、日常会話ではあまり使われません。
- 主に葬儀や別れの場面で使われるため、ポジティブな場面には適しません。
目上の方に使える言葉?
目上の方にも使用可能ですが、慎重に文脈を選ぶ必要があります。敬意を持って厳粛な場面を描写する際に適しています。
ビジネスで適した例文
- お別れの会は、しめやかに進行されました。
- 弊社では、先日の故人を偲ぶ会をしめやかに執り行いました。
- しめやかな雰囲気の中、全員で哀悼の意を表しました。
- 会議室は、しめやかな空気に包まれておりました。
- 式典はしめやかに行われ、参列者一同が深い感慨に浸っていました。
どういう場面で使う言葉?
- 葬儀や追悼の場面
- 厳粛な会や行事を描写する際
- 静かで深い感情が漂う状況を表現する場合
使用した例文を5例
- 彼の告別式はしめやかに行われ、多くの友人が涙を流した。
- しめやかな雰囲気の中で、全員が故人を偲んだ。
- 別れの言葉を述べる場面は、しめやかで感動的だった。
- 会場全体がしめやかな空気に包まれていた。
- 式典は終始しめやかに進行し、参列者一同が深い敬意を払った。
失礼に当たる使い方
- 明るく楽しい場面で使用し、不適切な印象を与える場合。
- 必要以上に暗い印象を与える文脈で使用する場合。
- フォーマルでない場面で、堅苦しい印象を与える場合。
英語で言うと?
“Solemn”(厳粛な)や “Quiet and reflective”(静かで思索的な)が適しています。
どうしてその単語になったか
“Solemn” は厳粛で荘厳な雰囲気を表し、”Quiet and reflective” は静かで深い感情が漂う状況を示すため、「しめやか」のニュアンスに合致します。
英語での使用例
- “The memorial service was conducted in a solemn atmosphere.”
(追悼式はしめやかな雰囲気の中で行われました。) - “The room was quiet and reflective during the farewell speech.”
(別れの挨拶の間、部屋は静かでしめやかな空気に包まれていました。) - “The ceremony proceeded in a solemn and respectful manner.”
(式典はしめやかで敬意を込めた形で進行しました。) - “The gathering was marked by a quiet and solemn tone.”
(集まりは静かでしめやかな調子が特徴的でした。) - “The solemn atmosphere reflected the deep respect for the departed.”
(しめやかな雰囲気は、故人への深い敬意を表していました。)