相身互い(あいみたがい)|意味・言い換えは?英語では?敬語でメールの書き方・例文

相身互い(あいみたがい)

読み方

あいみたがい

意味

お互いに助け合うこと、理解し合うことを意味します。特に、人はそれぞれ困難を抱えて生きているので、他者に対して思いやりや協力を持つべきであるという教訓的な意味を持つ表現です。

語源

「相」は互い、「身」は自身や立場、「互い」は相互を表します。この言葉全体で「互いの立場を理解し、協力する」という意味を成しています。日本古来の道徳観や共同体意識を反映した表現です。

言い換えると

  • 助け合い
  • 思いやり
  • 支え合い
  • 協力

使用する注意点

  • 人間関係や共同作業において、前向きな協力や助け合いの精神を強調する際に使います。
  • 直接的な表現でないため、具体的な行動を伴わせると伝わりやすくなります。

目上の方に使える言葉?

目上の方にも使用できます。特に、謙虚な姿勢や相互の協力を表現する際には適切です。ただし、「お互い」のニュアンスを強調しすぎると失礼になる場合もあるため、文脈に注意しましょう。

ビジネスで適した例文

  • プロジェクト成功のためには、相身互いの精神で取り組むことが大切です。
  • チーム全体で相身互いに支え合いながら目標達成を目指しましょう。
  • 難しい状況でも、相身互いの協力が成功のカギとなります。
  • お互いの立場を理解し、相身互いの気持ちを持って進めていきましょう。
  • 相身互いの精神が、職場の良い雰囲気を作り出す要素となります。

どういう場面で使う言葉?

  • 助け合いや協力が必要な場面
  • お互いの立場を理解し、支え合う必要がある場面
  • 人間関係の重要性を強調する際

使用した例文を5例

  • 困ったときはお互い様です。相身互いで助け合いましょう。
  • 新しいプロジェクトには、相身互いの協力が欠かせません。
  • 職場では相身互いの精神を大切にしています。
  • 相身互いに努力することで、チーム全体が成長します。
  • 相身互いの気持ちが、信頼関係を築く第一歩です。

失礼に当たる使い方

  • 相手に対して「助けて当然」というニュアンスで使用し、感謝を欠く場合。
  • お互いに平等な立場でない場面で使用し、不適切に感じさせる場合。
  • 助けを強要するような文脈で使用する場合。

英語で言うと?

“Mutual support”(相互支援)や “Helping each other”(助け合い)が適しています。

どうしてその単語になったか

“Mutual support” は相互の助け合いを直接表現し、”Helping each other” は具体的にお互いに助け合う行為を示すため、「相身互い」の意味に対応します。

英語での使用例

  1. “Mutual support is essential for team success.”
    (相身互いの支援がチームの成功に欠かせません。)
  2. “We need to help each other to overcome these challenges.”
    (これらの課題を乗り越えるためには、相身互いに助け合う必要があります。)
  3. “A strong community is built on mutual support and understanding.”
    (強いコミュニティは、相身互いの支援と理解に基づいています。)
  4. “Helping each other during tough times is what makes us stronger.”
    (厳しい時に相身互いで助け合うことが、私たちを強くします。)
  5. “Mutual support creates a positive and productive workplace.”
    (相身互いの支援が、前向きで生産的な職場を作り出します。)